AGクラウドファンディングで「投資しにくい」との声が増えています。
人気業者だからこそ、投資しにくくなるのですが。
投資家としては悩ましいよね。
なぜ、投資しにくいのか？
その原因と今後の展望を考察します。
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タップできる目次
不動産案件で小型案件が増加
投資しにくくなったとの声
AGクラファンは上場企業系であることと、利回りが4～6％と高いことで以前から大人気の業者でした。
しかし、今年に入って投資しにくいとの声が目立つようになったと感じます。
良い業者で投資できないのはつらいよね…
プチ解説 上場企業系とは？
プチ解説 利回りとは？
プチ解説 業者とは？
平均募集額などは大きな変化なし
昨年第2四半期から大型化の試み
もちろん、投資家のそういった不満は業者側も承知しています。
それもあってか、昨年第2四半期から募集額が1億円を超える大型案件を出すように。
同期は1案件の平均募集額が1億円を超えました。
業者も対策は取った。
プチ解説 案件とは？
大きな変化は見られず
翌第3四半期から平均募集額は減りましたが、それ以降は現在に至るまで極端に大きな変化はありません。
| 期間 | 平均募集額 |
|---|---|
| 2023年1月～3月 | 7,075万円 |
| 2023年4月～6月 | 1億7,105万円 |
| 2023年7月～9月 | 9,089万円 |
| 2023年10月～12月 | 8,691万円 |
| 2024年1月～3月 | 7,200万円 |
| 2024年4月～6月 | 7,556万円 |
7月に入って大型案件が続けて出ていますが。
長期のトレンドで見ると、大型案件の件数もそこまでは変わっていないのです。
| 期間 | 8～9千万円台 | 1億円以上 |
|---|---|---|
| 2023年1月～3月 | 3件 | 0件 |
| 2023年4月～6月 | 2件 | 2件 |
| 2023年7月～9月 | 1件 | 3件 |
| 2023年10月～12月 | 2件 | 3件 |
| 2024年1月～3月 | 1件 | 2件 |
| 2024年4月～6月 | 1件 | 2件 |
にも関わらず、投資家からは「投資しにくくなった！」との声が。
なんでだろ？
小型案件でクリック合戦激化
小型案件が増加
実は今年の2月末から募集額が3千万円以下の小型案件が増えているのです。
昨年までは3千万円以下の案件は多くても全案件の3分の1程度でした。
それが今年に入ってからは、募集される案件の半分が募集額3千万円以下に。
| 期間 | 3千万円以下 | 全案件数 |
|---|---|---|
| 2023年1月～3月 | 1件 | 4件 |
| 2023年4月～6月 | 1件 | 6件 |
| 2023年7月～9月 | 3件 | 9件 |
| 2023年10月～12月 | 3件 | 11件 |
| 2024年1月～3月 | 3件 | 6件 |
| 2024年4月～6月 | 5件 | 9件 |
特に今年第2四半期は募集された9案件の内、4案件が募集額2千万円以下だったのです。
AGクラファンの人気で2千万円以下ではクリック合戦になって当然。
小型案件の増加で投資家が「AGクラファンは投資しにくいと感じた」のでしょう。
一部の案件のためにイメージ悪化…
プチ解説 クリック合戦とは？
対策で若干改善するも
AGクラファンも決して手をこまねいていたわけではありません。
4月30日に募集された46号案件からは、投資家1人あたりの応募上限額を従来の100万円から50万円以下に引き下げました。
| 募集額 | 上限額 |
|---|---|
| 1億円以下 | 50万円 |
| 2千万円以下 | 30万円 |
これにより、クリック合戦が若干は緩和されましたが、依然として投資しにくい状態が続いています。
対策は取ってくれたけど…
今後も投資難は続きそう
募集額が減っている
ではなぜ、小型案件が増えたのでしょうか。
その原因として考えられるのがAGクラファンの募集額の減少です。
不動産案件の募集額は昨年末までは四半期ごとに10億円弱ありました。
| 期間 | 募集額 |
|---|---|
| 2023年1月～3月 | 2億8,300万円 |
| 2023年4月～6月 | 10億2,630万円 |
| 2023年7月～9月 | 8億1,800万円 |
| 2023年10月～12月 | 9億5,600万円 |
| 2024年1月～3月 | 4億3,200万円 |
| 2024年4月～6月 | 6億8,000万円 |
それが今年第1四半期に4億円強と大幅に減少したのです。
半分以下に！
条件の良い借り手の開拓に苦戦しているのか？
それで、少額の借り手も掻き集めて募集額を増やそうとしているのかもしれません。
大型案件の登場を期待
幸い7月に入って3億円超の大型案件が2つ出ています。
一方で、今後も小型案件が頻出する可能性もあるでしょう。
募集額を無理に増やそうとして、微妙な借り手の案件が出ていないか注意が必要かもしれません。
AGクラファンはプライム上場系で利回り4～6％の好条件なので、投資しやすくなるのが一番です。
投資しやすい大型案件が増えることを期待しましょう。
期待してます！
プチ解説 借り手とは？
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