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ソシャレン、クラファン業者がポイ活を販促に使うことの是非

ソシャレン、クラファン業者がポイ活を販促に使うことの是非のタイトル画像

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディング業者でポイ活を販促に使う動きが広がっています。

左野くん
左野くん

投資したらポイントもらえるみたいな。

モッピーとかハピタスとかでよく見ますよね?

今回はこのポイ活利用の是非を考えます。

 

本稿では2月に募集が行われたみらファン9号案件を例に取ります。

みらファンのサイト画像

ただし、これはあくまでも一例として取り上げるだけです。

同案件が悪いということではなく、僕自身この案件には投資しています。

みらファン9号案件への投資実績の画像

取り立ててみらファンをやり玉に挙げているのではないことにご留意ください。

タロウさん
タロウさん

案件自体は良かったです!

 

Xやってます!
見てみる → タロウ@ソシャクラ投資家
プチ解説 をタップすると、小ウィンドウで簡単な解説が表示されます。(「close」をタップすると小ウィンドウは閉まります)

 

この記事の著者
投資家・ブロガー
タロウ

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファディング専門の投資家です。
2018年にソシャレン・クラファン投資を始め、これまで400件を超える案件に2億円以上を投資し損失ゼロ。
安全性を最重視した投資情報を発信しています。

みらファン9号案件にポイ活民が殺到

みらファン9号案件にポイ活民が殺到のタイトル画像

2月に募集が行われたみらファン9号案件を例にソシャレン、クラファン業者によるポイ活利用の実情を解説します。

 

みらファン9号案件がポイ活の対象に

みらファン9号案件の概要

みらファン9号案件のイメージ画像

みらファン9号案件は2月2日から先着方式で募集が行われました。

概要は以下の通りです。

  • 利回り:5.5%
  • 運用期間:8カ月
  • 劣後比率:20.2%
  • 募集総額:3億2,700万円
  • 最低投資額:1万円
  • 募集方式:先着
  • 募集開始:2024年2月2日18時

なかなか堅い案件で条件も悪くなく、僕は30万円で投資しています。

右田さん
右田さん

投資できて良かったね。

プチ解説 案件とは?

プチ解説 先着方式とは?

プチ解説 劣後出資比率とは?

 

みらファン9号案件のポイ活条件

みらファン9号案件はモッピーポイントインカムなど多くのポイントサイトでポイ活の対象となりました。

モッピーのサイト画像

その条件はおおむね次のようなものでした。

  • 以下2条件クリアでポイント1万6千円分付与
    • みらファンで新規会員登録
    • 9号案件に10万円以上を投資

会員登録して10万円投資で1万6千円ゲットです。

左野くん
左野くん

むっちゃ美味しい!

 

ポイ活民が殺到しサーバーダウン

投資できないと個人情報の取られ損

今回のポイ活のポイントは実投資必須で、なおかつ募集が先着方式であったこと。

つまり、クリック合戦で負けて投資できなければ1万6千円はもらえず、会員登録で個人情報だけ取られて終わりです。

右田さん
右田さん

個人情報だけ取られ損…

プチ解説 クリック合戦とは?

 

登録の遅れで過熱感

とは言え、1万6千円の高額ポイ活であり、Xを中心に情報が事前にかなり拡散していました。

そのため、会員登録の申請が殺到したのでしょう。

申請の急増に登録処理が追いつかず、募集開始の2月2日が近づくにつれ、Xには焦るポイ活民の声が広がっていきました。

僕はXでずっと様子を見ていたのですが、なかなかのカオスでした。笑

 

開始と同時にサーバーダウン

そして、運命の2月2日18時。

募集開始と同時に1万6千円ゲットを狙うポイ活民が殺到

みらファンは瞬時にサーバーダウンに陥ったのです。

504 Gateway Timeoutを示す表示

このままでは投資できないとポイ活民の嘆き。

サイトを開けない状態がずっと続き、まともに動くようになったのは募集開始から2時間後でした。

その後、会員登録が徐々に進み、最終的には希望者の多くが投資できた模様です。

タロウさん
タロウさん

阿鼻叫喚の2時間でした!

