LCレンディングが案件の募集を休止しました!
何が起こっているのか詳述します。
LCレンディングがエンディングって、シャレになってないです!
タップできる目次
LCレンディングの発表内容
LCレンディングは7月25日に山中社長名義で次の文書を発表しました。
LCレンディング投資家の皆様へ(PDF)
要約すると以下の通りです。
- 本日時点で募集中の案件を最後に、案件の募集を休止する
- 休止期間は当面の間
- 休止の理由は
- maneoマーケットから募集休止の申し出があった
- maneoマーケットは業務改善命令を受けてから改善を進めてきたが、募集勧誘体制をさらに整備したい意向
- LCレンディングの運営体制に問題はない
- 昨年春、金融庁から立入検査を受けたが特段の指摘は無し
- 運用中の案件にも問題なし
- 運用中案件の融資先であるLCグループ各社の業績も堅調
- 以下の投資家貸金は以下の通り投資家の口座に返金する
- 現在デポジット口座内にある現金
- 7月25日及び8月7日に分配予定の分配金及び元本
- 返金日は8月9日を予定
- 返金の振込手数料はmaneoマーケットが全額負担
- 当面の間のLCレンディングの業務は以下の2点
- 運用中案件の償還
- 運用中案件の払戻し
- 今後の募集再開は詳細が決まり次第報告
そしてLCハイブリッドファンド70号が満了した7月25日10時19分28秒を最後に、LCレンディングの案件募集は休止に入りました。
LCオワタ…
LCレンディング募集休止の背景
なぜ募集休止になったのか?
その背景を推測します。
あくまでも僕の推測です!
分別管理口座の移管問題
maneoファミリー各社では6月13日に分別管理口座をmaneoマーケットに移管するとの発表が行われました。
そもそも、第二種金融商品取引業の登録をしていないファミリー各社が、投資家の資産を管理していたことが問題だったのですが。
今まで放置されてきたこの問題が急に取り上げられたのは、恐らく金融庁か関東財務局からmaneoマーケットに改善せよとの指示があったのだと思います。
リファイナンスを厳格化したときと同じように、maneoマーケットはお上のお達しに従順に従ったのでしょう。
マネマは投資家の言うことは聞かないのに、金融庁の言うことにはイエッサー!だよね。
今回も金融庁のご指導か?
という流れを見ると、今回も金融庁様のお達しがあったのではないでしょうか?
つまり、
金融庁様:グリフラもクラリスも返済が全然進まんと、下々のソシャレン投資家どもが騒いでおるが。マネマ、その方、どう思う?
マネマ:ははぁ~、あい申し訳なく。
金融庁様:その方、しばらく事態の収拾に専念してみてはどうか?
マネマ:ははぁ~、誠にその通りで。
金融庁様:新規の募集などやっとる場合ではないわのぉ~
マネマ:ははぁ~、おっしゃる通り。
金融庁様:いや、わしは募集を止めろと具体的かつ明示的に所轄官庁の立場としてオフィシャルに申しておるわけではないぞ。
マネマ:ははぁ~、心得ております。
金融庁様:ボソボソと独り言を言ったに過ぎず、それをどのように受け止めるかはお主次第。わしは断じて命じてはおらぬぞ。(だからそれで何が起こっても責任は取らぬぞ~www)
マネマ:御意!
ってな感じで、maneoファミリー全業者で募集ストップということになったのではないでしょうか?
金融庁様、マジ勘弁!
LCレンディングは不満の様子
今回の突然の募集休止について、LCレンディング側はかなり不満のようです。
上掲の発表文の文面にそれが現れています。
山中社長、ブチ切れモードっぽいよ!
文面に表れた不満
発表文から抜粋します。
- 理由としては、匿名組合出資契約の募集の取扱い(取得勧誘)を委託しているmaneoマーケット株式会社から当該申し出があったためです。← うちは休止する気ないのにマネマが急に言ってきた!
- 当社の業務運営体制につきましては、(中略)健全な運営体制であると自負しております。← うちは問題ナッシング!
- このような状況下、ファンド募集を休止することは当社の本意ではありませんが、← うちが休止したいわけじゃねぇ!
山中社長はブログを書いておられた頃から、けっこうストレートに意思表示されていましたが。
今回もLCサイドとしては休止する気などサラッサラなく、一方的に休止を突きつけてきたマネマにかなり不満なのだろうと思います。
今後も募集を続ける予定だったのに、一方的にはしごを外されたらたまったもんじゃないよね!
