不動産クラウドファンディング業界を牽引するCREAL。
その運営会社で東証グロース上場のクリアルがホテル運営事業に参入することが分かりました。
なんと!
CREALで投資する我々にも好影響が期待できそうです。
クリアルのホテル事業参入の背景とCREALへの影響を考察します。
グッドニュースです!
見逃している業者はありませんか?
タップできる目次
クリアルのホテル事業参入の背景
それではまず、今回クリアルがホテル運営事業への参入に至った背景です。
クリアルが出した説明資料を参考に解説します。
観光需要の回復
連日ニュースなどでも報じられている通り、日本の観光需要はすでにコロナ以前の水準に回復済みです。
日本人の国内旅行消費額はコロナ前の2019年と同じ水準まで回復しています。
また、外国人の訪日旅行、いわゆるインバウンドによる消費額ですが、昨年は2019年を上回り過去最高を記録しました。
観光客が多いよね。
インバウンド需要の拡大
その観光客が日本で消費してくれるお金ですが、昨年は5.3兆円に達しています。
日本人の旅行消費が21.9億円ですので、国内旅行消費の2割は外国人によるものです。
日本人 | 21.9兆円 |
---|---|
訪日外国人 | 5.3兆円 |
合計 | 27.2兆円 |
インバウンド需要は今後も拡大が期待されており、政府は2030年に現在の5倍の15兆円とすることを目標としています。
ビッグマーケットだ!
インバウンド宿泊需要も拡大
インバウンドの拡大によって、外国人の宿泊客も増加中です。
昨年は日本の宿泊施設での延べ宿泊者の2割がインバウンド客でした。
政府は昨年2,500万人だった外国人旅行者が、2030年には6千万人にまで拡大すると見込んでいます。
外国人旅行者の拡大に伴い、インバウンド宿泊需要が拡大することは確実です。
クリアルはこの需要を取るため、ホテル運営事業に参入します。
拡大マーケットに参入です!
CREAL HOTELSの戦略
ホテル事業参入にあたって、クリアルはどのような戦略を立てているのでしょうか?
ホテルブランドは「CREAL HOTELS」
クリアルの発表によると、クリアルが運営するホテルのブランドはCREAL HOTELSです。
ターゲットは中~高価格帯
CREAL HOTELSが狙うのは中~高価格帯の宿泊施設です。
具体的には次の3タイプを展開するとしています。
ハイグレードなアパートメントホテル
長期滞在向けのホテルです。
客室が広く、寝室やリビングの他、キッチンや家具、洗濯機などの家電も備えています。
サービスアパートメント
こちらも長期滞在向けで、キッチンや家具、家電付きの高級賃貸住宅です。
一部のホテルサービスも受けられます。
観光地型ヴィラ
観光地にある戸建のコテージみたいなのがありますよね?
あれです。
湖のほとりでテラス付きみたいな。
限定的サービスで効率運営
フルサービスではない
クリアルの説明資料ではターゲットは「限定的サービス×中~高価格帯」としています。
限定的サービスの意味するところは、ジムとかスパとか豪華なレストランとか、高級ホテルのようなフルサービスは提供しない。
だけど、客室やキッチンなど、提供するサービス自体は高品質なものを提供するよ、ということでしょう。
DXなどの活用で運営を効率化
そして、モバイルチェックインなど様々な場面でDXなどを活用することで運営を効率化する。
高品質なサービスを低コストで提供することで、他社と差別化する戦略だと思います。
複数人×長期滞在×高額消費
家族や仲間と複数人でやって来て、1週間から数週間など長期間滞在し、たっぷりお金を落としていく。
こういう宿泊客を取りに行くというのが、CREAL HOTELSの戦略でしょう。
そういう旅をしてみたいね~
CREALに好影響が!
クリアルのホテル運営事業への進出は、CREALにも好影響を与えそうです。
CREAL HOTELS案件が出る!
クリアルの説明資料には「CREALの高い資金調達力を活かし」とあります。
CREALでホテル案件の募集を行い、集まった資金で新規ホテルを出店したり、既存ホテルをリノベーションしてCREAL HOTELSにする。
ホテル案件が出ることは100%確実でしょう。
新しい案件だ!
プチ解説 案件とは?
優待付き案件も出そう
CREAL会員への優待
また、「CREALとCREAL HOTELSの強固な会員特典プログラム連携」ともあります。
CREALは投資額に応じた会員ランキング制度を持っていますので、ランクに応じた宿泊費の割引などを考えているのかもしれません。
優待付き案件の可能性も
その他には優待付き案件も考えられます。
投資額に応じた割引とか、100万円以上の投資で宿泊券とか。
ありそうですよね?
他の業者であるよね。
CREAL HOTELSに期待
以上、クリアルのホテル運営事業への進出について見てきました。
クリアルの新たな収益源
クリアルは開発したホテルを外部に売却することを想定しており、そこで売却益が得られます。
ですがそれだけではなく、売却したホテルの運営受託も考えているようです。
これが実現すれば、クリアルは安定した収益を長期的に得ることができます。
クラファンの運営会社の経営安定は、我々投資家にとって大きな利益です。
つぶれそうな業者で投資したくないよね。
プチ解説 業者とは?
案件増で投資チャンス増
現在、CREALで募集される案件は月に1~3件です。
募集額が数億円の案件は激しいクリック合戦で、1分も立たずに満了することもあります。
プチ解説 クリック合戦とは?
ホテル案件の登場で募集される案件が増える。
ホテルの規模によっては募集額が10億円を超える案件も出てくるでしょう。
クリアルのホテル事業参入で、CREALでの投資機会が増え投資しやすくなります。
投資しやすいのは助かる。
ホテル案件に期待
優待宿泊券とか付いたら、投資の楽しさもアップしますよね?
新たに登場するCREALのホテル案件、期待して待ちましょう。
期待ビッグです!
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