不動産クラウドファンディングの不動産BANKが行ったアンケートから、日本人の投資嫌いが明らかになりました。
我々投資家にとって不利益となる状況です。
アンケートの内容を紹介します。
絶望的な内容です!
あなたはどのタイプ?
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日本人は投資にネガティブ
今回紹介するアンケートは、不動産BANKを運営するファミリーコーポレーションが行ったものです。
調査対象 | 20~79歳の男女各500名 |
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対象地域 | 全国 |
調査日 | 2024年9月11日 |
金融資産の中央値は100万円
まず、調査対象者の金融資産について質問しています。
その回答がこちらです。
4人に1人が10万円未満、中央値は100万円ちょいでしょうか。
いささか心配になる少なさですよね。
金融資産が3千万円以上ある人は全体の10%です。
どの階層も男女差は小さいですが、3千万円からは女性の比率が大幅に下がっています。
もちろん所得格差が最大の原因でしょうが、このあとで出てくる男女間の投資への意識の違いも背景にあるようです。
3人に1人が投資断固拒否
次は余裕資金がどれくらいあれば投資するかです。
なんと、貯金の額に関わらず投資しないという人が3分の1という衝撃の結果に。
また、男性よりも女性の方が投資にネガティブです。
100万円(及びそれ以上)あれば投資するという人が合わせて3割ほどいますが。
さきほど見たように金融資産の中央値は100万円ちょいです。
ってことは、彼らの多くは現在100万円(及びそれ以上)持っておらず、投資していない。
全拒否の3割の人と合わせると、6割近くの人が現時点で投資していない可能性すらあります。
投資してる人が少数派。
今後は投資なしで老後資金をつくることは不可能です。
この6割の人たちは将来どうするつもりなのでしょうか?
投資に回すのは貯金の10%が最多
投資にどれくらいの資金を回すかも聞いています。
1%も回さない投資断固拒否派が3分の1。
こちらでも女性の方が消極的との結果です。
貯金の10~30%を回す人が4割。
半分以上を投資に突っ込んでいる我々は、2割にも満たない少数派のようです。
ソシャレンやってる時点で超少数派。
現在、インフレ率は2%ですので、金利0.1%の普通預金に預けていると資産は1年で1.9%目減りします。
アンケートでは22%の人が貯金の10%だけ投資に回す、つまり、90%は貯金するということですが。
自分の資産の90%が1年後に1.9%目減りすることに気付いていないのでしょうか?
貯金も投資商品です!
人気の投資先は株と投資信託
納得いかないのがこちらの問いへの回答です。
最下位とブーピーがソシャレン、不動産クラファンなのは予想通りです。笑
我々マイノリティ!
意味不明なのが株がトップであること。
投資に超消極的なのに、(大儲けの可能性もあるが)大損の可能性がある株がなぜトップなのか?
それと、投資したいものがない人が4割なのにも注目です。
さきほどまで見てきたように、投資拒否派は3割ちょいでした。
それが具体的に投資商品を見せられると4割になる。
実質的な投資拒否派は4割と考えたほうが良さそうです。
100万円あったら貯金派が6割
最後の質問です。
結果はこちら!
貯金が6割。
もうここまで来ると病気ですね。苦笑
投資が3割いることにかすかな希望を見出すしかなさそうです。
投資する人を増やそう
政府は明確に意思表示している
今後の日本では資産運用なしに老後資金の確保は不可能です。
それは政府がNISAやiDeCoを拡充したことで明らかでしょう。
「年金だけでは無理ですよ、自分でなんとかしてくださいね。」
政府は明確に意思表示しています。
自分でなんとかしないと、なんともならなくなりまっせ、と。
政府がハッキリ言っているのだから、そうなります。
困るのは我々
問題はここからです。
今回のアンケートで明らかになった4割の投資拒否派の人たち。
彼らが老後に困窮すると、生活保護などで社会保障費が増大します。
それを納税で負担するのは、現役世代の人たち、そして、投資などで稼いだリタイア組です。
面倒やリスクを避けて投資しなかった人のせいで、面倒やリスクを受け入れて投資した人の負担が増える。
不条理だと思いませんか?
納得いかない…
それを防ぐには投資する人を増やすしかありません。
僕は投資について発信することで、投資する人を増やします。
自分ができる方法で投資家を1人でも増やし、我々の身を守りましょう。
投資拒否派を投資家に変えましょう!
元記事もおすすめです
なお、今回のアンケートですが、年齢別や男女別など、より詳細なデータも公開されています。
こちらから確認してください。
利回り6%の不動産BANKもおすすめです!
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