他のmaneoファミリー業者の状況
LCレンディング以外のmaneoファミリー各社の状況はどうでしょうか?
営業継続中の業者について見てみるよ!
全社新規募集を休止中
LCレンディング以外で営業を続けていたのは以下の5社です。
- maneo
- アップルバンク
- さくらソーシャルレンディング
- スマートレンド
- プレリートファンド
この5社は現時点で案件の募集を行っていません。
5社とも発表文などは出しておりませんが、LCレンディング同様に新規募集を休止したと見て間違いないでしょう。
なぜLCレンディングだけ発表したのか?
ではなぜ、今日LCレンディングだけが発表文を出したのか?
今日7月25日はLCレンディングの分配日でした。
分別管理口座がmaneoマーケットに移ったため、分配、償還された資金を速攻で再投資しようと多くのLC投資家が待ち構えていたはずです。
戻ってきたお金をマネマ管理の口座に置いておくなんて自殺行為だもんね。
僕も45万円すべて再投資するつもりで、ファンド一覧のページでF5を押しまくってました!笑
そういった投資家から「新規案件は出ないのか?」という問合せが殺到する恐れがあったため、LCレンディングだけ発表文を出したのでしょう。
ですので恐らく、今後残りの5社からも同様の発表がなされるものと思います。
LCレンディングはどうなるのか?
募集を休止したLCレンディングは、これからどうなるのでしょうか?
今後の行方を推測するよ!
LCレンディングの単独独立はありえない
投資家の立場でベストのシナリオは、LCレンディングがmaneoファミリーから独立し、単独でソーシャルレンディング業者になることでしょう。
しかしこれは99%あり得ません。
親会社のLCホールディングスは、医療ビジネスに専念することを明言しています。
また、コア事業以外から撤収することも明確に打ち出してます。
今から第二種金融商品取引業の登録をし、コストをかけてシステムを構築するなどあり得ません。
LCレンディング終了
現実的にはLCレンディング終了が最も可能性が高いシナリオのような気が。
LCホールディングストップの金子社長は、医療ビジネスをやるためにLCに来たようなものです。
選択と集中で経営資源を医療ビジネスに絞りたいはず。
これも一つの良い機会ってことで、運用中の案件を無事に完了させ、来年1月末をもってLCレンディング終了とする可能性が一番高い気がします。
トホホの可能性が一番高いってことか…
LCレンディング休止への対策
LCレンディングが募集を休止し、このまま終了する可能性が高い。
では、僕たちソシャレン投資家はどう対策を取るべきでしょうか?
LCで414万円投資中の僕には深刻な問題です!
SBIソーシャルレンディングは微妙
信頼性が高いと言われる王者SBIソーシャルレンディングですが。
僕は匿名化の問題などから、昨年12月を最後に投資をストップしています。
匿名化解除後は不動産Neoの借り手が3案件連続で同じなど、かえって闇が深まりまして、一旦ゼロにする方向で動いています。
ただ、業者としての信頼性はダントツですので、LCの資金をSBIに移すのはアリだとは思います。
新興御三家
普通に考えればやはりここでしょう。
不動産クラファンのCREAL、FANTAS fundingと、上場会社の社債型ソシャレンのFunds。
今から手を出すならこの3社です。
ただ、僕はすでにこの3社で400万円以上を投資中ですので、さらに急激に増やすのはいささかリスキーです。
3社ともLCみたいにしょっちゅう募集しているわけじゃないしね。
クラウドバンク
思いっきり迷っているのがこちらです。
情報公開に消極的なのと、太陽光に偏ってきたことを理由に、僕はクラバンへの投資を2月に打ち切り、6月末で残高ゼロにしました。
ただ、経営陣のプロフィールを顔出しで掲載したり、上場企業系案件を出したり、変わってきているのも事実なんですよね。
なので、上場企業系案件に限定してクラバンに投資再開することを検討中です。
LCレンディング再開してくれ!
LCホールディングスの決算発表を読んで、LCレンディングがいずれなくなる覚悟はしていました。
でも、終了は来年春頃のはずなので、それまでには代わりになる新しい業者が出てくると楽観もしていました。
さすがにこのタイミングでの募集休止は想定外です。
400万円を他に移せと急に言われても対応できません。
LCレンディングさん、お願いだから募集再開してください!
LC投資家の魂からの叫びです!
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