2日続けて同じ業者のネタです。
高い利回りで人気のTECROWDが、これまでの運用実績を公開しました。
海外案件が多く高リスクのイメージがある業者ですが、実態はどうなのか?
公開されたデータを分析し検証してみました。

意外や意外でした!
最新のキャンペーン情報です!

タップできる目次
TECROWDの実態は意外に平穏
TECROWDがデータ公開
TECROWDは3月11日に公式サイトで運用実績を公開しました。
プチ解説 運用とは?
対象は76号までの過去に募集されたすべての案件です。
償還や分配の状況を公開しています。

情報公開はうれしい。
プチ解説 案件とは?
プチ解説 償還とは?
プチ解説 分配とは?
遅延や元本毀損はゼロ
まず、76案件の現状です。
全体の7割弱にあたる50案件がすでに償還されています。
状態 | 件数 | 構成比 |
---|---|---|
償還済 | 50件 | 66% |
運用中 | 26件 | 34% |
これまでに償還の遅れや元本毀損は起きていません。
また、運用中のものも含めて、分配は予定通りに行われています。
プチ解説 元本毀損とは?

それは素晴らしい。
失礼ながら、僕はTECROWDに対してリスキーなイメージを持っていました。
海外案件中心で高利回りが多いからです。
無事故で平穏に運営されており、ぶっちゃけ意外や意外でした。
プチ解説 海外案件とは?
早期償還が比較的多い
償還された50案件の内、早期償還だったのは全体の3割でした。
種類 | 全体 | 早期 | 構成比 |
---|---|---|---|
インカム型 | 29件 | 12件 | 41% |
キャピタル型 | 21件 | 4件 | 19% |
合計 | 50件 | 16件 | 32% |
プチ解説 早期償還とは?
プチ解説 インカム型、キャピタル型とは?
全体の3割が早期償還というのは比較的多いです。
早期償還はIC TOWER案件やAMANEKU案件など、一部の案件に集中しています。

戻ってきたのだからOKだよね。
早期償還はすべて利回り上振れ
早期償還となった16案件は、すべて利回りが予定よりも高くなっています。
案件 | 予定 | 実績 |
---|---|---|
9号 IC TOWER | 8.00% | 10.43% |
11号 IC TOWER | 8.00% | 10.43% |
13号 IC TOWER | 8.00% | 10.70% |
14号 IC TOWER | 8.12% | 10.24% |
15号 IC TOWER | 8.25% | 10.50% |
27号 White House | 10.50% | 11.90% |
37号 White House | 9.50% | 10.36% |
38号 White House | 9.50% | 10.36% |
41号 Heiwa Residence | 10.00% | 10.91% |
32号 AMANEKU | 5.50% | 15.71% |
51号 AMANEKU | 8.00% | 15.24% |
52号 AMANEKU | 8.00% | 14.96% |
56号 AMANEKU | 8.00% | 14.94% |
42号 ZONE | 7.00% | 8.06% |
43号 ZONE | 7.00% | 8.11% |
49号 ZONE | 7.00% | 8.32% |
プチ解説 利回りとは?

AMANEKUが爆上がりね!
AMANEKU案件はまだ募集が続いています。
今後、早期償還で利回りアップが続出するかもしれませんね。
海外案件が急減している
TECROWDというと海外案件のイメージ強いですが。
今回の分析で海外案件が急減していることが分かりました。
1号から40号案件までは海外が7割以上を占めていましたが、直近では3割にまで減っています。
案件 | 全体 | 海外 | 構成比 |
---|---|---|---|
1~20号 | 20件 | 14件 | 70% |
21~40号 | 20件 | 15件 | 75% |
41~60号 | 20件 | 10件 | 50% |
61~78号 | 18件 | 5件 | 28% |
代わりに増えているのがAMANEKU案件です。
募集額ではなく募集件数での話ですが。
TECROWDの案件の投資対象は、海外の住居中心から国内の障害者向けグループホーム中心に変わってきています。

ガラッと変わったね!
インカム・キャピタルの比率は不定
インカム型案件とキャピタル型案件の比率は一定していません。
一貫して一定していないという点で、変化なしです。
案件 | インカム型 | キャピタル型 |
---|---|---|
1~20号 | 75% | 25% |
21~40号 | 45% | 55% |
41~60号 | 70% | 30% |
61~78号 | 28% | 72% |
主力業者は定期的にチェックを
先入観はよろしくない
以上、TECROWDの運用実績を検証しました。
僕にとってTECROWD=高リスクだったのですが。
実態はそこまででもないというのが発見でした。
先入観、思い込み、決めつけは良くないですね。

反省です!
業者の変化に注意を
もう1つの収穫は海外中心から国内比率上昇という、大きな変化に気付けたことです。
TECROWDに限らず業者の状況は常に同じではありません。
そして、状況が変わるとリスクやメリット、デメリットも変わります。
それを見逃していると、知らないうちにリスクに手を出していたとなりかねませんよね?
主力投資先だけでも良いので、定期的に業者の状況をチェックしましょう。

リスクを避けられるよ。
以上、TECROWDの運用実績でした。
コメント
インベスコアグループのことを語らないとは・・・
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