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投活のブログが秀逸!キャピタル案件への投資家の不安解消に

投活のブログが秀逸!キャピタル案件への投資家の不安解消にのタイトル画像

不動産クラウドファンディングの投活のブログが秀逸だったので紹介します。

左野くん
左野くん

何が秀逸なの?

キャピタルゲイン型の案件に不安を感じ、手を出せずにいる投資家は少なくないでしょう。

そんなキャピタル型への不安をいかにして解消するか?

投活のブログ記事がその答えになるかもしれません。

詳しく解説します。

タロウさん
タロウさん

ブロガーから見て良い記事です!

本稿は今年3月30日に公開された投活のブログ記事をもとに書いたものです。
同記事はその後、4月15日に更新されており、本稿では触れていない内容が追加されています。

 

Xやってます!
見てみる → タロウ@ソシャクラ投資家
プチ解説 をタップすると、小ウィンドウで簡単な解説が表示されます。(「close」をタップすると小ウィンドウは閉まります)

 

この記事の著者
投資家・ブロガー
タロウ

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファディング専門の投資家です。
2018年にソシャレン・クラファン投資を始め、これまで400件を超える案件に2億円以上を投資し損失ゼロ。
安全性を最重視した投資情報を発信しています。

キャピタル型案件に投資家が不安を抱く理由

キャピタル型案件に投資家が不安を抱く理由のタイトル画像

まず最初に、投資家がキャピタルゲイン型の案件に不安を抱く理由を説明します。

プチ解説 案件とは?

 

キャピタルゲイン型案件とは?

安く仕入れて高く売る

キャピタルゲイン型案件とは、物件を安く仕入れて高く売り、その売却益を投資家に分配するタイプの案件です。

キャピタルゲイン型案件の説明図

  1. 投資家から資金を集める
  2. 1,000万円で物件を取得する
  3. 1,200万円で売却する
  4. 売却益を投資家に分配する

要は転売です。

右田さん
右田さん

不動産の転売ヤーだね。

プチ解説 分配とは?

 

インカムゲイン型案件

不動産クラファンにはキャピタルゲイン型の他にインカムゲイン型の案件があります。

インカムゲイン型は取得した物件に入居者を付け、賃料収益を投資家に分配するタイプです。

インカムゲイン型案件の説明図

  1. 投資家から資金を集める
  2. 物件を取得する
  3. 入居者から賃料を取る
  4. 賃料収益を投資家に分配する
左野くん
左野くん

こっちは大家さん業だね。

キャピタルゲイン型とインカムゲイン型を組み合わせた案件もあります。

 

キャピタル型はハイリスク・ハイリターン

キャピタルゲイン型は安く仕入れて高く売るため、高い利益を狙えます。

月々のわずかな賃料を得るインカムゲイン型とは対象的です。

その一方で、キャピタルゲイン型は物件が売れなければアウト

キャピタルゲイン型案件で物件を売却できなかった場合の説明図

利益を得られないどころか、売れるまで元本が戻ってこない可能性さえあります。

インカムゲイン型に比べてキャピタルゲイン型はハイリスク・ハイリターンです。

タロウさん
タロウさん

リスクテイクして高利を狙います!

 

高値で売れることへの不安

もちろん、多くのキャピタルゲイン型案件は予定通りに運用を終えています。

しかし、投資家の多くは不動産についてはド素人です。

中には業者が言う通りに高値で売れるのか確信できない人もいるでしょう。

本当に売れるのか?

キャピタルゲイン型案件で物件を売却できなかった場合の説明図

もしかしたら、売れないのではないか?

ド素人ゆえにキャピタルゲイン型案件に不安を抱くのです。

僕もそんなド素人の一人で、基本的にキャピタルゲイン型には投資しません。

右田さん
右田さん

売れないと元本毀損だもんね…

プチ解説 運用とは?

プチ解説 元本毀損とは?

 

リノベ型案件は特に不安

リノベ型案件とは?

キャピタルゲイン型案件の中でも、投資家が特に不安を抱くのがリノベ型の案件です。

リノベ型案件とは、リフォームやリノベーションで取得した物件の価値を高めて売却する案件のことをいいます。

リノベーション案件の説明図

  1. 投資家から資金を集める
  2. 物件を取得する
  3. リノベで価値を高める
  4. 取得価格より高値で売却する
  5. 売却益を投資家に分配する
左野くん
左野くん

なんで不安なの?

プチ解説 リフォームとリノベーションとは?

 

高く売れる確信が持てない

業者はもちろんリノベで価値を向上できると確信を持って案件を組成、募集しています。

しかし、多くの投資家は不動産素人です。

リノベーションと言われても何をするのか分からない

具体的なリノベ施策を書いている業者は少数ですから。

リノベーション施策の具体例

プチ解説 組成とは?

 

仮に書かれていたとしても、それで価値が上がるのか分からない

壁紙を貼り替えただけで上がるのか?

外壁を塗り替えることで物件が高く売れるのか?

案件紹介ページに文字だけで書かれてもイメージが沸かず、高く売れると確信できないのです。

知識がないのだから当然ですよね?

右田さん
右田さん

知らないものは分からないよ。

 

業者と投資家の間に大きなギャップ

投資家はなぜリノベ型の案件に不安を感じるのか?

最大の原因は業者と投資家で知識や常識のレベルが違いすぎることにあります。

業者がこれで納得っしょ!と思っても、投資家からすると納得の「な」の字もできない。

東大生が偏差値75の知識前提で、偏差値45の中学生に数学を教えるようなものです。

リノベ型案件に納得して投資させるには、このギャップを埋めるワンステップが必要なのではないか?

今回の投活のブログ記事はその一つの答えになりえます。

タロウさん
タロウさん

以下、詳しく紹介します!

