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ソシャレン、クラファン各社の入金順序と出金手数料負担者の一覧表

【2024年3月1日更新】

先入金で出金手数料が投資家負担の業者はキツイ

ソーシャルレンディング、不動産投資型クラウドファンディングをしている投資家の共通認識だと思います。

では、

  • どの業者が先入金で
  • どの業者が出金投資家負担で
  • 実際にどのくらいキツイ

のでしょうか?

事実に基づいて正確に認識できていない投資家もいると思います。

そこで、ソシャレン、不動産クラファン全業者について調べてみました。

タロウさん
タロウさん

本当にキツイのは3社です!

 

 

この記事の著者
投資家・ブロガー
タロウ

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファディング専門の投資家です。
2018年にソシャレン・クラファン投資を始め、これまで400件を超える案件に1億9千万円以上を投資し損失ゼロ。
安全性を最重視した投資情報を発信しています。

入金順序と出金手数料負担者の一覧表

入金する順序と誰が出金手数料を負担するかを全業者について調べました。

 

資金効率に影響がある

その前に、なぜ「先入金+出金投資家負担」がキツイのか説明を。

先入金では業者の口座にお金が残る

先入金とは「投資する前に業者の口座にお金を入金する」ことです。

この場合、次のようなことが起こり得ます。

  1. 業者の口座に20万円を入金した
  2. クリック合戦で負けて投資できなかった
  3. 業者の口座に20万円が残る
左野くん
左野くん

引き出せば良いじゃん?

出金投資家負担だと資金効率が落ちる

おっしゃる通りで引き出せば済む話です。

でも、出金手数料が投資家負担だと、

  • 20万円を入金した際の振込手数料
  • 20万円を引き出す際の振込手数料

往復2回の振込手数料が発生し、コスト増で資金効率が落ちます。

かといって、そのまま業者の口座で寝かしておいても資金効率が落ちますよね。

「先入金+出金投資家負担」は資金効率が落ちる点で投資家にとって不利なのです。

タロウさん
タロウさん

悩ましいデス…

 

ソーシャルレンディング業者の一覧

では、各業者は投資家にとって不利な状況なのか?

全社について一覧表にまとめました。

表示の意味は以下の通りです。

  • 入金:入金するタイミング
    • 先:事前に入金
    • あと:投資確定後に入金
  • 出金:出金手数料の負担者
    • 投資家:投資家が負担
    • 業者:業者が負担

それでは、ソーシャルレンディング業者から見ていきましょう。

業者名 入金 出金
Wealth Concierge 投資家
AGクラウドファンディング あと 投資家
OwnersBook 投資家
オルタナバンク 投資家
CAPIMA 業者
COOL 業者
クラウドクレジット 投資家
クラウドバンク 業者
COMMOSUS 先 *1 投資家
CRE Funding 投資家
J.LENDING あと 業者
シノケンオーナーズファンディング 投資家
高島屋ソーシャルレンディング 投資家
DL FUNDING 投資家
日本元気インベストメント 投資家
Nextshift Fund あと 業者
バンカーズ あと 業者
bitREALTY 業者
Funds あと 業者
Funvest あと 業者
FUELオンラインファンド 投資家
Pocket Funding 投資家
Maritime Bank あと 業者
LENDEX 業者
*1 COMMOSUSは応募後の入金も可能です。ただし、振込をし業者側で入金が確認される前に募集が満了した場合、応募は無効となります。
ですので、確実に投資するためには先入金が必要です。

CRE FundingはFUELオンラインファンドに統合されました。

 

