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投資の大敵は自己の放棄|2018年より今の方が危うい理由

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ソーシャルレンディングで業者の不正発覚などが相次いだ2018年は、まさにソシャレン冬の時代でした。

それから6年たった今、業者側はともかく我々投資家側は当時の状況に近づいている。

むしろ当時よりも危ういかもしれません。

今回は6年前を振り返り、当時との共通点、相違点を考えます。

 

なお、ご想像通り説教臭い内容です。

今日一日、笑顔で愉快に過ごしたい方は読まないことを全身全霊でおすすめします。笑

タロウさん
タロウさん

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この記事の著者
投資家・ブロガー
タロウ

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファディング専門の投資家です。
2018年にソシャレン・クラファン投資を始め、これまで400件を超える案件に2億円以上を投資し損失ゼロ。
安全性を最重視した投資情報を発信しています。

ソシャレン冬の時代に起きていたこと

ソシャレン冬の時代に起きていたことのタイトル画像

ソシャレン冬の時代に起きていたことを一言でいうと「自己の放棄が生んだ悲劇」です。

 

ソシャレン冬の時代

ソーシャルレンディング業界で投資家の大規模被害につながる最初の不祥事となったのは、2017年のみんなのクレジットの行政処分です。

みんなのクレジットのサイト画像

翌2018年は、まず3月にラッキーバンクが行政処分。

次いで6月にグリーンインフラレンディングで不正が発覚すると、7月には同じマネオグループだったmaneoクラウドリースに行政処分が下されます。

クラウドリースのサイト画像

さらにガイアファンディングアメリカンファンディングで期失が発生。

トラストレンディングにも行政処分と不祥事が続きました。

トラストレンディングのサイト画像

一連の不祥事の結果、多くの投資家が被害に。

被害額数百万円はザラで、中には1人で1社で1千万円を超えた投資家もいます。

多くの投資家が傷つき、ソーシャルレンディングの評判が地に落ちた2018年は、まさにソシャレン冬の時代と呼ぶにふさわしい1年でした。

 

疑念、不安は持っていた

当時、多くの投資家が疑念や不安を抱いていたはずです。

10%を超える高利回り、匿名化で見えない借り手。

正体がよく分からない業者、借り手、事業。

なんかおかしいよな、危なそうだよな。

2018年を過ごした投資家はみな多かれ少なかれ、そんな感覚を抱いていました。

 

欲が突き進ませた

そんな中、手を引いたり慎重になる投資家もいました。

後述しますが、僕は猜疑心の塊となりすべてを疑ってかかるようになりました。

しかし、7月に当時最大手だったmaneoに行政処分が下ったあとも、

maneoのサイト画像

maneo系業者への投資を続ける投資家がいました。

彼らも同様に危うさは感じていたはずです。

手を引いたほうが安全、慎重に調べて検討したほうが賢明。

それを分かっていながらも、儲けたい欲面倒なことをしたくない気持ちが勝ったのでしょう。

 

権威性と集団心理で自分を納得させ

では、そんな彼らは自らの矛盾をどうやって納得させたのか?

恐らく権威性と集団心理、それらによる正常化バイアスを働かせたのでしょう。

被害が続出したあと、掲示板などでよく出た理由付けがあります。

  • 有名ブロガーが安全と言っていた
  • 四天王だから大丈夫だと思った
  • みんな投資していた

もちろんこんなものは何の理由にもなりません。

有名だろうが無名だろうがブロガーなんて所詮はただの素人です。

四天王(maneo、OwnersBook、SBI-SL、クラウドクレジット)だって誰かが大手4社をそう名付けただけ。

SBIソーシャルレンディング

みんなが正しいならば、今でも太陽は地球の周りを回っているでしょう。

でもそれは今だから言えること

当時を知らない人はバカだなぁと思うかもしれませんが、6年前は少なからずの人がそうやって自分を納得させていたのです。

 

根本原因は他者依存、他責、自己の放棄

もちろん、それが間違った判断であったことは事実です。

では、なぜ彼らは間違いを犯してしまったのか?

