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2022年の投資実績をまとめた|最多投資先はどの業者?

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あっという間に終わってしまった2022年。

今年もソーシャルレンディング、不動産投資型クラウドファンディングでガッツリ投資しました。

どの業者でどれくらい投資し、どれくらい儲かったかをまとめてみることに。

振り返ってみると、けっこう意外な点も見えてきました。

タロウさん
タロウさん

なにかのご参考になれば!

この記事の著者
投資家・ブロガー
タロウ

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファディング専門の投資家です。
2018年にソシャレン・クラファン投資を始め、これまで400件を超える案件に1億9千万円以上を投資し損失ゼロ。
安全性を最重視した投資情報を発信しています。

業者別の投資額、案件数、分配金

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まず、どの業者さんにどれくらい投資したか、そしてどれくらい儲かったかです。

 

業者別の実績

さっそく業者別の実績を見てみましょう。

2022年に各業者で投資した案件数、投資額、そして分配金は2022年に受け取った額です。

さて、僕が最も多くの金額を投資した業者はどこでしょう?

これ、当たったらスゴイよ!

左野くん
左野くん

さぁ、どこだ?

右田さん
右田さん

分かるかな?

タロウさん
タロウさん

答えはこちら!

業者 案件数 投資額 分配金
B-Den 6 750万円 40,260円
Rimple 4 450万円 53,908円
GALA FUNDING 5 380万円 25,100円
Pocket Funding 3 330万円 12,654円
KORYO Funding 4 250万円 0円
大家どっとこむ 6 236万円 32,340円
FANTAS funding 6 220万円 25,748円
bitREALTY 4 210万円 56,184円
AGクラファン 4 200万円 19,200円
Funds 4 200万円 17,401円
COOL 4 175万円 25,320円
iRD 2 130万円 53,750円
えんfunding 3 110万円 15,780円
Ezファンド 1 100万円 12,800円
高島屋SL 1 100万円 11,178円
ADVANCE FUNDING 3 80万円 0円
ちょこっと不動産 2 62万円 11,322円
プレファン 1 59万円 4,948円
わかちあいファンド 1 50万円 3,189円
みらファン 1 50万円 0円
PARTNERS Funding 1 50万円 0円
72CROWD. 1 50万円 12,650円
CAMPFIRE Owners 1 50万円 7,217円
Pocket 1 50万円 9,863円
Lives-FUNDING 2 50万円 0円
バンカーズ 1 30万円 22,923円
Myファンド 1 30万円 7,956円
ASSECLI 1 30万円 0円
FUNDROP 1 20万円 16,450円
T’s Funding 1 20万円 3,680円

ダントツのトップはB-Den

はい、全員ハズレでした~

分かるわけないよね。僕自身がビックリしたもん。笑

 

なぜこの業者が上位?

いくつかの業者について注釈を。

Pocket Fundingはイレギュラー

業者 案件数 投資額 分配金
Pocket Funding 3 330万円 12,654円

Pocket Fundingはイレギュラーです。

直後にAGクラファンで借り換え決定済みという、ソシャレン史上で一二を争うガチ堅案件が出まして。

これに僕としては過去最高の300万円を投じたためです。

ちなみに2カ月の予定だった運用期間が2週間ほどで償還となり、さすがにこれはカチンと来ました。

タロウさん
タロウさん

分配金激減!

AGとFundsは来年増加の予定

業者 案件数 投資額 分配金
AGクラファン 4 200万円 19,200円
Funds 4 200万円 17,401円

AGクラファンとFundsですが、それまで最低3%としていた投資判断の利回り基準を9月に撤廃しました。

それ以降にそれぞれ4案件、200万円を投資しています。

今後も継続するので両社とも来年はもっと増える予定です。

 

投資先は上場系に偏重

投資先の特徴としては上場系の業者に偏重しています。

Fundsも含めると上場系が金額ベースで投資先の7割です。

業者 投資額 比率
上場系 3,101万円 68.7%
非上場系 1,412万円 31.3%

みなさんご存知の通り、リスクを徹底的に拒絶する超安全第一主義ですので。

この傾向は来年も変わらないでしょう。

 

分配金最多はbitREALTY

分配金は今年投資した分とは限らないので参考までにですが。

最も多く受け取ったのはbitREALTYの56,184円、その後にRimpleiRDが5万円台で続きました。

投資額最多のB-Denは半数の償還がまだなので来年のお楽しみ。

表に載せていない(=今年は投資しなかった)業者で分配金が多かったのは、property+の30,510円、J.LENDINGの25,690円などでした。

タロウさん
タロウさん

ありがとうございました!