 

ポイ活民がソシャクラに流れ込んでいる

ここ1~2年ほどでソシャレン、クラファンにポイ活民が大挙することが増えています。

今回ほどの混乱は多くありませんが、昨年もTSON FUNDINGで実投資条件+先着方式で似たような騒ぎがありました。

TSON FUNDINGのサイトの画像

それほどソシャレン、クラファン業者のポイ活利用が広がっているのです。

左野くん
左野くん

ポイ活やってる人多いからね。

販促でのポイ活利用の問題点

販促でのポイ活利用の問題点のタイトル画像

ソシャレン、クラファン業者による販促のためのポイ活利用にはいくつかの問題があると考えます。

 

投資としてあるべき形なのか?

最大の問題がポイントを餌に投資させるのは投資としてあるべき形なのかです。

 

ポイ活民の多くが理解せず投資

Xを見ていて感じますが、多くのポイ活民がソシャレン、クラファンをろくに理解していないです。

恐らく案件もろくすっぽ見ていない。

2月にLSEEDがデビュー案件を募集した際、応募がなかなか集まらず、急遽ポイ活を始めましたが。

LSEEDのサイト画像

運用期間3年の長期案件にも関わらず、それなりに応募が集まっています。

どんなリスクがあるか分かっていない。

投資の仕組みそのものも理解できていない。

いや、理解しようとすらしていない。

「1万6千円ゲットでラッキー♪」と、ポイ活のノリで投資しています。

右田さん
右田さん

投資って感覚がなさそう。

 

消費者保護になっていない

投資は本来、リスクも含めてしっかり理解した上で行うものです。

もちろん、第一義的に投資家自らが進んで理解すべきであり、それを放棄する一部のポイ活民に弁解の余地はないでしょう。

しかし同時に、業者にはリスク等を十分に説明することが義務付けられています。

その一例が不動産特定共同事業法24条が定める成立前書面の交付義務です。

不動産特定共同事業者は、不動産特定共同事業契約が成立するまでの間に、その申込者に対し、不動産特定共同事業契約の内容及びその履行に関する事項であって主務省令で定めるものについて、書面を交付して説明しなければならない。(不特法24条

金商法にも同様の規定がありますが、その趣旨が消費者保護にあることは言うまでもありません。

リスクもろくに理解していない消費者に軽いノリで投資させる。

消費者保護の観点から見て、正しい行為と言えるでしょうか?

タロウさん
タロウさん

法の趣旨に反しています!

プチ解説 成立前書面とは?

 

会員登録だけにすべきでは

投資とは本来、投資商品そのものの魅力でさせるべきものです。

それなのに、ポイントを餌にリスクもろくに理解していない消費者に投資させる

どれだけ理屈を並べようと、投資の正しい姿だとは思えません。

さすがに実投資をポイント付与の条件にするのは行き過ぎです。

会員登録でポイント1千円分がギリギリ許容されるラインではないでしょうか?

ただこれについては、ポイントだけタダ取りされて終わりになることへの業者の拒否感ももちろん理解します。

左野くん
左野くん

業者の言い分も分かる…

 

既存投資家は置き去り

2つ目の問題と言うか、これはぶっちゃけ既存投資家のグチです。笑

 

2千万円以上の販促コスト

みらファン9号では付与されるポイントは1万6千円分でした。

みらファンのポイ活ポイント付与額の画像

ポイ活業者の手数料も含めると、投資家1人あたり2万円以上のコストになっているでしょう。

9号で新規登録した投資家は1千人を超えているので、2千万円以上の販促コストが発生している計算です。

右田さん
右田さん

けっこうかかってる!

 

分配金に回してよ

その2千万円を分配に回して利回りを上げることも可能ですよね?

いや、もちろんコストを何に使おうと業者様の勝手です。

はい、それについては異論は一切ございません。

ただ、新規会員の獲得にはお金を使うのに、既存会員には使わない

元ソフトバンクの杉内投手がジャイアンツに移籍する際、古巣への不満から皮肉を込めて次のように発言しましたが。

携帯電話会社と同じですよ。新規加入の人には優しくて既存の人はそのまま

どこも釣った魚には冷たいなぁ~と。

はい、そうです、既存会員のグチです。笑

タロウさん
タロウさん

どーせ、どーせwww

プチ解説 分配とは?

 

ポイ活利用はコストに見合うのか?

3つ目の問題は業者にとってポイ活利用はコストに見合うのかです。

 

ポイントごっちゃんで終わり

僕がXで見た限り、今回のみらファンの新規会員の多くが投資額は最低条件の10万円でした。

上述のLSEED途中解約ができるため、ポイントが付与されたら解約するとの声も確認しています。

LSEEDのサイト画像

つまり、新規会員の多くはポイントが目当てなだけで、継続的な投資家になるつもりはない

 

費用対効果は怪しいのでは?