厳しい言い方になりますが、他者依存と他責に根本原因があります。

有名ブロガーだ、四天王だ、みんなもだと投資判断を他者に依存。

被害に遭うと、依存相手に責任を求め、依存相手を選んだ自己の不明は知らぬふり。

すべてを他者に頼り他者に押し付ける。

言うなれば自己の放棄が生んだ悲劇だったのではないでしょうか。

2024年の状況はさらにひどくなっている

2024年の状況はさらにひどくなっているのタイトル画像

ソシャレン冬の時代から6年が経ちましたが、投資家側の状況はさらにひどくなっていると僕は感じています。

 

現在の舞台はXとインスタグラム

2018年と現在の大きな違いは、ソシャレン、クラファンブームが起こっている場所です。

2018年の舞台はブログや掲示板でした。

現在の舞台はX(旧Twitter)インスタグラムです。

しかし、そこで起きている現象自体は2018年と根本的には変わっていません。

 

疑念、不安を持っている層はいる

銀行金利は1%未満、投資信託の期待値は3~5%、ソシャレン、クラファンの堅い業者の利回りは3~4%。

そんな中、8%や10%の利回りにリスクがないわけがない。

でも、儲けたい、投資したい。

その矛盾した気持ちを権威性と集団心理で納得させる。

当時の有名ブロガーや四天王が、有名インフルエンサーやフォロワー数に変わっただけ。

インスタのストーリーに貼られた「私も投資しました、○○さんのおかげです!」というDMの画像を見て、みんなやっているから大丈夫と自分を納得させる。

ここまでは2018年と同じです。

 

疑念、不安すら持っていない層の存在

2018年と大きく異なるのは、疑念、不安すら持っていない層が多数いることです。

彼らはソシャレン、クラファンの堅い業者の利回り水準が3~4%であることを知らない。

それどころかソシャレン、クラファンの仕組みすらよく分かっていない。

ではなぜ彼らは投資するのか?

恐らく「○○さんがオススメと言っているから」です。

不安な気持ちを権威で納得させる以前の問題。

権威が言っているから疑問も不安も持たずすべて受け入れる。

最近のXやインスタグラムを見ていると、これはもはや投資ではなく宗教だとすら感じます。

 

X、インスタグラムゆえの問題

もう一つ指摘したいのは情報量の違いです。

2018年の情報源は主にブログやサイトでしたので、それなりの情報量を提供できていました。

それにより、正誤は別として当時の投資家はある程度の知識は持っていたと思います。

しかし、Xは140文字、インスタグラムのストーリーに至っては1画面せいぜい数十秒です。

提供できる情報量がブログやサイトに比べると圧倒的に少ない

それゆえ、メリットの訴求が精一杯で、詳しい内容やリスクにまで触れることはできません。

その上、信者になっているので発信内容を疑わない。

知識が極端に乏しく、疑念、不安すら持っていない投資家が膨大に存在することが、2018年と2024年との大きな違いだと感じます。

 

被弾したらパニックになるのでは?

2018年はもしかしたらという不安、危うい空気を多くの投資家が共有していました。

トラストレンディングで遅延が発生したときに、「天下り官僚って話が出来すぎてたんだよな」という後悔が掲示板に並んだのを覚えています。

来るべき時が来てしまったのが2018年でした。

翻って現在はどうでしょう?

信者たちは教祖のオススメを信じ切り、疑問も不安も抱いていない

そんな彼らを予想だにしていなかった元本毀損が突然襲う。

一抹の不安を抱いていたソシャレン冬の時代とは比べ物にならないパニックになるのではないでしょうか。

行政の審査などが厳しくなり、業者側の状況は当時より良くなっています。

しかし、投資家側の状況はむしろ悪くなっていると感じるのです。

防御策は自己責任の徹底

防御策は自己責任の徹底のタイトル画像

では、我々投資家はどうすべきか?

やはり自己責任を徹底すること尽きると考えます。

 

ソシャレン、クラファンに教祖も権威もない

繰り返しますが、ブロガーもインフルエンサーもただの素人です。

2018年は貸金業者出身のブロガーが1人いましたが、今はいません。

ブロガーなんて普通の人よりソシャレン、クラファン投資額が多いだけの、ただの物書きもどきです。

インフルエンサーも然り。

薄い内容でも発信できるSNSが主戦場であるがゆえに、我々ブロガーごときに輪をかけてド素人です。

そもそも、教祖や権威に頼ろうとするのが間違っている

誰々が言っているから!という発想が根本的に間違いです。

 

性善説は通用しない

もう一つ、姿勢として大切なのはすべてを疑ってかかることでしょう。

最大手のmaneoがチェックしているから大丈夫。

その結果、グリフラ、クラリ、ガイアはどうなりましたか?

グリーンインフラレンディングのサイト画像

元本ろくに戻ってきてないじゃないですか?

