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パチンコ大手ガイア倒産|バンカーズの7案件への影響は?

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パチンコ大手のガイアが倒産しました。

Yahoo!ニュース
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ソーシャルレンディングではバンカーズでガイアを借り手とする7案件が組成されています。

今後の影響などについて速報します。

バタバタでまとめましたので、間違いとかあったらごめんなさい。
速報性を優先したためということでご容赦いただければ幸いです。
この記事の著者
投資家・ブロガー
タロウ

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファディング専門の投資家です。
2018年にソシャレン・クラファン投資を始め、これまで400件を超える案件に2億3千万円以上を投資し損失ゼロ。
安全性を最重視した投資情報を発信しています。

ガイアを借り手とする案件の状況

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バンカーズで組成されたガイアを借り手とする案件の状況です。

 

ガイアを借り手とするのは7案件

ガイアを借り手とするのは以下7件の「アミューズメント事業支援ファンド」です。

アミューズメント事業支援ファンド

すべて今年の6~7月に募集されています。

案件名 募集日 募集額 利回り 運用期間
1-1 6月24日 60,000万円 6.90% 6カ月
1-2 6月24日 25,000万円 7.05% 9カ月
1-3 6月24日 20,000万円 7.20% 12カ月
1-4 7月9日 15,000万円 6.75% 3カ月
1-5 7月9日 15,000万円 6.90% 6カ月
1-6 7月9日 20,000万円 7.05% 9カ月
1-7 7月9日 20,000万円 7.20% 12カ月
合計 175,000万円

募集総額は17億5千万円。

ただし、満了しなかった案件があるため、調達額=ガイアへの融資額は167,720万円です。

 

ガイア向け7案件の現状

ガイア向け7案件の現状は以下の通りです。

案件名 償還予定日 状況
1-1 2024年1月31日 運用中
1-2 2024年4月30日 運用中
1-3 2024年7月31日 運用中
1-4 2023年10月31日 償還済み
1-5 2024年1月31日 運用中
1-6 2024年4月30日 運用中
1-7 2024年7月31日 運用中

1-4号は2023年9月29日にガイアから返済を受けており、バンカーズのサイト上では償還済みとなっています。

1-4号に出資した投資家の元本はまず間違いなく戻ってくると思います。(※ 保証はしません)

追記:1-4号に投資していた読者の方によると10月20日に償還されていたそうです。

投資家の元本は戻ってくるのか?

投資家の元本は戻ってくるのか?のタイトル画像

残る6案件について投資家の元本は戻ってくるのでしょうか?

現時点で分かっている状況は以下の通りです。

 

運用中の投資家元本

6案件で運用中の投資家の元本は以下の通りです。

案件名 償還予定日 出資額
1-1 2024年1月31日 60,000万円
1-2 2024年4月30日 17,740万円
1-3 2024年7月31日 20,000万円
1-5 2024年1月31日 15,000万円
1-6 2024年4月30日 19,980万円
1-7 2024年7月31日 20,000万円
合計 152,720万円

投資家の資金15億円余りが拘束されている状況です。

 

6案件の保全状況

6案件には担保と保証が設定されています。

 

連帯保証は期待薄

このうち、保証はガイアの関係会社10社と個人2名による連帯保証です。

ガイア案件の保全条件1

ガイアと関連6社が倒産していますので、保証による返済は期待できないでしょう。

 

担保は期待できるか?

担保は以下の通りです。

ガイア案件の保全条件2

  • 担保物件:関連会社が所有する不動産
  • 債務者:ガイア
  • 根抵当権者:バンカーズ
  • 担保順位:第一順位
  • 極度額:30億円

 

担保保全率が142.85%を下回らない範囲内で融資との付記があります。

ガイア案件の保全条件3

7案件での融資予定額は17億5千万円でした。

「担保保全率=担保評価額÷融資額合計≧142.85%」とのことですので、

  • 担保評価額÷17億5千万円≧142.85%
  • 担保評価額≧17億5千万円×142.85%=25億円

担保評価額は25億円以上ということになるのだと思います。

これが事実であれば担保を処分することで元本は回収できるのではないでしょうか?

ただ、仮に回収できるとしても償還までは一定の時間がかかるものと思います。

 

借地権付建物

懸念点を上げるならば、当該担保が借地権付建物であることです。

このあたり詳しくないので推測ですが、ガイア関連会社が地代の支払いを滞納していた場合、借地権が無効になる可能性があります。

そうなると、借地権無しで勝手に建っている建物ということになりますので、誰も買い手が付かないのでは?

ただ、抵当権を設定する際にバンカーズが地主に接触しているはずですので、滞納があれば地主からバンカーズに何らかの連絡が来る。

仮に滞納であってもバンカーズが何らかの対応を取っていると考えるのが普通ではないでしょうか?

(※ 借地権に限らず不動産に詳しくないので推測です)

 

現時点で投資家がすべきこと

賢明なる読者諸兄姉はお分かりでしょうから釈迦に説法かもしれませんが。

現時点で投資家がすべきことは静観です。

いま我々がバンカーズに求めるべきは、バンカーズの人的リソースすべてを回収作業にあてることです。

バンカーズに問合せたところで「調査中です」以外の回答は出ません。

問い合わせ対応の作業を増やすだけであり、我々のメリットはゼロ、むしろマイナスです。

問合せはあとからでもできますので、当面の間は静観すべき、静観するしかないと考えます。

以上、速報です。

 

追記:バンカーズからの説明は明日(10月31日)

本件について本日(10月30日)バンカーズよりお知らせが出ています。

本日2023年10月30日に 、当社の貸付型ファンドを通じた融資先である株式会社ガイアが東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日、保全・監督命令を受けたことをご連絡申し上げます。
現在、当社では本件に関する事実確認を行っており、確認結果につきましては明日2023年10月31日19:00までに当社ホームページにてご報告いたします。

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