どの業者も実投資条件のポイ活では1人頭数千円から1万円以上かけて新規会員を獲得しています。

しかし、ポイ活で集めた新規会員が継続的な投資家になる確率は低いはずです。

ポイ活は販促ツールとして費用対効果は合っているのでしょうか?

業者の担当者は必ずしもネットマーケティングに詳しいわけではない。

それで、ポイ活業者に「ポイ活は効果ありまっせ~!」と上手く言いくるめられ、ポイ活民とポイ活業者に貢がされて終わり。

それが実態なのではないでしょうか?

左野くん
左野くん

搾取されて終わり。

 

ポイ活を使わず毎回満了の業者も

そしてもう一つ申し上げたいのが、ポイ活を使わずに毎回満了させている業者もあることです。

例えば、KORYO Fundingはポイ活を一切使わず、これまで全案件満了しています。

KORYO Fundingのサイト画像

FANTAS fundingも2018年の運営開始から全案件満了ですが、ポイ活は一度も使っていません。

FANTAS fundingのサイトの画像

他にもポイ活なしで毎回満了の業者は少なからずあります。

ポイ活は本当に必要なのか、検討の余地があるのではないでしょうか?

タロウさん
タロウさん

割に合っていないのでは?

我々も注意すべき

我々も注意すべきのタイトル画像

なお、既存投資家である我々も「ろくすっぽ理解せずに投資して」とポイ活民を笑ってられません。

 

正しい投資ができているか?

ポイントに釣られてよく分からない投資に手を出すポイ活民。

でも、我々も似たようなことをしていませんか?

焼肉に釣られて投資したり、アマギフに釣られて予定より投資額を増やしたり。

焼肉ギフトのイメージ

右田さん
右田さん

ぎくっ!

応募がなかなか集まらず業者から届いたメールに「利回り1%アップ」の文字。

なら入れるか?で投資してみたり。

左野くん
左野くん

てへっ!

もちろん、アマギフ分を入れたら実質利回り何%なのでリスクに見合うといった判断にもとづくなら、それもありでしょう。

でも、オマケに釣られてついつい投資って、ぶっちゃけありますよね?

 

案件自体の内容、条件で判断するのが本来の形。

自分は果たして正しい投資ができているだろうか?

注意したいと思います。

タロウさん
タロウさん

心がけましょう!

 

コメント

事故

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで分配金の支払いや元本の償還が遅れたり、元本が戻ってこなくなるなどのトラブルを、このブログでは「事故」と表現しています。

