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ソーシャルレンディングの9つのメリット|投資初心者に良いところ

ソーシャルレンディングが急速に人気を集めています。

その理由は投資をする上でのメリットが大きいからです。

この記事では投資初心者にとってのソーシャルレンディングのメリットを説明します。

タロウさん
タロウさん

これからソシャレンを始める人の9つのメリットを紹介するよ!

この記事の著者
投資家・ブロガー
タロウ

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファディング専門の投資家です。
2018年にソシャレン・クラファン投資を始め、これまで400件を超える案件に2億円以上を投資し損失ゼロ。
安全性を最重視した投資情報を発信しています。

敗者がいない

まず1つ目は「負ける人がいない」ことです。

株やFXでは敗者が生まれる

株やFXは値動きを使う投資です。

100円で買った株が値上がりすれば儲かり、値下がりすれば損をします。

勝つか負けるか、極論すれば2分の1の確率で敗者が生まれます

ソーシャルレンディングは全員が勝者

これに対してソーシャルレンディングでは、僕たち投資家がソシャレン業者を通して企業にお金を貸します。

そして、企業が払う利息で儲けます。

ですので、企業が借りたお金を返済する限り、投資家すべてが儲かります。

全員が利息を受取る勝者となり敗者は生まれない。

これがソーシャルレンディングの最も良いところです。

左野くん
左野くん

みんなが儲かる誰も損しない投資だね。

負ける時はみんなが敗者

ただし、みんなが勝者なのは企業がお金を返す場合です。

企業が返済できなくなると、利息どころか貸したお金も戻ってこなくなります。

負ける時は全員が敗者。この点は注意してください。

右田さん
右田さん

勝つときも負けるときもみんな一緒ってことか。苦笑

初心者が不利にならない

2つ目は「初心者であることが不利にならない」ことです。

タロウさん
タロウさん

初心者でも安心して投資できるよ!

株やFXでは初心者が経験者の養分になる

株やFXでは勝者と敗者が生まれます。

そして、敗者が失ったお金が勝者の財布に入ります。

勝者と敗者でお金を奪い合う。

敗者が勝者の養分になるのが株やFXです。

初心者が圧倒的に不利

そして、株やFXでは値動きの見方や売り買いのタイミングなど、知識と経験が必要となります。

投資を始めたばかりの初心者は知識や経験がないため、経験者に比べて圧倒的に不利です。

結果として、多くの初心者が儲けを出せず、経験者やプロにお金を奪われて終わってしまいます。

左野くん
左野くん

確かに初心者がプロのトレーダーに勝てるわけがないよなぁ…

ソーシャルレンディングは初心者にやさしい

これに対してソーシャルレンディングでは、初心者も経験者も同じように企業にお金を貸します。

そして企業がお金を返済する限り、初心者も経験者も同じように利息を受け取って儲かります。

初心者が経験者と戦わなくて良い。

初心者も経験者と同じように儲かる。

初心者であることが不利にならない。

これがソーシャルレンディングが初心者にオススメである理由です。

右田さん
右田さん

ソシャレンは初心者にやさしい投資だよ。

少ない勉強量で始められる

3つ目は「少ない勉強量で始められる」ことです。

タロウさん
タロウさん

2つ勉強するだけでソシャレンを始められるよ!

株は勉強する内容が多い

株は勉強しなければならない内容が非常に多いです。

ちょっと考えただけでも、

  • 投資する企業の経営状態
  • 競合他社の経営状態
  • 業界全体の状況
  • 国内の経済状況
  • 海外の経済状況
  • 為替
  • etc

などなど、たった1社の株を買うだけでも、幅広い分野の多くの内容を勉強する必要があります。

これから投資を始める人にとって、かなりハードルが高いですよね?

左野くん
左野くん

毎日の仕事も家事もあるのに、こんなにたくさん無理だよ…

ソーシャルレンディングは2つだけ

これに対して、ソーシャルレンディングで勉強しなければならないのは、基本的に次の2つだけです。

  • 利用するソシャレン業者の選び方
  • 投資する案件の選び方

この2つを勉強するだけでソーシャルレンディングを始められます。

始めるハードルが低い。

これも、ソーシャルレンディングが投資初心者に向いている理由です。

右田さん
右田さん

2つだけだったらなんとか時間を作って勉強できそう。

選択肢が多くない

4つ目は「投資の選択肢が多すぎない」ことです。

タロウさん
タロウさん

選択肢が多いことが必ずしも良いとは限らないよ!

