セブパシフィック航空が今年11月を目処に羽田空港への就航を目指していることが分かりました。フィリピンの航空メディア、Philippine Flight Networkが伝えました。(情報元:CEBU PACIFIC EYES TOKYO HANEDA AIRPORT)
今年の3月30日にマニラ-東京成田線に就航したセブパシフィック航空ですが、今度は東京のメイン空港である羽田空港への就航を目指しています。就航にあたって狙っているのは、現在フィリピン航空が所持している発着枠です。
セブパシフィック航空の長距離路線部門の責任者であるAlex Reyes氏が語ったところによると、セブパシフィック航空はフィリピン航空が所持する週14枠の羽田空港の発着枠の内、現在使用していない7枠を割り当てることを民間航空局に対して求めています。
昨年9月に日本とフィリピンとの間で航空自由化協定が締結され、フィリピン航空は1日2便の羽田空港での発着枠を獲得しました。しかし、協定締結を受けて成田空港からマニラへの就航便数も増えた上、全日空が同じ羽田-マニラ線を最新鋭機であるボーイング787で新規開設するなど、日比間の提供座席数が急増しました。
このため、フィリピン航空は今年の3月30日に羽田-マニラ線を1日2便(週14便)で新規開設しましたが、搭乗率が思ったほど伸びなかったため、1か月後に同路線の2便の内の1便を運休させ現在に至っています。
セブパシフィック航空はこの7つの発着枠を自社に割り当てるように民間航空局に求めているのですが、同社のAlexander Lao副社長によるとこの手続きには数ヶ月かかり、同社が羽田空港に就航できるのは早くとも今年11月になるとのことです。
また同社長は、羽田空港が都心から30分の近距離にあるビジネス客中心の空港であることから、同路線に参入することで同社がビジネス客を獲得することができるとも語っています。
しかし、航空自由化協定の締結を受けてフィリピンに与えられた週14枠の羽田発着枠すべてがフィリピン航空に割り当てられた背景には、羽田空港がビジネス空港であるがゆえにビジネスクラスを持つフィリピン航空が就航すべきであると民間航空局が判断したという経緯があり、運休中の7枠がビジネスクラスを持たないセブパシフィック航空に割り当てられるとは限りません。さらに、同じフィリピンの格安航空会社であるエアアジア・ゼストもこの7つの発着枠の割り当てを民間航空局に求めています。
羽田空港の7枠がどの航空会社に割り当てられることになるのか、民間航空局の判断に注目が集まっています。
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