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【最新】Funvest(ファンベスト)の評判・口コミとリスク・デメリット

Funvest(ファンベスト)の評判・口コミとリスク・デメリットのタイトル画像

【2024年4月7日更新】

左野くん
左野くん

Funvestで投資して良いものか…

新しい業者で投資するときって悩みますよね。

 

Funvestで投資して大丈夫か?

クラウドファンディングで2億円以上を投資して損失ゼロの現役投資家が徹底的に解説します。

結論から言うと以下の通りです。

  • 結論:上手に利用して手堅い投資を!
  • 上場企業2社がバック
  • 信頼性は業界屈指の高さ
  • 上場系なのに投資しやすい
  • 案件をしっかり選ぶ必要あり

 

Funvestの良いところだけでなく悪いところも含めて、包み隠さず洗いざらいぶちまけます!

タロウさん
タロウさん

ホンネで解説です!

Funvestでは会員登録をするとAmazonギフト券がもらえるキャンペーンを開催中です!
Funvestのキャンペーン1
・条件:会員登録だけ
・金額:1,000円
・期限:当面の間
登録の際、必ず「お知らせメール(新ファンドのご案内等)の配信を希望する」にチェックを入れてください。
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もちろん、投資はせず会員登録だけでもOKです。
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Xやってます!
見てみる → タロウ@ソシャクラ投資家
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この記事の著者
投資家・ブロガー
タロウ

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファディング専門の投資家です。
2018年にソシャレン・クラファン投資を始め、これまで400件を超える案件に2億円以上を投資し損失ゼロ。
安全性を最重視した投資情報を発信しています。

Funvestの概要

Funvestの概要のタイトル画像

それではまずFunvestの概要です!

 

基本情報

Funvest

基本情報は以下の通りです。(2024年4月7日現在、利回りと運用期間は直近1年間の傾向)

サービス名 Funvest
運営会社 Fintertech株式会社
運営開始 2021年11月
累計調達額 42億8,450万円
利回り 2.7~3.3%
運用期間 5~14カ月
最低投資額 10万円

これまでに分配の遅れや元本の毀損は一度も起きていません。

右田さん
右田さん

投資家が損をしたことはないよ。

●公式サイト:Funvest

プチ解説 分配とは?

プチ解説 元本毀損とは?

 

投資の仕組み

Funvestはソーシャルレンディングといわれるタイプの投資です。

投資の仕組みを簡単に紹介します。

タロウさん
タロウさん

ご存知の方は次へGO!

→ 次へGO!

 

ソーシャルレンディングとは?

ソーシャルレンディングは融資型クラウドファンディングとも呼ばれます。

その名が表す通り、お金を貸して利息で儲ける投資です。

ソーシャルレンディングの仕組み

  1. 投資家が出資する
  2. 集まったお金をソシャレン業者が企業に貸す
  3. 企業が利息を付けてお金を返す
  4. 投資家に利益を分配する
  5. 投資家に元本を返す

Funvestは投資家と企業の間に入るソーシャルレンディング業者です。

プチ解説 元本とは?

 

銀行と同じ仕組み

お金を貸して利息で儲ける。

つまり、ソーシャルレンディングの本質は貸金業です。

左野くん
左野くん

貸金業って…

心配しなくても大丈夫ですよ。笑

銀行は私たちが預けたお金を企業に貸し、得られた利息の一部を預金者に分配します。

ソーシャルレンディングと同じですよね?

銀行とソーシャルレンディングの比較

間に入るのが誰かの違いであり、ソーシャルレンディングは銀行と同じ仕組みです。

タロウさん
タロウさん

投資家のお金を企業に貸します!

 

運営会社と経営者

運営会社はFintertech

Fintertechのサイト画像

Funvestの運営会社はFintertechです。

2018年に設立されたベンチャー企業で、「金融ノウハウと先端技術を通じた革新的なサービス」を提供するとしています。

会社名 Fintertech株式会社
代表者 相原 一也
所在地 東京都千代田区一番町5番
設立 2018年4月2日
資本金 24億1,000万円

 

Fintertechの経営状況

2023年3月期の売上高は5億4,502万円でした。

創業以来の赤字が続いています。

Fintertechの売上高の推移

決算期 売上高 営業利益 純利益 自己資本比率
2021年 24 ▲354 ▲369 21.1%
2022年 154 ▲383 ▲391 15.6%
2023年 545 ▲139 ▲599 2.4%

ただベンチャー企業の立ち上げ段階ですので、過度に心配する必要はないでしょう。

むしろ、赤字なのに決算公告を毎年出しているのは、さすが大手証券会社の子会社です。

右田さん
右田さん

出さない業者も多いよね。

タロウさん
タロウさん

会社法で義務付けられています!

 

大和証券とクレディセゾンの共同出資会社

Fintertechは大和証券グループの企業内ベンチャーとして2018年に設立されました。

大和証券グループ本社のサイト画像

その後、大和証券グループ本社と資本業務提携関係にあるクレディセゾンが2020年に資本参加。

現在は両社の共同出資会社となっています。

株主 出資比率
大和証券グループ本社 80%
クレディセゾン 20%

社員も多くが両社の出身です。

また、両社の社長、副社長を含む5人がFintertechの非常勤取締役を務めています。

クレディセゾンのサイト画像

大和証券グループ本社とクレディセゾンはともに東証プライム上場企業です。

Fintertechは上場企業2社のガバナンスが効いている点から、信頼性の高さが期待できます。

左野くん
左野くん

上場系は安心できる。

 

Fintertechの事業内容

Fintertechは設立2年後の2020年3月に「デジタルアセット担保ローン」の提供を開始しました。

仮想通貨のビットコインやイーサを担保に融資を行う国内初のサービスです。

デジタルアセット担保ローン

その後もファンがネット経由でアーティストなどに投げ銭をできるサービス「KASSAI」などを開発しています。

KASSAI

このようにFintertechはいわゆるフィンテックに関するサービスに携わってきました。

そして、2021年11月に始めたのがソーシャルレンディングのFunvestです。

 

経営者は相原一也氏

Fintertechの経営者は代表取締役社長の相原一也氏です。

相原一也氏

相原氏は2005年に新卒で大和総研に入社しました。

大和総研は国内有数のシステム開発会社であり、相原氏も当初はシステムエンジニアでした。

その後、クラウド、AIといった先端技術のリサーチ業務、ミャンマーの証券取引システム構築プロジェクトなど、新しい分野、事業への関与が中心になっていきます。

そして、フィンテック分野の強化を図る大和証券グループの方針のもと、ブロックチェーン検討チームのリーダーを務めました。

2018年に大和証券グループの企業内ベンチャーとしてFintertechが設立されることとなり同社に出向。

Fintertechのサイト画像

同社初のサービスとなるデジタルアセット担保ローンは、相原氏自らが開発責任者として取り組んだものでした。

Fintertech初代社長である武田誠氏(現大和総研常務執行役員)の退任に伴い、2023年4月に第2代社長に就任しています。

タロウさん
タロウさん

技術畑出身の社長です!

 

募集状況

続いてFunvestの募集状況を解説します。

 

募集実績

まずは募集実績です。(2024年は3月募集分まで)

Funvestの募集額の推移

期間 案件数 募集額
2021年 1件 2,000万円
2022年 25件 14億2,000万円
2023年 37件 24億200万円
2024年 9件 5億2,950万円

着実に募集額を増やしています。

右田さん
右田さん

じゃあ、投資しやすい?