株は2千銘柄以上!

株は上場株だけで2千銘柄以上あります。

株で投資するとなると、極端に言えば2千銘柄の中から選ばなければなりません。

投資初心者にとってハードすぎますよね?

左野くん
左野くん

ってか、1日に100銘柄見ても20日以上かかるって、どう考えても無理だよ!笑

ソシャレン業者は20数社

これに対してソーシャルレンディングでは、さきほど説明した通り選ぶのはソシャレン業者と案件の2つだけです。

まず業者ですが、日本のソシャレン業者は全部で20数社しかありません。

リスクが比較的低い初心者向けの業者に絞ると10社足らずです。

(僕が初心者向けにオススメするならば下記の5社です。)

月に1社10案件程度

そして、募集される案件は多い業者でも月に10数件です。

月に1~2件という業者も少なくありません。

10社足らずの中から利用する業者を数社選ぶ。

そのあとは、毎月各業者ごとに数件の案件の中から選ぶ。

2千銘柄から選ばなければならない株よりも、ソーシャルレンディングの方が初心者にとってはるかに手を付けやすいです。

タロウさん
タロウさん

毎月同じような案件を出す業者が多いから、案件を選ぶのも慣れると簡単になるよ!

タダで勉強できる

5つ目は「タダで勉強できる」ことです。

タロウさん
タロウさん

1円もお金を使わずに勉強できるよ!

ネットの情報で十分

ソーシャルレンディングで勉強しなければならないのは、さきほど説明したとおり、

  • 利用するソシャレン業者の選び方
  • 投資する案件の選び方

の2つだけです。

そしてこの2つはブログやサイトなどネット上の情報だけで十分に勉強できます。

僕自身も本などは一切買わず1円も使わずに勉強し、最初の1年だけで50万円以上儲けました。

右田さん
右田さん

コスパ良すぎる…

利回りが高い

6つ目は「利回りが比較的高い」ことです。

タロウさん
タロウさん

ガッツリ儲けられるよ!

利回りは銀行預金の数千倍

ソーシャルレンディングでは僕たち投資家がソシャレン業者を通して企業にお金を貸し、利息で儲けます。

つまりやっていることは銀行と同じです。

なのに、ソーシャルレンディングの利回りは手堅い業者で3~6%くらいです。

区分 年利
ソーシャルレンディング 3~6%
大手銀行の普通預金 0.001%
大手銀行の1年定期 0.01%

大手銀行の普通預金の年利0.001%の数千倍、定期預金0.01%の数百倍です。

左野くん
左野くん

ソシャレン1年で定期預金の数百年分の利息がもらえるってことか!

リスクは銀行預金より高い

もちろん、利回りが高い分、リスクは銀行預金よりソーシャルレンディングの方が高いです。

でも、銀行に預けてもお金は全然増えませんよね?

1千万円を定期預金(年利0.01%)で1年預けても利息は1千円です。涙

区分 年利 投資元本 利息
1年定期 0.01% 1千万円 1千円
ソーシャルレンディング 5% 1千万円 50万円

ソーシャルレンディングならば利回り5%として50万円です。

1千円が50万円になるならば、検討する価値は十分にあるのではないでしょうか?

右田さん
右田さん

預ける場所を銀行からソシャレンに変えるだけで1千円が50万円に。確かに魅力的…

手間がかからない

7つ目は「手間がかからない」ことです。

タロウさん
タロウさん

これはものすごく大きいよ!