投活のブログが秀逸な点

投活のブログが秀逸な点のタイトル画像

今回取り上げる投活のブログ記事は、麻布十番案件に関するものです。

以下、詳しく紹介します。

 

麻布十番案件の解説記事

麻布十番案件の概要

投活は今年1月26日に麻布十番案件の募集を行いました。

麻布十番案件のイメージ画像

  • 案件名:投活プロジェクト12号
  • 利回り:6.9%
  • 運用期間:6カ月
  • 募集総額:2,000万円
  • 劣後比率:20%
  • 募集方式:抽選
  • 募集開始:2024年1月26日

麻布十番の区分マンションを取得し、リノベーションで価値を高めて売却するという内容です。

左野くん
左野くん

利回り6.9%は美味しい!

プチ解説 劣後出資比率とは?

プチ解説 募集方式の「抽選」とは?

プチ解説 区分マンションとは?

 

リノベの内容が分からない

確かに利回りは美味しいです。

しかし、投活サイトの案件紹介でリノベーションについて書かれているのは次の一文だけ。

本プロジェクトは、対象物件の取得後リノベーション工事を行い、バリューアップの後に売却をするリノベーションプロジェクトです。

他には下の画像が1枚あるのみです。

麻布十番案件のリノベーションの説明画像

一文と画像1枚だけでは「なるほど、高く売れるぞ!」と確信できませんよね?

右田さん
右田さん

情報が少なすぎ…

それを補うのが今回のブログ記事です。

 

ガッツリ解説している

麻布十番案件を解説

今回紹介するのは投活の運営会社であるTRUSTが運営する資産形成AtoZというサイトに掲載された以下の記事です。

【事例】築43年≪ラフィネ麻布十番≫リノベーションプロジェクト

投活のブログ記事のタイトル画像

麻布十番案件でリノベーションをどのようにするのか具体的に紹介しています。

 

文字数4千文字

この記事の文字数は約4千文字です。(注:更新前)

ソシャレン、クラファン系の一般的なブログの記事は2千文字前後です。(僕の記事は長めで平均3~6千文字)

それらと比較してこの記事はかなりガッツリ書き込んでいます。

左野くん
左野くん

そんなに長いの読むかな?

確かにその通りで、4千文字も読めない人のほうが多いでしょう。

しかし、一般に長文を読める層はリテラシーが高く、所得や資産が多い傾向にあると言われます。

ゆえに、長文であることで業者にとって優良な会員になり得る層にリーチできるとも言えるのです。

 

深く踏み込んでいる

そして記事の内容ですが、単に文字数を稼ぐだけなら、ブログなんていくらでも水増しできます。

でも、この投活の記事はそうではなくて、麻布十番の地名の由来から歴史、地域の現状から将来予想まで深く踏み込んで書いているのです。

麻布十番地区の開発計画地図

麻布十番というエリアが投資対象になり得るのだと納得できる内容になっています。

 

特にリノベの説明が秀逸

そして今回の記事が秀逸なのが、麻布十番案件のリノベーションの内容を非常に分かりやすく説明している点です。

以下、麻布十番案件でどのようなリノベーションが行われるのか、記事を参考に解説します。

 

間取りの変更

麻布十番案件で取得するのは昭和55年竣工の築古物件です。

ガラーンとしたワンルームで魅力を感じませんよね。

麻布十番案件のリノベーション計画の画像1

これをどう変えるのか?

間取り図のBefore/Afterを見てください。

麻布十番案件のリノベーション計画の画像2

  • 可動式の仕切り(赤)を設置
  • キッチン(緑)を部屋の右に移動
  • 洗濯機置場(青)を部屋の右に配置

こうすることで、仕切り(赤)を境に生活における動の空間(右)と静の空間(左)に分けます。

なんやかんやするのが右、ゆったりくつろぐのが左ってことです。

 

中扉を設置

次に現況では玄関のドアを開けたらすぐ室内です。

玄関と室内を隔てるものがありません。

麻布十番案件のリノベーション計画の画像3

これって、冬場は外の冷気がそのまま室内に伝わって寒いですよね?

また、荷物を届けに来た宅配業者の人から室内が丸見えみたいな。

右田さん
右田さん

それはイヤだな~

そこで、リノベーションで中扉(赤枠)を設置します。

麻布十番案件のリノベーション計画の画像4

その扉がこちらです。

麻布十番案件のリノベーション計画の画像5

木目調で良い感じですよね。

 

水回りの段差を解消

現況で一番ガッカリするのはこれではないでしょうか?

麻布十番案件のリノベーション計画の画像6

配管の関係で水回りが1段高くなっているのです。

不便!ダサい!古臭い!

若い女性のみならず、いい年したオッサンでもイヤです。

リノベーションでは配管を床下に新設し、段差を解消します。

 

キッチンのイメージ一新

現況ではキッチンは部屋の一番奥にありタイル張りです。

麻布十番案件のリノベーション計画の画像7

ザ☆昭和!って感じですよね。笑

左野くん
左野くん

会社の給湯室みたい。

それをリノベーションで中扉を開けたすぐのところ(赤枠)に移動します。

麻布十番案件のリノベーション計画の画像8

そして、上の図の青で示した壁の部分が下の写真です。

玄関側から見た写真で、赤線が中扉の付け根にあたります。

麻布十番案件のリノベーション計画の画像9

赤線の右側、つまり、中扉の外の室外になりますが。

キッチンのコンロの上の部分、ここは壁でふさぎます。

ですが、赤線の左、つまり室内のシンクの上の部分は壁でふさがず、対面キッチンのようにします。

反対側から見たほうが分かりやすいかも?

麻布十番案件のリノベーション計画の画像14

開放的に見せると同時にキッチンに光が入るようにする狙いです。

右田さん
右田さん

昭和の給湯室から大変身だね。

 

給湯器を外部に

それと、さきほどの昭和の給湯室ですが、左の壁面にあるのが実は給湯器です。

麻布十番案件のリノベーション計画の画像10

こんなものがあると換気不良で一酸化炭素中毒になりかねませんし、ニオイが臭いし、ゴーッってうるさいですよね。

ですので、給湯器はベランダに移設します。

左野くん
左野くん

全体的にガラッと変わるね。

 

ここまで説明されて初めて納得できる

リノベの内容を詳しく説明

おそらくどの業者も同じようなリノベーションをしているのだと思います。

でも、ここまでの説明をしている業者ってありますか?