 

募集頻度と1回あたり募集額

投資しやすいのか、月平均の募集回数と1回あたりの募集額を見てみましょう。(2024年は3月募集分まで)

Funvestの月平均募集回数と1回あたり募集額

期間 月平均募集回数 1回あたり募集額
2021年 1.0件 2,000万円
2022年 2.1件 5,680万円
2023年 3.1件 6,492万円
2024年 3.0件 5,883万円

募集回数は月平均3回程度と上場企業系としては多めです。

1回あたりの募集額は6千万円前後で推移しています。

後述しますが、他社に比べて投資しやすいです。

 

償還実績

投資家のお金はちゃんと戻ってきているか?

償還実績を見てみます。(2024年4月7日現在)

Funvestの償還実績

区分 金額 構成比
累計調達額 43億7,940万円 100%
内、償還済み 24億1,490万円 55.1%
内、運用中 19億6,450万円 44.9%

運営開始から2年が経ち、償還率が5割を超えました。

これまでに償還の遅れは一度も起きていません。

左野くん
左野くん

ちゃんと戻ってきてるね。

プチ解説 償還とは?

 

利回りと運用期間

直近1年間(2023年4月~2024年3月)に募集された案件の利回りと運用期間を解説します。

 

利回り

利回りは最低2.75%、最高3.75%、平均3.0%です。

Funvestの利回りの分布

利回り 案件数 構成比
2%台 5件 13.2%
3%台 33件 86.8%

大半の案件で利回りは3%台です。

上場企業系の利回りとしては平均レベルと言えるでしょう。

 

平均利回りの推移

次に平均利回りの推移です。(2024年は3月募集分まで)

Funvestの平均利回りの推移

期間 平均利回り
2021年 3.0%
2022年 3.2%
2023年 3.0%
2024年 3.0%

3%台ですが徐々に下がってきています。

今後は3%前後の案件が中心になってくるはずです。

右田さん
右田さん

3%台はキープしてほしいなぁ。

 

運用期間

運用期間は最短5カ月、最長16カ月、平均8.8カ月でした。

Funvestの運用期間の分布

運用期間 案件数 構成比
1~6カ月 8件 21.1%
7~12カ月 27件 71.1%
13~18カ月 3件 7.9%

9割の案件が運用期間1年以内です。

運用期間は短いほど安全なので、投資家にとって好ましい状況です。

 

手数料

手数料は以下の通りです。

項目 金額
会員登録 無料
口座維持 無料
投資申込 無料
退会 無料
入金時の振込手数料 投資家負担
出金時の振込手数料 無料

なお、Funvestの振込先はGMOあおぞらネット銀行の口座です。

GMOあおぞらネット銀行間の振込

ですので、GMO銀行から入金すれば振込手数料は無料になります。

タロウさん
タロウさん

GMO銀行おすすめです!

プチ解説 入金、出金とは?

●公式サイト:Funvest

Funvestのデメリットとリスク

Funvestのデメリットとリスクのタイトル画像

ここからはFunvestの良くないところを見ていきます。

 

利益と元本の保証がない

借り手が返済できなくなると分配金を得られないばかりか、元本が戻ってこない可能性もあります。

ソーシャルレンディングのリスク

ノーリスクの美味しい儲け話ではないことは理解しておきましょう。

左野くん
左野くん

他の業者も同じだよ。

 

途中解約できない

運用期間中の途中解約はできません。

Funvestの途中解約に関するFAQ

運用期間が短い案件を選ぶことをおすすめします。

タロウさん
タロウさん

他社も同様です!

 

貸金業のノウハウが未知数

チェックできる人材はいるのか?

案件の安全性についてFunvestは「5段階体制にて案件をチェック」しています。

Funvestの審査体制1

しかし、段階数などいくらでも増やせるわけで、重要なのは誰がチェックするかです。

借り手の審査、与信判断、担保評価をできる人材はいるのでしょうか?

 

貸金業のプロはいるのか?

これについてFunvestは「案件発掘・ファンド運営は、金融・不動産のプロが担当」としています。

Funvestの審査体制2

しかし、Funvestのスタッフの多くは大和証券、クレディセゾン出身です。

両社は広義の金融のプロではあっても、貸金業のプロではありません

右田さん
右田さん

確かに…

 

ノウハウの根拠を示してほしい

例えば、AGクラウドファンディングを運営するのは貸金業大手のアイフルです。

AGクラウドファンディングのサイトの画像

Pocket Fundingの運営会社は約30年の歴史を持つ貸金業者で、企業融資の経験も豊富です。

Pocket Fundingのサイトの画像

では、Funvestには貸金業のノウハウはあるのか?

安全性が高い案件を組成できる人材はいるのか?

大和とセゾンの看板を出せば、みんながハイそうですかと納得するわけではありません。

Funvestに貸金業のノウハウがあるとする具体的な根拠を示してほしいです。

タロウさん
タロウさん

根拠はあるはずです!

プチ解説 組成とは?

 

借り手の大半が非上場企業

Funvestは借り手の大半が非上場企業です。

借り手の大半が上場企業であるFundsに比べると安全性は劣るでしょう。

Fundsのサイトの画像

ただし、借り手に非上場企業が多いのはFunvestだけではありません。

 

借り手に偏りがある

Funvestはまだ借り手が多くなく、一部の借り手への偏りが見られます。

2023年の場合、上位4社で募集額の6割を占めました。

Funvestの借り手別募集額

借り手 募集額
Impression 5億400万円
レジデンシャル不動産 4億10万円
藤和コーポレーション 2億6,000万円
ファミリーコーポレーション 1億9,400万円
その他 10億4,390万円
合計 24億200万円

借り手の偏りは投資家にとってもFunvestにとってもリスク要因です。

今後、借り手が増えることを期待します。

 

無担保無保証の案件がある

無担保無保証のリスク

Funvestの案件の中には無担保無保証のものがあります。

無担保無保証の案件

借り手が返済不能になった場合、担保を売却して回収するといったことができません。

元本が戻ってくる可能性は限りなくゼロです。

 

無担保無保証は減少傾向

ただ、この点についてFunvestが何も手を打っていないわけではありません。

募集する案件に占める無担保無保証案件の比率は、2022年上期は9割でした。

それが現在は3割にまで低下しています。(2024年は3月募集分まで)

Funvestの無担保無保証案件の比率

期間 無担保無保証の比率
2022年 68.0%
2023年 43.2%
2024年 33.3%

今後は担保付きの案件がさらに増えることを期待します。

左野くん
左野くん

担保はほしいよね。

 

利回りがやや低め

Funvestの利回りは3%台であり、他の業者に比べるとやや低めです。

Funvestの平均利回りの推移

とは言え、Funvestは親会社2社がいずれも東証プライム上場企業です。

上場企業系の業者である点を考えると、3%台は決して低い水準ではありません。

右田さん
右田さん

1~2%台の業者もあるしね。

 