株やFXは手間がかかる

株やFXでは毎日の値動きのチェックが欠かせません。

さらに、株を持っている企業のニュースや、業界、経済の動向にもアンテナを張り巡らせる必要があります。

そして、それらの情報をもとに売り買いのタイミングを考える。

株やFXで投資をしている限り、これが毎日続きます。

日々作業が発生し手間がかかる投資です。

ソーシャルレンディングは完全放置

これに対してソーシャルレンディングは貸金業です。

なので、投資したら返済期限が来るのを待つだけです。

運用期間が1年の案件に投資したら、1年後にお金が戻ってくるのを待つだけ。

1年の間にやる作業は一切ありません。何もせず完全放置です。

ソーシャルレンディングはとにかく手間がかからない投資です。

左野くん
左野くん

これは忙しい社会人や主婦にとってうれしいよね!

少額で始められる

8つ目は「少額で投資を始められる」ことです。

タロウさん
タロウさん

1万円で投資を始められるよ!

多くの業者で1万円から

初めての投資で何十万円も投資するのって怖いですよね?

その点ソーシャルレンディングではほとんどの業者で1万円から投資できます。

Fundsという業者では1円からでも投資できます。

少ない金額で投資を始められるのも、投資初心者にとって良い点です。

右田さん
右田さん

毎月1万円ずつ投資とか、がんばったらなんとかやりくりできるかも?

短期間で運用できる

最後は「短期間で運用できる」ことです。

タロウさん
タロウさん

数ヶ月から投資できるよ!

最短で3ヶ月から

お金を2年も3年も預けるって怖くないですか?

2年後、3年後に投資した企業がどうなるか分からないじゃないですか?

ソーシャルレンディングでは運用期間が6ヶ月から1年くらいの案件が多いです。

短いものでは3ヶ月のものもあります。

何年もお金を預けっぱなしにしなくて良いので、初心者でもあまり心配せずに投資を始められます。

左野くん
左野くん

すぐに戻ってくるから投資が成功したって実感も得やすいよね。

ソーシャルレンディングはメリットが多い

長くなりましたので、最後にソーシャルレンディングのメリットの要点をまとめます。

  1. 敗者がいない
    • 全員が利息をもらう勝者
    • 借り手が返せなくなると全員が敗者なので注意
  2. 初心者が不利にならない
    • 株やFXは初心者が経験者の養分になる
    • ソシャレンは初心者と経験者が戦わない
    • 争いがない平和で初心者にやさしい投資
  3. 少ない勉強量で始められる
    • 業者の選び方と案件の選び方だけ
  4. 選択肢が多すぎない
    • 初心者向けの業者は10社足らず
    • 多い業者でも月に10案件
  5. タダで勉強できる
    • ネット情報で十分
  6. 利回りが高い
    • 銀行の普通預金の数千倍
    • ソシャレンなら1千円が50万円になる
  7. 手間がかからない
    • お金が戻ってくるのを待つだけ
    • 戻ってくるまで作業はゼロ
  8. 少額で始められる
    • 1万円からOK
  9. 短期間で運用できる
    • 最短3ヶ月から

いかがでしょうか?

これから投資を始める初心者の視点で見ると、次のようにまとめることもできます。

  1. 怖くない
    • 敗者になりにくい
    • 初心者でも不利じゃない
  2. 始めやすい
    • 勉強量が少ない
    • タダで勉強できる
  3. 投資しやすい
    • 選択肢が多くない(選びやすい)
    • 手間がかからない
  4. 心理的な負担が少ない
    • 1万円で始められる
    • 短期で始められる

株やFXのように一発ドカンの大儲けはできない代わりに、初心者でも無理なく始められるのがソーシャルレンディングの良いところです。

銀行預金から脱出して投資を始める第一歩にしてみてはいかがでしょうか?

僕も生まれて初めての投資がソーシャルレンディングです。

タロウさん
タロウさん

ソシャレンで投資家デビューしよう!

