ハノイ2日目。10時前にホテルを出てぶらぶら歩いていると、何やらお祝い事をやっている様子。
こちらは参列者っぽいですね。アオザイを着ている人もいます。
右手前の筒は爆竹かと思っていたら、しばらくして破裂音とともに筒の先から紙吹雪が吹き上がり、1枚目の写真の人たちがお供え物のようなものを持って列を作って家の中に入って行きました。
これ、きっと結納ですね。新郎が手配した結納品を花嫁の家へ。まさかベトナムで日本と同じこんな風習が現役で残っているとは思いもしませんでした。おもしろいですね。
この日はハノイ市西部の観光スポットを見てまわりました。その感想というか、ぶっちゃけ見に行く価値あるの?について僕なりの評価をしてみようと思います。
まずこちらはホーチミン廟。故ホーチミン主席の遺体が安置されています。
これはいろいろと考えさせられます。金日成、毛沢東両主席もそうですが、こういった装置を使わないと社会の安定を保てないのか。そんな社会主義ってどうなのか。でも中国とベトナムはもはやこういう装置は必要なくなっているのではないか。
そして何より、死んでも安眠させてもらえない、死んだ後もこうして姿を晒すことで働き続きなければならない。お気の毒だなぁと、しみじみ思いました。入場料も無料ですので、いろんな意味で行く価値はあると思います。
次に「One Pillar Pagoda」、1本の支柱で立っている寺院とのことだったのですが。いやぁ、ご覧の通りです。寺院は好きなので数々見てきましたが、史上最大のガッカリ感でした。外から眺められますのでそれで十分かと。
同じ敷地内にある3つ目はホーチミン博物館です。ホーチミンの生涯とその時代のベトナムに関する歴史的な資料の数々が展示されています。
これは評価が分かれると思います。この時代の歴史やホーチミンに関心がある人にはおもしろいはずです。それらに興味のかけらもない人には時間とお金のムダです。
おもしろい写真もあるんですけどね。ホーチミンさんも悩むことがあったんだなぁとか。
個人的に気に入ったのはこれ。ベトナムとソ連の蜜月時代のポスターか何か。マトリューシカとベトナムの民族衣装を着た人形が手をつないで並んでいます。デザイン的に気に入りました。
ハノイの観光スポットで多くの人が訪れる文廟。ベトナムの科挙に合格した人を称える系です。
有名スポットなんですが… ミニチュア中国というか。山東省曲阜の孔子廟に比べるとチャチイといいますか。
亀の上に合格者の銘板が乗っているのですが、大きさが中国の3分の1くらい。
中華系の文化を初めて見るならば訪れる価値はあると思います。ですが、中国を観光旅行した人にはまったくの拍子抜けだと思います。
これに3万ドン払うくらいなら地場の食堂で美味しいフォーを食べたほうが良いなぁ。笑
その文廟の北隣にあるのにほとんどの観光客がスルーするハノイ美術館。ここは良かったです。
ベトナム国内で発掘された彫刻などが並びます。こちらはライオン。表情が豊かです。
こちらはガルーダ。クメール文化の影響も受けているのでしょうか。
現代絵画もたくさん展示されています。個人的にはこれに引きつけられました。電線の絡まり方を見てマニラを思い出しました。笑
この美術館、地階から3階まで4フロアにぎっしり展示物があります。じっくり見てまわったら2時間くらいかかるかもしれません。美術系が好きな人にはオススメです。
ということでハノイの観光スポット、僕的にはホーチミン廟とハノイ美術館がおすすめです。ですが…
玉子売りの行商のおばちゃん。売ってるのは玉子だけと思いきや、
赤いのがちょっと見えますか? 鶏のとさかです。玉子だけじゃなく鶏も売ってました!
観光スポットも良いんですが、やっぱり僕はこういうののほうが好きです!笑
ハノイ最終日。街を歩いていると熱心に商品を物色するお客さん。何を?