海外案件は割に合わない

海外案件はハイリスク

Funvestにはモンゴルの金融機関を借り手とする案件があります。

モンゴル貿易開発銀行のサイト画像

同国の大手商業銀行で信頼性は期待できるでしょうが、海外リスク、それも新興国リスクとセットです。

海外案件を扱うソーシャルレンディング業者では、アメリカンファンディング、ガイアファンディング、クラウドクレジットで、経営破綻や元本毀損が起きています。

クラウドクレジットのサイトの画像

海外案件は分散投資によるメリットよりも海外ゆえのリスクの方が大きいと僕は思っています。

 

リスクの割に合わない

しかも、無担保無保証である上に利回りは3.5%しかありません。

Funvestのモンゴル案件

無担保無保証の海外案件で利回り3.5%は割に合わないです。

どうせ新興国リスクを取るならば、TECROWD利回り10%オーバーを狙う投資家も少なくないでしょう。(TECROWDは不動産クラファン)

TECROWD

左野くん
左野くん

3.5%はちょっとなぁ…

モンゴル案件は2023年2月を最後に募集が行われていません。

 

事前に成立前書面を確認できない

Funvestでは募集開始まで成立前書面は非公開です。

事前に内容を確認、検討することができません。

また、応募が満額になると同時に非公開に戻ります。

このため、同じシリーズの過去の案件の成立前書面を参考にすることすらできません。

OwnersBookのサイトの画像

AGクラウドファンディングOwnersBookCOOLJ.LENDINGなど、他の上場企業系の業者は事前に公開しています。

上場企業系の中でFunvestだけが書面を確認できないまま投資せざるを得ない状態を放置しているのは遺憾です。

タロウさん
タロウさん

非常に残念です…

プチ解説 成立前書面とは?

 

最低投資額が10万円

Funvestの最低投資額は10万円です。

また、10万円単位でしか投資できません。

Funvestの最低投資額

資金が少ない人には投資しにくいでしょう。

右田さん
右田さん

貧乏人はお呼びじゃない?

 

分配は満期一括

Funvestの分配は運用終了後の満期一括です。

Funvestの分配周期

毎月分配金が入ってくる業者に比べると、儲かってる感が得にくいかもしれません。

ただし、受け取る総額は毎月でも満期一括でも同じです。

タロウさん
タロウさん

ここまでデメリットでした!

●公式サイト:Funvest

Funvestのメリットと特長

Funvestのメリットと特長のタイトル画像

Funvestには良いところもたくさんあります。

 

運営会社の信頼性が高い

Funvestの運営会社は大和証券グループ本社クレディセゾンの共同出資会社です。

Fintertechのサイト画像

大和証券は売上高第2位の大手証券会社、クレディセゾンも売上高第2位の大手クレジットカード会社。

ともに東証プライム上場企業です。

大和証券グループ本社のサイト画像

Funvestは上場企業2社がバックに付いているので、信頼性と信用力の高さが期待できます。

左野くん
左野くん

なんだかんだ言っても上場系は安心。

 

利回りが高くない

一部のブログやサイトで「Funvestは利回りが低い、他社では10%も狙える」との指摘があります。

僕はこの意見には全面的に反対です。

ソーシャルレンディングでは過去に10%を超える利回りを出す業者が存在しました。

しかし、グリーンインフラレンディングの他、すべての業者で元本毀損などの事故が起きています。

グリーンインフラレンディングのサイト画像

投資家がFunvestに期待するのは高利回りではなく安全性です。

Funvestで10%といった高すぎる利回りが出ないのは、むしろ安全面で大きなメリットと言えます。

右田さん
右田さん

リターンとリスクは比例するからね。

 

担保物権の情報が公開される

Funvestでは担保物件についての情報が公開されます。

これをもとに担保評価額の妥当性を判断することが可能で、投資の安全性につながります。

担保物件の情報

ただ残念なのは、物件の築年と面積が非公開である点です。

この2つで担保評価額は大きく変わりますので、ぜひ公開してほしいです。

タロウさん
タロウさん

ぜひお願いします!

 

運用期間が長くない

Funvestの運用期間は多くの案件で1年以内です。

Funvestの運用期間の分布

運用期間が長くないことは投資の安全性につながります。

 

投資しやすい

Funvestは毎月3回前後の募集を行います。

また、募集額も1回6千万円前後と少なくありません。

Funvestの月平均募集回数と1回あたり募集額

募集は先着方式ですが競争率は低く、クリック合戦になることは少ないです。

Funvestは他の業者に比べて投資しやすいと言えます。

プチ解説 クリック合戦とは?

 

特典が多い

Funvestは特典が多いです。

投資額に応じたAmazonギフト券キャンペーンが頻繁に行われます。

特典の焼肉セット

また、焼肉セットカタログギフトがプレゼントされることもあります。

左野くん
左野くん

焼肉はうれしい!

 

手数料が少ない

Funvestでかかる手数料は入金時の振込手数料だけです。

振込先はGMOあおぞらネット銀行の口座なので、同行から振り込めば振込手数料は無料になります。

GMOあおぞらネット銀行間の振込

 

後入金方式

投資する前にデポジット口座への入金が必要な業者では次のような問題が起こります。

  1. デポジット口座に振り込んだ
  2. クリック合戦で投資できなかった
  3. 資金がデポジット口座で寝る
  4. 出金するには手数料がかかる
右田さん
右田さん

最悪だよ…

Funvestは投資できることが決まってから振り込む後入金方式です。

なので資金が寝る心配はありません。

プチ解説 デポジット口座とは?

 

手間いらず

Funvestで投資家がする作業は3つだけです。

  1. 案件を選ぶ
  2. 応募する
  3. お金を振り込む

あとは運用期間が終わってお金が戻ってくるのを待つだけ。

株のように日々の値動きチェックも必要ありません。

Funvestは手間いらずな投資です。

タロウさん
タロウさん

ここまでメリットでした!

●公式サイト:Funvest

Funvestの評判と口コミ

Funvestの評判と口コミのタイトル画像

Funvestの評判と口コミを見てみましょう。

 

悪い評判と口コミ

無担保の案件がある

Funvest検討してみたけど、ダメだこりゃ。
無担保なのに利回り低いって話にならん。

以前より減ってはいますが無担保無保証の案件があります。

無保証はともかく無担保は勘弁してほしいですよね。

 

キャンペーン特典の内容が微妙

Funvestの特典、今回は楽天イーグルスグッズ
ファイターズファンのワイ涙目

ホークスファンのワイも涙目です。笑

 

会員登録がしにくい

Funvestの会員登録、ハードル高すぎ。本人確認書類の撮影、ちょっとブレるだけで再撮影。基準厳しすぎやろ…

 

良い評判と口コミ

投資できる

Funvestで30万円投資成功です~
Funvestの藤和コーポ案件に投資しました。募集枠まだまだ空いてますね。

Funvestは投資の機会が多い上に、競争もさほど激しくありません。

他の業者に比べて投資しやすいと感じます。

 

実績を積み上げている

Funvestは3%前後の案件ばかりだけど、堅実、着実に実績を積み上げているのはすごいと思う
これまでトラブルもなく、着実に実績を重ねています。

特典キャンペーンがある

Funvestからキャンペーンの楽天タオルもらいました~
前もらったエコバッグも使ってます♫
Funvestからアマギフ到着!

