新しい不動産クラウドファンディング業者が誕生しました。
その名は「LIFULL不動産クラウドファンディング」。
東証プライム上場系の新たな業者です。
詳しく解説します。
期待値500%です!
見落としている業者がきっとあります!
タップできる目次
LIFULLクラファンの概要
まず最初にLIFULL不動産クラウドファンディング(以下、LIFULLクラファン)がどんな業者かを解説します。
プチ解説 業者とは?
基本情報
LIFULLクラファンの基本情報は以下の通りです。(2024年8月3日現在、利回りと運用期間は直近1年間の傾向)
サービス名 | LIFULL不動産クラウドファンディング |
---|---|
運営会社 | LIFULL Investment |
運営開始 | 2024年8月 |
累計調達額 | - |
利回り | - |
運用期間 | - |
最低投資額 | 1万円 |
運営を開始したばかりで、案件の募集はまだ行われていません。
プチ解説 利回りとは?
プチ解説 運用期間とは?
プチ解説 最低投資額とは?
LIFULLクラファンは不動産クラウドファンディングと呼ばれる投資です。
投資の仕組みや流れ、特徴などについては、こちらの記事を参照してください。
運営会社と経営者
運営会社はLIFULL Investment
LIFULLクラファンを運営するのはLIFULL Investmentです。
商号 | 株式会社LIFULL Investment |
---|---|
所在地 | 東京都千代田区麹町1丁目4-4 |
代表者 | 市川 和也 |
設立 | 2012年10月1日 |
資本金 | 2億1,156万円 |
LIFULL InvestmentはLIFULLの100%子会社で、グループの金融事業やファンド運営事業を担当しています。
LIFULLとは?
LIFULLは不動産情報サービス大手で、東証プライム上場企業です。
不動産情報サイトの「LIFULL HOME'S」を見たことがある方も多いのではないでしょうか?
LIFULL HOME'Sのアプリは100万回以上ダウンロードされており、多くの会員が利用しています。
上場企業系の業者ってことね。
プチ解説 上場企業系とは?
LIFULLの経営状況
LIFULL Investmentの経営状況は公開されていません。
親会社であるLIFULLの2023年9月期の売上高は364億円でした。(単位:百万円)
決算期 | 売上高 | 営業利益 | 純資産 | 自己資本比率 |
---|---|---|---|---|
2019年 | 39,297 | 4,184 | 32,627 | 74.5% |
2020年 | 35,402 | 2,485 | 33,639 | 60.3% |
2021年 | 35,857 | ▲6,644 | 28,538 | 61.9% |
2022年 | 35,730 | 1,672 | 31,123 | 63.6% |
2023年 | 36,405 | 1,959 | 32,652 | 63.7% |
自己資本比率が非常に高いです。
経営者は市川和也氏
LIFULL Investmentの経営者は代表取締役の市川和也氏です。
市川氏は1965年生まれで、1988年に日本リースに入社しました。
その後、バークレイズ銀行、メリルリンチ証券、UBS証券に転職。
2017年にクラウドファンディング事業を展開するJGマーケティング(現LIFULL Investment)に入社し、投資営業部長を務めました。
2018年に取締役に昇格した後、2021年に代表取締役に就任し現在に至ります。
金融業界が長いんだね。
LIFULLクラファンの特長
LIFULLクラファンは他の業者とは異なる特長を持っています。
募集業務に特化
普通の不動産クラファン業者は案件の組成から運用まですべてを自社で行います。
組成
↓
募集
↓
運用
プチ解説 組成とは?
プチ解説 運用とは?
案件づくりから募集、運用まで、すべて自社です。
それが普通よね。
これに対し、LIFULLクラファンがやるのは募集だけです。
組成
↓
募集
↓
運用
他の不動産業者が作った案件の募集だけを代行し、運用はその業者がやります。
逆に言うと、業者がLIFULLクラファンに募集だけ委託する形です。
なぜそんなことを?
プチ解説 分配とは?
プチ解説 償還とは?
不動産クラファンは難易度が高い
不動産クラファンをやるには、まずシステムの導入で数百万円から1千万円以上かかります。
さらに、ネット集客にはそれ以上のコストがかかる上、ノウハウも必要です。
このため、案件の組成と運用はできるけれど、不動産クラファンを使った募集はできない。
そんな不動産業者が多いのです。
もったいないよね。
LIFULLの強み
そこでLIFULLクラファンの登場です。
LIFULLは不動産が本業であり、資金も豊富にあります。
また、アプリのダウンロード数は100万回以上。
集客力は十二分です。
ネット募集を代行
そこで、LIFULLクラファンが不動産クラファンのシステムを用意し、集客も行う。
そして、募集を代行します。
組成:不動産業者
↓
募集:LIFULLクラファン
↓
運用:不動産業者
案件の組成と運用は不動産業者が担当。
彼らができない不動産クラファンの部分だけ、LIFULLクラファンが代行するということです。
募集と集客は任せとけと。
不動産クラファンの楽天市場
案件の組成と運用はできるけれど、不動産クラファンはできないという不動産業者は多数あります。
そんな多数の業者が作った案件を、LIFULLクラファンで募集する。
つまり、LIFULLクラファンは様々な不動産業者の案件が並ぶ、不動産クラファンの楽天市場になるということです。
クラファン市場って感じね。
手数料
LIFULLクラファンの手数料は以下の通りです。
項目 | 金額 | |
---|---|---|
会員登録 | 無料 | |
口座維持 | 無料 | |
投資申込 | 無料 | |
退会 | 無料 | |
入金時の振込手数料 | 投資家負担 | |
出金時の振込手数料 | 無料 |
プチ解説 会員登録とは?