信じられるものなんて何もない。

このブログだって嘘八百の可能性ありますよ。

投資の世界で性善説は通用しない。

 

面倒を受け入れられるか?

教祖も権威もない、性善説は通用しない。

ではどうするか?

誰にも頼らず自分で調べ、自分で考え、自分で判断する。

これに尽きます。

たしかに面倒ですよ。

有名ブロガーが言っているからと思考停止したほうが楽でしょう。

でもね、被害が発生した時、有名ブロガーもインフルエンサーも何ら責任は取ってくれません。

面倒を避けて節約した時間と労力は、数十万、数百万の元本毀損に見合うのでしょうか?

 

リスクは皆に平等にある

偉そうに言っている僕ですが、実は初めての投資予定はグリフラでした。

忘れもしません、2018年6月4日月曜日、グリーンインフラレンディングのバイオマス案件に30万円投資する予定でした。

グリーンインフラレンディング バイオマス案件

しかしその日の朝、Twitterでフォローしていた人のツイートでグリフラの自転車操業疑惑を知ります。

それで怖くなって投資をやめた、というほど僕は賢明ではなかった。

絶対危ない、やめた方がいい、でも利回り11.5%は美味しい。

昼の12時頃だったと思いますが、募集枠が埋まる直前まで迷いに迷い、ギリギリで思いとどまりました。

その4日後の金曜日です。

グリフラ事件が起こったのは。

僕が二言目には調べろと口うるさく言うのは、この一件がトラウマになっているからです。

あの時思いとどまっていなければ、僕はソシャレン投資の一発目で30万円を失っていました。

リスクを踏む可能性は皆に平等にあります。

6年前の彼らが今年の自分になるかもしれない。

投資はすべて自己責任です。

面倒を受け入れ、用心していきましょう。

タロウさん
タロウさん

説教臭くて恐縮です!

 

コメント

  1. 匿名 より:

    情報開示が甘いところは避けるようにしてます。
    投資家側の目が厳しくればリスクの健全化と水準以下のファンドの排除につながるので、こちらの検証記事はとてもありがたいです。
    応援してます。

    • タロウ タロウ より:

      そうですね、まず投資家が賢明になるべきです。
      有権者が愚かだと政治が良くならないのと同じで。

  2. 匿名 より:

    最近だとポイ活系のインフルエンサーが「10万円投資でXXXX円」系の案件を拡散しているのをよく目にするので、1件あたりは巨額ではなくても合わせるとそこそこの額を投じているポイ活民が多いように見受けられます。
    彼らはかつての惨状を知らず、アフィリエイトなど度外視で普通にお勧めしている人も多いですが、今後また連鎖破綻のようなことが起きた時に道義的責任を問われる可能性もあるだろうなと思っています。

    • タロウ タロウ より:

      道義的責任なんて所詮は道義的責任であり、法的拘束力は一切ないですからね。
      それに同義の定義なんて人それぞれですし。
      問うたところで相手が「道義的に問題ありません」と言ったらそれで終わりです。
      なので、問うこと自体に意味がないというのが僕の本音です。

      それより、数千円か1万円ちょっとのポイントに目がくらんで10万円を投資するポイ活民の愚かなことよ。
      世も末ですよね。

      指先動かすだけで簡単に儲かるほど世の中甘くない。
      さすがに彼らもそれくらいは分かるでしょう。
      なのに面倒くさがって考えもせず調べもせず、儲かるよ!と言われてホイホイ投資。
      そしていざ被害に遭うと自分の手抜きは棚に上げて「詐欺だ!ポンジだ!責任取れ!」と叫ぶ。
      愚かだなと思います。

      高い授業料を払って手痛い勉強をしたほうが、この先の長い人生を考えると彼らにとって良いのかもしれません。
      我々は用心、警戒して、賢明な投資家を目指しましょう!

