錦江之星西安地下鉄玉祥門駅慶陽大厦店

錦江之星西安地下鉄玉祥門駅慶陽大厦店は西安旧市街のすぐ隣りにあるビジネスホテルです。バリューフォーマネーで非常にオススメです。

• 中文名称：锦江之星西安玉祥门地铁站庆阳大厦酒店
• 英文名称：Jinjiang-Inn Xian Yuxiangmen Metro Station Qingyang Building
• 住所：陝西省西安市蓮湖区大慶路94号
• 電話番号：+86-29-8737-7700
• ウェブサイト：http://www.jinjianginns.com/HotelDetail?hotelId=12305
• チェックイン時間：14時（非会員）
• チェックアウト時間：12時（非会員）
• 外国人の宿泊：可

西安市の旧市街は城壁に囲まれています。その城壁の西側の辺の上から3分の1のところから外に500mほど出たところです。幹線道路沿いですが周囲はマンションが林立する住宅街です。

西安市を東西に横切る地下鉄1号線沿いにあります。2つの駅のちょうど中間にあり、どちらに行くにも300mほど歩かなければならないのですが、バス停はホテルのすぐ近くですし、交通の便はかなり良い方だと思います。

国鉄西安駅

西安駅前から103路のバスで30分前後です。渋滞がなければ20分ほどですが、ラッシュに引っかかると小一時間かかります。その場合は途中でバスを降りて地下鉄に乗り換えたほうが早いです。

国鉄西安北駅

北駅から地下鉄2号線に乗り、北大街で1号線に乗り換え玉祥門駅で降り、B出口から外に出ると進行方向左手にホテルが見えます。乗り換え時間も含めて40分ほどです。

西安咸陽国際空港

空港から西稍門線リムジンバスに乗り終点の西稍門空港商務酒店で降ります。ここからはタクシーが無難です。バスが1時間10分、タクシーが5分、合わせて1時間半といったところでしょう。

シングルルームで1泊130～150元です。このあとの部屋の設備のところで詳述しますが、この内容と利便性でこのお値段は十分納得できる水準だと思います。

また、ツインルームは1泊140～160元ですが、中国のツインルームは同じ値段で2人まで泊まれますので、1人あたりだと千円ちょっとですのでかなりお得感があります。

特に何もありません。2階にレストランがあるだけです。ですがこのレストランが朝だけでなく昼と夜も営業しており味も悪くないしサービスも良いですので、昼食や夕食に使えると思います。

設備自体は最低限のものだけです。ビジネスホテルですのでこれが普通です。

• ベッド
• 机・椅子
• 洋服掛け
• ハンガー
• エアコン
• テレビ
• 電話
• 電気スタンド
• 電気ケトル
• 紙コップ
• 灰皿
• シャワー
• ドライヤー

部屋は広いです。会員特典の優待券を使って10元引きの122元で泊まったのですが、安すぎて申し訳なく感じたほどです。これが北京や上海だと下手したら400元近く取られます。

とにかくスペースに余裕があります。スーツケースを広げるどころか、ちょっと無理をすればスーツケースの即売会を開催できるくらいです。ってのはウソですが。

ベッド周りも余裕があります。ベッドの幅は150cmですが、両側に1m弱くらいスペースがあります。

写真がちょっと暗いので分かりにくいかもしれませんが、右側に洋服をかけるスペースがあります。錦江之星はこの下の部分をスーツケース置き場にするパターンが多いのですが、この店舗ではベッドの左側に別にスーツケース置き場がありました。

