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情報源が偏ると判断を誤る|OwnersBookの評価から考える

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OwnersBookの大阪ホテル案件が先日ついに決着しました。

同案件に出資した投資家は、3年以上に渡る心労からようやく開放されたことになります。

お疲れ様でした。

右田さん
右田さん

ようやく終わった。

 

同案件によりOwnersBookに対して否定的な意見が噴出しました。

しかし、それらは必ずしも世間一般の評価と一致していません。

このことから情報源のあり方について考えてみます。

タロウさん
タロウさん

心がけたい内容です!

 

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プチ解説 をタップすると、小ウィンドウで簡単な解説が表示されます。(小ウィンドウの枠外か、右上のバツ印をタップすると閉まります)

 

この記事の著者
投資家・ブロガー
タロウ

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディング専門の投資家です。
2018年にソシャレン・クラファン投資を始め、これまで400件を超える案件に2億4千万円以上を投資し損失ゼロ。
安全性を最重視した投資情報を発信しています。

情報源の偏りが誤った判断を招く

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信頼失墜は事実なのか?

大阪ホテル案件を巡ってはOwnersBookの対応や情報発信について批判が集中し、今でもなお散見されます。

次のような意見もよく見られました。

  • OwnersBookは評価を落とした
  • 信頼性が大きく下がった
  • もはや誰も投資しようとは思わない

プチ解説 案件とは?

 

対応の悪さから評価、信頼が低下し、投資する人が減った。

はたしてそれは事実なのでしょうか?

左野くん
左野くん

どうなの?

 

OwnersBookへの世間の評価は高い

募集額は順調に増加

結論から言うと、投資する人は減っていません。

大型案件が中心になった2020年以降、OwnersBookの年間募集額と募集件数は増えています。

 

大阪ホテル案件の遅延が発表されたのは2021年3月です。

それからの1年で募集額は7割増えており、信頼を落としたとの評価は事実と異なります。

プチ解説 遅延とは?

右田さん
右田さん

みんなが知らないだけじゃない?

 

大阪ホテル案件を知らないわけではない

大阪ホテル案件の一件を既存のオナブ会員が知らずに投資した。

もしくは、知らない人が新たに会員登録して投資した。

それは考えにくいです。

OwnersBookは問題が発生した2021年3月から現在に至るまで、サイトトップページの上部で目立つ形で情報を開示しています。

会員登録ボタンの真下です。

OwnersBookサイトトップページでの情報開示

プチ解説 会員登録とは?

 

また、今でも新規案件を募集する際には、案件の募集概要ページで大阪ホテル案件で遅延が起こったことを明示しています。

OwnersBookサイト募集概要ページでの開示

 

「知らない人が投資しているから募集が増えている」との指摘は誤りです。

 

対応もそこまで悪くなかった

また、OwnersBookの対応に批判が集まりましたが。

時間はかかったものの、最終的に元本毀損なしで終結させています。

maneoやトラストレンディング、2018年のSBI-SLなど、多額の元本毀損を発生させた業者と比べて、結果的に適切な対応です。

maneoのサイト画像

プチ解説 元本毀損とは?

 

情報の出し方についても、同時期に遅延を発生させた他社に比べて明らかに良いです。

これについては根拠のある客観的事実ですので、納得がいかない方はこちらの記事を読んでください。

OwnersBookは大阪ホテル案件で初動をミスったと思う理由
大阪ホテル案件に関するOwnersBookへの批判が止まらない原因の1つは初動のミスにあります。2018年に起きた延滞事件と比較しオーナーズブックの何が失敗だったのかを考察します。

 

世間の評価は高い

遅延にあった投資家が批判したい心情は理解します。

しかし、客観的事実としてOwnersBookに対する世間一般の評価、信頼は落ちていません。

そもそも、運営会社のロードスターキャピタルは業績好調な東証プライム上場企業です。

ロードスターキャピタルの売上高のグラフ

 

運営開始から2024年末までに347案件を募集し、遅延は大阪ホテル案件1つだけ。

遅延発生率は0.28%に過ぎません。

2014年9月から10年以上運営してきてわずか1件だけです。

左野くん
左野くん

たしかに。

 

その間、maneoやグリーンインフラレンディング、SBI-SLなど、いくつもの業者が不祥事を起こし運営を終了。

グリーンインフラレンディングのサイト画像

 

そんな中、元本毀損を1度も出すことなく生き残ってきた業者です。

評価が高くて当たり前ではないでしょうか?

 

なぜ世間一般と乖離したのか?

ここまで見てきたように、今回の一件では当該投資家と世間一般との間で評価が乖離しています。

なぜそうなったのか?

理由の一つに情報源の偏りがあると考えます。

右田さん
右田さん

情報源の偏り?

 

大阪ホテル案件ではOwnersBookの初動が悪かったこともあり、問題発生から早い段階で批判的な論調が形成されています。

当該投資家の多くが強い不満を抱き、それを掲示板やSNSに書き連ねました。

そして、同じような不満を持つ投資家がネット上で批判的な意見を探し、「やはりみんなも不満に思っているのだ」と理解する。

自分の考えに近い情報ばかりを探して見るため、遅延発生率0.28%など他の情報も踏まえて判断する世間一般との間で、評価が乖離したのではないでしょうか?

 

情報源を広く持とう

トランプ現象と似ている

この世間一般との乖離ですが、アメリカ大統領選挙のトランプ現象と似ていると感じます。

トランプ支持者は同じトランプ支持者や、トランプ支持系メディアだけから情報を得る。

支持系の情報しか入らなくなり、世間一般の認識と離れていった。

情報源の偏りって怖いなと思うのです。

 

情報源を意識的に広く

ソシャレン、不動産クラファンは圧倒的にマイナーな投資で、利用者は国民の0.1%もいません。

それゆえ、ただでさえ情報源が限定されています。

Xを見ていると、ソシャクラについて発信しているのって、見た顔ぶればっかりですよね。笑

左野くん
左野くん

知っているアカウントばかり。

 

我々ソシャクラ投資家は情報源が偏りがちな状況にいます。

間違った判断を防ぐため、意識的に情報源を広げましょう。

タロウさん
タロウさん

情報源を幅広く!

 

コメント

  1. 匿名 より:

    クラウドバンクの大量遅延を特集してください