さぁ、2日目です。今日から本格的にフエ観光。まずはホテルの朝食から。名物料理「ブン・ボー・フエ」です。昨日のダナンのナンチャッテとは違う本格派。美味しかったです。
ただ、あっさりしすぎて今ひとつ物足りない。食べた気がしない。
ってことで、昨日の焼き飯が美味しかった食堂へ。注文したのは「Mi Xao Men(ミー・サオ・メン)」、硬麺じゃないあんかけ焼きそばです。
これが美味しかった。麺自体が美味しい上に具だくさん。日本に持ってきても絶対はやると思います。これで40,000ドン、日本円で200円。つくづく良い国です。笑
食後の散歩も兼ねてブラブラ歩くこと小一時間、ようやくフエ王宮の入り口に到着しました。ここからが旧市街です。
橋の上から眺めたお堀。中国の西安城を彷彿とさせます。
城門。良い雰囲気出してますねぇ。と、思ったのですが。
きっと復元したか修理したものだと思うのですが、なんというか、仕事が雑。
城門の内側ですが、コンクリートに漆喰を塗って、そこにレンガ積みっぽく絵を描いただけ。うーん、残念感が漂ってきたぞ~
風を受けてはためくベトナム国旗を眺めながら奥へ。
次なる城門が姿を表しました。修復中のようです。
深く考えずにさっさと進めば良いのでしょうが、どうしても細かいところが気になる性格なものでして…
壁に水が流れたような跡がありますよね。降った雨水がところどころに設けた穴から流れ出るようになっています。
それ自体はこういった建物ではごく普通なのですが。
これ見てください。穴です。ズバリそのまま穴です。いや、これはあり得ないでしょ。
こういう箇所って龍の口にしてたり、カエルが口開けてたり、なんらかの意匠を凝らすものです。普通にそのまま穴って、なんかガクッときちゃうんだよなぁ。
さらに奥の建物などなども見てみたのですが。こういう建築を初めてみる西洋人だったら感動すると思うんです。
でも、フエ王宮って中国の柵封下にあったグエン朝が作ったものですから、身も蓋もない言い方をすると、故宮の劣化コピーなわけです。(言っちゃった!)
だから、故宮とか西安城壁とか本物を見た人がフエ王宮を見ると、悪くはないんだけどなんだかなぁ、って。特上のうな重食べた後に並みのうな丼食べるみたいな。笑
まぁ、入場料500円ですから、それからすると十二分なんですが。見応えがないのでスパッと打ち切り。北門から外に出て街歩きに切り替えました。
ちなみに、あとで見た王宮美術館みたいなのは良かったです。展示物はまったく大したことないのですが、建物自体、特に内部がすごく趣があって良かったです。壁とか天井とか30分くらいかけてじっくり見させてもらいました。
中の人に聞いたところ、1845年に建てられたもので、別の場所からここに解体移転させたそうです。これは見る価値有りです。ぜひぜひ!
さぁ、ここからは僕のライフワーク、ブラブラ街歩きです。完全なだらだらワールド突入ですので、ついてこれる方だけついてきてください。笑
いきなり強烈なものが出てきました。薬屋の店頭に立つ、そのものズバリの看板娘です!
フエの街にはこれと同じようなものがあちこちにありました。服が青というのは同じなのですが、顔が写真だったりイラストだったり、お店の名前の部分に電飾が付いてるものがあったり。こういうの研究テーマにしたくなっちゃいます。
ブルーベリーという名のカフェ。ブルーベリーコーヒーでも出すのでしょうか?
こちらは散髪屋さん。日本だと「バーバー」なんですが、ベトナムでは「BeBe」です。床屋でベーベーっていかがなものか?
天秤棒を担いで歩く行商のおばちゃん。野菜を売ってました。
このベトナムの菅笠、「ノン」というのですが、1年半ほど前にホーチミン・シティに行った時はあまり見かけませんでした。フエはけっこう多かったです。
こちらのおばちゃんはプラスチックのかご各種。積むのも大変でしょうが、注文された商品を取るのはもっと大変そう。
良さ気な路地があったので入ってみると住宅街でした。これがなかなかおしゃれな家が多くて。
フランス建築の影響が残ってるのでしょうか? 小さいながらも小洒落たお家がたくさんありました。日本の建売よりもよっぽど魅力的。
小腹がすいたなと思いながら歩いていると、地元の人が道端で軽食中。のぞいてみるとおばちゃんが手招きで寄って行け、と。
出てきたのはベトナム名物の生春巻き。ムチムチしてておいしかったです。おばちゃんが春巻き巻いた手でそのままお金を受け渡しとか、もちろん気にしません。笑) 6つで20,000ドン。
フエの街でよく見たのがこの黄色い小さなキク科の花です。柱の左手に紫色の線香が見えますよね。仏教系の何かなんだと思います。街のあちこちで売られていました。
住宅街のど真ん中に現れたカラオケ。日本が産んだ世界の文化です。ベトナムの人も好きなんでしょうね。
この写真を撮ったあと道を進むと、次から次へとカラオケが出てきました。住宅街にカラオケ通り。なんでかなぁ?