不動産クラファン業者の一覧

続いて不動産クラファン業者の一覧です。

業者名 入金 出金
i-Bond あと 投資家
ASSECLI あと 業者
ASSET FUNDING あと 投資家
ADVANCE FUNDING あと 業者
&FUND 投資家
Ezファンド あと 投資家
糸funding あと 投資家
Incapi あと 投資家
iRD あと 業者
A funding あと 業者
エードMYバンク あと 業者
FC FUNDING あと 投資家
LSEED あと 業者
えんfunding あと 業者
大家どっとこむ あと 投資家
ALTERNA(オルタナ) 投資家
ONIGIRI Funding あと 業者
GALA FUNDING あと 投資家
CAMEL あと 業者
くじらファンディング 業者
Good Com Fund あと 不明
CROWD BUILDS あと 投資家
CREAL 投資家
GREEDY あと 業者
GATES FUNDING あと 業者
KORYO Funding あと 業者
GOLD CROWD あと 業者
ゴコウファンド あと 投資家
ココカラファンド あと 業者
あと 業者
SHIODOME funding あと 業者
ジョイントアルファ あと 業者
JIN-SAKUみらいファンド 投資家
SECOND LIFE あと 業者
SOCIO CROWD あと 業者
SOLS あと 投資家
DARWIN funding あと 業者
Daimlar Fund あと 業者
タスキFunds あと 不明
田村ビルズクラウドファンディング あと 業者
TAMBO あと 業者
地域医療福祉支援ファンド あと 投資家
ちょこっと不動産 あと 投資家
Chotto.Fund あと 業者
T’s Funding あと 投資家
TSON FUNDING あと 業者
TECROWD あと 投資家
投活 あと 業者
TOMOTAQU あと 投資家
TREC FUNDING あと 投資家
72CROWD. あと 投資家
信長ファンディング あと 業者
PARTNERS Funding あと 業者
BATSUNAGU あと 投資家
ハロー!RENOVATION あと 投資家
ビギナーズクラウド あと 業者
victory fund あと 業者
B-Den あと 投資家
FANTAS funding あと 業者
FUNDROP あと 投資家
不動産バンク あと 投資家
プレファン あと 業者
property+ 業者
VERFUND あと 業者
Pocket+ あと 業者
MyShopファンド あと 業者
Myファンド あと 業者
まにわく あと 業者
mitasuファンディング あと 業者
みらファン あと 投資家
みんなで大家さんmini あと 業者
みんなでシェアファンド 投資家
みんなdeマンション経営 あと 業者
みんなの年金 投資家
Mercurius あと 業者
ヤマワケエステート あと 投資家
Lives-FUNDING あと 投資家
ライフフィールドファンド あと 投資家
LANDNET Funding あと 業者
REEZIN あと 業者
REISMファンズ あと 業者
RENOSY あと 業者
REVADD あと 業者
Re:Vest あと 業者
利回りくん あと 業者
利回り不動産 あと 投資家
Rimple あと 業者
LEVECHY あと 投資家
わかちあいファンド 投資家
タロウさん
タロウさん

ここからが本題です!

&FUNDは2025年2月14日に運用を終了する予定です。公式サイトは2024年2月26日に閉鎖されました。

ALTERNA(オルタナ)は不動産クラファンではなくSTOですが、利用者にクラファン投資家が多いため掲載しています。

LANDNET FundingはLSEEDにリニューアルされました。

 

「先入金+出金投資家負担」は18社

我々投資家にとって不利な

  • 事前に入金
  • 出金手数料が投資家負担

2つの条件が揃っている「先入金+出金投資家負担」の業者は以下の18社です。

業者名 入金 出金
Wealth Concierge 投資家
OwnersBook 投資家
オルタナバンク 投資家
クラウドクレジット 投資家
COMMOSUS 投資家
CRE Funding 投資家
シノケンオーナーズファンディング 投資家
高島屋ソーシャルレンディング 投資家
DL FUNDING 投資家
日本元気インベストメント 投資家
FUELオンラインファンド 投資家
Pocket Funding 投資家
&FUND 投資家
ALTERNA(オルタナ) 投資家
CREAL 投資家
JIN-SAKUみらいファンド 投資家
みんなでシェアファンド 投資家
みんなの年金 投資家
わかちあいファンド 投資家
右田さん
右田さん

この18社はやめたほうが良いの?

一概には言えません。

「先入金+出金投資家負担」でも実質的な負担がゼロまたは軽微な業者が多いからです。

次の章で詳しく見ていきます。

タロウさん
タロウさん

深刻なのは3社だけです!

