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投資家が考える限界ラインは24カ月?オルタナバンクの応募率から考察

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オルタナバンクは応募率が低いです。

募集額の半分も集まらないこともしばしばあります。

オルタナバンクの応募率の画像

その要因を探ったところ、投資家の案件選びの基準が見えてきました。

安全な投資につながる内容なので紹介します。

タロウさん
タロウさん

初心者の方はぜひ参考に!

 

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この記事の著者
投資家・ブロガー
タロウ

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファディング専門の投資家です。
2018年にソシャレン・クラファン投資を始め、これまで400件を超える案件に2億3千万円以上を投資し損失ゼロ。
安全性を最重視した投資情報を発信しています。

投資家が考える運用期間の限界は24カ月

投資家が考える運用期間の限界は24カ月のタイトル画像

結論から言うと、運用期間は長くても24カ月が限界と考える投資家が多いようです。

プチ解説 運用期間とは?

 

オルタナバンクは応募率が低い

応募率とは?

この記事において応募率とは、募集額に対して投資家がどのくらい応募したかを指します。

募集額1億円の案件で応募が7千万円集まった場合、応募率は70%です。

  • 募集額:1億円
  • 応募額:7千万円
  • → 応募率:70%
右田さん
右田さん

1億円集まったら100%ね。

プチ解説 案件とは?

 

単純平均で50~60%台

オルタナバンクで過去6カ月に募集された案件の応募率を調べたところ、応募率の単純平均は50~60%台でした。

時期 応募率の平均
2023年11月 56.3%
2023年12月 65.6%
2024年1月 61.5%
2024年2月 55.7%
2024年3月 52.8%
2024年4月 68.0%

6カ月の全案件の単純平均では60.0%です。

単純平均とは、例えば3つの案件の応募率が10%、20%、90%であれば、40%という意味です。(120%÷3=40%)

 

実質応募率でも50~70%台

また、月間の募集総額に対する応募総額の割合では50~70%台でした。(下表の総額は万円)

時期 募集総額 応募総額 応募率
2023年11月 271,163 157,535 58.1%
2023年12月 352,597 263,040 74.6%
2024年1月 187,177 96,991 51.8%
2024年2月 346,843 189,592 54.7%
2024年3月 324,352 157,619 48.6%
2024年4月 266,592 183,695 69.7%

他の業者は応募率100%の案件が多いので、オルタナバンクの応募率は際立って低いと言えるでしょう。

左野くん
左野くん

他社は満了が普通だよね。

プチ解説 業者とは?

プチ解説 満了とは?

 

投資意欲に利回りが影響

利回りと運用期間の影響を調査

では、オルタナバンクはなぜ応募率が低いのか?

根本的な要因として、集められる金額に対して募集額が多すぎることがあると思います。

ですが、他にも要因があるのではないか?

そこで、利回りと運用期間が応募額に与える影響を調査してみました。

調査対象は今年2~4月に募集された36案件です。

どの利回りでどの運用期間の案件で、いくら応募が集まったかをまとめたのが下の表です。

タロウさん
タロウさん

見にくくてゴメンナサイ!

 

左上の「15,751」は利回り4%、運用期間4~6カ月(実際には5カ月)の案件で、応募が15,751万円集まったことを表します。

オルタナバンクの利回りと運用期間と応募額の関連表

黄色にしているのは応募率100%(満了)の案件です。

6%の4~6カ月ところは、この条件で2つの案件が募集され、2つとも100%集まったことを表します。

右田さん
右田さん

1つ1つの数字が1つの案件ね。

 

利回り6%未満は厳しい

まず1つ分かることとして、オルタナバンクでは利回りが6%を下回ると応募がガクッと減るようです。

オルタナバンクの利回りと運用期間と応募額の関連表1

6%以上だと2億円集まることが多いのに対し、6%未満だと2億円には達しません。

左野くん
左野くん

投資家の要求がキビシイね。

 

運用期間も大きく影響

運用期間と応募額は反比例の関係

予想以上に大きかったのが、運用期間が投資判断に与える影響です。

同じ6%でも運用期間が10~12カ月と44カ月とでは、応募に10倍以上の差が出ます。

オルタナバンクの利回りと運用期間と応募額の関連表2

6.5%でも13~15カ月と16~18カ月とでは10倍近い差です。

他の利回りを見てもおおむね、運用期間が長くなるほど応募額が減る反比例の関係にあることが確認できます。

タロウさん
タロウさん

当たり前っちゃ当たり前ですが!

 

18or24カ月を超えると厳しい

もう一つ注目したいのが、応募額がガクッと減る限界ラインです。

8.5%の16~18カ月と19~21カ月は、サイトリニューアル1周年と300億円突破の記念案件でした。

ですので、これを特異な例外と見ると、6.5%の16~18カ月(実際は18カ月)で応募がガクッと減っており、18カ月が限界ラインと見なせます。

オルタナバンクの利回りと運用期間と応募額の関連表4

特異な例外と見なさないとすると、限界ラインは24カ月です。

右田さん
右田さん

1億円集まらなくなってる。

 

24カ月を超える案件に警戒感

運用期間が長くなるほど、不確定要素が増えてリスクが高まります。

では、投資家は何カ月までなら許容できるのか?

今回の調査によると、長くても24カ月が限界のようです。

そして、これは恐らくオルタナバンクに限ったことではなく、どの業者についても言えることでしょう。

左野くん
左野くん

2年を超える案件は怖い…

 

多くの投資家がそう思っているから、それが正しいとは限りませんが。

投資判断の参考にしてみてはいかがでしょうか?

なお、ソシャレン、クラファンの初心者には12カ月以内の案件に投資することをおすすめします。

タロウさん
タロウさん

僕も12カ月以内だけです!

 

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