アイフルグループ内への貸付案件を募集してきたAGクラウドファンディング。
ついにグループ外の企業を借り手とする不動産担保ローン案件を出すようです。
しかも、利回りが大幅にアップする見込み。
現時点で分かっている情報を紹介します。
期待が膨らみます!
タップできる目次
AGクラファンが外部企業向け案件の組成を表明
AGクラファンが外部企業向け案件を組成することがオンラインセミナーで表明されました。
AGクラウドファンディングとは?
AGクラウドファンディング(以下、AGクラファン)は東証プライム上場のアイフルが運営するソーシャルレンディングです。
サービス名 | AGクラウドファンディング |
---|---|
運営会社 | AGクラウドファンディング |
運営開始 | 2021年9月 |
最低投資額 | 1万円 |
利回り | 1.3~1.4% |
運用期間 | 6カ月 |
借り手はアイフルとそのグループ企業です。
純資産1千億円以上のアイフルが借り手ということで、高い安全性が期待できる業者です。
●公式サイト:AGクラウドファンディング
AGクラウドファンディングについて詳しくはこちらの記事で解説しています。
AGクラファンがオンラインセミナーを開催
AGクラファンが2021年12月8日にオンラインセミナーを開催しました。
講師は同社専務取締役の澤田聖陽氏。
澤田氏はAlterna Bankを運営するSAMURAI証券の元代表で、ソーシャルレンディングに精通している方です。
外部企業向け案件の組成を表明
オンラインセミナーの注目点は後半です。
澤田氏から注目発言
AGクラウドファンディングの今後について「確定事項ではない」と断った上で、澤田氏から以下の発言がありました。
今まではアイフルグループ内での貸付を行ってきたが、今後の計画として来年年明けのどこかの段階で「外部のお客様へ貸し付けるタイプのファンド」を募集したいと思っている。
外部?
従来はアイフルグループ内の企業への貸付案件
AGクラファンではこれまでに6つの案件の募集が行われています。
これらはすべてAGクラファンからアイフルグループ内の企業への貸付でした。
- アイフル
- ライフカード
身内企業への貸付ということですね。
ついに出るグループ外の企業への貸付案件
それがグループ外の企業、例えば都内の不動産会社にお金を貸す案件の募集が行われるということです。
AGクラファンは運営開始当初からグループ外案件をいずれ出すと述べていました。
2021年9月の運営開始からわずか3カ月で新たな展開の話が出てきたのです。
思ったより早かったです!
AGクラファンの外部企業向け案件の概要
では、外部企業向け案件はどのような内容になるのでしょうか?
オンラインセミナーから見えてきたことをお伝えします。
案件種は不動産担保ローン
まず、案件の種類は不動産担保ローンです。
澤田氏の発言を引用します。
現在計画しているのはリスクを抑えられるものをやりたい思いもあり、「不動産担保ローンのファンド」をやっていきたい。
これは例えば、借り手が持つ土地を担保にお金を貸すタイプの案件です。
不動産が担保ですので、株券やパチンコ台が担保の案件より安全性が高まります。
OwnersBookのタイプだね。
その通りです!
担保不動産はレジデンス中心
セミナーに参加した投資家から「どのような不動産を担保にする案件なのかについて」質問がありました。
これについては次のような回答でした。
基本的には物件種を絞ることは考えていない。ただ、恐らくレジデンス(住居用途の不動産)が多くなると思う。
区分マンションとか1棟アパートとか一戸建てとか。
住宅を担保とする案件が中心になるようです。
都内など需要の高いエリアならば換金しやすいですので、安全性の向上につながりそうです。
利回りは3~8%
注目の利回りについては次のように述べました。
恐らく利回りは今のアイフルファンドよりは高い。その代わりリスクも若干上がる。
リスクも担保を確実に取ることで抑えながら、ミドルリスク・ミドルリターンの商品を組成していきたい。
これまでのAGクラファンは利回り1.3~1.38%と低水準でした。
しかし外部企業向け案件では高めになるようです。
そして、具体的な利回り水準については、
恐らく3~8%の利回りの商品を作っていく方向性になると思っている。
なんと、3~8%を想定しているとのことです。
これは想定外だ!
8%カモ~ン!
募集額は数億円
しかし、高利回りでも募集額が少なければクリック合戦になるだけです。
この募集額の規模については次のような発言がありました。
金額についていきなり10億や20億ではない。たぶん数億の前半くらい、小さいものでは数千万の区分所有もやっていきたい。
「数億の前半」ということは、1~5億円規模ですね。
これだけあればジャストタイム参戦で確実に投資できそうです。
また、次のような言及もありました。
おそらく最初はレジデンスが多いと思っているが、オフィスやホテル、商業施設、物流施設などもやっていく可能性がある。
僕の推測ですが、最初は数千万円の区分マンション案件でソフトスタート。
徐々に数億円の1棟マンションなどに規模を拡大させ、軌道に乗ってきたらオフィスや商業施設などに横展開していくのではないでしょうか?
物件種が増えるのは分散投資につながるよね。
募集時期は来年の早い時期
気になる募集時期については、
規制当局との調整などもあるので明確には言えないが、来年のできる限り早い段階で外部企業向けの貸付ファンドをやっていきたい。
AGクラファンは第1号案件が瞬間満了すると、1週間後に募集額を2倍に増やして第2号案件の募集を行いました。
対応が速いです。
僕の推測ですが、早ければ1月中、遅くとも第1四半期中には募集が行われるのではないでしょうか?
早く出てほしいね。
安全面はモニタリングを強化
また、安全性の確保についても言及がありました。
現在すでに貸付を行ったあとの状況の把握のため、十分なモニタリング体制を構築してやっている。
現在はグループ内でのモニタリングだが、今後は外部になるのでモニタリングがより重要になるとの認識で事業を進めている。
ソーシャルレンディングではトラストレンディングのように貸付先で不正が行われた事例があります。
これまではアイフルグループ内なので目が届きやすかったですが、外部となると目が届きにくくなります。
そこでモニタリング体制を今以上に強化していくということでしょう。
AGクラファンの外部企業向け案件に期待
東証プライムのアイフル系ということで、僕はこれまでに300万円を投資しています。
募集時期 | 案件名 | 利回り | 投資額 |
---|---|---|---|
2021年9月 | アイフル1号 | 1.38% | 100万円 |
2021年11月 | アイフル5号 | 1.38% | 100万円 |
2021年12月 | アイフル6号 | 1.30% | 100万円 |
ただ、利回りの低さがネックで、僕はVプリカキャンペーンで実質利回りが3%台になる案件に絞っています。
それが外部企業向け案件で常時3%を超えてくると投資しやすくなりますよね?
- グループ外の企業への貸付
- 不動産担保ローン
- 物件種は当初は住宅が中心
- 利回りは3~8%
- 募集額は数千万円から数億円
- 来年の早い段階に募集開始
好条件の投資の選択肢が増えるのは良いことです。
AGクラファンの新展開に期待します。
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