投資家の負担が大きく不利なのは3社

「先入金+出金投資家負担」で本当に負担が大きくなるかは提携銀行によって決まります。

 

提携銀行によって投資家の負担が変わる

「先入金+出金投資家負担」であっても、銀行によっては投資家の負担がゼロになる場合があります。

出金元となる業者の銀行(以下、提携銀行)と出金先となる投資家の銀行が同じであれば振込手数料が無料または安くなるからです。

つまり、投資家の負担は業者の提携銀行によって変わります。

以下、提携銀行ごとに投資家の負担がどうなるかを見ていきましょう。

 

GMO提携業者は投資家の負担ゼロ

「先入金+出金投資家負担」で提携銀行がGMOあおぞらネット銀行の業者(以下、GMO提携業者、以下同)は以下の9社です。

 

振込手数料は無料にできる

大半のGMO提携業者の出金手数料は次のようになっています。

出金手数料 3万円未満 3万円以上
同行宛 無料 無料
他行宛 135~145円 135~145円

GMO銀行同士の振込手数料は無料ということです。

ですので、会員登録で出金先の自分の銀行をGMO銀行にすれば出金時の振込手数料は無料です。

なお、ALTERNA(オルタナ)は出金先の銀行に関わらず一律で以下の通りです。

出金手数料 1回目 2回目以降
ALTERNA(オルタナ) 無料 145円

また、日本元気インベストメントはGMO銀行宛は無料、他行宛も月1回まで無料です。

 

三井住友提携業者も実質負担ゼロ

三井住友提携業者は以下の2社です。

出金手数料は出金先の銀行に関わらず一律で以下の通りです。

出金手数料 1回目 2回目以降
クラウドクレジット 無料 756円
COMMOSUS 無料 770円

両社とも毎月1回まで出金手数料が無料です。

1回あれば十分ですので、「先入金+出金投資家負担」ですが投資家の負担は実質ゼロと言えます。

左野くん
左野くん

2回も出金しないもんね。

 

楽天提携業者は低負担

次は楽天提携業者です。

出金手数料は以下の通りです。

出金手数料 3万円未満 3万円以上
同行宛 &FUND 52円 52円
CREAL 105円 105円
他行宛 150円 229円

自分の銀行を楽天銀行で登録すれば割安にできます。

楽天銀行を提携銀行とする業者は他にも複数あります。

こちらも手続きはすべてオンラインでできますので、手数料を節約したい投資家は口座を開設すると良いでしょう。

 

PayPay提携業者も低負担

PayPay提携業者は3社です。

 

JIN-SAKUとみんなの年金は55円

出金手数料ですが、JIN-SAKUとみんなの年金は以下の通りです。

出金手数料 3万円未満 3万円以上
同行宛 55円 55円
他行宛 160円 160円

自分の銀行をPayPay銀行にすれば55円で済みます。

 

わかちあいは実質無料

わかちあいファンドの出金手数料は以下の通りです。

出金手数料 10万円未満 10万円以上
同行宛 55円 無料
他行宛 160円 無料

投資額が10万円以上の投資家が多いので、実質無料といって良いでしょう。

 

三菱UFJ提携業者は負担大

三菱UFJ提携業者は1社です。

出金手数料は出金先、金額に関わらず一律330円です。

出金手数料 3万円未満 3万円以上
同行宛 330円 330円
他行宛 330円 330円

OwnersBookはクリック合戦は激戦で抽選は高倍率なため、事前入金の振込手数料がムダになる可能性が高いです。

しかも、出金手数料を無料にする逃げ道がない。

投資家にとってなかなか厳しいです。

右田さん
右田さん

せめて出金手数料を月イチ無料に。

 

イオン提携業者は多くの投資家に負担大

イオン提携業者は1社です。

自分の銀行をイオン銀行にすれば出金手数料を無料にできますが。

出金手数料 5万円未満 5万円以上
同行宛 無料 無料
他行宛 220円 440円

提携銀行がイオン銀行なのはWealth Conciergeだけです。

1社のために口座開設というのは非現実的ではないでしょうか?

ほとんどの投資家にとって出金手数料は440円です。

左野くん
左野くん

入金も手数料がかかるし…

 

みずほ提携業者はデストピア!

最悪なのがみずほ提携業者です。

Pocket Fundingで出金手数料が無料になるのは、自分の銀行がみずほ銀行那覇支店の場合だけです。

出金手数料 3万円未満 3万円以上
同行同支店宛 無料 無料
同行他支店宛 220円 440円
他行宛 490円 660円

みずほに口座を持っていなければ660円です。

さすがに高すぎませんか?

