セブパシフィック航空がイタリアへの就航を目指していることが分かりました。BusinessWorldOnlineが伝えました。(情報元:Cebu Pacific Air seeks gov’t permission for flights to Italy)
報道によると、セブパシフィック航空がフィリピン民間航空局に対して、マニラ-イタリア線でフィリピン航空に割り当てられている発着枠をセブパシフィックに再配分することを求めています。
フィリピンとイタリアは2013年9月5日に航空協定を結び、両国間で週4,800席、ボーイングB777やエアバスA330などの大型機換算で週14便の発着枠が設定されました。
これらの発着枠はすべてフィリピン航空に割り当てられましたが、同社はイタリア線に就航しておらず、この発着枠は未使用のままとなっています。イタリアの航空会社もフィリピンに就航しておらず、現在、フィリピンとイタリアを結ぶ直行便は運行されていません。
イタリアには17万人のフィリピン人出稼ぎ労働者が在住しており、ヨーロッパではイギリスに次いで第2位のフィリピン人在住国となっています。
また、多くのフィリピン人の出稼ぎ先として知られ、マニラやセブからも直行便がある香港やシンガポールのフィリピン人人口は19万人前後であり、17万人のイタリアは十分に採算性のある就航先と同社が判断したものと思われます。
今後、セブパシフィック航空がイタリアに就航すると、同社にとって初のヨーロッパ路線となります。
欧州委員会は安全性や管理体制を基準に、2006年から特定の国、航空会社に対してEU域内への乗り入れを禁止しています。フィリピンは国の航空安全体制が問題とされ、2010年3月30日からすべての航空会社がEU域内への乗り入れが禁止されてきました。
その後、2013年7月13日にフィリピン航空への措置が解除され、同社はロンドンへの就航を果たしましたが、セブパシフィック航空への禁止措置は継続されています。
しかし、昨年4月にアメリカ連邦航空局が従来アメリカへの乗り入れを禁止していたセブパシフィック航空を、乗り入れが認められる安全基準であるカテゴリー1に格上げしたことから、欧州委員会の禁止措置が同様に解除されることを同社が期待しているものと思われます。
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