中国長沙市のビジネスホテル「錦江之星長沙五一広場店」の詳細について紹介します。
錦江之星長沙五一広場店は長沙市中心部にあるビジネスホテルです。交通の便が極めて良いことも魅力ですが、食の面でも魅力あふれるホテルです。
長沙駅前から西に真っ直ぐ伸びる五一大道が長沙市の東西のメインストリートです。この五一大道が湖南省を流れる大河である湘江と交わる場所に錦江之星長沙五一広場店はあります。
市内有数の繁華街である五一広場まで徒歩10分足らずというまさに市の中心部であり、また、ホテルの真横には太平街という老街がある観光スポットでもあります。
ホテルから徒歩3分の場所に地下鉄2号線の湘江中路駅があり、地下鉄を使っての移動が極めて便利です。バス停までも徒歩2分ですので、地下鉄がカバーしていないエリアへの移動も比較的容易です。交通の便の良さはこのホテルの最大の利点です。
地下鉄2号線で5つ目の駅、10分強です。バスを使っても渋滞してなければ15分ほどです。
こちらも地下鉄1本で30分ほどです。南駅は高速鉄道が停まる駅です。列車を降りてから30分強でホテルにたどり着けます。
最もオーソドックスなのはバスで民航大酒店まで行き、そこから空港リムジンバスに乗るルートです。乗り換えや待ち時間も含めて1時間半ほどです。乗り物好きであれば地下鉄で長沙南駅まで行き、2016年に開通した中低速リニアで空港まで移動という方法もあります。こちらも待ち時間など含めて1時間半ほどです。
益陽や常徳、張家界など湖南省北西部へのバスは長沙西バスセンターから発車します。こちらへも地下鉄2号線で15分ほどです。とにかく地下鉄のお陰で主要交通スポットへのアクセスは至って良好です。
シングルルームの一番安い部屋で200元前後です。はっきり言って安くはないです。長沙市内でこれよりも安いホテルは少なからずあります。もちろん交通の便が至極なのですが、それを加味してもやや高めです。
3階に朝食用のレストランがあります。それ以外に特別な設備は何もありません。あくまでも宿泊特化のビジネスホテルです。
特にこれといった設備はありません。泊まって寝るだけのホテルです。
パッと見で部屋が狭く見えるかもしれませんが、圧迫感を感じるような狭さではありません。上海市内の同等のホテルに比べるとはるかに余裕があります。
部屋が暗く感じるかもしれませんが、それは写真を撮った人が下手っぴなだけで、日中は十分明るいです。
写真の真ん中奥が入り口に当たります。テレビの下、ベッドの足元のあたりでスーツケースを大々的に広げることができます。多くを求めない限り快適に過ごせる部屋です。
エアコンの下が洋服をかける場所でハンガーがかかっています。その下にキャリーケースを置けるようになっています。枕元に電話と電気スタンドがあるのが分かります。
机の上にも電気スタンドがあります。安い方のシングルルームは北向きなので、やや暗めに感じるのかもしれません。電気をつければ良いだけの話ですが。
手前のベッドの幅と比べれば分かる通り、机の幅にかなり余裕があります。パソコン作業をするときなど非常に便利です。
バスルームにはシャワーカーテンがかかっています。
広いとまでは言えませんが普通に使う分には困らないだけのスペースが確保されています。
据え付け型のドライヤーも用意されています。
インターネットはWiFi接続です。途中で切れることもなく非常に安定しています。メールをやり取りするとか、ブログに画像をアップするとか、そういった普通の使い方であればストレスを感じることはありません。
ちなみに錦江之星は国内すべての店舗でWiFiのネットワーク名、パスワードが同じです。なので一度パソコンに記憶させておくと、中国国内のどの店舗に投宿してもパスワードの再入力が不要で超便利です。これは日本のホテルにもぜひ真似してほしいです。
アメニティは最低限のものしかありませんが、他の錦江之星に比べるとプチ多いです。