タロウさん
タロウさん

出金できない…

 

本当にキツイ3社

以上より、「先入金+出金投資家負担」で本当にキツイのは3社です。

大半は逃げ道がある

「先入金+出金投資家負担」の業者のうち、大半は逃げ道があります。

  • GMO業者:GMOで口座作れば負担ゼロ
  • 三井住友業者:月イチ無料
  • 楽天業者:楽天で口座作れば52円or105円
  • PayPay業者:PayPayで口座作れば55円
右田さん
右田さん

許容範囲か。

逃げ道がない3社

本当にキツイのは逃げ道がない3社です。

  • OwnersBook:330円
  • Wealth Concierge:440円
  • Pocket Funding:660円

この3社、なんとかなりませんかねぇ…

タロウさん
タロウさん

特にポケファン!

提携銀行をネット銀行に変えてほしい

これはさきほどの3社に限りませんが、提携銀行をネット銀行に変えてほしいです。

 

ネット銀行は便利で低コスト

ネット銀行が勢力拡大

ネット銀行は速くて便利で安いです。

先日、GMO提携業者に入金したのですが、GMO銀行から振込完了メールが届く前に、業者のマイページの口座残高に反映されました。

メガバンクや地銀とは仕組みが違うので、便利で低コストで当然です。

僕自身、今はメガバンクや地銀の口座は持っていません。

新生もネットバンキングしか使っていないので、持っている口座は実質ネット銀行だけです。

かれこれ20年近く銀行の窓口に行ったことがないので、ネット銀行だけでまったく困りません。

今後、僕のような消費者は増えていくと思います。

提携銀行をネット銀行にする業者が増えている

こういった背景もあるのでしょうか。

最近、新規参入したソシャレン、クラファン業者のほとんどが提携銀行はネット銀行です。

また、ジョイントアルファは2020年6月に提携銀行を三菱UFJ銀行からGMO銀行に変更しています。

左野くん
左野くん

もはやメガバンクの時代じゃない。

 

提携銀行だけでもネット銀行に

もちろん、業務ではメガバンクがメインという業者もあるでしょう。

ならばせめて、投資家向けの提携銀行だけでもネット銀行に変更できないでしょうか?

COOLは分別管理など通常業務用はみずほ銀行で、投資家向けだけGMO銀行です。

FUEL系も通常用は三菱UFJ銀行、投資家向けはGMO銀行にしています。

先入金で抽選に落ちて出金に数百円はキツイです。

業者で負担しろとは言いませんので、せめて無料にできる逃げ道を用意してください。

タロウさん
タロウさん

よろしくお願いします!

コメント

早期償還

案件の運用が予定より短い期間で終わり、業者が元本を予定より早く投資家に返すことを早期償還といいます。

例えば、運用期間12カ月の予定が6カ月で早期償還になると、受け取る分配金は基本的に半分になります。

ネガティブに捉えられがちですが、業者が確実に売れる物件を選んで案件を組成した証でもあります。

分配原資

分配原資とは分配金の出どころのことです。

例えば、入居者から得る家賃から投資家に分配金を払う場合、分配原資は家賃です。

家賃はインカムゲインですので、分配原資はインカムゲインとも表現できます。

組成

案件を作ることを組成といいます。

  • 投資対象は緑町ハイツ102号室で
  • 利回りは4.5%で
  • 運用期間1年
  • 募集総額2,300万円の案件を作る

こうやって案件が出来上がります。

組成 → 募集 → 運用開始 → 運用終了 → 償還

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングの案件はこのような流れで運営され、その最初の段階が案件の組成です。