保全

保全とは借り手が返済できなくなった場合に備え、貸し手があらかじめ用意する融資金の回収手段のことです。

保全の代表的なものは担保と連帯保証です。

例えば、銀行が融資の際に借り手の自宅を担保とし、借り手が返済できなくなると自宅を売却して融資金を回収します。

保証と連帯保証

保証とは、

  1. 借り手が返済しない場合に
  2. 借り手に代わって返済する責任を負う

ことです。

保証では、貸し手は借り手が返済できなくなって初めて、保証人に返済を求めることができます。

これに対して連帯保証では、貸し手は借り手の返済能力の有無を問わず、連帯保証人に返済を求めることができます。

連帯保証の方が負う責任が重く、現在では連帯保証にすることがほとんどです。

担保

担保とはいわゆる「借金のかた」のことです。

ソーシャルレンディングでは投資家のお金を企業などに貸します。

ソーシャルレンディングの仕組み

その際、借り手の企業は例えば企業が所有する土地を担保として提供します。

借り手が返済できなくなった場合、ソシャレン業者は土地を売却して貸したお金を回収します。

ソシャレンにおいて担保は万が一の場合の安全装置です。

利回り

利回りとは投資した金額に対する得られる利益の割合のことです。

例えば、100万円投資して利益が3万円の場合、利回りは3%です。

ソシャレン、クラファンでは利回りは年利で表示されます。

利回りの表示例

ですので、次のような案件に10万円を投資した場合、

  • 利回り:4.6%
  • 運用期間:6カ月

得られる分配金は、10万円×4.6%÷12カ月×6カ月=2,300円です。

ファンド

ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングで使われる場合、ファンドは案件と同じ意味です。

再エネ系案件

再エネ系案件とは太陽光発電やバイオマス発電など、再生エネルギー事業と関係がある案件のことです。

例えば、ソーシャルレンディングで、

  1. 投資家が出資する
  2. 業者がA社に貸す
  3. 借りた資金でA社が太陽光発電所を建設する
  4. A社が払う利息を投資家に分配する

とか、不動産クラウドファンディングで、

  1. 投資家が出資する
  2. 業者がバイオマス発電所を取得する
  3. 電気を売った収益を投資家に分配する

といった案件です。

キャンセル待ち

先着方式の案件で募集額が応募で埋まったあとも、応募を受け付ける業者があります。

これを「キャンセル待ち受付」「キャンセル待ち応募」などと呼びます。

入金期限までにお金を振り込まないキャンセルが出ると、その分がキャンセル待ちで応募した人に割り振られます。

eKYC

ソシャレン、クラファン業者で会員登録をする際、申し込んでいるのが本当に本人であるかの確認が必要です。

この本人確認のことをKYC(Know Your Customer)と言います。

従来型の対面や郵送による本人確認(KYC)に対し、オンラインで行う本人確認をeKYC(electronic Know Your Customer)と言います。

ソシャレン、クラファン業者ではスマホを使ったeKYCが一般的ですが、KYCを併用している業者も多いです。

 

売掛債権

売掛債権とは「商品などを販売した代金を受け取る権利」です。

例えば、酒屋がバーにお酒を売り、1カ月分の代金を翌月末にまとめて受け取るみたいなのがありますよね?

この1カ月分の代金を受け取る権利が売掛債権です。

売掛債権は担保にすることができます。

例えば、ソシャレン業者が売掛債権を担保に酒屋にお金を貸す。

酒屋が返済できなくなった場合、ソシャレン業者はバーが支払う代金から貸したお金を回収します。

最低投資額

10円とかで投資されたら業者は困ってしまいますよね?笑

そのため、業者は「最低いくら以上で投資してくださいね」という最低ラインを定めています。

これが最低投資額です。

例えば次のような案件の場合、

  • 最低投資額:2万円
  • 投資単位:1口1万円

一番少なくて2万円から投資でき、その次は3万円、その次は4万円です。

会員登録(口座開設)

ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングでは、各業者で会員登録をすることで、投資できるようになります。

Amazonでアカウント登録をすると、Amazonで買い物ができるようになりますよね?

それと同じだと考えてください。

口座開設」という表現を使っている業者もありますが、意味は会員登録と同じです。

繰り上げ当選

抽選方式の案件で業者が当選者に連絡し、入金をお願いした。

ところが、3人の当選者が気が変わって入金しなかったため、合計400万円が浮いてしまった。

この場合、多くの業者では再抽選を実施し、400万円分の投資家を新たに当選とします。

これが繰り上げ当選です。

なお、繰り上げ当選では応募額の一部だけが当選の部分当選になる場合があります。

当選者 応募額 当選額
山田さん 150万円 150万円
田中さん 200万円 200万円
中山さん 100万円 50万円
合計 400万円

 

途中解約

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングでは投資を行う期間、言い換えると、業者にお金を渡して戻ってくるまでの期間が事前に決まっています。

その期間の途中でお金を返してもらうのが途中解約です。

ソシャレン、クラファンともにほとんどの業者で途中解約は認められていません。

途中解約ができるのは大家どっとこむなどごく一部です。

基本的に運用期間が終わるまでお金は戻ってこないと考えてください。

キャンペーン

ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングでは、投資額などに応じてプレゼントなどがもらえるキャンペーンを業者が開催することがあります。

例えば次のようなものです。

  • 会員登録でアマゾンギフト券1,000円分プレゼント
  • 10万円以上の投資で投資額の1%分のアマゾンギフト券を贈呈
  • 投資した人の中から抽選で50名に高級焼肉セットをプレゼント

最新のキャンペーン情報は下記記事にまとめています。

最新のキャンペーン情報

デビュー案件

業者が運営を開始後、初めて募集する第1号案件のことを、このブログではデビュー案件と呼んでいます。

このブログが独自に使っている用語であり、一般用語ではありません。

デビュー案件は一般に安全性、利回りともに高いことが多いです。

また、運営開始直後で会員がまだ少ないため、競争率が低く投資しやすいです。

デビュー案件はおすすめだと僕は思っています。

軍用地案件

軍用地案件はソーシャルレンディングのPocket Fundingが扱っている案件です。

担保が投資用不動産として人気が高い軍用地であるため、元本をほぼ確実に回収できることから、安全性が非常に高い人気の案件です。

なぜ、軍用地案件で元本をほぼ確実に回収できるのかは、この狭いスペースでは説明できません。

3分で読めますので、こちらの記事を参照してください。

軍用地案件の安全性が高い理由

1棟アパート、1棟マンション

不動産クラウドファンディングで「1棟アパート、1棟マンション」という表現を使う場合、アパートやマンション丸々1棟が投資対象であることを表します。

逆に投資対象が部屋単位である場合は「区分マンション」という表現を使います。

(区分アパートというのは聞いたことがありません)