投資先全般の傾向

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投資先全般の傾向、気付いたことなどを書いておきます。

 

不動産クラファン優勢

投資先の区分では不動産投資型クラウドファンディングが7割を占めました。

業者 投資額 比率
ソシャレン 1,336万円 29.6%
クラファン 3,177万円 70.4%

利回り3%未満解禁によるAGとFundsの400万円がなければ8割に達していましたので、不動産クラファンが完全に優勢です。

スキームの安心感もさることながら、上場系の業者が多いことが大きな要因だと思います。

左野くん
左野くん

上場系信者だね。

 

利回りと運用期間の傾向

利回りと運用期間の傾向を見ておきます。

利回りは低下傾向

投資した案件の利回り(単純平均)は低下傾向です。

期間 利回り
第1四半期 4.14%
第2四半期 5.08%
第3四半期 3.98%
第4四半期 3.68%

言うまでもなく9月から解禁したAGクラファンFundsの影響です。笑

銀行に預けるよりはマシですが、もうちょっとなぁ…

全社平均で3%台は死守します。

運用期間は半年前後

運用期間は一貫して半年前後です。

ソシャクラ投資家の中でもかなり短い方だと思います。

期間 運用期間
第1四半期 6.3カ月
第2四半期 5.5カ月
第3四半期 6.7カ月
第4四半期 6.0カ月

理由は言うまでもなく安全性重視です。

もちろん長い方が分配金も多いし手間いらずなのですが。

このさき何が起こるか分かりませんので、来年以降も短期中心を踏襲します。

 

来年も元本回収至上主義で

ということで僕の一年を振り返ってみましたが。

最多投資先がB-Denだったり、上場系が7割だったり、運用期間が平均半年だったり、多くの投資家とはまったく異なる傾向だと思います。

これは僕が筋金入りの小心者で、何よりも損しないことを重視しているからです。

分配金がゼロになっても良いから絶対に損だけはしない。

投資は元本を回収してなんぼ。

このポリシーは絶対に変わりません。

ということで、来年も元本回収至上主義で挑みます。

それではみなさん、良いお年を~

右田さん
右田さん

また来年!

タロウさん
タロウさん

ガッツリ儲けましょう!

コメント

早期償還

案件の運用が予定より短い期間で終わり、業者が元本を予定より早く投資家に返すことを早期償還といいます。

例えば、運用期間12カ月の予定が6カ月で早期償還になると、受け取る分配金は基本的に半分になります。

ネガティブに捉えられがちですが、業者が確実に売れる物件を選んで案件を組成した証でもあります。

分配原資

分配原資とは分配金の出どころのことです。

例えば、入居者から得る家賃から投資家に分配金を払う場合、分配原資は家賃です。

家賃はインカムゲインですので、分配原資はインカムゲインとも表現できます。

組成

案件を作ることを組成といいます。

  • 投資対象は緑町ハイツ102号室で
  • 利回りは4.5%で
  • 運用期間1年
  • 募集総額2,300万円の案件を作る

こうやって案件が出来上がります。

組成 → 募集 → 運用開始 → 運用終了 → 償還

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングの案件はこのような流れで運営され、その最初の段階が案件の組成です。

