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COOLが富裕層向けソシャレンに|会員向け募集は減る?

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ソーシャルレンディングのCOOLで募集が減っています。

今年はまだ1案件しか募集が行われていません。

背景には親会社の事業構造の変化があるようです。

COOLの現状をレポートします。

タロウさん
タロウさん

募集してほしいです!

 

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この記事の著者
投資家・ブロガー
タロウ

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディング専門の投資家です。
2018年にソシャレン・クラファン投資を始め、これまで500件を超える案件に2億円以上を投資し損失ゼロ。
安全性を最重視した投資情報を発信しています。

COOLの会員向け募集は復活するか?

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COOLの募集が減少

今年はまだ1案件だけ

COOLで案件の募集が激減しています。

昨年はほぼ月イチペースで募集がありましたが、今年はまだ1案件だけです。(2025年上期は4月募集分まで)

時期 募集件数
2024年上期 6件
2024年下期 5件
2025年上期 1件

プチ解説 案件とは?

左野くん
左野くん

急に減ったね。

 

新規の借り手開拓も低調

その昨年についても借り手は過去に実績がある企業が大半でした。

昨年の借り手7社の内、新規は5月に募集が行われたスキマデパートだけです。

既存の借り手 エレビスタ
シティホームズ
センチュリオン
明豊エンタープライズ
レイシャス
LEVECHY
新規の借り手 スキマデパート

プチ解説 借り手とは?

 

非公開の募集は行っている

匿名組合出資金が30億円以上

では、COOLは何もしていないのかと言うと、そうではありません。

こちらはCOOLの親会社であるZUUが決算説明資料で公開した2024年12月期のグループ連結の貸借対照表です。

匿名組合出資金が34億円あります。

ZUUの貸借対照表

プチ解説 出資とは?

右田さん
右田さん

それって?

 

非公開の募集を行っている

匿名組合出資金は我々投資家が匿名組合を通じて出資したお金です。

案件の募集に応じて我々が投資したお金。

それがZUUグループでは34億円あるということです。

プチ解説 匿名組合とは?

 

しかし、ZUUグループで匿名組合契約の投資案件を出しているのはCOOLだけ。

そして、2024年12月末時点でCOOLで運用中の案件の残高は3億円強でした。

ということは、COOLで会員向けに募集した案件の他に約30億円分の案件があるということです。

案件 募集額
COOL会員向け 3億円強
会員向け以外 約30億円

プチ解説 会員とは?

左野くん
左野くん

会員向け以外?

 

COOLの会員以外を対象に募集した案件、つまり非公開の案件があるということでしょう。

会員以外を対象とする非公開の案件はFundsでもあります。

 

ZUUの事業構造の変化

では、なぜCOOLは会員以外向けの案件を出しているのか?

その背景には親会社ZUUの事業構造の変化があるようです。

 

ZUUは東証グロース上場企業で、従来はZUU onlineなど金融系Webメディアの運営を主力事業としていました。

ZUU online

 

しかし現在、ファンドなど投資商品の販売に主力事業を転換中です。

直近の決算では売上高の7割、営業利益の8割がファンド事業によるものとなっています。

ZUUの決算説明資料のグラフ1

ZUUの決算説明資料のグラフ2

右田さん
右田さん

メディア屋から投資屋に商売替え!

 

COOLの主力も非公開案件に

客層は超富裕層

注目はその投資商品を誰に売っているかです。

ZUUの2025年3月期第3四半期の決算説明会で行われた質疑応答で、同社の富田代表取締役が次のように発言しています。

ファンド事業については二つの側面があると思っている。
一つは、ファンドは、今はまだオーナー系の投資家、いわゆる超富裕層と言われる方たちを増やしているフェーズ。

 

現時点で売る相手は超富裕層だということです。

左野くん
左野くん

COOLの案件を超富裕層に売る?!

 

新規借り手ストップ

もう一つ気になる動きがありまして。

COOLでは投資家から集めたお金をグループ会社のCOOL SERVICESが企業に貸し付けます。

COOLの資金の流れ

 

COOL SERVICESは貸金業者です。

そのCOOL SERVICESのサイトには現在「新規貸付は受け付けていない」と表示されています。

COOL SERVICESのサイトのコンタクトフォームの画像

 

新しい借り手の受付をストップしているということです。

右田さん
右田さん

なにゆえ?

 

超富裕層向けの非公開案件の組成がメインに

つまりこういうことではないでしょうか。

  • 親会社の方針でファンド組成を強化
  • ただし、募集相手は超富裕層
  • 超富裕層向けの大型案件に注力
  • 出資してくれる超富裕層を個別に開拓
  • COOL会員向けは注力対象外
  • 新規の借り手受付も一時ストップ

 

会員向けは今後も低調か?

COOLの現在のメイン事業は1億円とかで投資してくれる超富裕層向けの案件組成。

一般会員向けはちょっとお休みということではないでしょうか?

となると、昨年までのような月イチペースでの募集は期待できないかなと。

今後のCOOLはどうなるのか、これからも観察を続けます。

タロウさん
タロウさん

復活希望です!

 

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