グループ売上高1兆4千億円の東証一部上場企業系の不動産クラファンが誕生しました。
その名もproperty+(プロパティプラス)。
不動産クラファンの真打ちが登場です!
第1号案件は利回り10%。
10%はスゴイ!
どんな業者なのか?
大注目の新人を紹介します。
巨大企業が参入です!
タップできる目次
property+の概要
まず、property+について紹介します。
property+とは?
property+(プロパティプラス)は2021年5月に運営を始めた新しい不動産クラファンです。
サービス名 | property+ |
---|---|
運営会社 | 株式会社リビングコーポレーション |
運営開始 | 2021年5月 |
最低投資額 | 1万円 |
利回り | 3.5~10% |
運用期間 | 3~12カ月 |
このあと説明しますが、東証一部上場企業のグループ会社の運営です。
●公式サイト:property+
property+の運営会社
property+を運営するのは株式会社リビングコーポレーションです。
社名 | 株式会社リビングコーポレーション |
---|---|
本社所在地 | 東京都渋谷区渋谷4-2-12 |
設立 | 2016年2月 |
資本金 | 1億円 |
代表者 | 代表取締役 鈴木英樹 |
上場 | 非上場 |
3月中旬に書いた記事で紹介しましたが、
リビングコーポレーションは東証一部上場の飯田グループHDのグループ会社です。
この飯田がスゴイっす!
飯田グループホールディングス
飯田グループホールディングス(以下、飯田グループHD)は東証一部上場の大手不動産業者です。
国内第2位の不動産業者
分譲戸建住宅の販売で国内シェアトップ。
従業員9,700人、2020年度のグループ売上高は1兆4千億円で、
会社名 | 売上高 |
---|---|
三井不動産 | 1兆9,056億円 |
飯田グループHD | 1兆4,020億円 |
三菱地所 | 1兆3,021億円 |
住友不動産 | 1兆135億円 |
東急不動産HD | 9,632億円 |
三井不動産に次ぐ国内第2位です。
三菱地所より上!
上場6社が統合して誕生
飯田グループHDは2013年に6つの不動産業者を統合する持株会社として誕生しました。
これら6社は統合前はいずれも上場企業でした。(売上高は2013年度末)
- 一建設
- 売上高:2,787億円
- 旧上場市場:ジャスダック
- 飯田産業
- 売上高:1,564億円
- 旧上場市場:東証一部
- 東栄住宅
- 売上高:1,128億円
- 旧上場市場:東証一部
- タクトホーム
- 売上高:874億円
- 旧上場市場:東証一部
- アーネストワン
- 売上高:2,034億円
- 旧上場市場:東証一部
- アイディホーム
- 売上高:689億円
- 旧上場市場:ジャスダック
最も規模が小さいアイディホームでさえ、売上高はRimpleを運営する東証一部のプロパティエージェントの3倍です。
格が違うって感じだ。
property+は東証一部系の不動産クラファン
不動産業界第2位で東証一部上場の飯田グループHD。
そのグループ会社が運営するのがproperty+です。
東証一部系なので高い信頼性が期待できます。
でも、東証一部だから安全と言えるのかな?
SBI-SLの一件があっただけに…
SBI-SLとは違う
確かにSBI-SL事件で東証一部神話に陰りが出ています。
ただ、property+とSBI-SLでは状況がかなり違います。
property+はグループの本家筋
まず、property+を運営するリビングコーポレーションは、一建設の子会社です。
一建設は飯田グループHD設立で統合された6社の内の1社です。
- 飯田グループHD
- 一建設
- リビングコーポレーション
- 一建設
そして6社を統合する前、一建設以外の5社はいずれも一建設の子会社でした。
- 一建設
- 飯田産業
- 東栄住宅
- タクトホーム
- アーネストワン
- アイディホーム
さらに、飯田グループHDの初代代表は一建設を設立した飯田一男氏です。
つまり、一建設は飯田グループHDの中核企業であり、いわば本家です。
- 飯田グループHD
- 一建設(中核企業、本家)
- リビングコーポレーション(property+)
- 一建設(中核企業、本家)
property+は飯田グループHDの本家筋が運営する不動産クラファンと言えます。
傍系だったSBI-SLとは違うのね。
SBI-SLはガバナンスが効いていなかった
もう一つ違うのはガバナンスの点です。
SBI-SLの問題について問われたSBI-HDトップの北尾社長が、
300社以上(のグループ会社)全部を細かく見るわけにはいかない。
と、のたもうて大ひんしゅくを買いましたが。苦笑
要はSBI-SLにはSBI本体のガバナンスが効いていなかったということです。
property+はガバナンスが効く
この点、property+は違います。
運営会社のリビングコーポレーションには役員が6人います。
このうち、取締役の堀口忠美氏は一建設の社長で、飯田グループHDの専務取締役も兼務しています。
- リビングコーポレーションの役員
- 代表取締役社長 鈴木英樹
- 常務取締役 土田慶太郎
- 取締役 堀口忠美(一建設社長、飯田HD専務)
- 取締役 鈴木学(一建設取締役)
- 取締役 飯塚誠(一建設執行役員)
- 取締役 佐藤甲治(一建設執行役員)
他の3人の取締役もすべて一建設の役職者です。
一建設だらけだね。
- 飯田グループHD
- 一建設(中核企業、本家)
- リビングコーポレーション(property+)
- 一建設(中核企業、本家)
リビングコーポレーションには飯田グループHDの中核企業である一建設の人材が入り込んでいます。
ですので、SBI-SLとは違ってproperty+は本体のガバナンスが十分に効くと考えます。
それを聞いて安心。
不動産クラファン参入の狙い
ところで、飯田グループHDが不動産クラファンに参入する狙いは何でしょうか?