Funvestはキャンペーンが多いです。

定番のAmazonギフト券の他、地域の産品やカタログギフトなどがもらえます。

タロウさん
タロウさん

会員登録だけで1,000円ゲット!

●公式サイト:Funvest

Funvestの注意点と対策

Funvestの注意点と対策のタイトル画像

僕が考えるFunvestで投資する際の注意点と対策です。

 

上場2社の信用力を過信しない

確かに信用力は高い

Funvestの一番の強みは大和証券グループ本社クレディセゾンの共同出資会社であることです。

クレディセゾンのサイト画像

東証プライム上場企業2社がバックに付いていることによる抜群に高い信頼性と信用力

このことに異を唱える人はいないでしょう。

左野くん
左野くん

確かに安心できる。

 

案件の良さは別の問題

しかし、「2社がバックに付いている=案件が良い」ではありません。

Funvestはサイトで2社のグループ力を次のようにアピールしています。

グループ力

大和証券グループ、クレディセゾングループのグループ力による、厳選された投資機会

大和証券グループ、クレディセゾングループのグループ力を活かし、「ここでしか出会えない投資機会」をご提供

 

しかし、これまでに募集されたのは、大半が不動産業者を借り手とする不動産担保ローン案件です。

Funvestの案件

他社でもよく見る普通の案件であり、「どこででも出会える投資機会」です。

大和、セゾンのグループ力は何ら活かされていないと言わざるを得ません。

よって、大和、セゾンの2枚看板を頼りに投資判断すべきではないことに注意すべきでしょう。

右田さん
右田さん

どうすれば良いの?

 

Funvestの注意点への対策

案件をしっかり選ぶ

対策ですが案件を精査してしっかり選ぶことに尽きます。

案件詳細を面倒がらずにちゃんと読み、しっかり選ぶ。

投資家として当然やるべきことを手を抜かず横着をせずキッチリやりましょう。

左野くん
左野くん

耳が痛い…

 

海外案件は避ける

いささか安直な選び方ですが、海外案件は避けることをおすすめします。

Funvestの海外案件はリスクの割に利回りが3%台と低いです。

TECROWDの案件

どうせリスクを取るならTECROWDの利回り10%の方が割に合うと思います。

タロウさん
タロウさん

ただし、ハイリスクです!

 

無担保無保証は避ける

安全面を考えると無担保無保証の案件も避けた方が良いです。

ただ上述の通り、無担保無保証の案件は減っています。

Funvestの無担保無保証案件の比率

現在は主に下記3シリーズです。

  • レジデンシャル不動産案件
  • 湘建案件
  • アズ企画設計案件
右田さん
右田さん

担保がないと逃げ場がないから。

 

借り手の重複に注意

最後に借り手の重複に注意してください。

これも上述した通り、Funvestは借り手に偏りがあります。

Funvestの借り手別募集額

リスクを下げるために同じ借り手の案件に重複して投資しないように気を付けましょう。

 

他の業者も利用する

ただ、こうやって注文ばかり付けていると投資できる案件が減ります。

ですので他の業者も利用しましょう。

僕は常に20社以上で投資しており、会員登録済みの業者は100社以上です。

業者別投資額2023年4月

利用する業者を増やすことで投資の機会が増え、分散投資でリスクも低減できます。

 

僕のオススメ業者はこちらの記事で紹介しています。

【2024年4月更新】ソーシャルレンディングおすすめ厳選8社
【2024年4月1日更新】「どの業者が良いか分からない!」という方へ。ソシャレンと不動産クラファンで累計投資2億円の現役投資家が信頼性、安全性など5段階評価し、初心者にオススメのソーシャルレンディング業者を紹介します。
【2024年4月更新】不動産クラウドファンディングおすすめ9社
【2024年4月1日更新】「どの業者が良いか分からない!」という方へ。累計投資額2億円の現役投資家が信頼性、安全性などを5段階で評価しオススメの不動産投資型クラウドファンディング(不動産クラファン)を紹介します。

 

こちらはソシャレン、クラファン、すべての業者のリストです。

ソーシャルレンディング・不動産クラファン全123業者の一覧
【2024年4月1日更新】全123業者(ソーシャルレンディング24社、不動産投資型クラウドファンディング90社、その他のクラファン9社)の一覧リストです。見落としがないかのチェックに活用してください。
タロウさん
タロウさん

知らない業者がきっとあります!

●公式サイト:Funvest

Funvestでの僕の投資実績

Funvestでの僕の投資実績のタイトル画像

Funvestでの僕の投資実績を公開します。

 

僕の投資実績

これまでに投資したのは以下の案件です。

投資時期 案件 利回り 投資額
0円

ご覧のとおり、Funvestでは一度も投資したことがありません。

左野くん
左野くん

なぜに?

 

理由は成立前書面の非公開

理由は成立前書面が募集開始前に公開されないことです。

書面の契約締結前での交付は金商法37条で義務付けられています。

その目的は消費者保護であり、投資家が契約前に書面の内容を理解することを狙ったものです。

第三十七条の三 金融商品取引業者等は、金融商品取引契約を締結しようとするときは、内閣府令で定めるところにより、あらかじめ、顧客に対し、次に掲げる事項を記載した書面を交付しなければならない。

募集開始前に公開しない場合、クリック合戦などで内容を理解しないまま応募せざるを得なくなります。

これは金商法の趣旨に明確に反しますし、投資としてあるべき形ではありません。

 

Fintertechの企業姿勢に疑問

こんなことは釈迦に説法で、Fintertechのスタッフはもちろん分かっているはずです。

にも関わらず、事前に確認できない状態を放置するFintertechの企業姿勢に僕は不信感を持っています。

大和証券のコンプライアンス意識とは、この程度のものなのでしょうか?

タロウさん
タロウさん

なので投資しません…

 

違法状態ではない

なお、誤解のないように補足しますと、Funvestの今の状態は違法ではないです。

Funvestでは募集開始後にサイト上で書面を開き、そのあとで申し込む流れになっています。

まさに「契約締結前に書面を交付」していますので、形式として金商法の規定を完全に踏まえています

また、こういう細かいところにこだわらない人にとっては、書面云々で投資の是非を判断する合理性はありません。

右田さん
右田さん

こだわりね。

●公式サイト:Funvest

Funvestの会員登録の注意点

Funvestの会員登録の注意点のタイトル画像

Funvestで会員登録をする際の注意点です。

 

会員登録のポイント

条件

  • 18歳未満、75歳以上は不可
  • 法人での登録も可

 

手続きの流れ

  • 他の業者と同じ流れ
  • eKYC(スマホでの本人確認)に対応
  • 画像アップロードでの本人確認も可
  • 審査通過後、メールまたはハガキ(転送不可簡易書留)が届く
    • 本人確認コードが書かれている
    • 初回ログイン時に入力して登録完了

 

本人確認資料として使えるもの

  • 画像アップロードとeKYCともに使えるもの
    • 運転免許証
    • 運転経歴証明書
    • マイナンバーカード
    • 在留カード
  • 画像アップロードでのみ使えるもの
    • パスポート
    • 健康保険証
    • 住民基本台帳カード
    • 住民票の写し
    • 特別永住者証明書
    • 住民票記載事項証明書
    • 印鑑登録証明書

 

マイナンバーの扱い

  • マイナンバーの登録が必要
    • 会員登録時に提出する
  • 以下のいずれかをアップロード
    • マイナンバーカード
    • マイナンバー通知カード
    • マイナンバーが記載された住民票の写し

 

提携銀行

  • GMOあおぞらネット銀行
  • 同行から振り込めば振込手数料が無料
  • 出金手数料は業者負担(無料)

 

登録完了までの所要日数の目安

  • eKYCで登録した場合:およそ2営業日
  • 画像アップロードで登録した場合:およそ5営業日

 

会員登録の注意点

入金時の注意

  • 本人名義の口座から振り込む
  • 会員登録時に登録した口座以外からでも可能
タロウさん
タロウさん

登録は簡単です!

