不動産クラウドファンディングで高利回りの業者や案件が増加中。
利回りインフレとでも言うべき様相を見せています。
しかし、これは決して浮かれていて良い状況ではありません。
水を差すわけではありませんが、あえて警鐘を鳴らします。
気を引き締めましょう!
見落としている穴場業者はありませんか?
タップできる目次
耐えられないリスクを取っていないか?
ハイリターンはハイリスク
言うまでもないことですが、投資においてリターンとリスクは比例します。
実際、現状の高利回り案件の大半が、リスクの高いキャピタルゲイン型です。
権利調整など難易度の高いものも少なくありません。
高利回りに手を出す=高リスクに手を出す。
これは不動産クラファンでの絶対原則です。
ローリスク・ハイリターンはない。
プチ解説 利回りとは?
プチ解説 キャピタルゲイン型とは?
耐えられるリスクなのか?
もちろん、リスクを取ることを一概に悪いと言うつもりはありません。
問題なのは、取っているのが身の丈に合ったリスクであるかです。
身の丈?
仮に元本毀損で100万円を失ったとしましょう。
資産が数億円あるならば、100万円など誤差の範囲です。
また、20代、30代の若手であれば、100万円などこれからの数十年でいくらでも取り返せます。
はたまた、さっと切り替えられる性格ならば、ズルズル引きずらずに済むでしょう。
こういった人たちが100万円失う現実を前提にリスクを取るのなら、何も問題はありません。
身の丈に合ったリスクテイクです。
プチ解説 元本毀損とは?
耐えられないリスクを取った末路
自分は全パス
僕はどうかと言うと、資産は数億円もないですし、残念ながら若いのは気持ちだけです。
しかも、超ネガティブ思考でメチャクチャ引きずる性格と三拍子揃っています。笑
なので、デビュー案件などを除いて高利回り案件はすべてパスです。
プチ解説 デビュー案件とは?
投資したくならない?
なりません。
過去に惨状を見ているからです。
女性は立ち上がり叫んだ
2018年から19年にかけて、複数のソシャレン業者で元本毀損が立て続けに起こったことはご存知でしょう。
1千万円以上を失った人、虎の子の老後資金が消えた人、悲惨な状況でした。
その中で最も大きな損害を発生させたのがグリーンインフラレンディングです。
出資していた投資家向けの説明会が開催されたのが2018年7月18日。
参加した複数のブロガーがその様子を記事で伝えてくれました。
その一つ「投資Go! しろくま投資パートナーズ(閉鎖済み)」によると、1人の女性が立ち上がり次のように発言したそうです。
この状況でなぜみんなおとなしいのかわからない。なんで供託してるの? 供託なんてしないで返して欲しい。いきなり返らないということになってるのに、なんでみんな黙ってるんだろ? リスクが高いと思ったから短い期間である6ヶ月の案件に投資してきた。6ヶ月の期限通りに返して欲しい。7月11日に償還予定だった、2ファンドに投資していたが法務局に供託なんておかしい。お金返して!!
悲痛な叫びです。
あれから6年半が経ちましたが、今でも忘れられません。
気を引き締めよう
みなさん、自分が彼女のようにならないと言い切れますか?
リスクが現実化した時、耐えられますか?
たしかに臆病すぎるのはチャンスロスでしょう。
ですが、いま自分が取っているリスクは耐えられるリスクなのか?
身の丈を超えたリスクを取っていないか?
リターンとリスクはワンセットで比例関係です。
利回りインフレに浮かれることがないよう、気を引き締めましょう。
身の丈に合ったリスクテイクを!
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