入国カードをもらう

フィリピンに到着すると入国審査を受けます。入国審査とはその国にやってきた外国人を入国させて良いかを審査することです。このページでは入国審査についてすべきこと、注意点などを順番に説明していきます。

まず「入国カード」についてです。入国カードとは自分の名前ややってきた目的などを記入するカードで、入国審査を受ける時に審査官に提出します。

入国カードはセブパシフィック航空の機内で無料でもらえます。フィリピン航空など普通の航空会社であれば客室乗務員が機内をまわり日本人っぽい人に渡してくれたり、寝ている間に座席の前のポケットに入れてくれていたりします。

ですがセブパシフィック航空でそこまで期待するのは無理です。到着するまでの間に配ってくれないこともよくあります。ですので搭乗したら早い段階で自分からもらいに行ってください。「Arrival Card」とだけ言えば何のことか理解してくれます。

また、記入するペンは機内で貸してもらえません。シートベルト着用のサインが点灯すると荷物棚の中に入れておいたカバンから自分のペンを取り出すことができません。また、着陸態勢に入ると座席のテーブルが使えなくなります。ですので入国カードは早いうちに書いてしまうことをおすすめします。

入国カードの書き方

入国カードの書き方ですが、漢字や平仮名などは使えません。使えるのはアルファベットと数字だけです。

入国カード 入国カード

左側の「MIDDLE NAME」は日本人にはありませんので空欄のままでかまいません。日付は日本とは異なり「月、日、年」の順で書くことに注意してください。職業については学生はStudent、社会人はOffice Workerでかまいません。入国審査で突っ込まれることはないです。

右側の番地・町名のところが長すぎて書ききれないということがあると思います。その場合は番地などを省略してかまいません。

宿泊先とはホテルや留学する学校などのことです。事前に調べておきましょう。ACR I-Cardとはフィリピンに60日以上滞在する外国人が取得する外国人登録証のようなものです。何のことか分からないという人は持っていない人ですので記入しなくてかまいません。

入国カード 入国カード

左側の出発地などの例は、「東京からまず台北に行って、そこで乗り換えてマニラに到着し、これから国内線に乗り換えてセブに行く」場合です。大阪からセブパシフィック航空の直行便でマニラに到着し、これからマニラ市内のホテルに行くということであれば、出発地のところに「OSAKA」と書くだけで良いです。

観光目的でフィリピンに来た人のほとんどは「Hotel、Holiday」になります。留学で来た人も入国審査で発給されるビザは観光ビザですので「Hotel、Holiday」と記入したほうが無難です。

右側の「TRAVELING ON PACKAGE TOUR」は団体旅行で来たという意味です。団体旅行でセブパシフィック航空を使うということはまずないでしょうからNOをチェックします。

入国審査の受け方

セブパシフィック航空でマニラ空港に到着すると、まず入国審査場へと向かいます。「Arrivals」と書かれた矢印に沿って行くのですが、よく分からない場合は周りにいる日本人のあとについて行ってください。

Arrivals

入国審査場はフィリピン人用と外国人用に分かれています。フィリピン人と日本人は見れば分かりますので、日本人がたくさん並んでいる方の列に並んで順番が来るのを待ちます。

順番が来たら入国審査官に入国カード、パスポート、帰りのチケットの3点を渡してください。フィリピンでは入国する際にフィリピンから出国するチケットを持っている必要があります。日本に帰るチケットではなく、第三国、例えばマレーシアやエジプトに出国するチケットでもかまいません。

出国チケットを持っていない外国人はいかなる理由があろうともフィリピンに入国することはできません。また、出発日が確定していないオープンチケットも認められません。留学を延長するかもしれないので出発日を確定できないといったような理由は一切通用しませんので注意してください。

入国審査官には媚びへつらう必要はありませんが紳士的に接してください。たまにフィリピン人を見下したような横柄な態度を取る勘違いした人がいますが、失礼な態度を取ったという理由で入国を拒否された日本人が過去にいます。注意してください。

入国審査で聞かれること

入国審査でいくつか質問されることがあります。聞かれる内容は「渡航目的、滞在期間、滞在期間が30日を超える場合はビザをどうするか」などです。

すべて英語で聞かれ、英語で答えなければなりません。英語が苦手だという人は文章ではなく単語だけで答えるようにしてください。

例えば渡航目的を聞かれ、「I go to Cebu to enjoy marine activities with my wife.」とか冷や汗かきながら無理して答える必要はありません。VacationとかHolidayとかPleasureとか観光に関係ありそうな単語を1つ2つ言えば入国審査官に言いたいことは伝わります。伝わればそれでOKです。

滞在期間も1weekというだけで良いです。16daysというのが発音的に自信ないなと思ったら2weeksでかまいません。その2日の違いを入国審査官はわざわざ突っ込んできません。ビザを延長するのであればVisa Extensionとだけ言えばそれで通じます。

なお、入国が認められると30日有効のビザのスタンプがパスポートに押されます。パスポートを返してもらったらビザのスタンプがあるかをその場で確認し、もし押されていなければ必ずその場で入国審査官に申告してください。

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