セブパシフィック航空、大阪-マニラ線を減便

セブパシフィック航空が9月1日から大阪-マニラ線を減便することになりました。Traicyが伝えました。(情報元:セブパシフィック航空、大阪/関西~マニラ線を減便)

セブパシフィック航空、大阪-マニラ線を減便

現在、セブパシフィック航空の大阪-マニラ線は下記のスケジュールで毎日運行されています。9月1日からは月曜日と金曜日の運行がなくなり、年末年始の多客期を除いて週5便に減便となります。

マニラ > 大阪(関西)
便名
運行曜日
出発
到着
828
毎日
15:20
19:55
大阪(関西) > マニラ
便名
運行曜日
出発
到着
827
毎日
20:40
23:50

セブパシフィック航空の大阪-マニラ線は2008年11月20日に開設され、今年3月に東京-マニラ線、名古屋-マニラ線が開設されるまではセブパシフィック航空が運航する唯一の日本路線でした。

運行開始当初は火・木・日の週3便でしたが、昨年12月20日からは週7便の毎日運行となり、日本からフィリピンへの留学生、日本からフィリピン、フィリピンから日本への観光客などの増加に支えられて順調に成長してきました。

しかし、2013年9月13日に日本とフィリピン両政府との間で航空自由化(オープンスカイ)協定が結ばれたことで両国間の航空事情が大きく変わることとなります。今年3月30日からフィリピン航空が東京-マニラ線などで週37便、セブパシフィック航空も週15便を新たに就航させ、両国間のフライトは倍以上に増えました。

特にその影響を大きく受けたのが大阪-マニラ線です。成田・羽田空港に比べて商圏人口が圧倒的に少ない関西空港で、従来マニラ線はセブパシフィック航空とフィリピン航空が毎日各1便の合計2便でしたが、今年3月30日からフィリピン航空が1便増便して週3便となりました。

また、名古屋-マニラ線でもフィリピン航空が毎日1便増便、セブパシフィック航空が週4便で新規就航したことにより、それまで大阪線を利用していた旅客の一部が名古屋線へと流れました。

さらに、セブパシフィック航空が東京、名古屋に就航したことにより、留学生やバックパッカーなど安いチケット代を狙って大阪線を利用していた首都圏、中京圏の旅客のほとんどが、セブパシフィック航空の東京線、名古屋線を利用するようになったことは想像に難くありません。


今年の3月以降、大幅な割引プロモーションがない時のセブパシフィック航空の日本出発片道最低運賃は、東京線、名古屋線が12,999円であるのに対して、大阪線は8,999円で推移しており、大阪線の苦戦をうかがわせていました。

日本・フィリピンの航空自由化で東京、名古屋に進出したセブパシフィック航空ですが、その一方で航空自由化のあおりを受け、大阪線減便に追い込まれたものと見られます。

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