不動産クラファンでは投資家の資金で物件を購入し運用します。

そして得られた利益を分配する。
取得する物件には様々な種類がありますが、物件種によってリスクが変わるのです。
今回は不動産クラファンの物件種によるリスクの違いを解説します。

知っておくべき知識です!
タップできる目次
物件種によるリスクの違い
物件種でリスクが変わる
物件の種類は様々
不動産クラファンで投資対象となる物件には様々な種類があります。
- 区分マンション
- 1棟マンション
- 一戸建て
- オフィス
- 店舗
- 物流施設
- ホテル
- 病院
- 老人ホーム
- 学校 etc.
プチ解説 区分マンションとは?
プチ解説 1棟マンションとは?
物件種でリスクに違いが
そして、物件の種類でリスクは変わります。
と言われてもピンとこないでしょう。

こないよ~
以下の2つの案件があるとします。
- ホテル案件
- リゾート地のホテル1棟を取得
- ホテルを1年間運営
- 並行して売却先(投資家、ホテル事業者)を探す
- 宿泊費と売却益を分配
- 区分マンション案件
- ワンルームマンション1室を取得
- 1年間賃貸で運営
- 並行して売却先(投資家)を探す
- 賃料と売却益を分配
プチ解説 案件とは?
プチ解説 分配とは?
さて、案件の運用開始と同時にコロナが起こったとします。
どうなりますか?

ヤバっ!
プチ解説 運用とは?
不要不急な外出を避けるということで、リゾートマンションは宿泊客ゼロになります。
そんなホテル、誰も買おうと思いませんよね?
分配金を得られず、運用期間は延長となるでしょう。

これに近い案件がありました!
一方の区分マンションですが、コロナでも住むところは必要です。
コロナになっても退去者続出とはなりません。
リゾートホテル案件よりはリスクが低いと言えるでしょう。

物件種でリスクは変わる。
物件種ごとのリスク
物件の種類ごとにリスクがどのように違うか一般論を書きます。
余暇宿泊系
ホテルやレジャー関係の物件です。
疫病や災害、景気の影響を受けやすく、最もリスクが高いとされます。
特にリゾート系、レジャー系のホテルです。
ビジネスホテルは景気が悪化しても出張などで需要がゼロにはなりません。
しかし、レジャーはなくても生きていけるので、節約志向で真っ先に切られるからです。
店舗物流系
こちらも景気悪化の影響を受けやすいです。
とは言え、店舗の需要はゼロにはなりませんし、物が売れる限り物流もなくなりません。
オフィス系
こちらも景気悪化の影響を受けます。
不況で地方の支店を閉鎖とか聞きますよね?
業務のリモート化や供給過剰などの影響もあります。
ヘルスケア系
まず、老人ホーム、障害者施設は国が力を入れています。
高齢化もあり増えることはあっても減ることはないでしょう。
一方でジャンジャン儲かる業界ではないですし、最近は人手不足の問題もあります。
ですので、運営者の経営破綻がリスク要因です。
病院は環境や諸条件によります。
ヘルスケア系は買い手が限られる点もリスクです。
住居系
コロナになっても不況になっても住む部屋は必要です。
疫病や景気の影響を受けにくく、他の物件種に比べてリスクが下がります。
区分マンションは空室になると賃料がゼロになるのがリスクです。
1棟マンションは部屋が複数あるので、空室が1つ出ても賃料はゼロにはなりません。
ワンルームマンションに比べてファミリー向けや一戸建ては退去が少ないです。

物件でけっこう変わるね。
物件種に注意しよう
立地など他の要因もあるので、この物件種だからこうと一概に言うことはできません。
とは言え、物件種が案件のリスクに大きく影響することは事実です。
案件を選ぶ際に「この物件種はどうなのだろう?」と考えるクセを付けましょう。

物件種を意識しましょう!
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