【最終現地調査日:2016年10月10日】バギオのホテル「マイクロテル バギオ(Microtel Baguio)」の詳細について紹介します。
マイクロテル バギオはバキオの中心部から少し離れた場所にある中価格帯のホテルです。ホテルの概要は下記の通りです。
バギオの中心商業地であるセッションロードや中心地のバーナムパークへはそれぞれ徒歩で10分ほどです。市内最大のショッピングモールであるSMシティ・バギオへも5分程度です。
宿泊費はメールでホテルに直接予約してシングルルーム1泊2,550ペソでした。AgodaやBooking.comでもほぼ同価格でした。フィリピンでは特に安くもなく高くもない価格帯です。
朝食会場があるくらいで、特にこれといった設備はありません。ジムやプール、エステなどもなく、ホテルライフを楽しむというのではなく、観光やビジネスの拠点として使うホテルです。
といっても悪いホテルという意味ではありません。館内は清潔に保たれており、フロントや警備員などスタッフはみな感じが良く、拠点として使う分には快適に過ごせます。チェックインタイムよりかなり早い12時過ぎに着いたのですが、すぐに空いている部屋を掃除してチェックインさせてくれました。
ロビーで無料のWiFiが使える他、セルフサービスのコーヒーがあり、いつでも自由に飲めます。
1階が喫煙室で、2階と3階が禁煙室です。全館禁煙ではなく喫煙室があるので、ホテルの入口でタバコを吸っている人がほとんどおらず、非喫煙者も嫌な思いをせずに済みます。
喫煙者はAgodaやBooking.comでも喫煙室の指定ができるようですが、メールや電話で直接予約したほうが確実に喫煙室を確保できると思います。
こちらも非常にシンプルです。次の設備があります。
冷蔵庫、セーフティボックス、バスタブ、電気ケトル、ソファなどはありません。また、部屋は狭いです。スーツケースを広げるスペースはあります。
コンセントは5つ以上あります。日本と同じ形です。照明もたくさんあり明るいです。海外にありがちなうす暗い室内ではありません。シャワーのお湯は湯温も湯量も十分です。
掃除はしっかり行き届いています。建物はそれほど新しくないと思うのですが、古さを感じさせないようにメンテナンスに力を入れているという印象です。
ロビーと室内で使えます。いずれもWiFiです。予約サイトでは室内は有料で1泊100ペソと書かれていたのですが無料でした。
宿泊中に2回ほど接続できなくなりましたが、数分で復旧しました。スピードは日本の光回線には及ぶべくもありませんが、メールの送受信、ウェブサイトや動画の閲覧には十分のレベルです。
アメニティも必要最低限です。
ボディソープ、ハンドソープ、カミソリ、綿棒、コットン、サニタリーバッグなどはありません。無料のミネラルウォーターもありませんが、ロビーにタンク式のウォーターサーバーがあります。
可もなく不可もなくです。宿泊時はサラダ、スープ、ライス、焼き飯、パン、シリアル、焼き魚、豚肉のアドボ、野菜炒め、フルーツ、ジュース、コーヒー、水がありました。
特に不味いというわけでもなく、かといって絶賛するほど美味しいというわけでもなく、まぁこんなものよねってレベルです。連泊するとすぐに同じものが回ってくるような気がします。
宿泊時は館内改装中で若干騒々しかったです。予約時に朝何時から何時まで改装工事があると説明を受けていましたし、言われていた時間よりも短かったので納得しています。
遮音性が高くありませんので廊下やロビーで話す人の声は聞こえます。それを除けば周囲は非常に静かです。バスターミナルの音はまったく聞こえません。
ビクトリーバスのターミナルと屋根付きの通路でつながっており、2分もかかりません。この点については抜群に便利です。
ターミナル前には24時間タクシーが並んでいますので、市内へのタクシーでの移動も便利です。また、ホテルから徒歩2分ほどのところに24時間営業のセブンイレブンがあります。
必要最低限の設備やアメニティですし、部屋も広くありません。宿泊費が日本円で1泊5千円ほどですので、日本人の感覚ではやや割高に感じると思います。ただ、スタッフは親切ですし設備も清潔で快適に過ごせます。
マニラからビクトリーライナーでバギオに着いて徒歩2分でチェックインし、市内へのビジネスや観光にはバスターミナル前のタクシーを利用。チェックアウトしたらビクトリーライナーでマニラに戻る。
そういう使い方をする方には積極的におすすめできます。優雅なホテルライフというスタイルではなく、便利で快適に過ごせる宿泊拠点として利用するホテルです。