●公式サイト:Funvest

Funvestのまとめ

Funvestのまとめのタイトル画像

それでは最後にFunvestの要点をまとめます。

 

Funvestの要点

要点は以下の通りです。

  • 主なデメリット
    • 借り手の大半が非上場企業
    • 借り手に偏りがある
    • 利回りがやや低め
  • 主なメリット
    • 運営会社の信頼性が高い
    • 投資しやすい
    • 特典が多い
  • 注意点と対策
    • 上場2社の信用力を過信しない
    • 案件をしっかり選ぶ
    • 海外案件、無担保無保証は避ける
    • 借り手の重複に注意

 

上手に利用して手堅い投資を!

Funvest

Funvestの魅力はなんといっても極めて高い信頼性です。

大和証券グループ本社クレディセゾン

大和証券グループ本社のサイト画像

東証プライム上場の巨大企業2社がバックに付く信用力の高さはソシャレン業界屈指です。

左野くん
左野くん

上場系は堅い。

 

とは言え、親会社が堅ければ案件も堅いというわけではありません。

Funvestは借り手の大半が非上場企業である上に、借り手の偏りもあります。

Funvestの借り手別募集額

それでいて、利回りは平均3%台とやや低めの設定。

上場企業系だからと過信しての投資判断は禁物です。

 

しかし、対策は取れます。

最も大切なのは案件をしっかり選ぶこと。

特に以下の点に注意しましょう。

  • 海外案件は避ける
  • 無担保無保証の案件は避ける
  • 借り手の重複に注意する
右田さん
右田さん

しっかり選べば大丈夫!

 

大和とセゾンが後ろ盾。

利回りの低さはAmazonギフト券などの特典でカバーできる。

クレディセゾンのサイト画像

しかも、募集回数が多くクリック合戦と無縁なので投資しやすい

 

Funvestはバックがしっかりした手堅い業者です。

上手に利用して手堅い投資をしましょう!

Funvestで会員登録する(無料)

タロウさん
タロウさん

まずは↓アマギフもらいましょう!

Funvestでは会員登録をするとAmazonギフト券がもらえるキャンペーンを開催中です!
Funvestのキャンペーン1
・条件:会員登録だけ
・金額:1,000円
・期限:当面の間
登録の際、必ず「お知らせメール(新ファンドのご案内等)の配信を希望する」にチェックを入れてください。
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コメント

途中解約

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングでは投資を行う期間、言い換えると、業者にお金を渡して戻ってくるまでの期間が事前に決まっています。

その期間の途中で契約を破棄し、お金を返してもらうのが途中解約です。

ソシャレン、クラファンともにほとんどの業者で途中解約は認められていません。

途中解約ができるのは大家どっとこむなどごく一部です。

基本的に運用期間が終わるまでお金は戻ってこないと考えてください。

繰り上げ当選

抽選方式の案件で業者が当選者に連絡し、入金をお願いした。

ところが、3人の当選者が気が変わって入金しなかったため、合計400万円が浮いてしまった。

この場合、多くの業者では再抽選を実施し、400万円分の投資家を新たに当選とします。

これが繰り上げ当選です。

なお、繰り上げ当選では応募額の一部だけが当選の部分当選になる場合があります。

当選者 応募額 当選額
山田さん 150万円 150万円
田中さん 200万円 200万円
中山さん 100万円 50万円
合計 400万円

 

途中解約

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングでは投資を行う期間、言い換えると、業者にお金を渡して戻ってくるまでの期間が事前に決まっています。

その期間の途中で契約を破棄し、お金を返してもらうのが途中解約です。

ソシャレン、クラファンともにほとんどの業者で途中解約は認められていません。

途中解約ができるのは大家どっとこむなどごく一部です。

基本的に運用期間が終わるまでお金は戻ってこないと考えてください。

キャンペーン

ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングでは、投資額などに応じてプレゼントなどがもらえるキャンペーンを業者が開催することがあります。

例えば次のようなものです。

  • 会員登録でアマゾンギフト券1,000円分プレゼント
  • 10万円以上の投資で投資額の1%分のアマゾンギフト券を贈呈
  • 投資した人の中から抽選で50名に高級焼肉セットをプレゼント

最新のキャンペーン情報は下記記事にまとめています。

最新のキャンペーン情報

デビュー案件

業者が運営を開始後、初めて募集する第1号案件のことを、このブログではデビュー案件と呼んでいます。

このブログが独自に使っている用語であり、一般用語ではありません。

デビュー案件は一般に安全性、利回りともに高いことが多いです。

また、運営開始直後で会員がまだ少ないため、競争率が低く投資しやすいです。

デビュー案件はおすすめだと僕は思っています。

軍用地案件

軍用地案件はソーシャルレンディングのPocket Fundingが扱っている案件です。

担保が投資用不動産として人気が高い軍用地であるため、元本をほぼ確実に回収できることから、安全性が非常に高い人気の案件です。

なぜ、軍用地案件で元本をほぼ確実に回収できるのかは、この狭いスペースでは説明できません。

3分で読めますので、こちらの記事を参照してください。

軍用地案件の安全性が高い理由

1棟アパート、1棟マンション

不動産クラウドファンディングで「1棟アパート、1棟マンション」という表現を使う場合、アパートやマンション丸々1棟が投資対象であることを表します。

逆に投資対象が部屋単位である場合は「区分マンション」という表現を使います。

(区分アパートというのは聞いたことがありません)

海外案件

ソーシャルレンディングでは投資家のお金を借りるのが海外の企業であったり、借り手が日本企業であっても資金使途が海外企業への出資であるなど、投資家のお金の最終的な行先が海外である案件を海外案件といいます。

不動産クラファンでは投資家のお金で取得するのが海外の不動産である案件を海外案件といいます。

一般に海外案件は利回りが高い一方、海外ゆえにリスクが高くなることが多いです。

投資においてリターンとリスクはワンセットであり、ハイリターン・ローリスクはありえません。

初心者は海外案件には手を出さないことを強くおすすめします。

分散投資

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで分散投資とは、利用する業者や投資する案件、案件のタイプなどを集中させず、複数に分ける投資手法のことです。

例えば、ソシャレンで1つの業者だけを使っている場合、その業者が倒産するとすべての資産を失うことになります。

また、不動産クラファンで東京の物件だけに投資していると、東京の地価の下落が全投資額に影響を及ぼしますよね?

