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【案件分析】ASSECLI 37号品川案件に投資するか?

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ASSECLIで新規案件の募集が行われます。

いつもながらの堅い案件だなと思いつつ、浮かんだ疑問点が一つ。

その疑問が解けたので案件の詳細とともに解説します。

タロウさん
タロウさん

美味しい案件です!

 

 

この記事の著者
投資家・ブロガー
タロウ

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファディング専門の投資家です。
2018年にソシャレン・クラファン投資を始め、これまで400件を超える案件に2億3千万円以上を投資し損失ゼロ。
安全性を最重視した投資情報を発信しています。

ASSECLI 37号品川案件の詳細

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それではさっそく37号品川案件を見ていきましょう。

 

ASSECLIとは?

ASSECLIのサイトの画像

ASSECLIは2019年10月に運営を開始した中堅のクラファン業者です。

6%台の高めの利回りが人気で、これまで利払いの遅れや元本の毀損はありません。

早期償還が多いですが、それだけ手堅い案件のみを出しているということ。

元本が戻ってくるのは良いことなので、僕はポジティブに捉えています。

タロウさん
タロウさん

元本回収が最重点です!

 

37号品川案件の概要

37号品川案件の概要は以下の通りです。

37号品川案件の投資対象物件

  • 37号 品川
  • 利回り:6.5%
  • 運用期間:6カ月
  • 募集総額:1億6,150万円
  • 劣後出資比率:5%
  • 募集方式:先着
  • 募集開始:2023年11月13日18時

劣後5%と低めですが、運用6カ月と短いので大きなデメリットではありません。

投資対象は東急目黒線武蔵小山駅徒歩3分の1棟マンションです。

築年は2019年11月で総戸数は11戸。

これを匿名組合で取得、運営し、半年間の賃料収益を分配します。

築浅、駅チカ、山手線目黒駅まで2駅3分と、なかなか良さげな物件です。

武蔵小山駅

左野くん
左野くん

便利な立地だね。

 

かなり堅い案件

投資の最重点は元本を回収できるかです。

今回の案件はどうでしょう?

 

評価額は確実に2億円超え

優先出資=募集額は1億6,150万円です。

  • 出資総額:1億7,000万円
    • 優先出資:1億6,150万円
    • 劣後出資:850万円

元本回収のためには1億6,150万円以上での売却が必要です。

右田さん
右田さん

可能なの?

ASSECLIサイトの説明によると、本物件の満室賃料は年間1,248万円です。

築浅とか駅チカとか無視し、ガッツリ悲観的に見積もってみましょう。

  • 満室賃料:1,248万円
  • 空室率:20%
  • 経費率:20%
  • 還元利回り:4.0%
  • → 評価額:1,248万円×80%×80%÷4.0%=1億9,968万円

還元利回り4%とか絶対ありえませんけれど、コテンパンに低く見積もっても2億円です。

左野くん
左野くん

1億6,150万円は超える。

 

実際は3億円以上のはず

この物件の評価額、実際は3億円以上のはずです。

というのも、この物件には借り手をエボルゾーン(ASSECLIの運営会社)、貸し手を銀行とする、極度額2.4億円の根抵当権が付いています。

銀行が2.4億円まで貸すということは、最低でも3億円、もしかするとギリ4億円くらいの評価はしているはず。

募集額の1億6,150万円で売れないなど、増税メガネが消費税を5%に下げるくらいありえないです。

右田さん
右田さん

岸田さん、ディスられてるw

 

なぜ募集額が1億6,150万円なのか?

ここで疑問が湧きます。

今回の案件、なぜ募集額が1億6,150万円なのでしょう?

 

エボルゾーンは2億円を返済予定

現在、エボルゾーンは本物件を担保に銀行から2億円を借りています。

そして、融資期限の11月28日に返済し、本物件を投資対象とする37号案件を募集します。

ここで疑問が。

2億円を返して投資家から1億6,150万円を集める。

結果、エボルゾーンの手元資金は3,850万円減るのです。

 

2億円以上集められるのに

しかも今回の物件、上述の通り評価額は3億円を超えます。

募集額2億円で案件を組成することは可能です。

ASSECLIはなぜ今回の募集額を1億6,150万円にしたのでしょうか?

左野くん
左野くん

言われてみれば。

ここがどうしても分からなくて。

今回の案件を見て以来、僕の脳内ではテツandトモがエンドレスで踊っていました。

右田さん
右田さん

なんでだろう~

 

利回りに合わせた

ずっと案件を見ていてようやく気づいたのですが。

利回りから逆算したのだと思います。

本物件から得られる利益は年間1,110万円、半年で555万円です。

これを出資総額1億7,000万円で割って年利に直すと、

  • 555万円÷1億7,000万円=3.26%/半年
  • 3.26%×2=6.53%/年

予定利回りの6.5%と一致します。

つまり、条件の6.5%、6カ月に合うように募集額=優先出資額を決めたのではないでしょうか?

左野くん
左野くん

6.5%になるように募集額を決めた!

逆に言うと募集額には無理がないどころか余裕ありまくり。

まず間違いなく元本を回収できるでしょう。

タロウさん
タロウさん

堅い案件です!

ASSECLI 37号品川案件のまとめ

ソーシャルレンディングの始め方のまとめのタイトル画像

以上、ASSECLI 37号品川案件を見てきました。

 

堅い案件

37号品川案件の投資対象物件

  • 37号 品川
  • 利回り:6.5%
  • 運用期間:6カ月
  • 募集総額:1億6,150万円
  • 劣後出資比率:5%
  • 募集方式:先着
  • 募集開始:2023年11月13日18時

今回は募集額1億6,150万円に対して、物件評価額はどれだけ安く見ても2億円、普通に考えれば3億円以上です。

元本割れの可能性は限りなくゼロに近いと考えます。

右田さん
右田さん

ゼロではないけど、ほぼゼロ。

いきなり1棟まるごと大島てる物件になって分配金ゼロとか、ありえなくもないですが。

少なくとも元本割れで損をすることはないはずです。

 

資金不足でパス

では僕が投資するかですが。

ここしばらく強めに投資を続けたため、資金がスッカラカン状態です。

その上、抽選応募中のKORYO Funding(50万円)、GALA FUNDING(50万円)、プレファン(100万円)がすべて当選する予定です。

ASSECLIに回す余裕がないので、泣く泣くパスします。

左野くん
左野くん

取らぬ狸www

 

来月以降もASSECLIに期待

以前のASSECLIは募集額数千万円が多かったです。

それが今年に入ってから1億円超の大型案件中心に変わっています。

ASSECLIの月平均募集回数と1回あたり募集額

さらに、今年8月からは募集ペースが月イチに上がりました。

募集は先着方式ですがクリック合戦になることは少なく、募集開始と同時の応募で確実に取れる状況です。

8月以降は利回りも6.5%で高止まり状態。

今回は取らぬ狸で見送りますが、来月以降もASSECLIに期待したいと思います。

タロウさん
タロウさん

以上です!

 

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