リビングコーポレーションの主力事業
リビングコーポレーションの主力事業は投資用不動産の開発と販売です。
東京・名古屋・福岡エリアを中心に、マンションとアパートを開発しています。
特に主力商品であるデザイナーズマンション(quador・Brancheシリーズ)は、これまでに300棟近い販売実績を誇ります。
不動産クラファンで客層拡大を狙う
これまで、リビングコーポレーションは富裕層やREITなどを相手に、投資用マンションを1棟単位で販売してきました。
- リビングコーポレーションの販売先
- 富裕層
- 個人投資家
- 事業法人
- REIT
- 私募ファンド
- 小口投資家 ← 客層の拡大
ここに1万円から投資できる不動産クラファンを加えることで、客層を個人の小口投資家に拡大させることが飯田グループHDの狙いでしょう。
property+でマンション案件を出すわけか。
安全性が期待できる
ただ、リビングコーポレーションの主力販売先は今後も富裕層などでしょう。
もしproperty+で事故などが起こると信用失墜で主力の販売先を失いかねないです。
クラファンの事故第1号になるものね。
飯田グループ全体のイメージダウンにもつながりかねません。
そうならないように、property+では厳選した物件を出してくるはずです。
結果として、property+の安全性が高まる可能性が高いと思います。
巨大企業ゆえに下手なことができません!
不動産クラファンの真打ち登場
これで東証一部上場系の不動産クラファンは6社になりました。
- property+(飯田グループHD)
- ジョイントアルファ(穴吹興産)
- TREC FUNDING(トーセイ)
- X-Crowd(インテリックス)
- B-Den(ビーロット)
- Rimple(プロパティエージェント)
ですが、飯田グループHDは他の5社とは格が違います。
会社名 | 売上高 | 時価総額 |
---|---|---|
飯田グループHD | 1兆4,020億円 | 7,999億円 |
穴吹興産 | 954億円 | 238億円 |
トーセイ | 639億円 | 511億円 |
インテリックス | 379億円 | 74億円 |
ビーロット | 265億円 | 104億円 |
プロパティエージェント | 227億円 | 179億円 |
売上高でこれまでトップだった穴吹興産の14倍。
時価総額はトーセイの15倍です。
5社の売上高をすべて足しても、飯田グループHDの5分の1以下。
異次元すぎて比較にならない。
不動産クラファンの真打ち登場と言って良いでしょう。
大いに期待できます!
property+の案件
それでは次に、property+で募集された案件を見てみましょう。
すでに2案件の募集が行われています。
1号 阿佐ヶ谷
第1号はデビュー記念案件です。
基本情報
基本情報は以下の通りです。
- 案件名:Branche阿佐ヶ谷ファンド1
- 利回り:10%
- 運用期間:3カ月
- 劣後出資比率:75.4%
- 分配:満期一括
- 募集総額:1,200万円
- 最低投資額:1万円
- 出資単位:1万円
- 出資上限:20万円
- 募集方式:先着方式
- 募集開始:6月8日12時
デビュー記念ということで利回り10%の大盤振る舞いでした。
しかも劣後出資比率は驚異の75.4%。
完全なお祭り案件です。
利益度外視のプレゼント案件!