 

なお、ソーシャルレンディングの始め方については、こちらの記事で詳しく解説しています

ソーシャルレンディングとは?【知識ゼロからの始め方入門】
累計投資額6千万円、ソシャレン歴3年の現役投資家が、ソシャレンの仕組み、利回り、儲かるか、他の投資との比較、デメリット、リスク、特長、始め方、よくある質問、失敗しない注意点、安全優先の上手なやり方、おすすめ業者などを解説します。

コメント

上場企業系

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングで「上場企業系」とは、運営会社やその親会社が上場企業であることを指します。

上場企業は信用力が高いことから、上場企業系の業者が運営するソシャレン、不動産クラファンは信頼性、安全性が高いと考える投資家が多いです。

ただし、「上場企業系=100%安全」とは限らないので注意が必要です。

貸付金利

ソーシャルレンディングでは投資家から集めたお金を企業などに貸し、得られた利益を投資家に分配します。

例えば、企業に7%で貸し、ソシャレン業者が利益を2%取り、5%を投資家に分配します。

ソーシャルレンディングの貸付金利の説明図

企業に貸す際の金利(上図の7%)が貸付金利です。

上場企業系

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングで「上場企業系」とは、運営会社やその親会社が上場企業であることを指します。

上場企業は信用力が高いことから、上場企業系の業者が運営するソシャレン、不動産クラファンは信頼性、安全性が高いと考える投資家が多いです。

ただし、「上場企業系=100%安全」とは限らないので注意が必要です。

運用と運用期間

不動産クラウドファンディングにおいて運用とは、投資家から集めた資金で取得した不動産を、賃貸したり売却したりすることで利益を生み出すことをいいます。

運用を行う期間は案件ごとにあらかじめ決められており、これを運用期間といいます。

マスターリース契約

不動産クラウドファンディングでは投資家の資金で不動産クラファン業者が物件を取得し、入居者から家賃を得ます。

しかし、入居者が見つからなければ家賃が入らず、投資家が分配金を得られなくなります。

そこで、不動産クラファン業者が不動産業者と次のような契約を結びます。

  1. 不動産クラファン業者が不動産業者に部屋を貸す
  2. 不動産業者が入居者に部屋を貸す
  3. 入居者が見つからなくても不動産業者は毎月の家賃を不動産クラファン業者に払う

マスターリース

これがマスターリース契約です。

マスターリース契約により投資家は入居者が見つからないリスクから隔離され、投資の安全性が向上します。

部分当選

ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングの募集には、早い者勝ちの先着方式の他に、応募した人の中から投資できる人を抽選で決める抽選方式があります。

抽選方式では、50万円で応募して当選したら50万円投資できるのが基本です。

しかし、50万円の内、30万円分だけ当選する(=30万円だけ投資できる)こともあります。

これが部分当選です。

当選者の最後の1人が残額を割り当てられて部分当選になる場合の他、多くの人を当選にするために業者が全員を部分当選にする場合などがあります。

借り手企業

ソーシャルレンディングでは投資家から集めたお金を、ソシャレン業者が企業に貸します。

ソーシャルレンディングの仕組み

案件の募集で集められた投資家のお金を借りるのが借り手企業です。

借り手企業が倒産したり返済不能になると、投資家のお金が戻ってこない場合があります。

ソーシャルレンディングのリスク

ですので、ちゃんと返済できるのか?ソーシャルレンディングでは借り手企業の見極めが非常に重要です。

満室賃料

満室賃料とは、その物件が満室の場合に得られる想定賃料のことです。

全4室の1棟アパートで、各部屋の賃料が以下の場合、

  • 101号室:4.5万円
  • 102号室:4.5万円
  • 201号室:5.5万円
  • 202号室:5.5万円

満室賃料は月間20万円、年間240万円です。

空室リスク

空室リスクとは投資対象物件に入居者がつかず、空室で家賃収入を得られなくなるリスクです。

匿名組合型と任意組合型

不動産クラウドファンディングを含む不動産特定共同事業は、主に匿名組合型と任意組合型に分かれます。

主な違いは一般に下表の通りです。

匿名組合型 タイプ 任意組合型
匿名組合契約 契約 任意組合契約
なし 物件の所有権 あり
少なめ 最低出資額 多め
短め 運用期間 長め
有限責任 責任 無限責任
雑所得 所得区分 不動産所得

