デジタル証券を使った不動産小口化投資(不動産STO)と言えば、三井物産グループのALTERNA(オルタナ)ですよね。
高い信頼性で大人気よね。
そのオルタナに続く不動産STOが誕生です!
期待の新業者はHash DasH(ハッシュダッシュ)。
どんな業者か詳しく解説します。
物産オルタナに続きます!
4月も新しいキャンペーンが始まってます!
タップできる目次
不動産STOのメリット
まず最初に不動産STOについてです。
技術的なことを書き出すと長くなりますので、メリットを中心に簡単に解説します。
不動産STOとは?
デジタル証券を使った不動産投資
この記事で不動産STO(Security Token Offering)とはデジタル証券(Security Token)を使った不動産小口化投資を指します。
デジタル証券とやらを使って、不動産に小口(少額)で投資できるんだなくらいの理解でOKです。
小口ってことはクラファンと同じ?
プチ解説 不動産小口化投資とは?
基本は不動産クラファンと同じ
その通りです!
- 不動産に小口で投資し
- 運用とかは業者におまかせで
- 分配金をゲットする
デジタル証券を使っているだけで、基本は不動産クラファンと同じ。
その理解でOKです。
難しく考えずにね。
プチ解説 運用とは?
プチ解説 分配金とは?
安全性が向上
デジタル証券にはブロックチェーンの技術が使われています。
ブロックチェーン技術の根幹となる暗号技術で安全性が向上する。
これが不動産STOのメリットの一つです。
ですが、真のメリットは別にあります。
優良不動産に投資できる
デジタル証券でコストカット
不動産投資の管理はアナログベースが一般的です。
このため、管理にかかるコストが大きいことが課題でした。
それがデジタル証券を利用することで、管理コストの大幅な削減が実現したのです。
投資家にメリットあるの?
庶民も優良不動産投資に
あるもありあり、大ありです!
従来は管理コストが大きかったため、1口10万円とかの小口の投資家は相手にしていられませんでした。
小口客ではコストに合いません!
それゆえ、富裕層や機関投資家といった大口客を相手にしてきたわけです。
ところが、デジタル証券の利用で小口客相手でもコストに合うようになった。
その結果、富裕層や機関投資家向けの優良不動産を小口客にも紹介できるようになったのです!
お金持ち向けの不動産に!
投資対象の不動産が大きく変わる
三井物産グループのALTERNAもそうですよね。
僕が投資した日本橋案件の投資対象は日本橋の高級1棟マンション。
評価額50億円の優良大型物件です。
不動産クラファンではなかなか出てこない優良不動産に投資できる。
これが我々不動産クラファン投資家にとっての、不動産STOの最大のメリットです。
不動産STOだから手を出せる。
プチ解説 案件とは?
Hash DasHについて
ここからは新しく登場した不動産STO業者「Hash DasH」について解説します。
プチ解説 業者とは?
Hash DasHの特長
不動産クラファン投資家に向いている
さきほど説明した通り、不動産STOは基本的に不動産クラファンと同じです。
Hash DasHも使う技術がデジタル証券であるだけ。
ジョイントアルファやヤマワケエステートなど、我々がいつも使っている不動産クラファンと同じ、小口の不動産投資です。
ですので、不動産STOは不動産クラファン投資家と相性が良いと言えます。
使う技術が違うだけです!