投資対象物件
次に投資対象物件です。
- 物件名:Branche阿佐ヶ谷
- 所在地:杉並区阿佐谷北3丁目37-12
- 築年:2020年2月
- 構造:RC4階建て
- 専有面積:57.6㎡(壁芯)
- 最寄り:中央線阿佐ヶ谷駅 徒歩10分
リビングコーポレーションの自社開発マンション「Branche」シリーズの物件を出してきました。
2020年2月竣工の築浅の物件です。
築浅、50平米超で中央線沿線。
募集額の1,200万円以上で売れないわけがなく、元本回収は99%確実です。
デビュー案件ということでガチガチに硬い物件を出してきた印象を受けます。
安全が保証されたって感じね。
2号 名古屋桜山
第2号案件は募集開始の直前に出てきました。
基本情報
基本情報は以下の通りです。
- 案件名:Branche桜山Ⅲファンド1
- 利回り:3.5%
- 運用期間:12カ月
- 劣後出資比率:4.2%
- 分配:期中分配あり
- 募集総額:1,540万円
- 最低投資額:1万円
- 出資単位:1万円
- 出資上限:500万円
- 募集方式:先着方式
- 募集開始:6月8日10時
デビュー大盤振る舞いの1号から一転し、2号はなかなかシビアな案件でした。
利回り3.5%もさることながら、劣後出資比率は5%割れ。
通常運転はこのレベルになるのかもしれません。
3.5%ならOKラインでしょ。
投資対象物件
投資対象物件はこちらです。
- 物件名:Branche桜山Ⅲ
- 所在地:名古屋市昭和区丸屋町6丁目68-1
- 築年:2019年10月
- 構造:RC5階建て
- 専有面積:27.0㎡(壁芯)
- 最寄り:地下鉄桜通線桜山駅 徒歩6分
こちらも自社開発のBrancheシリーズの物件です。
名古屋市内にある築浅のワンルームマンションです。
会員限定情報なので詳細は伏せますが、還元利回りや評価額など手を出すべきか躊躇する部分がありました。
飯田グループがバックでなければ投資を見送ったかもしれません。
ここまで案件についてでした!
property+に期待!
最後に僕の投資状況と今後の見通しについてです。
2件とも投資しました!
第1号は迷う余地すらありません。
月額賃料と還元利回りを見て投資を即決しました。
バリバリ硬かったです!
第2号は正直迷いました。
が、案件をコケさせる妥当な理由が見当たらないという、不動産投資とはまったく関係ない理由で投資を決めました。
これでコケたら自分が甘かったとあきらめます。笑
ということで、下記の通り投資しました。
- 第1号:20万円(上限)
- 第2号:50万円
激戦を勝ち抜いたのね。
1号は1分かかりませんでした!
会員登録の際の注意点
これから登録する方に2つ注意点です。
1.ハガキのほうが確実
会員登録の際の本人確認書類の提出方法について。
スマホで本人確認書類や自分の顔を撮影する方法(eKYC)がありますが、撮影にコツが必要で難しいです。
また、property+ではなく外部の業者を利用しての提出で、その外部業者でも登録データが保管されることになります。
個人情報が…
その一方でハガキが届くまで待つ必要がなく、登録完了が早いというメリットがあるのですが。
すでに1号、2号の募集が終わり急ぐ必要がないので、今まで通り画像をアップロードする方法で会員登録するほうが無難です。
僕も画像アップロードで登録しました!
2.GMO銀行がオトク
property+では振込手数料が入金、出金ともに投資家負担です。
- 入金:投資家負担
- 出金:投資家負担
入金はどこも投資家負担なのでしょうがないですが。
出金手数料は会員登録の際に銀行口座をどこで登録するかで変わります。
- GMOあおぞらネット銀行:無料
- 他の銀行:180円
property+の銀行口座がGMOなので、自分の口座もGMOにすれば無料ってことです。
もちろん、GMOから振り込むことで入金も無料になります。
ですので、会員登録の際にGMO銀行で登録するとオトクです。
僕もGMOにしました!
東証一部系を選択肢に加えよう
飯田グループHDがすごい
以上説明してきましたが、
- 売上高1兆4千億円
- 不動産業界第2位
- 東証一部上場
- 時価総額7,999億円
飯田グループHDがすごすぎます。
信頼性の高さは不動産クラファン業者の中でダントツのトップです。
投資判断は案件単位ですべきだが
もちろんSBI-SLが証明した通り、東証一部だからとか、経営が盤石だからといった理由だけで業者を選ぶべきではありません。
また「業者が良い=すべての案件が良い」は誤りであり。
投資の是非はあくまでも個々の案件ごとに判断すべきです。
良い業者でもハズレ案件はあるよね。
property+を選択肢に加える
ただ、飯田グループHDの信頼性が桁違いであることも事実です。
会社名 | 売上高 | 時価総額 |
---|---|---|
飯田グループHD | 1兆4,020億円 | 7,999億円 |
穴吹興産 | 954億円 | 238億円 |
トーセイ | 639億円 | 511億円 |
インテリックス | 379億円 | 74億円 |
ビーロット | 265億円 | 104億円 |
プロパティエージェント | 227億円 | 179億円 |
その飯田グループHD系の不動産クラファンであるproperty+を投資の選択肢に入れておいて損はないです。
property+で投資のチャンスを増やす
今や人気業者はどこもクリック合戦。
投資額を増やすには投資のチャンスを増やすことが必須です。
property+で投資のチャンスを増やしましょう。
僕も投資します!
●公式サイト:property+
コメント