ここまで詳しく説明していることに価値があるのです。

右田さん
右田さん

どうして?

 

価値向上を納得できる

それは詳しい説明によって、リノベーションで物件の価値が向上し高く売れると投資家が納得できるからです。

投資家のみなさん、思いませんか?

これ↓だけだと、ナンノコッチャまったく分からん。

本プロジェクトは、対象物件の取得後リノベーション工事を行い、バリューアップの後に売却をするリノベーションプロジェクトです。

リノベでバリューアップと言われても納得のしようがなく、1ミリたりとも投資する気になれない。

 

でも、現況の写真を見せられて、確かにクソだ、このままだと安値でしか売れないよなと。

麻布十番案件のリノベーション計画の画像11

麻布十番案件のリノベーション計画の画像12

で、クソの部分をリノベで排除、改善しますよとビジュアルで見せられる。

麻布十番案件のリノベーション計画の画像13

一つ一つ具体的に、画像を使って分かりやすく説明してもらえば、なるほどリノベで価値向上、高く売れるよなと納得できますよね?

 

投資家はド素人のクルクルパー

業者からすれば、「リノベでバリューアップと書けば分かるだろう」と思うかもしれません。

でも、我々投資家は不動産については何も知らないパッパラパーのド素人です。

一から百まで説明されて、ようやく27くらい理解する。

この絶望的なレベルの低さを業者の人には知ってほしい。

麻布十番案件のリノベーション計画の画像2

投資家はアホ、無知、出来損ないのクルクルパー。

幼稚園児を相手にするつもりで、専門用語は使わず、分かりやすくビジュアル豊富にやさしく説明。

麻布十番案件のリノベーション計画の画像9

そこまでやって初めて「リノベでバリューアップして高く売れる!」と納得し、応募ボタンをクリックするのです。

左野くん
左野くん

我ながら面倒な客だよね。

 

もう一歩の説明はほしいが

ぜいたくを言わせてもらうと、投活のブログ記事で不足が一つだけありまして。

  1. 現況だと◯◯万円でしか売れない
  2. リノベをやれば◯◯万円で売れる
  3. 根拠は近隣の同レベルの物件の相場が◯◯万円で
  4. そこから築年の古さなどを考慮すると◯◯万円になるから
  5. リノベ費用◯◯万円を引いても分配は可能

この説明があれば、売却予定価格に対する説得力、納得感がさらにアップしたと思います。

とはいえ、今回のブログ記事のリノベ解説は他社とは一線を画するレベルでした。

 

リノベ工事は完了済み

なお、麻布十番物件のリノベーション工事はすでに完了しています。

住みたくなる要素が一つもないクソ物件が、今すぐ引っ越したくなるベリーナイスな物件に変わりました。

その様子が今回取り上げた投活のブログ記事に、豊富な写真付きで追加掲載されています。

麻布十番案件のリノベーション計画の完了後の画像

リノベーションで不動産の価値が上がるのだと納得できる内容です。

ぜひ読んでみてください。

投活のブログ記事

タロウさん
タロウさん

オススメです!

他社にも同様の取り組みを期待

他社にも同様の取り組みを期待のタイトル画像

こういった取り組み、ぜひ他社にも広がってほしいです。

 

この説明が募集時に欲しかった

記事が出たのは募集後

惜しむらくは、投活のブログ記事が出たのが麻布十番案件の募集後だったことです。

  • 募集期間:2024年1月26日~2月6日
  • ブログ掲載:2024年3月30日

募集時点でこの記事があれば。

願わくば投活サイトの案件紹介ページにこの記事があればなと。

右田さん
右田さん

たしかに。

 

募集前でもできたのでは?

ブログ記事を見れば分かる通り、工事が始まった後でないと撮れない画像もあります。

しかし、現況は写真で紹介、リノベ後は予定図、イメージ画像を使うなどすれば、募集前でもできたのではないでしょうか?

「リノベでバリューアップ!」の一文だけより、はるかに説得力がある案件紹介になったはずです。

タロウさん
タロウさん

もったいない!

 

利回りを下げても集まった可能性

5%でもいけたのでは?

もう一つもったいないと思うのは、麻布十番案件の利回りが6.9%だったことです。

麻布十番案件の利回り

リノベーションの内容を分かりやすく訴求できていれば、6%や5.5%、もしかしたら5%でも満額集まったのではないでしょうか?

左野くん
左野くん

5%でも満了できた。

 

利益はしっかり取ってほしい

これは僕の本心ですが、業者には利益をしっかり取ってほしいと思っています。

だって、投資する側の立場で考えてみてください。

ぜんぜん儲からない、いつつぶれるか分からないような業者になんて、怖くて投資できないですよ。

無理な利回り競争には参加せず、取れる利益はしっかり取ってほしい。

5%で集まるなら5%で募集してほしい。

タロウさん
タロウさん

3%はさみしいけど!笑

 

他社の同様の取り組みに期待

キャピタル不安層を取り込める

キャピタルゲイン型案件に不安を感じる投資家は一定数います。

僕を含めたキャピタル不安層はキャピタル案件を避けている。

その層を取り込められれば、6.9%ではなく5%でも満了できる。

そして、不安を取り除いてやることで取り込みは可能です。

 

特にリノベ案件は納得できる材料提示を

キャピタル不安層は特にリノベ案件に不安を感じ、納得できずにいます。

そして、業者が思っている以上に我々投資家は無知でアホです。

無知ゆえに必要以上に不安を感じています。

でも、業者にとっては常識で説明していない内容が、投資家の不安解消につながる。

麻布十番案件のリノベーション計画の画像4

業者が価値を感じない1枚の画像が、投資家の納得感を高める。

使える訴求点や画像を業者は山のように持っているはずです。

そういった材料を募集時点で丁寧に提示することで、リノベ案件を避けている投資家を取り込めるのではないでしょうか?