部分当選

ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングの募集には、早い者勝ちの先着方式の他に、応募した人の中から投資できる人を抽選で決める抽選方式があります。

抽選方式では、50万円で応募して当選したら50万円投資できるのが基本です。

しかし、50万円の内、30万円分だけ当選する(=30万円だけ投資できる)こともあります。

これが部分当選です。

当選者の最後の1人が残額を割り当てられて部分当選になる場合の他、多くの人を当選にするために業者が全員を部分当選にする場合などがあります。

マスターリース契約

不動産クラウドファンディングでは投資家の資金で不動産クラファン業者が物件を取得し、入居者から家賃を得ます。

しかし、入居者が見つからなければ家賃が入らず、投資家が分配金を得られなくなります。

そこで、不動産クラファン業者が不動産業者と次のような契約を結びます。

  1. 不動産クラファン業者が不動産業者に部屋を貸す
  2. 不動産業者が入居者に部屋を貸す
  3. 入居者が見つからなくても不動産業者は毎月の家賃を不動産クラファン業者に払う

マスターリース

これがマスターリース契約です。

マスターリース契約により投資家は入居者が見つからないリスクから隔離され、投資の安全性が向上します。

部分当選

ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングの募集には、早い者勝ちの先着方式の他に、応募した人の中から投資できる人を抽選で決める抽選方式があります。

抽選方式では、50万円で応募して当選したら50万円投資できるのが基本です。

しかし、50万円の内、30万円分だけ当選する(=30万円だけ投資できる)こともあります。

これが部分当選です。

当選者の最後の1人が残額を割り当てられて部分当選になる場合の他、多くの人を当選にするために業者が全員を部分当選にする場合などがあります。

借り手企業

ソーシャルレンディングでは投資家から集めたお金を、ソシャレン業者が企業に貸します。

ソーシャルレンディングの仕組み

案件の募集で集められた投資家のお金を借りるのが借り手企業です。

借り手企業が倒産したり返済不能になると、投資家のお金が戻ってこない場合があります。

ソーシャルレンディングのリスク

ですので、ちゃんと返済できるのか?ソーシャルレンディングでは借り手企業の見極めが非常に重要です。

満室賃料

満室賃料とは、その物件が満室の場合に得られる想定賃料のことです。

全4室の1棟アパートで、各部屋の賃料が以下の場合、

  • 101号室:4.5万円
  • 102号室:4.5万円
  • 201号室:5.5万円
  • 202号室:5.5万円

満室賃料は月間20万円、年間240万円です。

空室リスク

空室リスクとは投資対象物件に入居者がつかず、空室で家賃収入を得られなくなるリスクです。

匿名組合型と任意組合型

不動産クラウドファンディングを含む不動産特定共同事業は、主に匿名組合型と任意組合型に分かれます。

主な違いは一般に下表の通りです。

匿名組合型 タイプ 任意組合型
匿名組合契約 契約 任意組合契約
なし 物件の所有権 あり
少なめ 最低出資額 多め
短め 運用期間 長め
有限責任 責任 無限責任
雑所得 所得区分 不動産所得

物件が倒壊して隣接する建物に被害が及んだ場合、任意組合型では出資額を超えて賠償責任が発生します。

匿名組合型の場合は責任範囲は出資額が上限であり、最悪でも全損で済みます。

任意組合型は所得区分が不動産所得で有利なため、相続など節税対策に使われることが多いです。

不動産クラファンではほとんどの案件が匿名組合型です。

不動産特定共同事業

不動産特定共同事業は次のような事業です。

  1. 複数の投資家から出資を受け
  2. 集まった資金で不動産を取得、運用し
  3. 得られた利益を投資家に分配する

多くの場合、1億円の1棟マンションを100口の持ち分に分割し、1口100万円で販売するといった、不動産小口化商品の形を取ります。

不動産特定共同事業のうち、募集などをインターネットを使って行うのが不動産クラウドファンディングです。

不動産小口化商品

不動産小口化商品は不動産を小口の持分に分割して販売する不動産投資商品です。

例えば、1億円の1棟マンションを1口100万円の持分100口に分割し、1口単位で販売します。

仮にこのマンションで1,000万円の利益が出た場合、1口投資した人は10万円、5口投資した人は50万円を得るイメージです。

不動産クラファンの場合、持分には利益の分配を受ける権利が含まれますが、物件の所有権は含まれません。

 

デポジット口座

デポジット口座とは業者内で投資家ごとに設置されるお財布のようなものです。

デポジット口座方式の業者では、投資家は事前に銀行から業者にお金を振り込み、そのお金は業者内のデポジット口座で保管されます。

デポジット口座

そして、デポジット口座のお金で案件に投資します。

また、分配金や償還された元本はデポジット口座で保管され、投資家が必要なときに出金申請し、自分の銀行口座に引き出します。

デポジット口座

 

