アマゾンギフトカードに衝撃の変更が。
残高が30万円に達するとそれ以上は受け取れなくなります。

え~!
回避する方法はあるのか?
ソシャレン、不動産クラファンのアマギフキャンペーンは今後どうなるのか?
業者さんにも影響がある話です。

ソシャクラ界隈に衝撃です!
ソシャレン、クラファン、すべての業者のリストです!

タップできる目次
残高の上限が30万円になる
アマゾンギフトカード残高は上限30万円に
現在、Amazonギフトカード(以下、アマギフ)の残高には上限がありません。
いくらでも持っておくことができます。

極論、1億円でも。
しかし、3月28日からアマギフの規約が次のように変わります。
ギフトカード又は種類別商品券の残高の上限は、それぞれ30万円(相当)です。残額上限額を超えてギフトカード又は種類別商品券の登録はできません。
持っておけるのは30万円分まで。
30万円に達すると、それ以上は新たに登録できなくなります。

うげ~っ!
資金決済法改正の影響
今回の変更の背景にあるのは、2023年6月に行われた資金決済法の改正です。
こちらの記事で分かりやすく解説されていますが。

マネーロンダリング対策でアマギフなどの規制を強化することになった。
具体的にはアカウントの残高が30万円を超える場合、届出義務などが発生する。
それで業務が増えるからなのか、法的にマズイからなのかは知りませんが、3月28日から残高上限が30万円になるようです。
残高上限30万円が与える影響
すでに30万円を超えている分は?
30万円を超えている人の扱い
まず気になるのが、残高がすでに30万円を超えている人の扱いです。

そんな人いるの?

はい!
アマギフをけっこうもらう割りに、物欲、食欲ともゼロに近いスーパー低消費人間なものでして。
余裕で30万円を超えています。笑
30万円を超えた分はどうなるのでしょうか?
さすがに無効はないのでは?
これについてアマゾンのサイトには何も書かれていません。
とは言え、こういうことは事前に行政と事業者との間で調整が行われるものです。
行政としては不要な混乱は避ける方向で動くでしょう。
ですので、超えた分は無効ってことはさすがにないはずです。
超えている分はそのままでは?
ただし、超えている分を現金で銀行口座に振り込んでくれるってのは期待薄かな?と。
すでに超えている分については見て見ぬふりをする。
今のまま有効期限まで使えるのではないでしょうか?

それが無難だよね。
2025年2月28日加筆:超えている分はそのまま
アマゾンに問い合わせをし確認しました。
超えている分はそのままとのことです。
例えば現時点で残高が40万円の場合、超過分の10万円が無効になることはありません。
従来通り、有効期限まで使えます。
アマギフを受け取れなくなる?
30万円を超えて受け取れない
次に30万円を超えて受け取ることができない問題です。
すでに残高が30万円に達している場合、キャンペーンでアマギフをゲットしても受け取ることができません。
例えば会員登録をして業者からメールで送られてきても、アマギフとして使うことができないということです。

手はないの?
プチ解説 キャンペーンとは?
別アカウントで受け取れば良い?
いま使っている残高30万円のとは別に、アマゾンでアカウントを新しく作る。
そのアカウントで受け取ることは可能ではないかな?と。
改正資金決済法の第3条第9項には次のようにあります。
この章において「前払式支払手段記録口座」とは、前払式支払手段発行者が自ら発行した前払式支払手段ごとにその内容の記録を行う口座(当該口座に記録される未使用残高の上限額が高額として内閣府令で定める額を超えるものであることその他内閣府令で定める要件を満たすものに限る。)をいう。
「前払式支払手段」はアマギフのこと、「記録口座」はアカウントのことです。
つまり、3条9項の意味は、
「アマギフアカウント」とは、アマギフ発行者=アマゾンが発行したアマギフごとに、アマギフを登録しておくアカウントのことを言う。
ここで注目すべきは、1人が複数アカウントを持つ場合について言及していないことです。
複数持つ場合にはまとめて1つ扱いにするとは書かれていない。
条文にある内閣府令(第5条第3項)も確認しましたが、そういった規定はありませんでした。
そもそも、この法改正の目的はマネロン対策ですからね。
アカウントを10個作って300万円みたいなチンケなマネロンは放っておくってことでしょうか。
いずれにしても複数アカウントはダメという規定は見当たりません。

アマゾン的にはどうなの?
アマゾンで複数アカウントは可能
アマゾンで複数のアカウントを持つことは可能です。
アカウント切り替え機能があり、複数のアカウントを持つことを前提としています。
実際に作ってみたらできました。
なお、1つのメールアドレスで作れるアカウントは1つです。
作る時に携帯電話番号の登録を求められますが、アカウント作成後に削除できます。
なので、複数のメアドと1つの携帯番号を使って、複数のアカウントを作ることは可能です。

実際にやるのがあんたらしい。
2025年2月28日加筆:別アカウントでの受け取り可能
アマゾンに問い合わせをし確認しました。
別アカウントを作って受け取ることは可能です。
例えば現在持っているアカウントの残高が40万円だとします。
新たにアカウントを作り、そのアカウントで残高が30万円になるまで受け取ることが可能です。
将来受け取れなくなる可能性
ただ、将来的に法律などが変わり、10アカウントで300万円がダメになるかもしません。
いずれ、1人で残高30万円以上はアマギフが受け取れなくなる可能性を視野に入れる必要があるでしょう。
業者への影響
一部の投資家にキャンペーン訴求できない
次にソシャレン、不動産クラファン業者への影響です。
まず、30万円に達している投資家にはキャンペーンが効果ゼロになります。
だって、受け取れないのですから。
業者から投資家に「複数アカウント作ればOKです!」と言うわけにもいかないでしょうし。

そりゃそうだ。
投資家からのクレーム
それと、残高上限30万円を知らない投資家が大半のはずです。
このため、キャンペーンでアマギフを受け取った30万円オーバー投資家から「登録できない!」とクレームや問い合わせが来るでしょう。
どう対応しても投資家には不満が残るわけで、業者としては頭が痛いですよね。
アマギフ以外を検討する必要性
となると、アマギフ以外を検討する必要があるのではないでしょうか。
具体的には「選べるe-GIFT」です。
選べるe-GIFTは様々なものに交換できます。
- アマギフ
- PayPay
- au PAY
- dポイント
- WAONポイント
- セブン銀行ATMで現金受取
- etc.

これであれば30万円オーバー投資家にもキャンペーン訴求できますよね。
アマギフ残高上限のまとめ
ということで、アマギフ残高上限30万円について解説しました。
最後にポイントをまとめておきます。
- アマギフ残高が上限30万円に
- 30万円に達すると新たに登録不可
- 3月28日から
- すでに超えている分はそのまま
- 別アカウントでの受け取りは可能
- いずれダメになる可能性
- 一部投資家でキャペーン効果ゼロ
- クレーム・問い合わせ増の可能性
- 選べるe-GIFTなど要検討
面倒なことをしてくれますよね。
業者さん、ぜひ今後の対応のご検討を。

お早めに!
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