僕が投資していたX-Crowd第1号案件が無事に終了しました。
第1号案件の投資対象は京町家を改修したインバウンド向け宿泊施設。
コロナの影響を受けながらの無事終了はさすが東証一部上場企業が運営する不動産クラファンです。
さすがだね!
そして、X-Crowdが募集を再開する可能性が浮上しました!
第1号案件の財産管理報告書の内容をもとに解説します。
やっぱり上場系が安心です!
タップできる目次
X-Crowd第1号案件へのコロナの影響
まず、X-Crowd第1号案件にコロナがどのように影響したかです。
X-Crowdとは?
X-Crowdは2019年10月に運営を開始した不動産投資型クラウドファンディングです。
運営会社は東証一部上場の不動産会社「インテリックス」です。
X-Crowd第1号案件
硬いと思って100万円を投資
そのX-Crowdの第1号案件がこちらです。
投資対象 | 数珠庵(宿泊施設) |
---|---|
募集額 | 6,300万円 |
利回り | 3.0% |
運用期間 | 12ヶ月 |
劣後出資比率 | 30% |
運営会社が東証一部上場企業で、しかも第1号案件。
ガチガチに硬いと見た僕は100万円を投資しました。
思い切ったね。
コロナの直撃を受ける
しかし、投資対象の数珠庵は京町家を改修した宿泊施設。
ターゲットはインバウンド客です。
当然のごとくコロナの影響をもろに受けることとなりました。
想定外でした…
どのような影響を受けたのか?
第1号案件の財産管理報告書から見てみます。
2月にコロナの影響が現れる
数珠庵は2019年5月に開業しました。
実績は好調で11月までの稼働率は平均で69%に上っていました。
12月に52%に下がったものの、この時点ではまだコロナの影響は出ていません。
コロナの影響が現れたのは2月の下旬に入ってからです。
ダイヤモンド プリンセス号の感染で諸外国が日本への渡航禁止措置などを取ったため、春の予約キャンセルが急増。
本来、最盛期であるはずの4月が稼働率ゼロという異常事態に陥ったのです。
コロナが直撃…
自粛ムードで国内需要も伸びず
4月に非常事態宣言が発令されると、日本全国が自粛ムードとなりました。
5月以降の営業状況は関西圏の若年層が少人数で宿泊する程度にとどまります。
8月にGoToトラベルが始まりましたが、多くの旅行客が週末に1泊する程度で、稼働率は30%ほどに低迷しました。
GoToトラベルもキャンセルが相次ぐ
その後、状況はわずかですが改善に転じ、年末の予約は60%近くにまで回復しました。
ところが、12月14日に年末年始のGoToトラベル停止が決定。
数珠庵でもキャンセルの続出が予想される事態になったとのことです。
現場は大変なんだな。
X-Crowd第1号案件が無事運用終了
コロナの直撃を受けたX-Crowd第1号案件でしたが、無事に運用を終了しました。
固定家賃だった
第1号案件では分配金は数珠庵の賃料収益から支払われる計画でした。
稼働率激落ちで宿泊収入は激減 → 分配金ピンチのはずだったのですが。
財産管理報告書には意外な事実が。
本匿名組合事業は事業者からの固定家賃を前提とする事業であるため、実際の匿名組合配当に特段の影響はございませんでした。
なんと、稼働率に関わらず一定の賃料を支払う固定家賃だったのです。
これで分配金は問題なし。
知らんかった!
売却はもともと想定せず
元本償還ですが、もともとこの案件は物件の売却を予定していません。
投資家から集めたお金は手を付けずにキープしています。
ということで、元本償還も問題なしです。
首の皮が、
つながった!
無事に運用を終了
こうして僕は予定通りの分配金を受け取り、100万円も全額戻ってきました。
助かりました。
ありがとうございました!
X-Crowdが募集を再開!
第1号案件の財産管理報告書にはX-Crowd再開に関する記載がありました。
第2号案件で止まっていた
X-Crowdはこれまでに2つの案件の募集を行いました。
募集開始 | 案件名 | 募集額 |
---|---|---|
2019年11月29日 | 珠数庵 | 6,300万円 |
2020年1月30日 | すみ蛍 朧 | 3,100万円 |
しかし、コロナの影響で募集は第2号案件で止まっていました。
タイミングが悪すぎたよね。
硬い業者さんなのですが…
これからX-Crowdはどうなるのか?
財産管理報告書にX-Crowdの今後に関する記載がありました。
京町家案件の再開はない
X-Crowdは社会貢献や地域再生を念頭に置いた不動産クラファンであり、その一環として京町家案件を扱ってきました。
しかし、京町家案件の募集を再開させる考えはないようです。
成長市場や地域再生における収益媒体としてインバウンドを避けて通ることはできません。その前提において、海外の方が訪日できないという現況下で、商品を供給し、個人投資家の資金を募ることはあってはならないことと考えております。
つまり、こういうことです。
- 京町家案件はインバウンド需要が前提
- 現状、インバウンド需要は見込めない
- そうである以上、募集はできない
上場企業としては当然の判断でしょう。
ちゃんとした対応だね。
京町家以外で再開する
そして、X-Crowdについて次のように書かれています。
社会貢献や地域再生という要点に該当しない案件についても、X-Crowdへの組み入れを検討しております。
地域再生などに該当しない案件、つまり、京町家とは別の案件をX-Crowdで扱う。
京町家案件以外でX-Crowdを再開させるということです。
X-Crowd再開キタ~!
不動産クラファンにインテリックスは最適
まだ具体的な予定はないようですが、これは期待できます。
運営会社のインテリックスは東証一部上場の不動産会社です。
主力事業は中古マンションの再生販売です。
- 中古マンションを仕入れ
- リノベーションし
- 販売する
1の仕入れ資金を不動産クラファンで調達する。
インテリックスは商業ビルやビジネスホテルなどでも不動産小口化商品の実績があります。
X-Crowdで扱える不動産を豊富に持っているので、再開は非常に期待できます。
東証一部の真打ちが登場だ。
やはり上場企業系が安心
ということで、X-Crowd第1号案件は無事に終了。
X-Crowd再開も望みが見えてきました。
上場企業は体力があるので、コロナでも簡単には倒れません。
しかも、信用に影響するので案件を無事に終わらせる可能性が高い。
今後も上場企業系への投資を強化します。
上場系が安心です!
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