ずらっと並んだ赤い小さな袋。お年玉袋です。中国でもお年玉袋は「紅袋」といって真っ赤です。ここにも中華文化の影響が見て取れます。
絶対パテント取ってないと思いますが。このあたりも中国と同じ文化ですかね?笑
ベトナムは旧暦の国です。今年の旧正月(テト)は2月18日。お正月直前で、正月飾りを扱うお店は大繁盛。
この通りはそういったお店が集中して並んでいるのですが、どこの店もお客さんでいっぱいでした。
「Van Su Nhu Y」 たぶん中国語の「万事如意」のベトナム語の発音だろうなぁ。年の瀬のハノイの街。お正月ムードで一杯でした。
ハノイ最終日のこの日はハノイ市内を路線バスでまわってみました。ハノイに着いた日に本屋で地図を見ていると、ハノイ市内のバス路線を割りと詳しく説明している地図を見つけまして。それでバスに乗ってハノイの街をまわってみようと思いついた次第。
スタート地点はロンビエン(Long Bien)バスターミナルです。
新興国の駅やバスターミナルって独特のにぎわいでおもしろいですよね。こちらのおっちゃんたち、バスに乗ろうとしているのではありません。バスから降りてくるお客さんをゲットしようとがんばるバイクタクシーのドライバーたちです。みんな必死。
僕が乗るのは18番のバス。ハノイの街の南の方へ行きます。
こちらはバスの車内。日本のバスとそんなに変わりません。次停まりますのボタンも付いてます。
バスの運賃は7,000ドン。35円くらい。各バスごとに均一料金です。車掌さんが車内で切符を売ってまわります。
バスは走りだすとすぐに大通りを外れて脇道へ。
細い路地を走っていくバス。車窓には商店や道行く人々。路線バスの旅って思っていた以上におもしろいです。
大通りに出ると車とバイクがゴッチャゴチャになってすごい状態に。ベトナムで車とか絶対運転したくないなぁ。
現在位置を見失わないように必死に地図をチェック。なんですが、想定外のところで想定外の方向に曲がってくれました。おいおいちょっと!
案の定、どこにいるのか分からない迷子ちゃん状態に。ちょっと手前のバス停で降りてしまったようです。まぁ、良いんですけどね。バスが走っていった方向に歩けばそのうち着くでしょうから。笑
バスを降りて周りを見渡すと、道の向かい側にかなりお客さんが入っている食堂が。看板には「Com Rang」の文字が。ベトナムの焼き飯です。
店頭では大きな中華鍋で焼き飯をガリガリ作ってます。この店、絶対美味しい。中に入って空いてる席に座りCom Rangを注文。
速攻で出てきたのがこちら。これ、本当に美味しかった。日本でこんな焼き飯食べたことない。そして右手の小さなお皿。牛肉と野菜を炒めたものが一緒について来ます。こちらもまた美味。これにスープが付いて3万ドンです。ハノイの観光スポットだと焼き飯だけで5万ドンは取られます。
やっぱり観光スポットじゃない普通の庶民のエリアで繁盛してる食堂で、多くのお客さんが注文してるものを食べるのが一番美味しいですね。味で勝負の現地メシ。外れがありません。ホント美味しかった。
食事を終えてバス道を歩くこと15分。今日の目的地その1、ロッテマートに到着しました。ハノイ在住の日本人のブログにおもしろいと書かれていたもので見てみようかと。
5階建てのショッピングモールで1階は飲食店街です。まずはロッテリア。
韓国系のショッピングモールですので韓国料理が多いです。こちらは焼肉屋さん。
しかし日本関係のテナントもけっこう多かったです。和菓子のおまんじゅう屋さん。ジャカルタの空港にもありましたね。
こちらはたこ焼きとたい焼きの屋台。お店の子が自分でたこ焼き作って食べてましたw
「Hotpot」って火鍋だから中華だろう?と思ったのですが。しゃぶしゃぶや寄せ鍋などの他に、単品もいろいろある日本料理店でした。お店の子が着物を着ています。
ドラえもんのどら焼き屋。これ、藤子プロの了解取ってるのかなぁ。絶対取ってないだろうな~
新興国のショッピングモールは突っ込みどころ満載で飽きません。笑
お次はスーパーの売場をチェック。他のスーパーとそんなに品揃えは変わらないのですが。でも見てておもしろいです。
ドラえもんの文房具。根強い人気ですね。これはちゃんとパテントを取ってました。取ってることに逆に驚きです。笑
食品売り場に山積み陳列された味の素。なんと1kg入りです。日本人よりもベトナム人のほうが味の素の年間消費量は多いような気が。恐るべし味の素。
お寿司も売ってました。この一つずつビニールパックしたのって美味しく見えないですよね。
でもやっぱりなんといってもフランスパン。1本30円です。2本3本とまとめて買っているお客さんも多かったです。本当に生活に溶け込んでるんですね。
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