分散投資をすることで大きな被害を防ぎ、万が一の場合でも被害を小さく済ませることができます。

事故

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで分配金の支払いや元本の償還が遅れたり、元本が戻ってこなくなるなどのトラブルを、このブログでは「事故」と表現しています。

業者

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングの運営会社のことを、このブログでは「業者」と呼んでいます。

FundsやCREAL、バンカーズ、いずれも業者です。

Fundsのサイトの画像

「事業者」という表現を使っているメディアもあります。

満了

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで募集額満額の応募が集まることを、このブログでは「満了」と表現しています。

募集額1億2千万円の案件で、応募が1億2千万円集まった状態が満了です。

満了のイメージ画像

「完売」という表現を使っているメディアもあります。

担保順位

1つの担保に複数の貸し手がいる場合の、貸したお金を回収する優先順位のことです。

例えば、評価額1億円の土地を担保に3者が下のように融資したとします。

担保順位 貸し手 融資額
第一順位 悪徳銀行 6千万円
第二順位 腹黒信金 2千万円
第三順位 山田さん 1千万円

借り手が返済できなくなり担保を処分するも、8千万円でしか売れなかった。

この場合、まず悪徳銀行が6千万円を回収、次に腹黒信金が2千万円を回収します。

第三順位の山田さんは1円も回収できません。

ソシャレン業者の担保順位が低い場合は注意が必要です。

源泉徴収税

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングでは、業者が20.42%の所得税を引いてから投資家に分配金を支払います。

この20.42%の所得税のことを源泉徴収税といいます。

引かれた源泉徴収税は業者が税務署に納めます。

壁芯面積

マンションの部屋の面積を測る際に、壁の中心線を基準に出した面積を壁芯面積といいます。

一方、我々が普通に使う壁の内側の線を基準に出した面積は内法面積です。

壁芯面積と内法面積の説明図

1口単位と最低口数

1口単位とは投資できる金額の単位です。

例えば1口=10万円の案件では、20万円、70万円と10万円単位で投資できます。

ですが、13万円や99万円では投資できません。

最低口数とは投資する際に最低限必要な口数です。

例えば以下の案件の場合、

  • 1口単位:1万円
  • 最低口数:2口

最低2万円から1万円単位で投資できます。

右田さん
右田さん

2万円の次は3万円だよ。

こんな感じに別ウィンドウが開き、ここで用語の解説などをします。

右下の「close」か別ウィンドウの外の部分をタップすると、別ウィンドウが閉まり記事に戻ります。

不成立

不成立とは案件の募集を行ったが、事情により案件を実行できなくなることです。

例えば、応募が最低成立金額に達しない場合、案件を実行できず不成立となります。

また、不動産クラファンで応募は順調に集まっていたものの、取得予定だった不動産に不備が見つかったため取得が中止になり、案件が不成立となることもありえます。

逆に成立は応募が集まり案件を実行できるようになることです。

最低成立金額

例えば、ソーシャルレンディングで「投資家から5千万円集めて企業に貸す」という案件があるとします。

この案件を募集して10万円しか集まらなかったら、ぜんぜん足りないので貸せませんよね?

でも、不足が数百万円ならば、その分は業者が自社で資金を出して合計5千万円とし、企業への融資を実行できるかもしれません。

そこで、業者が募集の際に「4千万円以上集まれば、満額集まらなくても不足分は自社で負担して融資を実行します」と約束します。

この場合の4千万円が最低成立金額です。

つまり、最低これだけ集まれば案件を実行しますよというラインのことです。

貸付金利

ソーシャルレンディングでは投資家から集めたお金を企業などに貸し、得られた利益を投資家に分配します。

例えば、企業に7%で貸し、ソシャレン業者が利益を2%取り、5%を投資家に分配します。

ソーシャルレンディングの貸付金利の説明図

企業に貸す際の金利(上図の7%)が貸付金利です。

上場企業系

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングで「上場企業系の業者」とは、業者自身やその親会社などが上場企業である業者を指します。

上場企業は信用力が高いことから、上場企業系の業者が運営するソシャレン、不動産クラファンは信頼性、安全性が高いと多くの投資家に認識されています。

ただし、「上場企業系=100%安全」とは限らないので注意が必要です。

運用と運用期間

不動産クラウドファンディングにおいて運用とは、投資家から集めた資金で取得した不動産を、賃貸したり売却したりすることで利益を生み出すことをいいます。

運用を行う期間は案件ごとにあらかじめ決められており、これを運用期間といいます。

マスターリース契約

不動産クラウドファンディングでは投資家の資金で不動産クラファン業者が物件を取得し、入居者から家賃を得ます。

しかし、入居者が見つからなければ家賃が入らず、投資家が分配金を得られなくなります。

そこで、不動産クラファン業者が不動産業者と次のような契約を結びます。

  1. 不動産クラファン業者が不動産業者に部屋を貸す
  2. 不動産業者が入居者に部屋を貸す
  3. 入居者が見つからなくても不動産業者は毎月の家賃を不動産クラファン業者に払う

マスターリース

これがマスターリース契約です。

マスターリース契約により投資家は入居者が見つからないリスクから隔離され、投資の安全性が向上します。

部分当選

ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングの募集には、早い者勝ちの先着方式の他に、応募した人の中から投資できる人を抽選で決める抽選方式があります。

抽選方式では、50万円で応募して当選したら50万円投資できるのが基本です。

しかし、50万円の内、30万円分だけ当選する(=30万円だけ投資できる)こともあります。

これが部分当選です。

当選者の最後の1人が残額を割り当てられて部分当選になる場合の他、多くの人を当選にするために業者が全員を部分当選にする場合などがあります。

借り手企業

ソーシャルレンディングでは投資家から集めたお金を、ソシャレン業者が企業に貸します。

投資家のお金を借りるのが借り手企業です。

ソーシャルレンディングの仕組み

そして、借り手企業が支払う利息が、投資家が受け取る分配金となります。

一方で、借り手企業が倒産したり返済不能になると、投資家のお金が戻ってこないことも。

ソーシャルレンディングのリスク

ですので、ちゃんと返済できるのか?ソーシャルレンディングでは借り手企業の見極めが非常に重要です。

満室賃料

満室賃料とは、その物件が満室の場合に得られる想定賃料のことです。

全4室の1棟アパートで、各部屋の賃料が以下の場合、

  • 101号室:4.5万円
  • 102号室:4.5万円
  • 201号室:5.5万円
  • 202号室:5.5万円

満室賃料は月間20万円、年間240万円です。

空室リスク

空室リスクとは投資対象物件に入居者がつかず、空室で家賃収入を得られなくなるリスクです。

匿名組合型と任意組合型

不動産クラウドファンディングを含む不動産特定共同事業は、主に匿名組合型と任意組合型に分かれます。

主な違いは一般に下表の通りです。

匿名組合型 タイプ 任意組合型
匿名組合契約 契約 任意組合契約
なし 物件の所有権 あり
少なめ 最低出資額 多め
短め 運用期間 長め
有限責任 責任 無限責任
雑所得 所得区分 不動産所得