右田さん
右田さん

今回の投活の記事が良い例よね。

 

利回り競争を回避してほしい

僕は主だった業者の案件はすべて記録を取っていますが、ここ数カ月で利回りを上げる業者が増えたように感じています。

業者の利益率が上がったわけでもないだろうに、何を原資に上げるのか?

無理な利回り競争に巻き込まれて業者の経営に影響が出るのは、投資家として最も恐れることです。

案件の魅力を訴求することで利回り競争を回避してほしいと本心で思っています。

左野くん
左野くん

業者が倒れるのが一番怖い…

 

他社の同様の取り組みに期待

業者のみなさんに問いたいのですが、5%で売れる内容なのに魅力の訴求が不十分で7%で売っている案件があるのではないでしょうか?

でもよく考えてください。

7%で集めても、8%の業者が出たら投資家はそっちに行きます。

利回りで集めた投資家は、利回りで去っていくのです。

そんな利回りしか見ていない投資家を相手に消耗するのって、バカバカしくないですか?

 

ですが、すべての投資家が利回りだけ見ているのではありません。

適正な利益を取って安定的にクラファンを運営してもらい、そこで長く投資したい

そう思っている投資家もいるのです。

 

安易に7%に上げるのではなく、5%で売れる案件を5%で売るための取り組みをすべきではないでしょうか?

投資家が納得して投資できる案件説明を他社にも期待します。

タロウさん
タロウさん

案件の魅力で売ってください!

 

コメント

繰り上げ当選

抽選方式の案件で業者が当選者に連絡し、入金をお願いした。

ところが、3人の当選者が気が変わって入金しなかったため、合計400万円が浮いてしまった。

この場合、多くの業者では再抽選を実施し、400万円分の投資家を新たに当選とします。

これが繰り上げ当選です。

なお、繰り上げ当選では応募額の一部だけが当選の部分当選になる場合があります。

当選者 応募額 当選額
山田さん 150万円 150万円
田中さん 200万円 200万円
中山さん 100万円 50万円
合計 400万円

 

会員登録(口座開設)

ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングでは、各業者で会員登録をすることで、投資できるようになります。

Amazonでアカウント登録をすると、Amazonで買い物ができるようになりますよね?

それと同じだと考えてください。

口座開設」という表現を使っている業者もありますが、意味は会員登録と同じです。

繰り上げ当選

抽選方式の案件で業者が当選者に連絡し、入金をお願いした。

ところが、3人の当選者が気が変わって入金しなかったため、合計400万円が浮いてしまった。

この場合、多くの業者では再抽選を実施し、400万円分の投資家を新たに当選とします。

これが繰り上げ当選です。

なお、繰り上げ当選では応募額の一部だけが当選の部分当選になる場合があります。

当選者 応募額 当選額
山田さん 150万円 150万円
田中さん 200万円 200万円
中山さん 100万円 50万円
合計 400万円

 

途中解約

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングでは投資を行う期間、言い換えると、業者にお金を渡して戻ってくるまでの期間が事前に決まっています。

その期間の途中で契約を破棄し、お金を返してもらうのが途中解約です。

ソシャレン、クラファンともにほとんどの業者で途中解約は認められていません。

途中解約ができるのは大家どっとこむなどごく一部です。

基本的に運用期間が終わるまでお金は戻ってこないと考えてください。

キャンペーン

ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングでは、投資額などに応じてプレゼントなどがもらえるキャンペーンを業者が開催することがあります。

例えば次のようなものです。

  • 会員登録でアマゾンギフト券1,000円分プレゼント
  • 10万円以上の投資で投資額の1%分のアマゾンギフト券を贈呈
  • 投資した人の中から抽選で50名に高級焼肉セットをプレゼント

最新のキャンペーン情報は下記記事にまとめています。

最新のキャンペーン情報

デビュー案件

業者が運営を開始後、初めて募集する第1号案件のことを、このブログではデビュー案件と呼んでいます。

このブログが独自に使っている用語であり、一般用語ではありません。

デビュー案件は一般に安全性、利回りともに高いことが多いです。

また、運営開始直後で会員がまだ少ないため、競争率が低く投資しやすいです。

デビュー案件はおすすめだと僕は思っています。

軍用地案件

軍用地案件はソーシャルレンディングのPocket Fundingが扱っている案件です。

担保が投資用不動産として人気が高い軍用地であるため、元本をほぼ確実に回収できることから、安全性が非常に高い人気の案件です。

なぜ、軍用地案件で元本をほぼ確実に回収できるのかは、この狭いスペースでは説明できません。

3分で読めますので、こちらの記事を参照してください。

軍用地案件の安全性が高い理由

1棟アパート、1棟マンション

不動産クラウドファンディングで「1棟アパート、1棟マンション」という表現を使う場合、アパートやマンション丸々1棟が投資対象であることを表します。

逆に投資対象が部屋単位である場合は「区分マンション」という表現を使います。

(区分アパートというのは聞いたことがありません)

海外案件

ソーシャルレンディングでは投資家のお金を借りるのが海外の企業であったり、借り手が日本企業であっても資金使途が海外企業への出資であるなど、投資家のお金の最終的な行先が海外である案件を海外案件といいます。

不動産クラファンでは投資家のお金で取得するのが海外の不動産である案件を海外案件といいます。

一般に海外案件は利回りが高い一方、海外ゆえにリスクが高くなることが多いです。

投資においてリターンとリスクはワンセットであり、ハイリターン・ローリスクはありえません。

初心者は海外案件には手を出さないことを強くおすすめします。

分散投資

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで分散投資とは、利用する業者や投資する案件、案件のタイプなどを集中させず、複数に分ける投資手法のことです。

例えば、ソシャレンで1つの業者だけを使っている場合、その業者が倒産するとすべての資産を失うことになります。

また、不動産クラファンで東京の物件だけに投資していると、東京の地価の下落が全投資額に影響を及ぼしますよね?