売却リスク

不動産において、物件が予定通りの価格で売却できない、もしくは、売却そのものができない可能性を売却リスクといいます。

売却リスクが現実化すると、投資家には次のような不利益が生じる場合があります。

  • 分配金が予定額を下回る
  • 分配を受けられない
  • 元本の一部が戻ってこない
  • 元本のすべてが戻ってこない

流動性

不動産において、売買のしやすさや、現金化のしやすさを流動性といいます。

都心の一等地など需要が高く売りやすい物件は「流動性が高い」、逆に農村の空き家など需要が低く売りにくい物件は「流動性が低い」です。

譲渡

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングで自分の出資持分(利益の分配や元本の償還を受ける権利)を、第三者に譲り渡すことを譲渡といいます。

例えば、〇〇FUNDINGで10万円投資し、それを第三者(〇〇FUNDINGを含む)に10万円(もしくはそれ以外の金額)で買い取ってもらうイメージです。

入金と出金

投資するお金をソシャレン、クラファン業者の銀行口座に振り込むことを入金といいます。

運用が終わったお金が業者から投資家の銀行口座に振り込まれることを出金といいます。

元本

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで、投資家が出資(投資)したお金のことを元本といいます。

リフォームとリノベーション

リフォーム、リノベーションともに、住宅の改修や改築を指します。

両者の違いはリフォームは「元の状態に戻す」ことであり、例えば壁の張替えや外壁の塗替えはリフォームです。

対して、リノベーションはリフォームよりも大がかりな改修、改築を行うことで「住宅の機能や価値を高める」ことを指します。

例えば、床暖房の新設や、壁を撤去して広々としたLDKへの間取りの変更はリノベーションです。

分配と分配金

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで、運用で得られた利益を投資家に支払うことを分配といいます。

また、支払われる利益を分配金と呼びます。

案件

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで、募集される1つ1つの投資商品のことを案件と呼びます。

この用語は次のように使われます。

  • 〇〇業者から新しい案件が出た
  • 今度の案件は利回りが高い
  • 先週は△△案件に10万円投資した
  • □□業者は先月は3案件募集があった
  • ◇◇案件に応募したが抽選で落選した

すいません、上手く説明できなくて。

区分マンション

マンションを部屋単位で購入し投資する場合、「区分マンションに投資する」といった表現をします。

対して、1棟単位で購入、投資する場合は「1棟マンションに投資する」といいます。

独立した部屋1つ1つが区分マンションであり、面積や間取りを問いません。

ワンルームでも4LDKでも区分マンションです。

大島てる

大島てるは全国の事故物件情報を掲載するウェブサイト、及び、そのサイトを運営する会社の名称です。

先着方式と抽選方式

ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングの募集方式は2つあります。

一つは募集開始と同時によ~いどんで早い者勝ちで投資できる人が決まる先着方式です。

もう一つは募集期間中に応募した人の中から抽選で投資できる人を決める抽選方式です。

成立前書面

成立前書面(契約成立前書面、契約締結前交付書面)は、ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで案件に応募する前に確認する書類です。

確認することで応募できるようになります。

成立前書面の確認画面

案件の詳細情報や契約内容などが書かれており、契約書に相当するものだと考えてください。

多くの業者で募集開始前から確認が可能です。

サイトに書かれていない情報も多いので、事前に必ず確認することを強くおすすめします。

モニタリング

ソーシャルレンディングにおいてモニタリングとは、借り手が融資契約を守れるか、ソシャレン業者が監視することをいいます。

業者によって異なりますが具体的な作業としては、定期的な借り手企業の訪問、経営者などへのヒアリング、財務書類のチェックなどがあります。

定期的にモニタリングを行うことで借り手の異常などを早期に察知し、貸し倒れを防ぐことができます。

このため、業者のモニタリングの実施とその精度は投資家にとって重要です。

あと入金と事前入金

投資するお金を業者に入金する方法は2つあります。

一つは先着や抽選の結果、投資できることが決まってから業者の口座に振り込むあと入金方式です。

もう一つは募集開始前に業者のデポジット口座への入金が必要な事前入金方式です。

デポジット口座

デポジット口座のお金は応募した案件への出資に充当されます。

ただし、抽選に落選などで投資できなくなると、入金したお金がデポジット口座で寝ることになります。

さらに、このお金を自分の口座に出金する際の振込手数料が投資家負担の業者もあります。

投資家にとってはあと入金の方が有利です。

 