良質な大型不動産に投資できる
不動産STOには不動産クラファンにはないメリットもあります。
それは、不動産クラファンではあまり出ない良質な大型不動産に投資できることです。
Hash Dash第1号案件の投資対象は渋谷の1棟オフィスビル。
評価額は48億円でした。
確かにクラファンではあまり出てこない規模ね。
Hash Dashの運営会社
Hash Dashを運営するのはHash Dash株式会社です。
商号 | Hash DasH株式会社 |
---|---|
代表者 | 林 和⼈ |
所在地 | 東京都千代⽥区九段北1丁⽬13-5 |
設立 | 2019年1月30日 |
資本金 | 11億3,500万円 |
親会社 | Hash DasH Holdings株式会社 |
登録 | 第一種金融商品取引業 |
第一種金融商品取引業者(証券会社)として金融庁の登録を受けています。
Hash Dashの経営者
Hash Dashの経営者は林和人氏です。
林氏は1964年に大阪府豊中市に生まれました。
関西大学商学部を卒業後、1988年に岡三証券に入社。
1994年にシンガポールのDBS Securities香港法人に転じた後、1998年に香港のUnited World Securities Internationalを買収して独立しました。
2001年には日本法人のユナイテッドワールド証券を設立しましたが、同社では日本初の中国株のオンライン取引を実現させています。
2012年に同社を売却し、翌2013年に設立したOne Tap BUY(現PayPay証券)は日本初のスマホ証券でした。
2019年にブロックチェーンプラットフォームを提供するシステム会社Hash DasH Holdingsを設立。
2020年に証券子会社であるHash Dashを設立し、不動産STO事業に参入しました。
ここまで見てきた通り、林氏は長年に渡って証券業界に身を置いており、証券業務に精通しています。
また、日中オンライン取引、スマホ証券、ブロックチェーンと、技術系に強い経験豊富な経営者です。
だからこそ不動産STOか。
Hash Dashの株主
Hash Dashの株主には大手企業や不動産小口化商品に精通した企業が揃っています。
東海東京フィナンシャル・ホールディングス
東海東京証券などの親会社である証券持株会社です。
東証プライム上場企業で、総資産は1兆6千億円に上ります。
フェイスネットワーク
東京の城南3区(世田谷・目黒・渋谷)を地盤とする不動産会社です。
FundsとCOMMOSUSで何度も登場しているので、聞き覚えがある人も多いのでは?
フェイスネットワークは自社で不動産小口化商品を多数販売しています。
ノウハウがあるんだ。
ボルテックス
こちらも不動産会社です。
Fundsでしょっちゅう見ますよね。
ボルテックスも不動産小口化商品を販売しているので、Hash Dashの株主として適しているでしょう。
LIFULL
LIFULLは「LIFULL HOME'S」などを運営する不動産情報サービス大手です。
先日の記事で紹介した通り、今年7月から不動産クラファンの運営を開始します。
証券ノウハウと技術系の林氏に、不動産に詳しい株主。
なかなか強力な顔ぶれではないでしょうか?
確かに。
Hash Dashで投資する際の注意点
Hash Dashで投資する際の注意点も紹介しておきます。
元本割れのリスクがある
定期的に現在価値を算出
Hash Dashでは不動産評価額をもとに、投資1口あたりの価値を定期的に算出します。
投資したときは1口10万円だったけど、その価値が現在は106,000円みたいな。
不動産の価値の変化に合わせて変わる。
市場の影響を受けて変動する。
それゆえ、元本割れのリスクがあります。
プチ解説 元本割れとは?
価値が下がらない物件を選ぶ
ただし、これはオルタナも同じ仕組みです。
また、元本割れのリスクがあるのは不動産クラファンも同じですよね?
とは言え、できるだけ価値が下がりにくい優良物件を選ぶようにしましょう。
意識高い系
Hash DasHのサイトを見ると気付きますが、なかなかの意識高い系ぶりです。笑
なんじゃ、そりゃ。
SDGs系を強調
まず、SDGs系が非常に強調されています。
クリーンエネルギー、無農薬、オーガニック、カーボンニュートラルなどの文字がそこかしこに並んでいるのです。
話が大きい
また、不動産投資を超えた大きな話がよく出てきます。
例えばこんな感じです。
- 利益だけではない「美しい社会循環の創出」を志す
- 社会全体の利益に資する商品の創出
案件を冷静に選ぼう
僕が守銭奴の俗人だからかもしれませんが。
SDGsのために資産をリスクに晒すつもりなど、1ミリたりともありません。
「美しい社会循環」よりも「元本償還と確実な分配」です。
あんたらしいわ。
SDGsに重点を振って安全を犠牲にした案件になっていないか?