石けんなどごくわずかなものだけです。綿棒とかローションとか必要なものは自分で持っていきましょう。そういったものが付いていないから安いのです。
錦江はシャンプーとボディソープが兼用です。このタイプに慣れていない人は持参したほうが良いです。髪がごわごわでウッキー!ってなりますので。
最近の錦江では珍しくペットボトル入りのミネラルウォーターが置かれています。1日に2本、毎日追加してくれます。
なお、ここの錦江は使い捨てスリッパが入った透明の袋に1足2元と書かれているのですが、今まで請求されたことは一度もないです。使わないのに持って帰る貧乏性な人対策なのでしょう。
禁煙室はありません。オール喫煙室です。
朝食は1人18元で、3階の食堂で朝6時45分から9時30分までです。受付でルームキーを提示し、チェックアウト時にデポジットから精算されます。
錦江之星の朝食はイマイチのことが多かったのですが、ここはけっこう良かったです。主食は焼き飯、お粥、パン、饅頭。おかずが青菜と椎茸の炒め物、黄瓜炒肉、餃子、野菜サラダなど。18元で十二分に納得できる内容でした。
高い方の部屋は知りませんが、安い方の部屋の静粛性ははっきり言って低いです。と言うのも、窓の下が長沙市のメインストリートだからです。片側4車線、合計8車線の大通りを朝から晩までバスや乗用車がクラクションを鳴らしながら走っています。
また、ホテルの道を挟んだ横にちょっとした広場があるのですが、ここで昼前後からストリートミュージシャンのお兄ちゃんや、職業物乞いの労働者の方などが、スピーカーを用いて無料で音楽を提供してくださっていて、これがまったくありがたくなく迷惑です。
さらに、初夏から初秋にかけてホテルの隣を流れる湘江の中洲の橘子洲でしばしば花火大会があり、見終わって帰る若い衆たちが22時頃まで道に広がって歩き、彼らを威嚇する車のクラクションとの相乗効果で騒がしいです。ちょっと高くなりますが大通りの反対側の部屋は多少は静かだそうです。
利便性はずば抜けています。兎にも角にも地下鉄のおかげですが、鉄道駅、高速鉄道駅、空港、バスセンター、どこに行くにも地下鉄が大活躍です。バス停もすぐ側なので交通面で不自由することはほとんどありません。
買い物については徒歩10分弱の場所が百貨店もある商業地ですし、ホテルの真横が観光地ですので飲食店も多々あります。とにかく利便性についてはケチの付け所がないです。
このホテルは一にも二にも利便性です。駅からも空港からも地下鉄やバスでアクセスが良好。買い物や食事の場所にも苦労せず、取り立てて観光スポットがない長沙市内で数少ないぶらぶらそぞろ歩きが楽しめる太平街がホテルのすぐ隣です。
長沙に来る日本人は親族訪問か留学以外だと出張者くらいでしょうから、交通アクセスが良く週末の時間つぶしの場所もあるこのホテルは非常に優れた選択肢と言えます。
ホテル自体も部屋はそこそこ広いですし、アメニティも必要最低限は揃っていますし、外国人の宿泊客にフロントも慣れていますので、それなりに快適に過ごせます。
がしかし、100点満点のホテルではありません。まず静粛性です。利便性の裏返しではあるのですが、長沙市のメインストリート五一大道に面していますので、とにかく朝から晩まで車の走行音とクラクションがうるさいです。静になるのはせいぜい夜10時以降です。
また利便性についても鉄道を使わず空路で往復するのであれば、長沙駅前のmotel168の方が空港バスの発着所まで徒歩2分ですし、設備は古いですがシングルで1泊150元前後ですのでおすすめです。
ではなぜこのホテルにぞっこんラブなのかというと、ホテルのすぐ近くにあるローカルの食堂が美味だからです。そこかよ!笑
地元民と中国人観光客しか来ない安い食堂なのですが、ここの湖南料理が上海の下手な湖南料理屋など足元にも及ばないほどデリシャスでして、特に酸豆角肉泥が絶品です。店の人も良い感じやもんね。
同等の条件の他のホテルに比べると1泊30元くらい高いこのホテルにあえて宿泊させる長沙のローカル食堂。ぜひ味わってみてください。