物件が倒壊して隣接する建物に被害が及んだ場合、任意組合型では出資額を超えて賠償責任が発生します。

匿名組合型の場合は責任範囲は出資額が上限であり、最悪でも全損で済みます。

任意組合型は所得区分が不動産所得で有利なため、相続など節税対策に使われることが多いです。

不動産クラファンではほとんどの案件が匿名組合型です。

不動産特定共同事業

不動産特定共同事業は次のような事業です。

  1. 複数の投資家から出資を受け
  2. 集まった資金で不動産を取得、運用し
  3. 得られた利益を投資家に分配する

多くの場合、1億円の1棟マンションを100口の持ち分に分割し、1口100万円で販売するといった、不動産小口化商品の形を取ります。

不動産特定共同事業のうち、募集などをインターネットを使って行うのが不動産クラウドファンディングです。

不動産小口化商品

不動産小口化商品は不動産を小口の持分に分割して販売する不動産投資商品です。

例えば、1億円の1棟マンションを1口100万円の持分100口に分割し、1口単位で販売します。

仮にこのマンションで1,000万円の利益が出た場合、1口投資した人は10万円、5口投資した人は50万円を得るイメージです。

不動産クラファンの場合、持分には利益の分配を受ける権利が含まれますが、物件の所有権は含まれません。

 

デポジット口座

デポジット口座とは業者内で投資家ごとに設置されるお財布のようなものです。

デポジット口座方式の業者では、投資家は事前に銀行から業者にお金を振り込み、そのお金は業者内のデポジット口座で保管されます。

デポジット口座

そして、デポジット口座のお金で案件に投資します。

また、分配金や償還された元本はデポジット口座で保管され、投資家が必要なときに出金申請し、自分の銀行口座に引き出します。

デポジット口座

 

売却リスク

不動産において、物件が予定通りの価格で売却できない、もしくは、売却そのものができない可能性を売却リスクといいます。

売却リスクが現実化すると、投資家には次のような不利益が生じる場合があります。

  • 分配金が予定額を下回る
  • 分配を受けられない
  • 元本の一部が戻ってこない
  • 元本のすべてが戻ってこない

流動性

不動産において、売買のしやすさや、現金化のしやすさを流動性といいます。

都心の一等地など需要が高く売りやすい物件は「流動性が高い」、逆に農村の空き家など需要が低く売りにくい物件は「流動性が低い」です。

譲渡

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングで自分の出資持分(利益の分配や元本の償還を受ける権利)を、第三者に譲り渡すことを譲渡といいます。

例えば、〇〇FUNDINGで10万円投資し、それを第三者(〇〇FUNDINGを含む)に10万円(もしくはそれ以外の金額)で買い取ってもらうイメージです。

入金と出金

投資するお金をソシャレン、クラファン業者の銀行口座に振り込むことを入金といいます。

運用が終わったお金が業者から投資家の銀行口座に振り込まれることを出金といいます。

元本

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで、投資家が出資(投資)したお金のことを元本といいます。

リフォームとリノベーション

リフォーム、リノベーションともに、住宅の改修や改築を指します。

両者の違いはリフォームは「元の状態に戻す」ことであり、例えば壁の張替えや外壁の塗替えはリフォームです。

対して、リノベーションはリフォームよりも大がかりな改修、改築を行うことで「住宅の機能や価値を高める」ことを指します。

例えば、床暖房の新設や、壁を撤去して広々としたLDKへの間取りの変更はリノベーションです。

リフォームが老朽化で800万円に下がった物件の価値を元の1,000万円に戻すのに対し、リノベーションでは機能を付加して1,200万円に高めるイメージです。

分配と分配金

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで、運用で得られた利益を投資家に支払うことを分配といいます。

また、支払われる利益を分配金と呼びます。

案件

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで、募集される1つ1つの投資商品のことを案件と呼びます。

この用語は次のように使われます。

  • 〇〇業者から新しい案件が出た
  • 今度の案件は利回りが高い
  • 先週は△△案件に10万円投資した
  • □□業者は先月は3案件募集があった
  • ◇◇案件に応募したが抽選で落選した

すいません、上手く説明できなくて。

区分マンション

マンションを部屋単位で購入し投資する場合、「区分マンションに投資する」といった表現をします。

対して、1棟単位で購入、投資する場合は「1棟マンションに投資する」といいます。

独立した部屋1つ1つが区分マンションであり、面積や間取りを問いません。

ワンルームでも4LDKでも区分マンションです。

大島てる

大島てるは全国の事故物件情報を掲載するウェブサイト、及び、そのサイトを運営する会社の名称です。

先着方式と抽選方式

ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングの募集方式は2つあります。

一つは募集開始と同時によ~いどんで早い者勝ちで投資できる人が決まる先着方式です。

もう一つは募集期間中に応募した人の中から抽選で投資できる人を決める抽選方式です。

成立前書面

成立前書面(契約成立前書面、契約締結前交付書面)は、ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで案件に応募する前に確認する書類です。

確認することで応募できるようになります。

成立前書面の確認画面

案件の詳細情報や契約内容などが書かれており、契約書に相当するものだと考えてください。

多くの業者で募集開始前から確認が可能です。

サイトに書かれていない情報も多いので、事前に必ず確認することを強くおすすめします。

モニタリング

ソーシャルレンディングにおいてモニタリングとは、借り手が融資契約を守れるか、ソシャレン業者が監視することをいいます。

業者によって異なりますが具体的な作業としては、定期的な借り手企業の訪問、経営者などへのヒアリング、財務書類のチェックなどがあります。

定期的にモニタリングを行うことで借り手の異常などを早期に察知し、貸し倒れを防ぐことができます。

このため、業者のモニタリングの実施とその精度は投資家にとって重要です。

あと入金と事前入金

投資するお金を業者に入金する方法は2つあります。

一つは先着や抽選の結果、投資できることが決まってから業者の口座に振り込むあと入金方式です。

もう一つは募集開始前に業者のデポジット口座への入金が必要な事前入金方式です。

デポジット口座

デポジット口座のお金は応募した案件への出資に充当されます。

ただし、抽選に落選などで投資できなくなると、入金したお金がデポジット口座で寝ることになります。

さらに、このお金を自分の口座に出金する際の振込手数料が投資家負担の業者もあります。

投資家にとってはあと入金の方が有利です。

 

早期償還

ソーシャルレンディングで借り手が予定より早く返済したり、不動産クラウドファンディングで物件が予定より早く売れることがあります。

そういった理由で案件の運用が予定より短い期間で終わり、業者が元本を予定より早く投資家に返すことを早期償還といいます。

例えば、運用期間12カ月の予定が6カ月で早期償還になると、受け取る分配金は基本的に半分になります。

ネガティブに捉えられがちですが、業者が確実に返済できる借り手、売れる物件を選んで案件を組成した証でもあります。

分配原資

分配原資とは分配金の出どころのことです。

例えば、入居者から得る家賃から投資家に分配金を払う場合、分配原資は家賃です。

家賃はインカムゲインですので、分配原資はインカムゲインとも表現できます。

組成

案件を作ることを組成といいます。

  • 投資対象は緑町ハイツ102号室で
  • 利回りは4.5%で
  • 運用期間1年
  • 募集総額2,300万円の案件を作る

こうやって案件が出来上がります。

組成 → 募集 → 運用開始 → 運用終了 → 償還

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングの案件はこのような流れで運営され、その最初の段階が案件の組成です。

