現役クラファン業者で最古の歴史を誇るFANTAS funding。
その投資対象物件の立地に大きな変化が生じていました。
実態を調査しましたので報告します。
びっくり変化です!
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FANTASの立地に現れた変化
FANTAS fundingの立地の変化を一言で表すと「西進」です。
23区内が少数派に
23区内立地をアピール
曖昧な記憶ですが、FANTAS fundingは運営開始当初、物件の多くが東京23区内に立地していることを特長としていたと思います。
もちろん、良い意味での特長です。
売却しやすいからね。
当初は23区が大半
実際、当初は23区内の物件が大半でした。
運営開始翌年の2019年は募集した43件の内、9割の39件が23区内。
立地 | 2019年 | 2020年 |
---|---|---|
23区内 | 39件 | 30件 |
23区以外 | 4件 | 8件 |
2020年でも8割の物件が23区内立地でした。
23区が半数割れに!
ところが、年が進むにつれて23区の比率が下がっていきます。
2021年は23区物件の比率が6割に、そして2023年(7月末時点)ではついに23区物件が半数割れになったのです。
立地 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 |
---|---|---|---|---|---|
23区内 | 39件 | 30件 | 25件 | 10件 | 6件 |
23区以外 | 4件 | 8件 | 14件 | 4件 | 9件 |
グラフで見ると一目瞭然。
青の23区が年々減っていき、オレンジの23区以外が増えていっている様子が分かるでしょう。
あまりにも明らか!
立地が西へ移動
もう一つ注目したいのが23区以外の内訳の変化です。
当初は首都圏中心
2019年では23区以外は都内(国分寺市)と川崎、横浜市で、すべて首都圏でした。
それが翌2020年になると東京市部が消え、代わりに大阪、神戸が加わります。
立地 | 2019年 | 2020年 |
---|---|---|
東京市部 | 1件 | |
川崎市 | 1件 | 1件 |
横浜市 | 2件 | 3件 |
大阪市 | 3件 | |
神戸市 | 1件 |
首都圏以外に広がった。
ついに西日本中心に
その後も立地の西日本への移動は進み、2023年(7月末まで)ではついに23区以外の首都圏が消滅しています。
下の表からも立地の西進が見て取れるでしょう。
立地 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 |
---|---|---|---|---|---|
東京市部 | 1件 | ||||
川崎市 | 1件 | 1件 | 2件 | ||
横浜市 | 2件 | 3件 | 4件 | 1件 | |
京都市 | 1件 | 1件 | |||
大阪市 | 3件 | 2件 | 1件 | 6件 | |
神戸市 | 1件 | 2件 | 2件 | ||
福岡市 | 3件 | 1件 | 1件 |
西日本中心になっちゃった。
首都圏で良い物件が減っている?
ここまで見てきたように、FANTAS fundingの物件の立地は明らかに変わっています。
- 23区の物件が減少
- 首都圏以外の物件が増加
- 特に西日本(関西、福岡)
もちろん、23区以外の物件が一概に悪いと言うつもりはありません。
ただ、当初は23区中心であったのに23区が減っている。
FANTAS fundingに適した物件が23区で減少傾向であることは間違いないでしょう。
これがFANTAS fundingだけの問題なのか、他の不動産クラファン業者にも影響があるのか、注意を払っていく必要がありそうです。
目が離せません!
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