ソシャレン、不動産クラファンの税金。
初心者は最低これだけ知っておきましょう。

最低限の基礎知識です!
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ソシャクラの税金の基礎知識
かかる税金と対象
かかる税金
ソシャレン、不動産クラファンにかかる税金は所得税と住民税です。
- 所得税
- 住民税(都道府県民税+市区町村税)
かかる対象
所得税、住民税ともに分配金に対してかかります。
なお、ここでいう分配金とは投資家が受け取った分配金のことではありません。
プチ解説 分配金とは?

どゆこと?
これについてはのちほど説明します。
税率
所得税は所得による
所得税は課税所得額によって税率が変わります。
具体的には下の表の通りです。
課税所得額 | 税率 |
---|---|
195万円以下 | 5.105% |
195万円超~330万円以下 | 10.210% |
330万円超~695万円以下 | 20.420% |
695万円超~900万円以下 | 23.483% |
900万円超~1,800万円以下 | 33.693% |
1,800万円超~4,000万円以下 | 40.840% |
4,000万円超 | 45.945% |

5%でラッキ~!

低所得を喜ぶな…
住民税は一律
住民税は所得に関わらず10%(都道府県民税+市区町村税)です。
源泉徴収
所得税は源泉徴収
業者は分配金から所得税を抜き、投資家に代わって税務署に納めます。
投資家が業者から受け取っているのは、分配金から所得税を抜いた残りです。

代わりに納めてくれてるんだ!
プチ解説 業者とは?
税率は20.42%
ただ、業者は投資家の所得を知りません。
このため税率が分からないので、一律20.42%で計算しています。
例えば分配金が2,000円だった場合は次のように。
- 分配金:2,000円
- 所得税:2,000円×20.42%=408円→税務署に
- 残り:2,000円-408円=1,592円→投資家に

残りを受け取っているのね。
この仕組みを源泉徴収といいます。
確定申告
正しい税額を確定させる
ただ一律20.42%だと、ちょっと待った!という人が出てきますよね?
さきほどの税率表を見ると、
課税所得額 | 税率 |
---|---|
195万円超~330万円以下 | 10.210% |
330万円超~695万円以下 | 20.420% |
695万円超~900万円以下 | 23.483% |
課税所得額が200万円の人は取られすぎですし、800万円の人は納める税金が足りていません。
そこで、実際の課税所得額で計算し直して正しい税額を確定させる。
これが確定申告です。
納めすぎは戻ってくる
課税所得額が200万円の人は本来の2倍の所得税を取られています。
確定申告をすれば余計に取られた10.210%分が戻ってきます。
課税所得額 | 税率 |
---|---|
195万円超~330万円以下 | 10.210% |
330万円超~695万円以下 | 20.420% |
800万円の人は脱税状態です。
確定申告をすることで、3.063%分を追加で払います。
課税所得額 | 税率 |
---|---|
330万円超~695万円以下 | 20.420% |
695万円超~900万円以下 | 23.483% |

悩ましい…

800万円もないくせに。
確定申告が不要な人
なお、以下の条件に該当する人は確定申告は不要です。
- 給与所得者で、給与以外の所得が20万円以下
- 非給与所得者で、所得が48万円以下
住民税の手続き
住民税は源泉徴収されていない
さきほど書いた通り、源泉徴収されているのは所得税だけです。
住民税は源泉徴収されていません。

どうすれば良いの?
住民税は要別途手続き
確定申告をした場合、役所から住民税の納付書が送られてくるので、銀行などで納付します。
確定申告をしない場合、市区町村役場の住民税窓口で手続きです。
より詳しくは?
以上、最低知っておくべきソシャレン、不動産クラファンの税金の基礎知識でした。
より詳しく知りたい方は、こちらにある記事を読んでください。


税金の知識は大切です!
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