元本毀損

元本毀損とは投資したお金が戻ってこなくなることです。

例えば、2,000万円で取得した物件が1,500万円でしか売れなかった場合、元本の一部が戻ってこないことがあります。

また、取得した物件が地震で倒壊し売れなくなったなどで、元本の全額が戻ってこないこともありえます。

クラファン案件の管理手数料

不動産クラファンで区分マンションなどが投資対象になる場合、物件の入居者募集や家賃徴収といった管理業務が行われます。

これらの業務は業者または外部の不動産業者が代行し、そこでは管理手数料が発生します。

案件の利回りはこういった手数料や経費も差し引いた上で計算されたものです。

ですので、投資家が管理手数料を別途支払う必要はありません。

優先出資と劣後出資

不動産クラファンでは一般に投資家と業者が共同で出資し、物件を取得します。

例えば、投資家が2,400万円、業者が600万円出資し、3,000万円の物件を取得するといった感じです。

出資者 出資額
投資家(優先出資) 2,400万円
業者(劣後出資) 600万円
出資総額 3,000万円

この時、投資家分の出資を優先出資業者分の出資を劣後出資といいます。

なぜ、そのような言い方をするのかなど、詳しくは下記記事を参照してください。

優先劣後出資方式と劣後出資比率

キャピタルゲイン型

不動産クラファンの案件は大きくキャピタルゲイン型とインカムゲイン型に分かれます。

投資対象物件を売却した際の売却益を分配原資(分配金の出どころ)とする案件がキャピタルゲイン型です。

一方のインカムゲイン型は運用期間中の家賃収益を分配原資とします。

なお、売却益と家賃収益の両方を分配原資とする併用型の案件もあります。

自社買取

不動産クラファンでは運用期間の最後に物件を不動産投資家など第三者に売却するのが一般的です。

しかし、何らかの事情で売却できなかった場合、自社で物件を買い取ることがあります。

売却できずに元本が戻ってこないところが、業者が買い取ることで元本が戻ってくることになるので、自社買取は投資家にとってメリットです。

劣後出資比率

不動産クラファンでは一般に投資家と業者が共同で出資し、物件を取得します。

例えば、投資家が2,400万円、業者が600万円出資し、3,000万円の物件を取得するといった感じです。

このとき、出資総額に対する業者分の出資額の比率を劣後出資比率といいます。

さきほどの例では20%です。

出資者 出資額 出資比率
投資家 2,400万円 80%
業者 600万円 20%

劣後出資比率が高いほど安全性が高まります。

詳しくは下記記事を参照してください。

優先劣後出資方式と劣後出資比率

償還

案件の運用が終わり、業者が元本を投資家に返すことを償還といいます。

クリック合戦

募集が先着方式の案件では、投資できる人が決まるのは早い者勝ちです。

このため、人気の案件では募集開始と同時に応募が殺到します。

この状態をクリック合戦といいます。

信託受益権

信託受益権とは信託財産から発生する利益を受け取る権利のことです。

詳しくは↓こちらの記事を参照してください。

信託受益権とは?(別タブで開く)

信託受益権とは?(今開いているタブで開く)

抵当権と根抵当権と極度額

抵当権とは借り手が返済できなくなった時に担保を売却し、その代金から他の債権者に優先して返済を受ける権利です。

抵当権は1つの借り入れに対して設定されるため、返済時点で消滅します。

これに対し根抵当権ではあらかじめ融資の上限額を設定し、その範囲内であれば何度でも融資と返済が可能です。

その都度、抵当権の設定登記を行う必要がないため、企業への融資などでよく利用されます。

極度額は根抵当権の融資上限額のことです。

債務履行

まず、「債務」とは他人に対し何らかの行動を行う義務のことです。

そして、債務を実際に行うことを債務履行といいます。

ソーシャルレンディングの場合、借り手(債務者)が返済することや、連帯保証人が借り手に代わって返済することが債務履行にあたります。

LTV

ソーシャルレンディングで使われる用語で、担保評価額に対する融資額の割合をいいます。

例えば、1億円の土地を担保に8千万円を融資する場合、LTVは80%です。

担保が評価額通りに売れるとは限らないため、LTVの数字が小さいほど安全性が高いとされます。

資金使途

ソーシャルレンディングで業者から借りたお金を借り手が何に使うかを資金使途といいます。

延滞

ソーシャルレンディングで借り手が期限内に返済できなくなることを延滞といいます。

また、ソシャレン、不動産クラファンで元本の償還が予定より遅れている状態を延滞と呼ぶことがあります。

業者や投資家によっては「遅延」という表現が使われることもありますが、意味は同じです。