不動産クラウドファンディングのSOCIO CROWDが事実上の運営終了となりました。
ついに!
新規業者が続々と誕生する一方で、ひっそりと退場に追い込まれる業者も。
不動産クラファンに淘汰の時代が近づいているのかもしれません。
詳しく解説します。
業者ごとの明暗が鮮明に!
6月も新しいキャンペーンが始まっています!
タップできる目次
SOCIO CROWDが運営終了
SOCIO CROWDとは?
SOCIO CROWDは2022年2月に運営を開始した不動産クラファンです。
運営会社のソシオアンサーは不動産投資のコンサルティング業務の他、不動産小口化商品の販売支援などを行っていました。
そこで培ったノウハウを活かし、自社で不動産小口化商品を販売するために立ち上げたのがSOCIO CROWDです。
ノウハウはあったのね。
プチ解説 不動産小口化商品とは?
しかし、2022年9月に第1号案件の募集を行ったあとは募集がなく、開店休業状態が続いていました。
第1号案件は今年1月に運用が終了しています。
プチ解説 案件とは?
プチ解説 運用とは?
新規会員の登録を中止
そして、今年4月5日にSOCIO CROWDサイトの「お知らせ」に「新規会員登録を中止します」が掲載されました。
2024年4月23日15時をもって、SOCIO CROWDの新規会員登録を中止するとの内容です。
なんでやめたの?
プチ解説 会員登録とは?
案件の供給に苦戦
仕入れが上手くいかず
上記お知らせには次のように書かれています。
当社としては2号商品が販売できるように努めてまいりましたが、投資家様に自信をもって提供できる対象不動産の仕入がままならないことから、下記日時をもって新規会員登録を中止いたします。
会員登録中止日時: 2024年4月23日(火曜日) 15:00
条件の良い物件を上手く仕入れることができず、案件を供給できないことが理由のようです。
中止ってことは再開は?
このまま運営終了が濃厚
お知らせは今後の再開に含みを持たせています。
仮に不動産市況が悪化した場合であっても中長期における出口戦略が描ける対象不動産が2号商品として提供できることとなりましたら、新規会員登録を再開させていただきますので、悪しからずご了承ください。
しかし、現状で上手くいっていない仕入れが、今後良くなるとは考えにくく。
おそらくこのまま運営終了となるでしょう。
運営開始からわずか2年での撤退です。
残念です…
ログインも不可に
なお、新規会員登録の中止と同時に、既存会員のログインもできなくなっています。
なお、新規会員登録の中止をもって、それ以降、会員登録いただいているお客様のログインもできなくなります。「匿名組合型1号 フェリッシュ相模原」に出資いただいたお客様で交付書面のダウンロードがまだなされていない方は、4月23日までにログインいただきますようお願いいたします。
すでにSOCIO CROWDサイトからはログインボタンが削除されており、マイページなどにもアクセスできない状態です。
これについては既存会員に事前にメールでの連絡が欲しかったですね…
不動産クラファンに淘汰の時代?
実はSOCIO CROWDに限らず新規業者の苦戦は少なくありません。
地域医療福祉支援ファンドや彩 -SAI-も第1号案件の募集で止まっています。
数回の募集をしただけで、長らく募集が止まっている業者も少なくありません。
SOCIO CROWDは撤退の決断をしましたが、立ち上げでコストをかけているために決断できず、ズルズルになっている業者もいることでしょう。
止める決断って難しいよね…
過去半年を見ても6社が誕生していますが、順調に募集を出せているのはらくたまだけです。
上手くいく業者と上手くいかない業者の明暗が鮮明になってきています。
新規業者の参入が続く一方で、不動産クラファンに淘汰の時代が近づいているのかもしれません。
今後の各社の動きに注目です。
1社でも多く生き残りを!
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