分散投資をすることで大きな被害を防ぎ、万が一の場合でも被害を小さく済ませることができます。

事故

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで分配金の支払いや元本の償還が遅れたり、元本が戻ってこなくなるなどのトラブルを、このブログでは「事故」と表現しています。

業者

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングの運営会社のことを、このブログでは「業者」と呼んでいます。

FundsやCREAL、バンカーズ、いずれも業者です。

Fundsのサイトの画像

「事業者」という表現を使っているメディアもあります。

満了

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで募集額満額の応募が集まることを、このブログでは「満了」と表現しています。

募集額1億2千万円の案件で、応募が1億2千万円集まった状態が満了です。

満了のイメージ画像

「完売」という表現を使っているメディアもあります。

担保順位

1つの担保に複数の貸し手がいる場合の、貸したお金を回収する優先順位のことです。

例えば、評価額1億円の土地を担保に3者が下のように融資したとします。

担保順位 貸し手 融資額
第一順位 悪徳銀行 6千万円
第二順位 腹黒信金 2千万円
第三順位 山田さん 1千万円

借り手が返済できなくなり担保を処分するも、8千万円でしか売れなかった。

この場合、まず悪徳銀行が6千万円を回収、次に腹黒信金が2千万円を回収します。

第三順位の山田さんは1円も回収できません。

ソシャレン業者の担保順位が低い場合は注意が必要です。

源泉徴収税

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングでは、業者が20.42%の所得税を引いてから投資家に分配金を支払います。

この20.42%の所得税のことを源泉徴収税といいます。

引かれた源泉徴収税は業者が税務署に納めます。

壁芯面積

マンションの部屋の面積を測る際に、壁の中心線を基準に出した面積を壁芯面積といいます。

一方、我々が普通に使う壁の内側の線を基準に出した面積は内法面積です。

壁芯面積と内法面積の説明図

1口単位と最低口数

1口単位とは投資できる金額の単位です。

例えば1口=10万円の案件では、20万円、70万円と10万円単位で投資できます。

ですが、13万円や99万円では投資できません。

最低口数とは投資する際に最低限必要な口数です。

例えば以下の案件の場合、

  • 1口単位:1万円
  • 最低口数:2口

最低2万円から1万円単位で投資できます。

右田さん
右田さん

2万円の次は3万円だよ。

こんな感じに別ウィンドウが開き、ここで用語の解説などをします。

右下の「close」か別ウィンドウの外の部分をタップすると、別ウィンドウが閉まり記事に戻ります。

不成立

不成立とは案件の募集を行ったが、事情により案件を実行できなくなることです。

例えば、応募が最低成立金額に達しない場合、案件を実行できず不成立となります。

また、不動産クラファンで応募は順調に集まっていたものの、取得予定だった不動産に不備が見つかったため取得が中止になり、案件が不成立となることもありえます。

逆に成立は応募が集まり案件を実行できるようになることです。

最低成立金額

例えば、ソーシャルレンディングで「投資家から5千万円集めて企業に貸す」という案件があるとします。

この案件を募集して10万円しか集まらなかったら、ぜんぜん足りないので貸せませんよね?

でも、不足が数百万円ならば、その分は業者が自社で資金を出して合計5千万円とし、企業への融資を実行できるかもしれません。

そこで、業者が募集の際に「4千万円以上集まれば、満額集まらなくても不足分は自社で負担して融資を実行します」と約束します。

この場合の4千万円が最低成立金額です。

つまり、最低これだけ集まれば案件を実行しますよというラインのことです。

貸付金利

ソーシャルレンディングでは投資家から集めたお金を企業などに貸し、得られた利益を投資家に分配します。

例えば、企業に7%で貸し、ソシャレン業者が利益を2%取り、5%を投資家に分配します。

ソーシャルレンディングの貸付金利の説明図

企業に貸す際の金利(上図の7%)が貸付金利です。

上場企業系

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングで「上場企業系の業者」とは、業者自身やその親会社などが上場企業である業者を指します。

上場企業は信用力が高いことから、上場企業系の業者が運営するソシャレン、不動産クラファンは信頼性、安全性が高いと多くの投資家に認識されています。

ただし、「上場企業系=100%安全」とは限らないので注意が必要です。

運用と運用期間

不動産クラウドファンディングにおいて運用とは、投資家から集めた資金で取得した不動産を、賃貸したり売却したりすることで利益を生み出すことをいいます。

運用を行う期間は案件ごとにあらかじめ決められており、これを運用期間といいます。

マスターリース契約

不動産クラウドファンディングでは投資家の資金で不動産クラファン業者が物件を取得し、入居者から家賃を得ます。

しかし、入居者が見つからなければ家賃が入らず、投資家が分配金を得られなくなります。

そこで、不動産クラファン業者が不動産業者と次のような契約を結びます。

  1. 不動産クラファン業者が不動産業者に部屋を貸す
  2. 不動産業者が入居者に部屋を貸す
  3. 入居者が見つからなくても不動産業者は毎月の家賃を不動産クラファン業者に払う

マスターリース

これがマスターリース契約です。

マスターリース契約により投資家は入居者が見つからないリスクから隔離され、投資の安全性が向上します。

部分当選

ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングの募集には、早い者勝ちの先着方式の他に、応募した人の中から投資できる人を抽選で決める抽選方式があります。