元本毀損

元本毀損(元本割れ)とは投資したお金の一部、または、すべてが戻ってこなくなることです。

例えば、不動産クラウドファンディングで2,000万円で取得した物件が1,500万円でしか売れなかった場合、元本の一部が戻ってこないことがあります。

また、取得した物件が地震で倒壊し売れなくなった、ソーシャルレンディングで借り手企業が倒産したなどで、元本の全額が戻ってこないこともありえます。

クラファン案件の管理手数料

不動産クラファンで区分マンションなどが投資対象になる場合、物件の入居者募集や家賃徴収といった管理業務が行われます。

これらの業務は業者または外部の不動産業者が代行し、そこでは管理手数料が発生します。

案件の利回りはこういった手数料や経費も差し引いた上で計算されたものです。

ですので、投資家が管理手数料を別途支払う必要はありません。

優先出資と劣後出資

不動産クラファンでは一般に投資家と業者が共同で出資し、物件を取得します。

例えば、投資家が2,400万円、業者が600万円出資し、3,000万円の物件を取得するといった感じです。

出資者 出資額
投資家(優先出資) 2,400万円
業者(劣後出資) 600万円
出資総額 3,000万円

この時、投資家分の出資を優先出資業者分の出資を劣後出資といいます。

なぜ、そのような言い方をするのかなど、詳しくは下記記事を参照してください。

優先劣後出資方式と劣後出資比率

キャピタルゲイン型

不動産クラファンの案件は大きくキャピタルゲイン型とインカムゲイン型に分かれます。

投資対象物件を売却した際の売却益を分配原資(分配金の出どころ)とする案件がキャピタルゲイン型です。

一方のインカムゲイン型は運用期間中の家賃収益を分配原資とします。

なお、売却益と家賃収益の両方を分配原資とする併用型の案件もあります。

自社買取

不動産クラファンでは運用期間の最後に物件を不動産投資家など第三者に売却するのが一般的です。

しかし、何らかの事情で売却できなかった場合、自社で物件を買い取ることがあります。

売却できずに元本が戻ってこないところが、業者が買い取ることで元本が戻ってくることになるので、自社買取は投資家にとってメリットです。

インカムゲイン型の案件では、最初から自社買取の予定で案件を組成することもあります。

劣後出資比率

不動産クラファンでは一般に投資家と業者が共同で出資し、物件を取得します。

例えば、投資家が2,400万円、業者が600万円出資し、3,000万円のマンションを取得するといった感じです。

このとき、出資総額に対する業者分の出資額の比率を劣後出資比率といいます。

さきほどの例では20%です。

出資者 出資額 出資比率
投資家 2,400万円 80%
業者 600万円 20%
合計 3,000万円

そして、劣後出資比率が高いほど安全性が高まります。

右田さん
右田さん

数字が大きいほど安全だよ。

なぜ高いほど安全なのか?

詳しくは下記記事を参照してください。

優先劣後出資方式と劣後出資比率

償還

案件の運用が終わり、業者が元本を投資家に返すこと、業者から投資家に元本が戻ってくることを償還といいます。

クリック合戦

募集が先着方式の案件では、投資できる人が決まるのは早い者勝ちです。

このため、人気の案件では募集開始と同時に応募が殺到します。

この状態をクリック合戦といいます。

信託受益権

信託受益権とは信託財産から発生する利益を受け取る権利のことです。

詳しくは↓こちらの記事を参照してください。

信託受益権とは?(別タブで開く)

信託受益権とは?(今開いているタブで開く)

抵当権と根抵当権と極度額

抵当権とは借り手が返済できなくなった時に担保を売却し、その代金から他の債権者に優先して返済を受ける権利です。

抵当権は1つの借り入れに対して設定されるため、返済時点で消滅します。

これに対し根抵当権ではあらかじめ融資の上限額を設定し、その範囲内であれば何度でも融資と返済が可能です。

その都度、抵当権の設定登記を行う必要がないため、企業への融資などでよく利用されます。

極度額は根抵当権の融資上限額のことです。

債務履行

まず、「債務」とは他人に対し何らかの行動を行う義務のことです。

そして、債務を実際に行うことを債務履行といいます。

ソーシャルレンディングの場合、借り手(債務者)が利払いや元本の返済をすることや、連帯保証人が借り手に代わってそれらを行うことが債務履行にあたります。

逆に、借り手が経営悪化などに至り、利払いや元本返済をしない(できなくなる)ことが債務不履行です。

LTV

ソーシャルレンディングで使われる用語で、担保評価額に対する融資額の割合をいいます。

例えば、1億円の土地を担保に8千万円を融資する場合、LTVは80%です。

担保が評価額通りに売れるとは限らないため、LTVの数字が小さいほど安全性が高いとされます。

資金使途

ソーシャルレンディングで業者から借りたお金を借り手が何に使うかを資金使途といいます。

延滞

ソーシャルレンディングで借り手が期限内に返済できなくなることを延滞といいます。

また、ソシャレン、不動産クラファンで分配金の支払いや元本の償還が予定より遅れている状態を延滞と呼ぶことがあります。

業者や投資家によっては「遅延」という表現が使われることもありますが、意味は同じです。

分配と分配金

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで、運用で得られた利益を投資家に支払うことを分配といいます。

また、支払われる利益を分配金と呼びます。

元本毀損

元本毀損(元本割れ)とは投資したお金の一部、または、すべてが戻ってこなくなることです。

例えば、不動産クラウドファンディングで2,000万円で取得した物件が1,500万円でしか売れなかった場合、元本の一部が戻ってこないことがあります。

また、取得した物件が地震で倒壊し売れなくなった、ソーシャルレンディングで借り手企業が倒産したなどで、元本の全額が戻ってこないこともありえます。

償還

案件の運用が終わり、業者が元本を投資家に返すこと、業者から投資家に元本が戻ってくることを償還といいます。

入金と出金

投資するお金をソシャレン、クラファン業者の銀行口座に振り込むことを入金といいます。

運用が終わったお金が業者から投資家の銀行口座に振り込まれることを出金といいます。

組成

案件を作ることを組成といいます。

  • 投資対象は緑町ハイツ102号室で
  • 利回りは4.5%で
  • 運用期間1年
  • 募集総額2,300万円の案件を作る

こうやって案件が出来上がります。

組成 → 募集 → 運用開始 → 運用終了 → 償還

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングの案件はこのような流れで運営され、その最初の段階が案件の組成です。

成立前書面

成立前書面(契約成立前書面、契約締結前交付書面)は、ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで案件に応募する前に確認する書類です。

確認することで応募できるようになります。

成立前書面の確認画面

案件の詳細情報や契約内容などが書かれており、契約書に相当するものだと考えてください。

多くの業者で募集開始前から確認が可能です。

サイトに書かれていない情報も多いので、事前に必ず確認することを強くおすすめします。

クリック合戦

募集が先着方式の案件では、投資できる人が決まるのは早い者勝ちです。

このため、人気の案件では募集開始と同時に応募が殺到します。

この状態をクリック合戦といいます。

デポジット口座

デポジット口座とは業者内で投資家ごとに設置されるお財布のようなものです。

デポジット口座方式の業者では、投資家は事前に銀行から業者にお金を振り込み、そのお金は業者内のデポジット口座で保管されます。

デポジット口座

そして、デポジット口座のお金で案件に投資します。

また、分配金や償還された元本はデポジット口座で保管され、投資家が必要なときに出金申請し、自分の銀行口座に引き出します。

デポジット口座