物件が倒壊して隣接する建物に被害が及んだ場合、任意組合型では出資額を超えて賠償責任が発生します。

匿名組合型の場合は責任範囲は出資額が上限であり、最悪でも全損で済みます。

任意組合型は所得区分が不動産所得で有利なため、相続など節税対策に使われることが多いです。

不動産クラファンではほとんどの案件が匿名組合型です。

不動産特定共同事業

不動産特定共同事業は次のような事業です。

  1. 複数の投資家から出資を受け
  2. 集まった資金で不動産を取得、運用し
  3. 得られた利益を投資家に分配する

多くの場合、1億円の1棟マンションを100口の持ち分に分割し、1口100万円で販売するといった、不動産小口化商品の形を取ります。

不動産特定共同事業のうち、募集などをインターネットを使って行うのが不動産クラウドファンディングです。

不動産小口化商品

不動産小口化商品は不動産を小口の持分に分割して販売する不動産投資商品です。

例えば、1億円の1棟マンションを1口100万円の持分100口に分割し、1口単位で販売します。

仮にこのマンションで1,000万円の利益が出た場合、1口投資した人は10万円、5口投資した人は50万円を得るイメージです。

不動産クラファンの場合、持分には利益の分配を受ける権利が含まれますが、物件の所有権は含まれません。

 

デポジット口座

デポジット口座とは業者内で投資家ごとに設置されるお財布のようなものです。

デポジット口座方式の業者では、投資家は事前に銀行から業者にお金を振り込み、そのお金は業者内のデポジット口座で保管されます。

デポジット口座

そして、デポジット口座のお金で案件に投資します。

また、分配金や償還された元本はデポジット口座で保管され、投資家が必要なときに出金申請し、自分の銀行口座に引き出します。

デポジット口座

 

売却リスク

不動産において、物件が予定通りの価格で売却できない、もしくは、売却そのものができない可能性を売却リスクといいます。

売却リスクが現実化すると、投資家には次のような不利益が生じる場合があります。

  • 分配金が予定額を下回る
  • 分配を受けられない
  • 元本の一部が戻ってこない
  • 元本のすべてが戻ってこない

流動性

不動産において、売買のしやすさや、現金化のしやすさを流動性といいます。

都心の一等地など需要が高く売りやすい物件は「流動性が高い」、逆に農村の空き家など需要が低く売りにくい物件は「流動性が低い」です。

譲渡

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングで自分の出資持分(利益の分配や元本の償還を受ける権利)を、第三者に譲り渡すことを譲渡といいます。

例えば、〇〇FUNDINGで10万円投資し、それを第三者(〇〇FUNDINGを含む)に10万円(もしくはそれ以外の金額)で買い取ってもらうイメージです。

入金と出金

投資するお金をソシャレン、クラファン業者の銀行口座に振り込むことを入金といいます。

運用が終わったお金が業者から投資家の銀行口座に振り込まれることを出金といいます。

元本

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで、投資家が出資(投資)したお金のことを元本といいます。

リフォームとリノベーション

リフォーム、リノベーションともに、住宅の改修や改築を指します。

両者の違いはリフォームは「元の状態に戻す」ことであり、例えば壁の張替えや外壁の塗替えはリフォームです。

対して、リノベーションはリフォームよりも大がかりな改修、改築を行うことで「住宅の機能や価値を高める」ことを指します。

例えば、床暖房の新設や、壁を撤去して広々としたLDKへの間取りの変更はリノベーションです。

リフォームが老朽化で800万円に下がった物件の価値を元の1,000万円に戻すのに対し、リノベーションでは機能を付加して1,200万円に高めるイメージです。

分配と分配金

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで、運用で得られた利益を投資家に支払うことを分配といいます。

また、支払われる利益を分配金と呼びます。

案件

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで、募集される1つ1つの投資商品のことを案件と呼びます。

この用語は次のように使われます。

  • 〇〇業者から新しい案件が出た
  • 今度の案件は利回りが高い
  • 先週は△△案件に10万円投資した
  • □□業者は先月は3案件募集があった
  • ◇◇案件に応募したが抽選で落選した