抽選方式では、50万円で応募して当選したら50万円投資できるのが基本です。

しかし、50万円の内、30万円分だけ当選する(=30万円だけ投資できる)こともあります。

これが部分当選です。

当選者の最後の1人が残額を割り当てられて部分当選になる場合の他、多くの人を当選にするために業者が全員を部分当選にする場合などがあります。

借り手企業

ソーシャルレンディングでは投資家から集めたお金を、ソシャレン業者が企業に貸します。

投資家のお金を借りるのが借り手企業です。

ソーシャルレンディングの仕組み

そして、借り手企業が支払う利息が、投資家が受け取る分配金となります。

一方で、借り手企業が倒産したり返済不能になると、投資家のお金が戻ってこないことも。

ソーシャルレンディングのリスク

ですので、ちゃんと返済できるのか?ソーシャルレンディングでは借り手企業の見極めが非常に重要です。

満室賃料

満室賃料とは、その物件が満室の場合に得られる想定賃料のことです。

全4室の1棟アパートで、各部屋の賃料が以下の場合、

  • 101号室:4.5万円
  • 102号室:4.5万円
  • 201号室:5.5万円
  • 202号室:5.5万円

満室賃料は月間20万円、年間240万円です。

空室リスク

空室リスクとは投資対象物件に入居者がつかず、空室で家賃収入を得られなくなるリスクです。

匿名組合型と任意組合型

不動産クラウドファンディングを含む不動産特定共同事業は、主に匿名組合型と任意組合型に分かれます。

主な違いは一般に下表の通りです。

匿名組合型 タイプ 任意組合型
匿名組合契約 契約 任意組合契約
なし 物件の所有権 あり
少なめ 最低出資額 多め
短め 運用期間 長め
有限責任 責任 無限責任
雑所得 所得区分 不動産所得

物件が倒壊して隣接する建物に被害が及んだ場合、任意組合型では出資額を超えて賠償責任が発生します。

匿名組合型の場合は責任範囲は出資額が上限であり、最悪でも全損で済みます。

任意組合型は所得区分が不動産所得で有利なため、相続など節税対策に使われることが多いです。

不動産クラファンではほとんどの案件が匿名組合型です。

不動産特定共同事業

不動産特定共同事業は次のような事業です。

  1. 複数の投資家から出資を受け
  2. 集まった資金で不動産を取得、運用し
  3. 得られた利益を投資家に分配する

多くの場合、1億円の1棟マンションを100口の持ち分に分割し、1口100万円で販売するといった、不動産小口化商品の形を取ります。

不動産特定共同事業のうち、募集などをインターネットを使って行うのが不動産クラウドファンディングです。

不動産小口化商品

不動産小口化商品は不動産を小口の持分に分割して販売する不動産投資商品です。

例えば、1億円の1棟マンションを1口100万円の持分100口に分割し、1口単位で販売します。

仮にこのマンションで1,000万円の利益が出た場合、1口投資した人は10万円、5口投資した人は50万円を得るイメージです。

不動産クラファンの場合、持分には利益の分配を受ける権利が含まれますが、物件の所有権は含まれません。

 

デポジット口座

デポジット口座とは業者内で投資家ごとに設置されるお財布のようなものです。

デポジット口座方式の業者では、投資家は事前に銀行から業者にお金を振り込み、そのお金は業者内のデポジット口座で保管されます。

デポジット口座

そして、デポジット口座のお金で案件に投資します。

また、分配金や償還された元本はデポジット口座で保管され、投資家が必要なときに出金申請し、自分の銀行口座に引き出します。

デポジット口座

 

売却リスク

不動産において、物件が予定通りの価格で売却できない、もしくは、売却そのものができない可能性を売却リスクといいます。

売却リスクが現実化すると、投資家には次のような不利益が生じる場合があります。

  • 分配金が予定額を下回る
  • 分配を受けられない
  • 元本の一部が戻ってこない
  • 元本のすべてが戻ってこない

流動性

不動産において、売買のしやすさや、現金化のしやすさを流動性といいます。

都心の一等地など需要が高く売りやすい物件は「流動性が高い」、逆に農村の空き家など需要が低く売りにくい物件は「流動性が低い」です。

譲渡

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングで自分の出資持分(利益の分配や元本の償還を受ける権利)を、第三者に譲り渡すことを譲渡といいます。

例えば、〇〇FUNDINGで10万円投資し、それを第三者(〇〇FUNDINGを含む)に10万円(もしくはそれ以外の金額)で買い取ってもらうイメージです。

入金と出金

投資するお金をソシャレン、クラファン業者の銀行口座に振り込むことを入金といいます。

運用が終わったお金が業者から投資家の銀行口座に振り込まれることを出金といいます。

元本

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで、投資家が出資(投資)したお金のことを元本といいます。

リフォームとリノベーション

リフォーム、リノベーションともに、住宅の改修や改築を指します。

両者の違いはリフォームは「元の状態に戻す」ことであり、例えば壁の張替えや外壁の塗替えはリフォームです。

対して、リノベーションはリフォームよりも大がかりな改修、改築を行うことで「住宅の機能や価値を高める」ことを指します。

例えば、床暖房の新設や、壁を撤去して広々としたLDKへの間取りの変更はリノベーションです。

リフォームが老朽化で800万円に下がった物件の価値を元の1,000万円に戻すのに対し、リノベーションでは機能を付加して1,200万円に高めるイメージです。

分配と分配金

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで、運用で得られた利益を投資家に支払うことを分配といいます。

また、支払われる利益を分配金と呼びます。

案件

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで、募集される1つ1つの投資商品のことを案件と呼びます。

この用語は次のように使われます。

  • 〇〇業者から新しい案件が出た
  • 今度の案件は利回りが高い
  • 先週は△△案件に10万円投資した
  • □□業者は先月は3案件募集があった
  • ◇◇案件に応募したが抽選で落選した