プチ解説 入金、出金とは?
LIFULLクラファンの入金先はGMOあおぞらネット銀行の口座です。
ですので、GMO銀行から振り込めば入金時の振込手数料も無料になります。
●公式サイト:LIFULLクラファン
LIFULLクラファンのデメリットとリスク
ここからはLIFULLクラファンの良くないところを見ていきましょう。
案件の組成と運用は非上場企業
LIFULLクラファンは上場企業系なので一定の信頼性が期待できます。
しかし、LIFULLクラファンで募集される案件を組成、運用する業者は、多くが非上場企業です。
- LIFULLクラファン=上場企業系
- 組成、運用する業者=非上場企業
組成、運用する業者にも上場企業並みの信頼性が期待できるわけではありません。
投資する際にはどんな業者なのか必ずチェックしましょう。
募集は抽選方式
LIFULLクラファンの案件募集は抽選方式だけです。
先着方式での募集はありません。
抽選弱者にはキビシイ…
会員が増えて競争率が上る前に、早めに投資しておきましょう。
プチ解説 抽選方式と先着方式とは?
事前入金が必要
LIFULLクラファンは応募する前に入金が必要な事前入金方式です。
このため、次のような問題が起こります。
- 事前に入金した
- 落選で投資できなかった
- 資金が寝る
プチ解説 事前入金とは?
ただし、出金時の振込手数料はLIFULLクラファンが負担です。
でも、入金時の振込手数料がムダになるよね…
デポジット口座方式
デポジット口座とは?
LIFULLクラファンで会員登録をすると、LIFULLクラファン内に投資家専用のデポジット口座が開設されます。
ここに事前に入金し、そのお金で案件に応募する仕組みです。
メリットだとアピール
案件の運用が終わると分配金と元本はデポジット口座に入金されます。
その資金を使って別の案件に投資できるので、投資のたびに銀行から振り込まずに済む。
この点をLIFULLクラファンはデポジット口座のメリットだとアピールしています。
デメリットのほうがはるかに大きい
しかし、それはLIFULLクラファンで募集される業者の案件に投資する場合の話です。
それ以外の業者に投資するためには、LIFULLクラファンからわざわざ出金しなければなりません。
手数料は無料ですが、出金まで最大5営業日かかります。
急に良い案件が出たら間に合わない。
デポジット口座はメリットよりもデメリットのほうが圧倒的に大きい。
分配金、元本は投資家の銀行口座に直接入金される方が便利です。
デポ口座、不便です!
●公式サイト:LIFULLクラファン
LIFULLクラファンのメリットと特長
次にLIFULLクラファンの良いところです。
運営会社が上場企業系
運営会社のLIFULL Investmentは東証プライム上場企業であるLIFULLの100%子会社です。
上場企業系なので一定の信頼性が期待できます。
LIFULLクラファンが業者と案件を審査
どんな不動産業者でもLIFULLクラファンで案件を募集できるわけではありません。
LIFULLクラファンが3つの観点から業者と案件を審査しています。
- 対象不動産の評価
- 事業者の適格性
- 利害関係取引の有無
不動産に関する豊富な知識と経験を持つLIFULL。
その審査を通過した業者と案件だけが募集されるので、相応の安全性が期待できるでしょう。
変な業者と案件は募集されない。
分散でリスクを低減できる
LIFULLクラファンを利用すると、複数の業者の案件に投資できます。
このため、分散投資となり安全性が高まるのです。
プチ解説 分散投資とは?
利回りが高め
LIFULLクラファンの利回りは4~5%が想定されています。
上場企業系の業者としては高めです。
上場系は3%台が多いよね。
分別管理は信託保全
普通の分別管理は安全ではない
多くの不動産クラファン業者で、投資家の資金は業者の資金と分けて保管(分別管理)されます。
しかし、通帳は業者が持っているので、業者が勝手に引き出すことが可能です。
また、業者が倒産すると資金は破産管財人に差し押さえられ、たいていは戻ってきません。
普通の銀行を使った分別管理は安全ではないのです。
LIFULLクラファンは信託保全
LIFULLクラファンでは分別管理は信託銀行での保管(信託保全)です。
信託保全では弁護士などが受益者代理人に任命され、資金の動きを監視します。
このため、業者が勝手に引き出すことはできません。
また、業者が倒産した際も信託保全であれば差し押さえはできません。
LIFULLクラファンの分別管理は信託保全なので、他の業者より安全性が高いです。
ここまでメリットでした!
●公式サイト:LIFULLクラファン
LIFULLクラファンのまとめ
以上、LIFULLクラファンについて見てきました。
上場企業系業者に期待
不動産情報サービス大手で東証プライム上場のLIFULLが親会社。
有望な新業者が誕生しました。
様々な不動産業者との提携で、バリエーション豊かな多くの案件が出てきそう。
今後の展開に期待しましょう。
期待ビッグです!
会員登録だけでアマゾンギフト券がもらえます!
コメント