早期償還

ソーシャルレンディングで借り手が予定より早く返済したり、不動産クラウドファンディングで物件が予定より早く売れることがあります。

そういった理由で案件の運用が予定より短い期間で終わり、業者が元本を予定より早く投資家に返すことを早期償還といいます。

例えば、運用期間12カ月の予定が6カ月で早期償還になると、受け取る分配金は基本的に半分になります。

ネガティブに捉えられがちですが、業者が確実に返済できる借り手、売れる物件を選んで案件を組成した証でもあります。

分配原資

分配原資とは分配金の出どころのことです。

例えば、入居者から得る家賃から投資家に分配金を払う場合、分配原資は家賃です。

家賃はインカムゲインですので、分配原資はインカムゲインとも表現できます。

組成

案件を作ることを組成といいます。

  • 投資対象は緑町ハイツ102号室で
  • 利回りは4.5%で
  • 運用期間1年
  • 募集総額2,300万円の案件を作る

こうやって案件が出来上がります。

組成 → 募集 → 運用開始 → 運用終了 → 償還

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングの案件はこのような流れで運営され、その最初の段階が案件の組成です。

元本毀損

元本毀損(元本割れ)とは投資したお金の一部、または、すべてが戻ってこなくなることです。

例えば、不動産クラウドファンディングで2,000万円で取得した物件が1,500万円でしか売れなかった場合、元本の一部が戻ってこないことがあります。

また、取得した物件が地震で倒壊し売れなくなった、ソーシャルレンディングで借り手企業が倒産したなどで、元本の全額が戻ってこないこともありえます。

クラファン案件の管理手数料

不動産クラファンで区分マンションなどが投資対象になる場合、物件の入居者募集や家賃徴収といった管理業務が行われます。

これらの業務は業者または外部の不動産業者が代行し、そこでは管理手数料が発生します。

案件の利回りはこういった手数料や経費も差し引いた上で計算されたものです。

ですので、投資家が管理手数料を別途支払う必要はありません。

優先出資と劣後出資

不動産クラファンでは一般に投資家と業者が共同で出資し、物件を取得します。

例えば、投資家が2,400万円、業者が600万円出資し、3,000万円の物件を取得するといった感じです。

出資者 出資額
投資家(優先出資) 2,400万円
業者(劣後出資) 600万円
出資総額 3,000万円

この時、投資家分の出資を優先出資業者分の出資を劣後出資といいます。

なぜ、そのような言い方をするのかなど、詳しくは下記記事を参照してください。

優先劣後出資方式と劣後出資比率

キャピタルゲイン型

不動産クラファンの案件は大きくキャピタルゲイン型とインカムゲイン型に分かれます。

投資対象物件を売却した際の売却益を分配原資(分配金の出どころ)とする案件がキャピタルゲイン型です。

一方のインカムゲイン型は運用期間中の家賃収益を分配原資とします。

なお、売却益と家賃収益の両方を分配原資とする併用型の案件もあります。

自社買取

不動産クラファンでは運用期間の最後に物件を不動産投資家など第三者に売却するのが一般的です。

しかし、何らかの事情で売却できなかった場合、自社で物件を買い取ることがあります。

売却できずに元本が戻ってこないところが、業者が買い取ることで元本が戻ってくることになるので、自社買取は投資家にとってメリットです。

インカムゲイン型の案件では、最初から自社買取の予定で案件を組成することもあります。

劣後出資比率

不動産クラファンでは一般に投資家と業者が共同で出資し、物件を取得します。

例えば、投資家が2,400万円、業者が600万円出資し、3,000万円のマンションを取得するといった感じです。

このとき、出資総額に対する業者分の出資額の比率を劣後出資比率といいます。

さきほどの例では20%です。

出資者 出資額 出資比率
投資家 2,400万円 80%
業者 600万円 20%
合計 3,000万円

そして、劣後出資比率が高いほど安全性が高まります。

右田さん
右田さん

数字が大きいほど安全だよ。

なぜ高いほど安全なのか?

詳しくは下記記事を参照してください。

優先劣後出資方式と劣後出資比率

償還

案件の運用が終わり、業者が元本を投資家に返すことを償還といいます。

クリック合戦

募集が先着方式の案件では、投資できる人が決まるのは早い者勝ちです。

このため、人気の案件では募集開始と同時に応募が殺到します。

この状態をクリック合戦といいます。

信託受益権

信託受益権とは信託財産から発生する利益を受け取る権利のことです。

詳しくは↓こちらの記事を参照してください。

信託受益権とは?(別タブで開く)

信託受益権とは?(今開いているタブで開く)