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担保順位|ソシャレン・不動産クラファン用語集

担保順位

担保順位とは

1つの土地が複数の貸し手の担保になる場合があります。

例えば、借り手が所有する評価額1億円の土地を担保に、銀行が6千万円、信用金庫が2千万円を貸すといったケースです。

借り手が返済不能になると土地を売って貸したお金を回収しますが、その回収の優先順位を担保順位といいます。

 

担保順位の表現

担保順位は「1位、2位」ではなく、「第一順位、第二順位」と表現されます。

 

担保順位の意義

例として1億円の土地を担保に次のような融資が行われました。

担保順位 貸し手 融資額
第一順位 A銀行 6千万円
第二順位 B信用金庫 2千万円
第三順位 C lending 1千万円

 

借り手が返済不能になり土地を売却したが、8千万円でしか売れなかったとします。

この場合、まずA銀行が6千万円を回収、次にB信用金庫が2千万円を回収、C lendingは1円も回収できません。

 

担保順位と貸付金利

このように、担保順位が低いと融資回収で不利です。

その代わり、貸付金利が上がるなど条件が良くなります。

第一順位で安全性が高いA銀行は2%の利子しか得られない。

第三順位でリスクを抱えるC lendingは6%の利子が得られるといったイメージです。

担保順位 貸し手 貸付金利
第一順位 A銀行 2%
第二順位 B信用金庫 4%
第三順位 C lending 6%

 

抵当権との関係

ソーシャルレンディング業者案件説明で「抵当権第1順位」という表現が使われることがあります。

これは、担保順位が第一順位であることと同義です。

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