すいません、上手く説明できなくて。

区分マンション

マンションを部屋単位で購入し投資する場合、「区分マンションに投資する」といった表現をします。

対して、1棟単位で購入、投資する場合は「1棟マンションに投資する」といいます。

独立した部屋1つ1つが区分マンションであり、面積や間取りを問いません。

ワンルームでも4LDKでも区分マンションです。

大島てる

大島てるは全国の事故物件情報を掲載するウェブサイト、及び、そのサイトを運営する会社の名称です。

先着方式と抽選方式

ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングの募集方式は2つあります。

一つは募集開始と同時によ~いどんで早い者勝ちで投資できる人が決まる先着方式です。

もう一つは募集期間中に応募した人の中から抽選で投資できる人を決める抽選方式です。

成立前書面

成立前書面(契約成立前書面、契約締結前交付書面)は、ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで案件に応募する前に確認する書類です。

確認することで応募できるようになります。

成立前書面の確認画面

案件の詳細情報や契約内容などが書かれており、契約書に相当するものだと考えてください。

多くの業者で募集開始前から確認が可能です。

サイトに書かれていない情報も多いので、事前に必ず確認することを強くおすすめします。

モニタリング

ソーシャルレンディングにおいてモニタリングとは、借り手が融資契約を守れるか、ソシャレン業者が監視することをいいます。

業者によって異なりますが具体的な作業としては、定期的な借り手企業の訪問、経営者などへのヒアリング、財務書類のチェックなどがあります。

定期的にモニタリングを行うことで借り手の異常などを早期に察知し、貸し倒れを防ぐことができます。

このため、業者のモニタリングの実施とその精度は投資家にとって重要です。

あと入金と事前入金

投資するお金を業者に入金する方法は2つあります。

一つは先着や抽選の結果、投資できることが決まってから業者の口座に振り込むあと入金方式です。

もう一つは募集開始前に業者のデポジット口座への入金が必要な事前入金方式です。

デポジット口座

デポジット口座のお金は応募した案件への出資に充当されます。

ただし、抽選に落選などで投資できなくなると、入金したお金がデポジット口座で寝ることになります。

さらに、このお金を自分の口座に出金する際の振込手数料が投資家負担の業者もあります。

投資家にとってはあと入金の方が有利です。

 

早期償還

ソーシャルレンディングで借り手が予定より早く返済したり、不動産クラウドファンディングで物件が予定より早く売れることがあります。

そういった理由で案件の運用が予定より短い期間で終わり、業者が元本を予定より早く投資家に返すことを早期償還といいます。

例えば、運用期間12カ月の予定が6カ月で早期償還になると、受け取る分配金は基本的に半分になります。

ネガティブに捉えられがちですが、業者が確実に返済できる借り手、売れる物件を選んで案件を組成した証でもあります。

分配原資

分配原資とは分配金の出どころのことです。

例えば、入居者から得る家賃から投資家に分配金を払う場合、分配原資は家賃です。

家賃はインカムゲインですので、分配原資はインカムゲインとも表現できます。

組成

案件を作ることを組成といいます。

  • 投資対象は緑町ハイツ102号室で
  • 利回りは4.5%で
  • 運用期間1年
  • 募集総額2,300万円の案件を作る

こうやって案件が出来上がります。

組成 → 募集 → 運用開始 → 運用終了 → 償還

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングの案件はこのような流れで運営され、その最初の段階が案件の組成です。

