CREALを運営する東証グロース上場のクリアルが沖縄にホテルを開業します。
クリアルのプレスリリース(PDF)で発表されました。
クリアルのホテル事業がついに本格稼働です。
ホテル事業の概要とクリアルの狙いを紹介するとともに、CREALへの影響を考えます。
ホテル案件出るか?!
最新のキャンペーン情報です。
タップできる目次
CREALのホテル事業が本格稼働
クリアルのホテル事業
クリアルホテルズが運営
今回、沖縄にホテルを開業するのはクリアルホテルズです。
クリアルのグループ会社で、ホテル事業進出のため2024年7月19日に設立されました。
このことについては以前に記事で紹介しています。
クリアルのホテルの特長
クリアルのホテルの特長を一言で表すと、簡素なサービスでDXを活用です。
ここでいう簡素とは、バックパッカー御用達の安宿という意味ではありません。
ジムやスパ、レストランなどを備えたフルサービスの豪華ホテルではないという意味です。
また、DXを活用することで、運営の効率化と顧客体験の向上を図るとしています。
なんでクリアルがホテルを?
ホテル事業参入の狙い
クリアルの狙いはインバウンド需要です。
インバウンド需要の取り込み
日本のインバウンド需要は継続的な拡大が期待されています。
2023年は国内の宿泊客の2割がインバウンド客でした。
昨年のインバウンド客による国内での消費は5.3兆円。
2030年に5倍の15兆円とすることを政府は目標としています。
コンビニの市場規模が12兆円ですので、とんでもないビッグマーケットです。
クリアルはこのインバウンド需要を取りにいきます。
15兆円市場に参入。
ホテル事業参入で収益力強化
クリアルがもう一つ狙っているのは収益力の強化です。
現在、クリアルがホテルの売買で得られるのは売却益です。
- CREALで資金調達
- ホテルを開発or取得
- 売却して売却益
これにホテル運営事業が加わるとどうなるか?
ホテルを購入したオーナーから、そのホテルの運営を受託することができます。
オーナーに代わってホテルを運営し、その手数料をもらうってことです。
- CREALで資金調達
- ホテルを開発or取得
- 売却して売却益
- ホテル運営を受託
- 受託収益ゲット!
現状はホテルを売ったときの一発限りの売却益だけ。
ホテル運営を受託することで、長期の安定収益も得られます。
不動産業者が投資用マンションを売ったあとに、オーナーの賃貸管理を代行するのに似てますよね。
ダブルで儲ける。
那覇に来年1月オープン
さて、クリアルのホテルですが、来年1月に沖縄の那覇で開業します。
2店同時オープン
開業するのは以下の2店で、2025年1月下旬に同時オープンの予定です。
- LACER OKINAWA NAHA MIEBASHI
(レイサー沖縄那覇美栄橋) - LACER OKINAWA NAHA TOMARIPORT
(レイサー沖縄那覇泊ふ頭)
いきなりの2店同時オープン。
ターゲットはインバウンド客としています。
自社ブランド「LACER」
クリアルは昨年のホテル事業進出時には、ホテルのブランドは「CREAL HOTELS」としていました。
それが「LACER(レイサー)」に変わったようです。
LACERはフランス語で「結ぶ」の意味で、宿泊客とクリアルを「結ぶ」場ということで、このブランド名にしたとしています。
既存のホテルをリニューアル
今回の2つのホテルは、いずれも既存のホテルを買い取りリニューアルしたものです。
一部の客室ではベッド数を増やし、インバウンド客によくある多人数での宿泊需要に対応できるようにしています。
楽天から買い取った模様
ちなみに、両物件とも現在は楽天の宿泊事業であるRakuten STAYの施設として運営されている物件です。
- Rakuten STAY 那覇美栄橋
- Rakuten STAY 那覇泊ふ頭
CREALは2020年から2021年にかけて、Rakuten STAYを投資対象とする案件を3回出しています。
そこからのつながりで今回の2物件取得に至ったのかもしれませんね。
ホテルの概要
ホテルの概要は以下の通りです。
- LACER OKINAWA NAHA MIEBASHI
- 住所:那覇市前島3-7-7
- 客室数:27室
- ゆいレール美栄橋駅徒歩6分
- LACER OKINAWA NAHA TOMARIPORT
- 住所:那覇市前島2-22-12
- 客室数:25室
- ゆいレール美栄橋駅徒歩7分
今後も増えるクリアルのホテル
LACERブランド含め8物件を検討中
クリアルはホテル事業にガッツリ取り組むようです。
現時点で8物件の開業を検討しています。
ほんとにガッツリなんだ!
また先日、クリアルが台東区蔵前にあるアパートメントホテルを取得したことが報じられました。
もしかしたら、これもクリアルのホテルに変わるかもしれません。
高価格帯の別ブランドも構想中
沖縄にオープンするLACERは「簡素なサービス×中価格帯」のブランドですが。
クリアルは「簡素なサービス×高価格帯」の別ブランドも構想中です。
過去の発表から考えると、以下の2タイプの可能性があります。
- アパートメントホテル
- キッチンや洗濯機などの家電を充実させた長期滞在向け
- サービスアパートメント
- 長期滞在向けの高級賃貸住宅
どちらもインバウンド向けね。
TATと業務提携
これに関連して、CREALは株式会社ティーエーティーとの業務提携を発表しました。
ティーエーティー(以下、TAT)はホテルの運営事業者です。
長期滞在型アパートメントホテルの開発、運営のノウハウを持っています。
今後のクリアルのホテル事業で、そのノウハウ、情報網などを活用する狙いです。
CREALへの影響
最後にクリアルのホテル事業がCREALに与える影響を考えます。
ホテル案件の募集
まず、ホテルを投資対象とする案件の募集が増えるでしょう。
上記TATとの提携に関連し、TATが運営するホテルをCREALの案件に取り込むことが発表されています。
TATとの提携により案件の供給ルートが増えることで、募集が拡大するかもしれません。
募集が増える。
宿泊券キャンペーン?
貧乏庶民的な発想ですが、ホテルの宿泊券プレゼントのキャンペーンが出るかも?
50万円以上の投資でペア宿泊券プレゼントとか、ありがちですよね。
往復の航空券も付いたりして?は、さすがに無理か。笑
CREALの今後に期待
ということで、今回はクリアルのホテルについて紹介しました。
ホテル事業でクリアルの収益源が強化されるのは、CREAL利用者には大きなメリットです。
それがCREALの募集にも良い影響を与えれば言う事なしですよね。
クリアルのホテル事業とCREALの今後に期待しましょう。
宿泊券キャンペーンぜひ!
航空券付きで!
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