すいません、上手く説明できなくて。

区分マンション

マンションを部屋単位で購入し投資する場合、「区分マンションに投資する」といった表現をします。

対して、1棟単位で購入、投資する場合は「1棟マンションに投資する」といいます。

独立した部屋1つ1つが区分マンションであり、面積や間取りを問いません。

ワンルームでも4LDKでも区分マンションです。

大島てる

大島てるは全国の事故物件情報を掲載するウェブサイト、及び、そのサイトを運営する会社の名称です。

先着方式と抽選方式

ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングの募集方式は2つあります。

一つは募集開始と同時によ~いどんで早い者勝ちで投資できる人が決まる先着方式です。

もう一つは募集期間中に応募した人の中から抽選で投資できる人を決める抽選方式です。

成立前書面

成立前書面(契約成立前書面、契約締結前交付書面)は、ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで案件に応募する前に確認する書類です。

確認することで応募できるようになります。

成立前書面の確認画面

案件の詳細情報や契約内容などが書かれており、契約書に相当するものだと考えてください。

多くの業者で募集開始前から確認が可能です。

サイトに書かれていない情報も多いので、事前に必ず確認することを強くおすすめします。

モニタリング

ソーシャルレンディングにおいてモニタリングとは、借り手が融資契約を守れるか、ソシャレン業者が監視することをいいます。

業者によって異なりますが具体的な作業としては、定期的な借り手企業の訪問、経営者などへのヒアリング、財務書類のチェックなどがあります。

定期的にモニタリングを行うことで借り手の異常などを早期に察知し、貸し倒れを防ぐことができます。

このため、業者のモニタリングの実施とその精度は投資家にとって重要です。

あと入金と事前入金

投資するお金を業者に入金する方法は2つあります。

一つは先着や抽選の結果、投資できることが決まってから業者の口座に振り込むあと入金方式です。

もう一つは募集開始前に業者のデポジット口座への入金が必要な事前入金方式です。

デポジット口座

デポジット口座のお金は応募した案件への出資に充当されます。

ただし、抽選に落選などで投資できなくなると、入金したお金がデポジット口座で寝ることになります。

さらに、このお金を自分の口座に出金する際の振込手数料が投資家負担の業者もあります。

投資家にとってはあと入金の方が有利です。

 

早期償還

ソーシャルレンディングで借り手が予定より早く返済したり、不動産クラウドファンディングで物件が予定より早く売れることがあります。

そういった理由で案件の運用が予定より短い期間で終わり、業者が元本を予定より早く投資家に返すことを早期償還といいます。

例えば、運用期間12カ月の予定が6カ月で早期償還になると、受け取る分配金は基本的に半分になります。

ネガティブに捉えられがちですが、業者が確実に返済できる借り手、売れる物件を選んで案件を組成した証でもあります。

分配原資

分配原資とは分配金の出どころのことです。

例えば、入居者から得る家賃から投資家に分配金を払う場合、分配原資は家賃です。

家賃はインカムゲインですので、分配原資はインカムゲインとも表現できます。

組成

案件を作ることを組成といいます。

  • 投資対象は緑町ハイツ102号室で
  • 利回りは4.5%で
  • 運用期間1年
  • 募集総額2,300万円の案件を作る

こうやって案件が出来上がります。

組成 → 募集 → 運用開始 → 運用終了 → 償還

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングの案件はこのような流れで運営され、その最初の段階が案件の組成です。

元本毀損

元本毀損(元本割れ)とは投資したお金の一部、または、すべてが戻ってこなくなることです。

例えば、不動産クラウドファンディングで2,000万円で取得した物件が1,500万円でしか売れなかった場合、元本の一部が戻ってこないことがあります。

また、取得した物件が地震で倒壊し売れなくなった、ソーシャルレンディングで借り手企業が倒産したなどで、元本の全額が戻ってこないこともありえます。

クラファン案件の管理手数料

不動産クラファンで区分マンションなどが投資対象になる場合、物件の入居者募集や家賃徴収といった管理業務が行われます。

これらの業務は業者または外部の不動産業者が代行し、そこでは管理手数料が発生します。

案件の利回りはこういった手数料や経費も差し引いた上で計算されたものです。

ですので、投資家が管理手数料を別途支払う必要はありません。

優先出資と劣後出資

不動産クラファンでは一般に投資家と業者が共同で出資し、物件を取得します。

例えば、投資家が2,400万円、業者が600万円出資し、3,000万円の物件を取得するといった感じです。

出資者 出資額
投資家(優先出資) 2,400万円
業者(劣後出資) 600万円
出資総額 3,000万円

この時、投資家分の出資を優先出資業者分の出資を劣後出資といいます。

なぜ、そのような言い方をするのかなど、詳しくは下記記事を参照してください。

優先劣後出資方式と劣後出資比率

キャピタルゲイン型

不動産クラファンの案件は大きくキャピタルゲイン型とインカムゲイン型に分かれます。

投資対象物件を売却した際の売却益を分配原資(分配金の出どころ)とする案件がキャピタルゲイン型です。

一方のインカムゲイン型は運用期間中の家賃収益を分配原資とします。

なお、売却益と家賃収益の両方を分配原資とする併用型の案件もあります。

自社買取

不動産クラファンでは運用期間の最後に物件を不動産投資家など第三者に売却するのが一般的です。

しかし、何らかの事情で売却できなかった場合、自社で物件を買い取ることがあります。

売却できずに元本が戻ってこないところが、業者が買い取ることで元本が戻ってくることになるので、自社買取は投資家にとってメリットです。

インカムゲイン型の案件では、最初から自社買取の予定で案件を組成することもあります。

劣後出資比率

不動産クラファンでは一般に投資家と業者が共同で出資し、物件を取得します。

例えば、投資家が2,400万円、業者が600万円出資し、3,000万円のマンションを取得するといった感じです。

このとき、出資総額に対する業者分の出資額の比率を劣後出資比率といいます。

さきほどの例では20%です。

出資者 出資額 出資比率
投資家 2,400万円 80%
業者 600万円 20%
合計 3,000万円

そして、劣後出資比率が高いほど安全性が高まります。

右田さん
右田さん

数字が大きいほど安全だよ。

なぜ高いほど安全なのか?

