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バンカーズのガイア案件説明会の動画を文字起こし

バンカーズのガイア案件説明会の動画を文字起こしのタイトル画像

運用期間延長にはなったものの、元本全額が償還されたバンカーズのガイア案件

同案件への出資者を対象に9月7日に説明会が開催されましたが、その動画が公開されました。

>お知らせ詳細 | バンカーズ
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左野くん
左野くん

すばらしい!

 

動画は前半の「経緯説明」と後半の「バンカーズの紹介」の2本です。

ガイア案件に関するのは前半ですが18分もあります。

見たいけれど時間がない、文字で読みたいという人もいるのでは?

そこで、動画内の発言すべてを文字起こししました!

タロウさん
タロウさん

さっそく見ていきましょう~

「あ~」や「え~」などは省いています。

 

Xやってます!
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見てみる → タロウ@ソシャクラ投資家
プチ解説 をタップすると、小ウィンドウで簡単な解説が表示されます。(小ウィンドウの枠外か、右上のバツ印をタップすると閉まります)

 

この記事の著者
投資家・ブロガー
タロウ

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファディング専門の投資家です。
2018年にソシャレン・クラファン投資を始め、これまで400件を超える案件に2億3千万円以上を投資し損失ゼロ。
安全性を最重視した投資情報を発信しています。

ガイア案件説明会動画の文字起こし

ガイア案件説明会動画の文字起こしのタイトル画像

 

冒頭挨拶

株式会社バンカーズの代表取締役をやっております渋谷でございます。本日はよろしくお願い申し上げます。

まず初めに会場にみなさまお越しいただきまして、大変ありがとうございます。

休日のお忙しい貴重な時間をこちらに割いていただき、また、まだまだ今日は東京も暑い日でございまして、その中こちらの会場までお運びいただいたことを感謝申し上げます。

並びに今日、ウェブセミナーの方にも非常に多くの方がご参加いただいているという風に聞いておりますんで、この場を借りまして貴重な時間をセミナーにご参加いただきましたということを重ねてお礼申し上げたいと思います。ありがとうございます。

 

ガイア案件についての謝罪

日頃からバンカーズの方をご利用いただいているみなさま、大変感謝申し上げておりますが、この度、今回のファンドにおきましてですね、償還が延長、実際してしまいましたし、また当初お約束をしていました利回り通りお返しできなかったということを、大変申し訳なく思っておりまして、また、みなさまのお問い合わせの中からですね、我々の情報開示のあり方そのものが分かりにくいんではないかというようなことでですね、複数のご意見をいただいておりますんで、そういったことに関しましてですね、本日改めてご説明の機会をちょうだいしたということで、なぜ今さらということなんでございますけども、今回の事案、ちょっといろんな事情があってということは後ほど申し上げますけども、まずは結果どうなったのかということを、ちょっと冒頭お伝えしたいと思います。

 

ガイア案件の経緯

こちらスライドで投影させていただいておりますけども、今回、融資先は1つなんですけども、スタートの時期と償還の時期が違うということで、6本に分かれてのファンドになってございます。

具体的には運用開始が6月30日のものが3本、7月20日スタートのものが3本、それぞれ償還は6カ月、9カ月、12カ月という運用期間を想定された日が設定されてるということでございます。

ガイア案件説明会のスライド画像1

金利に関しては6カ月のものが6.9%、長い12カ月が7.2%というような形でご応募いただいておったんですけども、結論から申し上げまして、2.38%から一番いいものでも2.76というような結果で終えてしまっております。

ちなみにこれは元本は全額返った上でのプラス利息ということでございます。

あと実際にこの償還金がみなさまのお手元に届く、これも事前にメール等でお知らせしておりますけども、この週明け9日の月曜日には、通常何もなければみなさまの銀行口座、ご指定の銀行口座に月曜日に着金はされてるという状態で、償還金並びにこちらの利息が(聞き取れず)されております。

まずもってこれをご報告すると同時に、このような償還延長並びに金利が減免されてしまったことについて、改めてこちらでお詫び申し上げたいと思います。申し訳ございませんでした。

 

