中国揚州市のビジネスホテル「如家酒店揚州瘦西湖汶河路店」の詳細について紹介します。
如家酒店揚州瘦西湖汶河路店は揚州市の旧市街にあるビジネスホテルです。観光にもビジネスにも便利に使えるホテルです。(以下、半年前の宿泊時の記憶に頼って書いています。)
揚州市の観光スポットである瘦西湖のすぐ近くにあります。個園や何園へもバスで容易にアクセスできます。
正直なところあまり良いとは言えません。
バスを乗り継げば45分ほどで行けます。ただ、初めての街でバスの乗り継ぎは難易度が高いと思います。そこで直通のバスもありまして、これに乗れば1時間強です。しかしこのバスは夕方6時頃が最終便です。タクシーを使うと25~30元です。
南京へは揚州駅から高速鉄道がありますが、上海方面に向かうには長江の対岸の鎮江から高速鉄道に乗ったほうが速いです。鎮江市内に入ってからバスの乗り換えがありますが、トータル1時間半くらいです。
ホテルの道を挟んだ向かいから空港直通のバスが出ており、空港まで1時間半ほどだそうです。江蘇省の片田舎の小さい街なのですが、なんと関西空港との間に直行便があります。恐るべし中国人旅行客。
シングル、ツインともに一番安い部屋で140~160元です。揚州市では平均的な価格帯です。観光拠点としての利便性が高いですので納得できる価格だと思います。
朝食用の食堂と駐車場があります。
観光地だろうと中国のビジネスホテルの設備は変わりません。最低限のものだけです。
シングルルームの場合、一番安い部屋は窓なしです。10元プラスすると窓が付き、さらに10元プラすると部屋の広さが5割から10割増しになります。共産主義の理想はどこに行ったのでしょうか。
シャワーなど一通り揃っており部屋の設備は特に問題ありません。泊まるだけと割り切れば良いホテルです。ただし、あくまでも安いビジネスホテルです。せっかくの観光旅行だし優雅に過ごしたいということであればこのホテルはおすすめしません。得られる価値は払った対価に比例します。
動画をずっと見るとかオンラインゲームをするとかでない限りまったく問題ありません。
最低限オンリーです。
観光地だろうと別荘地だろうとビジネスホテルはビジネスホテルです。アメニティの内容は他の如家酒店とまったく変わりません。上記以外で必要なものは持参しましょう。
オール喫煙室です。
1人20元です。地方都市の如家は15元が普通で高くても18元ですので強気の価格設定です。宿泊中は毎日食べたのですが記憶に残っていませんので、可もなく不可もなくの内容だったのだと思います。
ただ、近所で朝から開いてるところって隣のKFCくらいしかありません。中国KFCのモーニングセットはけっこう微妙ですので、選択の余地無くホテルで食べることになるような気がします。
このホテルは静かです。ホテルの前が片道3車線の大通りなのですが、なにせ観光業メインの地方都市ですので交通量がしれています。しかも地方で夜が早いですので静かに過ごせます。もちろん壁はあってないがごとしですので、隣人の当たり外れによりますが。
交通面の利便性ははっきり言って高くないです。揚州駅にしても鎮江駅にしても1時間前後かかりますし乗り換えも伴います。空港へのアクセスは良いですが、揚州空港を使って中国に旅行に来る日本人なんてスーパーマイノリティでしょう。ただこれはこのホテルというよりこの街の問題です。
飲食店はホテルの周りにはあまりありません。歩いて5分ほどの大東門街に行けばローカルの食堂がずらっと並んでいます。買い物についてもホテル近辺には小さな商店しかなく、大きめのスーパーまではバスで15分弱かかります。
率直に言って主要交通機関とのアクセスもよくありませんし、ローカルの食堂くらいしか食べるところがないですし、買い物も不便ですし、むっちゃ良いというわけではありません。ぶっちゃけ。
でもそもそもが揚州ですから。地方の小都市ですから。ビジネスホテル自体が少なく、外国人OKとなるとさらに少なく、要は選択肢が北京や上海などと比べるべくもなく圧倒的に少ないわけです。
その中で探すとこのホテルはまず何よりも安いですし、寝るには困らない程度の設備レベルは余裕でクリアしています。揚州市内の主要観光スポットへのアクセスもかなり良いです。となると、やっぱり選択肢に上がってくるわけです。
これが西安くらいのスーパービッグ商業&観光シティであればもっと良い選択肢は出てきます。ですがなにせ揚州ですから。ここらで手を打つには十二分に合格点のホテルだと思います。