詳しくは下記記事を参照してください。

優先劣後出資方式と劣後出資比率

償還

案件の運用が終わり、業者が元本を投資家に返すこと、業者から投資家に元本が戻ってくることを償還といいます。

クリック合戦

募集が先着方式の案件では、投資できる人が決まるのは早い者勝ちです。

このため、人気の案件では募集開始と同時に応募が殺到します。

この状態をクリック合戦といいます。

信託受益権

信託受益権とは信託財産から発生する利益を受け取る権利のことです。

詳しくは↓こちらの記事を参照してください。

信託受益権とは?(別タブで開く)

信託受益権とは?(今開いているタブで開く)

抵当権と根抵当権と極度額

抵当権とは借り手が返済できなくなった時に担保を売却し、その代金から他の債権者に優先して返済を受ける権利です。

抵当権は1つの借り入れに対して設定されるため、返済時点で消滅します。

これに対し根抵当権ではあらかじめ融資の上限額を設定し、その範囲内であれば何度でも融資と返済が可能です。

その都度、抵当権の設定登記を行う必要がないため、企業への融資などでよく利用されます。

極度額は根抵当権の融資上限額のことです。

債務履行

まず、「債務」とは他人に対し何らかの行動を行う義務のことです。

そして、債務を実際に行うことを債務履行といいます。

ソーシャルレンディングの場合、借り手(債務者)が利払いや元本の返済をすることや、連帯保証人が借り手に代わってそれらを行うことが債務履行にあたります。

逆に、借り手が経営悪化などに至り、利払いや元本返済をしない(できなくなる)ことが債務不履行です。

LTV

ソーシャルレンディングで使われる用語で、担保評価額に対する融資額の割合をいいます。

例えば、1億円の土地を担保に8千万円を融資する場合、LTVは80%です。

担保が評価額通りに売れるとは限らないため、LTVの数字が小さいほど安全性が高いとされます。

資金使途

ソーシャルレンディングで業者から借りたお金を借り手が何に使うかを資金使途といいます。

延滞

ソーシャルレンディングで借り手が期限内に返済できなくなることを延滞といいます。

また、ソシャレン、不動産クラファンで分配金の支払いや元本の償還が予定より遅れている状態を延滞と呼ぶことがあります。

業者や投資家によっては「遅延」という表現が使われることもありますが、意味は同じです。

案件

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで、募集される1つ1つの投資商品のことを案件と呼びます。

この用語は次のように使われます。

  • 〇〇業者から新しい案件が出た
  • 今度の案件は利回りが高い
  • 先週は△△案件に10万円投資した
  • □□業者は先月は3案件募集があった
  • ◇◇案件に応募したが抽選で落選した

すいません、上手く説明できなくて。

分配と分配金

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで、運用で得られた利益を投資家に支払うことを分配といいます。

また、支払われる利益を分配金と呼びます。

運用と運用期間

不動産クラウドファンディングにおいて運用とは、投資家から集めた資金で取得した不動産を、賃貸したり売却したりすることで利益を生み出すことをいいます。

運用を行う期間は案件ごとにあらかじめ決められており、これを運用期間といいます。

元本毀損

元本毀損(元本割れ)とは投資したお金の一部、または、すべてが戻ってこなくなることです。

例えば、不動産クラウドファンディングで2,000万円で取得した物件が1,500万円でしか売れなかった場合、元本の一部が戻ってこないことがあります。

また、取得した物件が地震で倒壊し売れなくなった、ソーシャルレンディングで借り手企業が倒産したなどで、元本の全額が戻ってこないこともありえます。

リフォームとリノベーション

リフォーム、リノベーションともに、住宅の改修や改築を指します。

両者の違いはリフォームは「元の状態に戻す」ことであり、例えば壁の張替えや外壁の塗替えはリフォームです。

対して、リノベーションはリフォームよりも大がかりな改修、改築を行うことで「住宅の機能や価値を高める」ことを指します。

例えば、床暖房の新設や、壁を撤去して広々としたLDKへの間取りの変更はリノベーションです。

リフォームが老朽化で800万円に下がった物件の価値を元の1,000万円に戻すのに対し、リノベーションでは機能を付加して1,200万円に高めるイメージです。

組成

案件を作ることを組成といいます。

  • 投資対象は緑町ハイツ102号室で
  • 利回りは4.5%で
  • 運用期間1年
  • 募集総額2,300万円の案件を作る

こうやって案件が出来上がります。

組成 → 募集 → 運用開始 → 運用終了 → 償還

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングの案件はこのような流れで運営され、その最初の段階が案件の組成です。

劣後出資比率

不動産クラファンでは一般に投資家と業者が共同で出資し、物件を取得します。

例えば、投資家が2,400万円、業者が600万円出資し、3,000万円のマンションを取得するといった感じです。

このとき、出資総額に対する業者分の出資額の比率を劣後出資比率といいます。

さきほどの例では20%です。

出資者 出資額 出資比率
投資家 2,400万円 80%
業者 600万円 20%
合計 3,000万円

そして、劣後出資比率が高いほど安全性が高まります。

右田さん
右田さん

数字が大きいほど安全だよ。

なぜ高いほど安全なのか?

詳しくは下記記事を参照してください。

優先劣後出資方式と劣後出資比率

先着方式と抽選方式

ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングの募集方式は2つあります。

一つは募集開始と同時によ~いどんで早い者勝ちで投資できる人が決まる先着方式です。

もう一つは募集期間中に応募した人の中から抽選で投資できる人を決める抽選方式です。

区分マンション

マンションを部屋単位で購入し投資する場合、「区分マンションに投資する」といった表現をします。

対して、1棟単位で購入、投資する場合は「1棟マンションに投資する」といいます。

独立した部屋1つ1つが区分マンションであり、面積や間取りを問いません。

ワンルームでも4LDKでも区分マンションです。