一番ありがたかったのが机周りです。幅が180cm弱くらいあり、パソコンを開いての事務作業など余裕を持って行えました。ここまでスペースがあると助かります。

バストイレも広々とまではいいませんが窮屈感はありません。掃除も行き届いています。

壁への据え付け式ですがバスルームにはドライヤーもちゃんと備え付けられています。

インターネットはWiFi接続です。途中で切れることもなく速度も光回線並みではないですがスムーズで、特に不自由することなく使うことができます。

どのホテルでも書くことは同じですが、アメニティは最低限のものが揃っています。

• 石けん
• 歯ブラシ・歯みがき粉
• くし
• シャンプー・ボディソープ
• フェイスタオル
• バスタオル
• 使い捨てスリッパ
• ティーバッグのお茶

錦江之星は他の店舗もそうですがシャンプー兼ボディソープです。壁にディスペンサーが据え付けられています。ちょっと抵抗感があるという人は自分で使うものを持参してください。

ミネラルウォーターは付いていません。水道の水を沸かして使ってちょうだいな方式です。ホテルの右隣の商店でミネラルウォーターが売られていますので、気になる人はそちらでご購入を。

禁煙室はありません。オール喫煙室です。

朝食は朝6時45分から2階の食堂で1人20元です。周りには道の向かいにハンバーガーショップのDicosがあるだけで、ここで食べるしかない状態です。

20元の価値はぶっちゃけないなぁ。焼き飯、おかゆ数種類、パン、ソーセージ炒め、油条、饅頭、包子、白菜炒め、トマトと玉子の炒め物、餃子、お漬物。ビジネスホテルの朝食ですからこんなものでしょうね。

チェックインの時に静かな部屋にしてくれと言って大通りに面していない部屋にしてもらったので、外の音がうるさいということはありませんでした。ですが中国のビジネスホテルの例に漏れず、壁が薄いですので隣の部屋や廊下を歩く人の声はもろに聞こえます。

ちょっと離れた部屋で子供連れの家族客がドアを開けたまま大騒ぎしていました。最近は減ってきたのですが、田舎の人は未だにドア開けっ放しが多いです。こういう時は英語と身振りで閉めてくれと言います。中国人も欧米コンプレックスがあるようで、ほとんどの場合この作戦でドアを閉めさせることに成功します。

なにせ個人的に交通の利便性最重視でホテルを選んでいるものでして、このホテルも然りです。西安駅まではバス1本で30分、北駅も地下鉄で30分強、空港も直行ではないですがアクセスは悪くありません。

特に地下鉄が最寄りにあることが強いです。西北最大の都市で自家用車が増えたのに、なにせ歴史都市ですから道路の拡幅などできません。このため朝晩は幹線道路が大渋滞します。そんな時に渋滞知らずの地下鉄は強いです。

また、道を挟んだ向かい側に人人楽という大きなスーパーがありますので買い物も便利です。飲食店は数件隣にラーメン屋が1件あるのみで、この点に限っては不便です。

個人的に西安のホテルは当たり外れがけっこうあると思っています。そんな中でこのホテルは間違いなく当たりです。まず利便性が高い。上に書いたばかりですので繰り返しませんが、西安のこの価格帯のホテルの中では利便性はかなり高い方です。

そして広い。130元の部屋でこのゆったりスペースは地方都市だからこそです。地方都市と言っても中国西北部の政治、経済の中心の西安ですから、この価格でこの部屋はお得感バツグンです。

安いホテルだとバスルームがギッチギチだったりするのですが、このホテルはそこそこ余裕があります。

秀逸なのはデスク周りです。電気ケトルや電気スタンドもあるのですが、それにプラスでさらにパソコンや書類を広げてもまだ余裕があります。ビジネス利用だとか、旅行中にブログを書くとか、そういう場合にこのデスク周りは魅力です。

スタッフの対応も良かったです。フロントも的確スピーディ作業でしたし、レストランのおばちゃんも良かったです。部屋で食べたいのでテイクアウトできるかと聞いたら、テイクアウト用のパックがないので部屋に持っていくよと言ってくれました。中国の田舎の人はみな親切ですね。

便利、広い、安い、スタッフもＯＫ。近所に食べ物屋が少ない点以外はこれといって問題なし。西安で手放しでおすすめできるホテルです。