十分な説明ができなかった理由

今までの説明が不足していたんではないかというような部分に関して、改めて経過をご説明申し上げるんですけれども、事前にちょっと申し上げますと、今回、民事再生という、借り手が民事再生というような形で、その中での交渉ということで、あくまでも破産だとか清算と違って、借り手の企業が再生を裁判所のもとで行っていくという事案で、一方的に我々が開示を行うことによって、相手方の企業の再生を妨げてしまったり、あるいは借り手との交渉において我々が不利、結果的にはファンド出資者のみなさまへの返金額が減るだとか、場合によってはですね、これ非常に多くの債権者がいらっしゃいまして、銀行並びに取引先、多数の債権者がいらっしゃる中で、本来、民事再生という枠組みですので、その裁判所の許可のもとで進めていくという中で、いろんな各債権者が自分が少しでも多く回収したいということで、いろんな交渉、いろんな駆け引きがあるんですけども、そこに不利にならないようにということでですね、その中において最低限みなさまに開示できる情報は何なんだということを、都度都度弁護士とも協議をしながら、また我々、金商法業者ということでですね、 過度にみなさまを安心させるような表記ができないということで、若干ややもするとですね、常に悪い方を前提としながらの情報開示になってしまったという部分がございます。その点は何卒ご理解を賜りたいなと思っております。

 

ガイアに融資するに至った経緯

改めまして時系列でお話を申し上げますと、実際にこちらのファンドの融資検討を開始したのが2023年4月というところになります。

ガイア案件説明会のスライド画像2

こちらの借り手さんは業界でも大手でございまして、実はバンカーズ創業の2019年の末からですね、あ、ごめんなさい、20年の末からですね、当初よりお借入れのご希望を持たれていた、かなり長い間お付き合いをさせていただいている先でございましたが、会社自体の状況が必ずしもよろしくない、ないしは業態的にですね、みなさまもご記憶に新しいかと思いますが、コロナの影響でやはり人出が出ないってことで、さらに状況が悪化するような局面もございましたし、あるいはその融資のご希望の条件がですね、必ずしも我々がみなさまからファンドをお預かりするにあたって、担保の状況であるとか金利の状況だとかってのが、十分でないというような判断のもと、それまでのお申し出に関してはご対応しかねていたということだったんですが、こちらの4月においてはですね、グループ会社、倉庫、物流倉庫をやってるグループ会社の新築の物流倉庫、第一順位で担保が取れる、それも実際には、こちら中ほどに鑑定評価が25億とございますけども、これはこちらで日本で有数の不動産鑑定士に鑑定を依頼した鑑定評価額でございますが、それに対して途中やり取りはあるんですけども、最終的にはその70%以内で融資を行うというようなことで、万が一の時にもですね、優先回収の実現性が高いというような条件、それに加えてこの間、代表者の個人保証であった連帯保証ですね、そういったものも兼ね備えて行うというような形でですね、担保部分に関してはかなりしっかりとしたものが組み立てられた。

その上でさらにこちらのメインバンクの方がですね、この期間に数十億円という新規の融資を実行するということで、メインバンクによる支援姿勢も明確に見えたというような状況の判断もあって、あるいは金利的にも先ほど申し上げた7%前後の金利をご提供できるというようなこともあって、6月21日にファンドの審査会議で承認を行い、その後、募集させていただき、融資まで実行させていただいたと、これが融資実行までの経緯でございます。

 

融資回収の経緯

続きまして今回の一連の企業の方の民事再生に絡む向きになりますけども、これも時系列でちょっと詳細にお話を申し上げたいと思います。

10月30日の民事再生法の申請と、これが非常に大きな出来事になっておるんですけども、その以前にですね、実は一番最初の動きとしては、9月末に不渡り、手形の不渡り、1回目の不渡り出してるんです。

ガイア案件説明会のスライド画像3

でこれ、2回出すと実質的に銀行取引停止になって、世の中一般的な新聞でいう倒産ということになりますんで、この1回目においてはまだこの段階で倒産ということではないですし、銀行も事情は聞くものの取引は停止しないという段階なんですけども、我々の方はこの情報のもとに、厳密に借り手との契約書に基づいてですね、専門用語で期限の利益の喪失、要はもともとのお約束した融資期限を待たず、もう即刻返してくださいという通知を行って、10月30日にその通知を行って、もうその段階から本ファンドの融資に関する回収作業に入っております。

で、その後すぐに期限の利益の喪失を通知すると同時にですね、もう10月6日には裁判所の方に競売の申し立てを送るということで、このあたり、10月30日の民事再生の出る以前から、我々はこの動きを察知して事前に動いていたというようなことでございます。

実際にはちょっと予定よりも思ってたよりも早くということになるのかもしれませんけども、10月30日に借り手側から民事再生法の申請と同時に、借り手サイドからですね、スポンサーとの基本合意締結というのが発表されております。