元本毀損

元本毀損とは投資したお金が戻ってこなくなることです。

例えば、2,000万円で取得した物件が1,500万円でしか売れなかった場合、元本の一部が戻ってこないことがあります。

また、取得した物件が地震で倒壊し売れなくなったなどで、元本の全額が戻ってこないこともありえます。

クラファン案件の管理手数料

不動産クラファンで区分マンションなどが投資対象になる場合、物件の入居者募集や家賃徴収といった管理業務が行われます。

これらの業務は業者または外部の不動産業者が代行し、そこでは管理手数料が発生します。

案件の利回りはこういった手数料や経費も差し引いた上で計算されたものです。

ですので、投資家が管理手数料を別途支払う必要はありません。

優先出資と劣後出資

不動産クラファンでは一般に投資家と業者が共同で出資し、物件を取得します。

例えば、投資家が2,400万円、業者が600万円出資し、3,000万円の物件を取得するといった感じです。

出資者 出資額
投資家(優先出資) 2,400万円
業者(劣後出資) 600万円
出資総額 3,000万円

この時、投資家分の出資を優先出資業者分の出資を劣後出資といいます。

なぜ、そのような言い方をするのかなど、詳しくは下記記事を参照してください。

優先劣後出資方式と劣後出資比率

キャピタルゲイン型

不動産クラファンの案件は大きくキャピタルゲイン型とインカムゲイン型に分かれます。

投資対象物件を売却した際の売却益を分配原資(分配金の出どころ)とする案件がキャピタルゲイン型です。

一方のインカムゲイン型は運用期間中の家賃収益を分配原資とします。

なお、売却益と家賃収益の両方を分配原資とする併用型の案件もあります。

自社買取

不動産クラファンでは運用期間の最後に物件を不動産投資家など第三者に売却するのが一般的です。

しかし、何らかの事情で売却できなかった場合、自社で物件を買い取ることがあります。

売却できずに元本が戻ってこないところが、業者が買い取ることで元本が戻ってくることになるので、自社買取は投資家にとってメリットです。

劣後出資比率

不動産クラファンでは一般に投資家と業者が共同で出資し、物件を取得します。

例えば、投資家が2,400万円、業者が600万円出資し、3,000万円の物件を取得するといった感じです。

このとき、出資総額に対する業者分の出資額の比率を劣後出資比率といいます。

さきほどの例では20%です。

出資者 出資額 出資比率
投資家 2,400万円 80%
業者 600万円 20%

劣後出資比率が高いほど安全性が高まります。

詳しくは下記記事を参照してください。

優先劣後出資方式と劣後出資比率

償還

案件の運用が終わり、業者が元本を投資家に返すことを償還といいます。

クリック合戦

募集が先着方式の案件では、投資できる人が決まるのは早い者勝ちです。

このため、人気の案件では募集開始と同時に応募が殺到します。

この状態をクリック合戦といいます。

信託受益権

信託受益権とは信託財産から発生する利益を受け取る権利のことです。

詳しくは↓こちらの記事を参照してください。

信託受益権とは?(別タブで開く)

信託受益権とは?(今開いているタブで開く)

抵当権と根抵当権と極度額

抵当権とは借り手が返済できなくなった時に担保を売却し、その代金から他の債権者に優先して返済を受ける権利です。

抵当権は1つの借り入れに対して設定されるため、返済時点で消滅します。

これに対し根抵当権ではあらかじめ融資の上限額を設定し、その範囲内であれば何度でも融資と返済が可能です。

その都度、抵当権の設定登記を行う必要がないため、企業への融資などでよく利用されます。

極度額は根抵当権の融資上限額のことです。

債務履行

まず、「債務」とは他人に対し何らかの行動を行う義務のことです。

そして、債務を実際に行うことを債務履行といいます。

ソーシャルレンディングの場合、借り手(債務者)が返済することや、連帯保証人が借り手に代わって返済することが債務履行にあたります。

LTV

ソーシャルレンディングで使われる用語で、担保評価額に対する融資額の割合をいいます。

例えば、1億円の土地を担保に8千万円を融資する場合、LTVは80%です。

担保が評価額通りに売れるとは限らないため、LTVの数字が小さいほど安全性が高いとされます。

資金使途

ソーシャルレンディングで業者から借りたお金を借り手が何に使うかを資金使途といいます。

延滞

ソーシャルレンディングで借り手が期限内に返済できなくなることを延滞といいます。

また、ソシャレン、不動産クラファンで元本の償還が予定より遅れている状態を延滞と呼ぶことがあります。

業者や投資家によっては「遅延」という表現が使われることもありますが、意味は同じです。