元本毀損

元本毀損(元本割れ)とは投資したお金の一部、または、すべてが戻ってこなくなることです。

例えば、不動産クラウドファンディングで2,000万円で取得した物件が1,500万円でしか売れなかった場合、元本の一部が戻ってこないことがあります。

また、取得した物件が地震で倒壊し売れなくなった、ソーシャルレンディングで借り手企業が倒産したなどで、元本の全額が戻ってこないこともありえます。

クラファン案件の管理手数料

不動産クラファンで区分マンションなどが投資対象になる場合、物件の入居者募集や家賃徴収といった管理業務が行われます。

これらの業務は業者または外部の不動産業者が代行し、そこでは管理手数料が発生します。

案件の利回りはこういった手数料や経費も差し引いた上で計算されたものです。

ですので、投資家が管理手数料を別途支払う必要はありません。

優先出資と劣後出資

不動産クラファンでは一般に投資家と業者が共同で出資し、物件を取得します。

例えば、投資家が2,400万円、業者が600万円出資し、3,000万円の物件を取得するといった感じです。

出資者 出資額
投資家(優先出資) 2,400万円
業者(劣後出資) 600万円
出資総額 3,000万円

この時、投資家分の出資を優先出資業者分の出資を劣後出資といいます。

なぜ、そのような言い方をするのかなど、詳しくは下記記事を参照してください。

優先劣後出資方式と劣後出資比率

キャピタルゲイン型

不動産クラファンの案件は大きくキャピタルゲイン型とインカムゲイン型に分かれます。

投資対象物件を売却した際の売却益を分配原資(分配金の出どころ)とする案件がキャピタルゲイン型です。

一方のインカムゲイン型は運用期間中の家賃収益を分配原資とします。

なお、売却益と家賃収益の両方を分配原資とする併用型の案件もあります。

自社買取

不動産クラファンでは運用期間の最後に物件を不動産投資家など第三者に売却するのが一般的です。

しかし、何らかの事情で売却できなかった場合、自社で物件を買い取ることがあります。

売却できずに元本が戻ってこないところが、業者が買い取ることで元本が戻ってくることになるので、自社買取は投資家にとってメリットです。

インカムゲイン型の案件では、最初から自社買取の予定で案件を組成することもあります。

劣後出資比率

不動産クラファンでは一般に投資家と業者が共同で出資し、物件を取得します。

例えば、投資家が2,400万円、業者が600万円出資し、3,000万円のマンションを取得するといった感じです。

このとき、出資総額に対する業者分の出資額の比率を劣後出資比率といいます。

さきほどの例では20%です。

出資者 出資額 出資比率
投資家 2,400万円 80%
業者 600万円 20%
合計 3,000万円

そして、劣後出資比率が高いほど安全性が高まります。

右田さん
右田さん

数字が大きいほど安全だよ。

なぜ高いほど安全なのか?

詳しくは下記記事を参照してください。

優先劣後出資方式と劣後出資比率

償還

案件の運用が終わり、業者が元本を投資家に返すことを償還といいます。

クリック合戦

募集が先着方式の案件では、投資できる人が決まるのは早い者勝ちです。

このため、人気の案件では募集開始と同時に応募が殺到します。

この状態をクリック合戦といいます。

信託受益権

信託受益権とは信託財産から発生する利益を受け取る権利のことです。

詳しくは↓こちらの記事を参照してください。

信託受益権とは?(別タブで開く)

信託受益権とは?(今開いているタブで開く)

抵当権と根抵当権と極度額

抵当権とは借り手が返済できなくなった時に担保を売却し、その代金から他の債権者に優先して返済を受ける権利です。

抵当権は1つの借り入れに対して設定されるため、返済時点で消滅します。

これに対し根抵当権ではあらかじめ融資の上限額を設定し、その範囲内であれば何度でも融資と返済が可能です。

その都度、抵当権の設定登記を行う必要がないため、企業への融資などでよく利用されます。

極度額は根抵当権の融資上限額のことです。

債務履行

まず、「債務」とは他人に対し何らかの行動を行う義務のことです。

そして、債務を実際に行うことを債務履行といいます。

ソーシャルレンディングの場合、借り手(債務者)が利払いや元本の返済をすることや、連帯保証人が借り手に代わってそれらを行うことが債務履行にあたります。

逆に、借り手が経営悪化などに至り、利払いや元本返済をしない(できなくなる)ことが債務不履行です。

LTV

ソーシャルレンディングで使われる用語で、担保評価額に対する融資額の割合をいいます。

例えば、1億円の土地を担保に8千万円を融資する場合、LTVは80%です。

担保が評価額通りに売れるとは限らないため、LTVの数字が小さいほど安全性が高いとされます。

資金使途

ソーシャルレンディングで業者から借りたお金を借り手が何に使うかを資金使途といいます。

延滞

ソーシャルレンディングで借り手が期限内に返済できなくなることを延滞といいます。

また、ソシャレン、不動産クラファンで分配金の支払いや元本の償還が予定より遅れている状態を延滞と呼ぶことがあります。

業者や投資家によっては「遅延」という表現が使われることもありますが、意味は同じです。