これに伴いましてですね、ちょっと我々として困ったということとしては、この担保権の処分というのがですね、民事再生となるとですね、その我々が担保に押さえてるものが企業の事業の再生に必要な重要な資産だという認定をなされますと、競売手続きが裁判所の権限によって中止されるというような事態が想定されるということになっておりまして、もちろん我々担保を押えてますんで、一般債権者と同じような弁済率まで落とされるという心配はないんですが、その担保の処分の方法においても裁判所の許可のもと進めなければいけないと、要は借り手と直接交渉のもとで任意で進めていくという手段が大幅に制限されることになったという事態になっております。

それでもこれはあくまでも企業側の話です、民事再生を申請した企業のみのことですので、それ以外の連帯保証人、オーナーさんや関連会社含めて11月13日からですけども、いろんな形で差し押さえを行っていくという作業を、粛々とこれも速やかにできる限り早く行ったということです。

そういった形で回収作業を進めていったことが功を奏しましてですね、これ借り手サイドの働き方、当然あったものと思われますが、借り手スポンサーよりですね、我々の債券を丸ごと買い取って早期にバンカーズに返済を行いたいというような申し出をいただきましたが、初期の段階ではお断りをした上で、さらに連帯保証人のこういう不動産を差し押さえを行うなど回収作業を進めてまいりました。

これも多分、連帯保証人の保有不動産、自宅まで行って中にあるようなものの差し押さえも裁判所の許可を取って行ってたわけなんですけども、そういったことが功を奏して、借り手スポンサーからの条件の譲歩がございまして、満額、それから若干の利息も踏まえた上で買い取るというような条件をいただき、この方法で行うことが元本プラスアルファの回収と早期の回収に資するだろうという判断で、1月26日に債権の譲渡の契約を締結させる。

こちらに関してはですね、1月26日に実はバンカーズの手元には 今日、9日にお返しする金額のすべてが入っておったんですけども、今日に至るまでご返金できなかったという部分についてはですね、実は8月21日までは債権の購入者が我々に対して買い戻し請求ができるという権利が付されておりまして、必ずしもその可能性が高いという判断はしておりませんでしたから、これも締結したんですけども、法的には残念ながら8月21日のこの確定ができるまでお返しができなかったというものでございます。

 

投資家からの質問、不満について

これが経緯になるんですけども、この間、投資家のみなさまからはですね、ここに130件とございますけども、多くのご質問、ご不安の声、お怒りの声、いただきました。

大別しますと3点、元本が返ってくるのか、それから適切な投資判断だったのか、あるいは適切な情報提供をしてるのかという、この3点に分類されるというようなご意見をいただいておりました。

ガイア案件説明会のスライド画像4

元本回収に関しては弊社の回収チーム、相当手前味噌ですけども、 この手の事案の中においては、非常に速やかに投資家のみなさまにとってはベストな結果として、無事元本と、減ってはしまいましたけど利息分も回収はできたということをご報告、冒頭にさせていただいた通りでございます。

適切な投資判断だったのか、借り手の企業が民事再生を申請するに至ったという事実からすると、我々にパーフェクトだったということはもちろん申し上げられませんが、我々としてはそもそも融資そのものにはですね、100%を返済っていうのは相手が経済ですのでありえませんので、当然あってはいけないと思ってますけども、それが起こった場合、しっかり元本が回収できるということの手立てを行っての投資判断を行ったということで、ご理解を賜りたいなと。

最後の適切な情報提供だったのかと、こちらはですね、例えば今回のご質問の中においてもですね、元本が回収できるのかというようなお問い合わせをいただいておりまして、我々文章のお知らせにおいてはそういったことをご案内を申し上げているんですが、それが正しく伝わっていないというこの結果を見るにあたっては 、まだお伝えの仕方、文章のみで良かったのか、こういったウェビナーを開催すべきだったんじゃないかとか含めてですね、タイミング、内容、その時々先ほど申し上げた通り、弁護士の意見も聞きながら、我々としてはなるべく多くの情報を公開したつもりではいるんですが、それがみなさまにはちゃんと伝わっていなかったということを考えると、まだまだ改善点が多いのかなということで、こういった今日、説明会を開催させていただきましたけども、こういったものをもう少し早く行うなどの検討は、法律の許す範囲ですけども、どこまでできるのかということを検討しながら、より良い方法を見つけていきたいと考えております。 

タロウさん
タロウさん

以上です!

 

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