こちらは金魚屋さんです。小さな熱帯魚も売っていましたが、圧倒的に金魚が多かったです。右下のおっちゃんが真剣な目で選んでます。
本屋さんで見つけたのがこちら。見にくいかもしれませんが、左から豚、鶏、辰、ネズミ、十二支です。旧正月前でしたので、干支ごとの来年の運勢占いみたいなものだと思います。
フランスパンが美味しかったり、東洋らしからぬ色使いの住宅があったり、街のあちこちにカフェがあったり、フランスの影響が各所に見えるのですが、それでもやっぱり日本と同じ中華文化圏なんですね。
翌日も街歩き。出ました看板娘。イラストバージョンです。写真では分かりにくいのですが、ちょっと顔が怖いです。病状悪化しそう。
大きい建物があったので表札みたいなのを読もうとしたのですが。ベトナム語ってアルファベットに付く発音記号みたいなのが種類がいろいろあって複雑で分かりにくそう。
そして今日の一番のお目当てだったのがこちら。フエの名門校「Quoc Hoc高校」です。
どれくらい名門かって、写真はこの高校の紹介文ですが、真ん中に「Ho Chi Minh」って書いてますよね。ベトナムの国父、ホーチミン主席の母校なんです。
伝統を感じさせる赤レンガの建物。
これだけ立派できれいな高校って初めてみました。日曜日で学生がいなくて静かだったのもあって、歴史の持つ重厚さを感じさせるものがありました。
フエに行ったらぜひ訪れてみてください。フエ一番の観光スポットです。いや、観光なんて言ったら失礼かもしれない。とにかくオススメです!
フエの街でとにかくよく見かけるのがカフェ。ベトナムはコーヒー豆の産地ですから、生活にコーヒーが溶け込んでいるのでしょう。
カフェでコーヒーを飲みながら話をしたりトランプをしたり。老若男女を問わずそういう光景をよく目にしました。
そしてこちら。コーヒーかお茶を飲みながらというのはカフェと同じなのですが、なぜか横一列に整列、そしてお客さんは男性だけ。何だ、これ?
表にまわってみて謎が解決。鳥の鳴き合わせです。ウグイスかメジロだと思うのですが、各自が飼っている鳥を持ち寄り鳴き合わせをしているのです。日本でも鳴き合わせはありますが、ベトナムにもあるんですね。
おっさんたちが横一列に並んで、愛おしそうに鳥を眺める。微笑ましくもあり、でも、知らない人が見たら異様な光景ですね。苦笑) でもなんで男性だけなのかな?
次に向かったのは、いや、ブラブラ歩いてて偶然行き着いたのは、フエ大学附属病院。日本でもそうですけど、大きな病院って勝手に入ってぶらついてても何も言われないんですよね。
日本の病院と基本変わらんな、と思って歩いていると、何かの医療機器を説明したポスターが。
鼻に管をさしたご婦人が笑顔。やはり日本人とベトナム人では感覚が違うようです。
ちょっと気になったのがこちら。救急外来の入口なんですが、EMERGENCYの下に電話番号が書かれています。119番制度みたいなのがないんですかね?
これ、もしかしたら救急車は有料? ちなみにフィリピンは有料で前払いです。
病院を後にしてブラブラと。何か食べたいなと思っていたらバインミーの屋台が。バインミーはバケットサンドのことです。さっそく注文。
バケットを開いて唐辛子のソースとバターを塗り、左手のフライパンで目玉焼きを作りってバケットにはさむ。味の素みたいなのをふりかけて出来上がりです。
お値段7,000ドン、日本円で35円。外はパリっと中はモチモチの美味しいバケットに熱々の目玉焼き。バインミー大好き!
ではこのバケット、もともとのお値段はいくらくらいなのか? スーパーに行ってみてみましょう。
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