次々と新しい業者が登場し案件も増加し、活況を呈しているように見える不動産クラファン市場。
しかし、実は見えないところでそれとは逆の動き、すなわち業者の撤退が進んでいます。
好調ばかりではない不動産クラファン市場。
投資家が採るべき安全対策を考えます。

用心が必要です!
撤退する前にゲットしておきましょう!

タップできる目次
業者の撤退に採るべき安全対策
業者の撤退が進んでいる
プレファンが長期冬眠中
不動産クラファンのプレファンが長期冬眠中です。
昨年7月を最後に募集が行われていません。
その最後に募集された案件もすでに運用が終了し、4月26日に償還が行われています。

運用中案件がゼロか。
プチ解説 案件とは?
プチ解説 運用とは?
プチ解説 償還とは?
プレファンは撤退確実
プレファンはそもそもが営業ツール型の不動産クラファンでした。
プレファンで不動産投資に興味を持った投資家が、運営会社が販売するマンションを購入することを期待した、本業のための営業ツールです。
2021年から3年間やってみたけれど、マンション販売にイマイチつながらなかった。
効果なしということで、このまま運営終了になるのは確実でしょう。

残念です…
MyShopファンドも終了の見込み
MyShopファンドも運営終了となりそうです。
ロードサイド店舗が投資対象というユニークな業者で、これまでに8案件の募集が行われてきました。
公式なアナウンスはまだありませんが、今後新たな募集は行われないとの情報が入ってきています。
プチ解説 業者とは?
すでに撤退の業者も
この他にも不動産BANKやみんなdeマンション経営など、長期冬眠中の業者は他にもあります。
また、ADVANCE FUNDINGやGREEDYのように、すでに運営を終了した業者も少なくありません。

なんで撤退したのかな?
不動産クラファンは簡単ではない
見込みが甘かったのではないでしょうか?
簡単に応募は集まらない
不動産クラファンは案件を組成して募集すれば、お金が自動的にわんさか集まるわけではありません。
特に最近は業者増による競争激化で、マーケティングの重要性が高まっています。
マーケティングで難易度が高まりますし、費用が数千万円から億円単位に達する場合もあり、採算面で大きく影響しているのです。

高っ!
プチ解説 組成とは?
予想以上の難易度か?
不動産屋なので案件の組成はできる。
しかし、マーケティングのノウハウはないし、多額の費用も負担できない。
不動産クラファンをやってはみたものの、予想以上の難易度で撤退に至ったと思われます。
特に専業の業者に注意
業者がコケたら元本毀損
業者の撤退が進む中、我々投資家はどのような対応を採るべきでしょうか?
まず押さえておきたいのは、業者がコケたら元本毀損ということです。
我々が不動産クラファンでしているのは融資ではなく出資なので、業者が倒産したら元本は戻ってきません。

全損もあり得る。
プチ解説 元本毀損とは?
プチ解説 全損とは?
メインの事業がある業者は大丈夫
では、どのような業者がコケるかですが、メインの事業がある業者は大丈夫です。
例えば、プレファンの運営会社は売上高1,800億円の東証スタンダード上場企業です。
純資産は2千億円、現預金だけでも1千億円あります。
盤石な本業があるので、プレファン事業を畳んだところで影響はゼロです。
投資家が損をすることは100%ありえません。

断言したね。
また、MyShopファンドの運営会社も本業がしっかりしており、直近3期は増収増益です。
MyShopファンドをやってみたけどイマイチだった。
それでやめたところで順調な本業があるので、会社が傾くことはないです。
このようにメインとなる本業がある業者は、不動産クラファンの運営を終了しても投資家への影響はありません。
メインが不動産クラファンの業者は要注意
一方で要注意なのが、不動産クラファンがメイン事業の業者です。
このような業者では不動産クラファン事業の不調が倒産に直結します。
特に不動産クラファン専業の業者には注意が必要です。
万が一が起きたら元本全損。
あまり突っ込みすぎないほうが無難でしょう。

要注意です!
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