案件をしっかり選びましょう。
プチ解説 償還とは?
途中解約は絶対ではない
途中解約ができる
Hash Dashの大きな特長は途中解約ができることです。
自分の投資持ち分をHash Dashに買い取ってもらうことで、事実上の途中解約が可能です。
それは素晴らしい!
プチ解説 途中解約とは?
買い取りは絶対ではない
ただし、買い取れる量はHash Dashの買い取り枠の範囲内です。
買い取り枠は決して狭いわけではなく基本的に買取可能ですが、絶対の保証はありません。
手数料がかかる
そして、買い取りには2.5%の手数料がかかります。
仮に投資したのが利回り5%の案件であれば、利益の半分を失うことになるのです。
2.5%はなぁ…
途中解約しない前提で
Hash Dashは物件が良質なので、6%や8%の高利回りは狙えません。
そこで2.5%取られるのは厳しいものがあります。
ですので、Hash Dashで投資する際は途中解約しないことを前提とすべきでしょう。
ちなみに、第1号案件の運用期間は7年でした。
7年!
運用期間への意識転換が必要
Hash Dashで投資する場合、運用期間に対する意識転換が必要不可欠です。
不動産STOは長期が前提
そもそも、富裕層や機関投資家が優良大型不動産に投資するのは、長期に渡って安定した収益を得たいからです。
短期間で売り買いするのではなく、安定して利益を生み出す打ち出の小槌を長く所有する。
それが本当のお金持ちがする、優良大型不動産への投資です。
利益を出す不動産を長く所有する。
そして、そんな優良大型不動産への投資をデジタル化したのが不動産STO。
つまり、そもそも不動産STOは長期保有を前提とした投資商品なのです。
重要ポイントです!
不動産クラファンとは商品の性格が違う
不動産STOと不動産クラファンはどちらも不動産小口化商品です。
でも、商品の性格はまったく違います。
優良不動産を長く保有するのが不動産STO。
不動産STO | 長期保有が前提 |
---|---|
不動産クラファン | 短期が安心 |
短期のほうが安心という不動産クラファンの意識で見たらダメなのです。
Hash Dashで投資するならば、この意識転換が必要不可欠だと考えてください。
不動産STOは長期が前提。
確かにオルタナも長期だよね。
似ているけれど性格が違う
同じ不動産小口化投資で、サイトの作りも似ている。
応募操作も同じで、我々クラファン投資家に馴染みがある。
でも、運用期間については考え方が根本から違う。
良質な不動産資産を長期に渡って保有する。
この考え方をしっかり理解しましょう。
Hash Dashの基本です!
Hash Dashに期待!
三井物産グループのオルタナに続く新たな不動産STO「Hash DasH」。
第1号案件はオルタナに負けず劣らずの優良大型不動産でした。
第2号はどんな案件が出てくるか期待します。
次も優良物件を!
なお、Hash Dashの募集は先着方式だけです。
第2号がいつ出ても大丈夫なように、会員登録は早めにしておきましょう。
僕は登録済みです!
プチ解説 会員登録とは?
以上、Hash Dashについてでした!
コメント
ブロックチェーンで安全性が向上はさすがに草
Hash Dashはハピタスで申し込みしました。2号案件いつになるんですか?
三井オルタナみたいに特定口座ですか?
Hash Dashに直接問い合わせましょう。
こういうところや掲示板などで聞くのはデメリットばかりです。
・回答が得られるとは限らない
・回答が来るまで待たなければならない
・回答内容が正しい保証はゼロ←これが致命的!
面倒でも業者に直接問い合わせることを強くおすすめします。