現在、ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングの業者の多くは、投資できることが確定してからの入金です。
しかし、確定前の事前入金が必要な業者も少ないながらあります。
投資家にはデメリットしかない事前入金。
その問題点などについて考えます。

事前やめてほしいです!
事前入金の業者は14社あります。

タップできる目次
メリットゼロの事前入金方式
事前入金方式の問題点
事前入金方式とは?
この記事で事前入金方式とは、投資できることが確定する前に業者への入金が必要な入金方式を指します。
事前に業者のデポジット口座に入金しておかないと、先着、抽選ともに応募ができません。
プチ解説 入金とは?
プチ解説 業者とは?
プチ解説 デポジット口座とは?
プチ解説 先着、抽選とは?
振込手数料がムダになる
事前入金方式の問題点は、まず銀行の振込手数料がムダになることです。
振込手数料を負担してデポジット口座に入金した。
ところがクリック合戦で投資できなかった。
この場合、入金時の振込手数料がムダになってしまいます。

むなしい…
プチ解説 クリック合戦とは?
振込手数料がダブルでムダになる業者も
さらに悲惨なのが、デポジット口座から出金する際の振込手数料が投資家負担の業者です。
入金時だけでなく出金時の振込手数料までムダになってしまいます。

踏んだり蹴ったりだよ…
作業がムダになる
また、作業がムダになります。
業者サイトで口座番号などを確認し、銀行のサイトを開いて振込手続きをし。
これらの作業も投資できなければムダになってしまうのです。
資金拘束される
さらに、抽選方式の場合は結果が出るまで資金が拘束されます。
100万円とかで応募してたら、けっこうキツイですよね?
それを避けるために募集期間の最後に応募するつもりでいたけれど、つい忘れてしまったとか。
このように、事前入金方式は投資家にとってデメリットしかないのです。

メリットゼロです!
なお、事前入金=デポジット口座方式は、入金の手間が省ける、再投資しやすい点がメリットと主張している業者がありますが。
そういうことは、せめて隔週ペースで募集するようになってから言ってください。
何週間もデポジット口座で資金を寝かせるつもりはありません。
事前入金方式の業者リスト
では、具体的にどの業者が事前入金方式なのか?
出金時の手数料負担の違いで2つに分けてリストアップします。
出金手数料が投資家負担の業者
振込手数料がダブルでムダになる最悪のパターンです。
※1:自分の口座がGMOあおぞらネット銀行の場合、出金手数料は無料
※2:10万円以上出金する場合、出金手数料は業者負担
出金手数料が業者負担の業者
ムダになるのは入金時の振込手数料だけです。
業者が事前入金方式にする理由
では、業者はなぜ事前入金方式にするのでしょうか?
2つの理由が考えられます。
入金しない投資家がいるから
1つは先着や抽選で投資できることになったのに、気が変わった等で入金しない投資家がいるからです。
こういう投資家は投資家から見ても害悪です。
2回やったら強制退会とかきびしい姿勢で対処して良いと思います。
日本の消費者はお客様意識が高すぎ、業者も過度にお客様扱いしすぎです。

ごもっとも。
ただ、不動産クラファン業者が約100社ある中で、事前入金の業者は上記の通りCREALなど6社しかありません。
ほとんどの業者は確定後の入金でできています。
そうである以上、入金しない投資家がいることを事前入金の理由にするのは、妥当性が十分にあるとは言い難いでしょう。
昔は事前入金が普通だったから
むしろ、事前入金にしている理由はこちらのほうが大きいと思います。
事前入金の業者を運営開始時期の順に並び替えたのがこちらです。
事前入金14社の内、9社が2019年以前に運営を開始しています。
業者 | 運営開始 |
---|---|
クラウドバンク | 2013年12月 |
OwnersBook | 2014年9月 |
オルタナバンク | 2015年5月 |
LENDEX | 2017年7月 |
Pocket Funding | 2017年8月 |
CREAL | 2018年11月 |
bitREALTY | 2019年1月 |
COOL | 2019年7月 |
わかちあいファンド | 2020年9月 |
みんなの年金 | 2021年2月 |
みんなでシェアファンド | 2022年10月 |
CAPIMA | 2022年12月 |
くじらファンディング | 2023年7月 |
LIFULL不動産クラファン | 2024年8月 |

古株が多い!
今でこそ確定後に入金の業者が大半ですが、実は2019年くらいまでは事前入金が普通でした。
僕が始めた2018年当時、maneoを始め大半の業者が事前入金で、確定後はJ.LENDING、SBI-SLなどごく一部だったのです。
現座、事前入金の業者の多くがソシャレン業者なのも、当時は不動産クラファン業者は4社しかなくソシャレン全盛期だったためでしょう。
当時のスタンダードで事前入金にし、そのまま今日に至る。
それが実態なのだと思います。

変えてもらえないのかな?
確定後入金にできる業者もある
システム自前の業者は不明
今から確定後入金に変えられるか?
システムを自前で作っている業者については分かりません。
おそらく可能ではあるでしょうが、手間とコストがかかります。
事前入金でシステム自前の業者はOwnersBook、クラウドバンク、CREALなど。
現状で集客できているので、あえて変更する可能性は低いと思います。

業者にメリットゼロか。
システム外注の業者は可能
一方、システム会社が作ったシステムを使っている業者は可能性があります。
例えば、COOLが使っているのは確定後入金のバンカーズと同じシステムです。
くじらファンディング、みんなでシェアファンド、みんなの年金、わかちあいファンドも同様で、同じシステムを使うエードMYバンク、まにわくは確定後の入金にしています。
使っているシステムが同じなのですから、確定後に変更することは可能なのではないでしょうか。
確定後入金にしてほしい
以上、今回は事前入金方式について見てきました。
事前入金は投資家にとってメリットゼロです。
そして、現在は9割以上の業者が確定後入金にしています。
確定後入金に変更できないか、ぜひ検討していただければと願う次第です。

なにとぞ!
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