成田－セブ線、来年３月からセブパシフィックが就航決定！

成田－セブ線、来年３月からセブパシフィックが就航決定！

セブパシフィック航空が2015年3月から東京/成田－セブ線に新規就航することが分かりました。同社のプレスリリースで発表されました。（情報元：Cebu Pacific to launch direct Cebu-Tokyo flights）

フィリピン中部に位置するセブは、空港があるマクタン島の東海岸が世界的なビーチリゾート地として有名で、日本からも多くの観光客が訪れています。

また最近では英語を学ぶフィリピン留学の中心地として、日本人の大学生や社会人の渡航が激増しています。

従来、日本からセブへの直行便はフィリピン航空による成田－セブ線が1日2便運行されているだけでしたが、セブに渡航する日本人が増えたことでセブパシフィック航空が新たに同路線に参入することになりました。

同社の発表によると就航日は来年3月26日で、火木土日の週4便が運行されます。フライトスケジュールはセブ発が早朝5時55分で東京/成田着が11時20分、東京発は12時5分でセブ着は夕方16時25分となっています。

来年3月以降の通常割引最低価格はセブ発で2,488ペソを設定しており、既存のフィリピン航空便に比べて最大で60％安くなるとしています。

東京発着の最低価格は現在のところ片道6,299円で、諸税等も含めた往復料金は26,308円となっています。

フィリピン政府観光省は2015年を"Visit the Philippines Year"として、外国人観光客の受け入れ拡大を狙っています。これを受けて同社の副社長であるCandice Jennifer A. Iyog氏は、今回の東京－セブ直行便の開設で多くの日本人観光客が2015年にフィリピンに訪れることを願っていると述べました。

またセブは観光地であると同時に、ボラカイ、ボホール、シアルガオ、パラワンなどフィリピン国内の他のビーチリゾートへの中継点となっており、今回の東京－セブ直行便の開設でこれら他のリゾート地への日本人の渡航が増えることも期待されます。

一方、セブパシフィック航空はメインハブであるニノイ・アキノ国際空港に次ぐ第2の拠点としてセブ・マクタン空港のハブ機能を強化してきました。すでに同社のセブ発着路線は国内外25路線に広がっており、混雑が続くセブ空港の拡張工事への出資も表明しています。

このため、今回の東京－セブ線の開設は単に日本人観光客を狙っているだけではなく、フィリピン中部ヴィサヤ地方や南部ミンダナオ地方からセブ経由で日本へ渡航するフィリピン人客の獲得も視野においていると見られ、Iyog氏は会見で、新路線の開設時期は日本の花見のシーズンに当たり多くのフィリピン人観光客がセブから日本へ渡航することに期待を表明しました。

セブパシフィック航空は今年の3月にマニラ－東京、名古屋線を開設しましたが、その1か月後に日本政府観光局がフィリピンからの渡航者が急増したことを発表しています。今回の東京－セブ線の開設でフィリピン人訪日客がさらに増加することも予想されます。