セブパシフィック航空がマニラ-ダンマーム(サウジアラビア)線を休止することが分かりました。フィリピンのネットメディアRapplerが伝えました。(情報元:Cebu Pacific to suspend Manila-Dammam route)
それによると、マニラ-ダンマーム線は3月30日で休止となります。その理由について同社の長距離部門を担当するAlex Reyes氏は搭乗率の低迷であると明言しました。
マニラ-ダンマーム線は2014年10月4日に開設されました。ダンマームはサウジアラビア東部の都市で周辺部も含めると人口は200万人を数えます。サウジアラビアには100万人以上のフィリピン人出稼ぎ労働者がいるため、ダンマーム線はこれらの需要を獲得するものと思われました。
しかしその思惑に反して搭乗率は低迷した模様で、当初エコノミークラス436席のエアバスA330-300機で週3往復を就航させましたが、今年2月には2往復に減便されていました。ダンマーム線は就航からわずか半年足らずでその役割を終えることとなります。
その一方でセブパシフィック航空はフィリピン運輸当局に対してオーストラリア線やシンガポール線の増便を求めている他、ハワイやグアム、アメリカ本土、さらにヨーロッパへの就航も狙っています。先日も同社の6機目となるエアバスA330型機が納入されたばかりです。
東南アジアのLCC市場ではエアアジアの長距離部門エアアジアXが4期連続で赤字を計上するなど熾烈な競争が続いています。今回のダンマーム線休止はセブパシフィックが運行路線の選択と集中に乗り出したものとして注目されます。
なお、すでに予約済みの乗客に対しては購入代金の全額返還などが行われるとのことです。
このサイトではセブパシフィック航空の割引きプロモーションの情報をツイッターでお知らせしています。
セブパシフィック航空のチケットをお得な割引き価格で購入できるプロモーションセールのスタートをいち早く発信するほか、新路線の開設、フライトスケジュールの変更などもお知らせしていますので、ぜひフォローして下さい! → @cebupaさんをフォロー