海外案件

ソーシャルレンディングでは投資家のお金を借りるのが海外の企業であったり、借り手が日本企業であっても資金使途が海外企業への出資であるなど、投資家のお金の最終的な行先が海外である案件を海外案件といいます。

不動産クラファンでは投資家のお金で取得するのが海外の不動産である案件を海外案件といいます。

一般に海外案件は利回りが高い一方、海外ゆえにリスクが高くなることが多いです。

投資においてリターンとリスクはワンセットであり、ハイリターン・ローリスクはありえません。

初心者は海外案件には手を出さないことを強くおすすめします。

分散投資

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで分散投資とは、利用する業者や投資する案件、案件のタイプなどを集中させず、複数に分ける投資手法のことです。

例えば、ソシャレンで1つの業者だけを使っている場合、その業者が倒産するとすべての資産を失うことになります。

また、不動産クラファンで東京の物件だけに投資していると、東京の地価の下落が全投資額に影響を及ぼしますよね?

分散投資をすることで大きな被害を防ぎ、万が一の場合でも被害を小さく済ませることができます。

事故

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで分配金の支払いや元本の償還が遅れたり、元本が戻ってこなくなるなどのトラブルを、このブログでは「事故」と表現しています。

業者

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングの運営会社のことを、このブログでは「業者」と呼んでいます。

FundsやCREAL、バンカーズ、いずれも業者です。

Fundsのサイトの画像

「事業者」という表現を使っているメディアもあります。

満了

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで募集額満額の応募が集まることを、このブログでは「満了」と表現しています。

募集額1億2千万円の案件で、応募が1億2千万円集まった状態が満了です。

満了のイメージ画像

「完売」という表現を使っているメディアもあります。

担保順位

1つの担保に複数の貸し手がいる場合の、貸したお金を回収する優先順位のことです。

例えば、評価額1億円の土地を担保に3者が下のように融資したとします。

担保順位 貸し手 融資額
第一順位 悪徳銀行 6千万円
第二順位 腹黒信金 2千万円
第三順位 山田さん 1千万円

借り手が返済できなくなり担保を処分するも、8千万円でしか売れなかった。

この場合、まず悪徳銀行が6千万円を回収、次に腹黒信金が2千万円を回収します。

第三順位の山田さんは1円も回収できません。

ソシャレン業者の担保順位が低い場合は注意が必要です。

なお、「抵当権第1順位」は担保順位が第1順位であることと同義です。

源泉徴収税

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングでは、業者が20.42%の所得税を引いてから投資家に分配金を支払います。

この20.42%の所得税のことを源泉徴収税といいます。

引かれた源泉徴収税は業者が税務署に納めます。

壁芯面積

マンションの部屋の面積を測る際に、壁の中心線を基準に出した面積を壁芯面積といいます。

一方、我々が普通に使う壁の内側の線を基準に出した面積は内法面積です。

壁芯面積と内法面積の説明図

1口単位と最低口数

1口単位とは投資できる金額の単位です。

例えば1口=10万円の案件では、20万円、70万円と10万円単位で投資できます。

ですが、13万円や99万円では投資できません。

最低口数とは投資する際に最低限必要な口数です。

例えば以下の案件の場合、

  • 1口単位:1万円
  • 最低口数:2口

最低2万円から1万円単位で投資できます。

右田さん
右田さん

2万円の次は3万円だよ。

こんな感じに別ウィンドウが開き、ここで用語の解説などをします。

右下の「close」か別ウィンドウの外の部分をタップすると、別ウィンドウが閉まり記事に戻ります。

不成立

不成立とは案件の募集を行ったが、事情により案件を実行できなくなることです。

例えば、応募が最低成立金額に達しない場合、案件を実行できず不成立となります。

また、不動産クラファンで応募は順調に集まっていたものの、取得予定だった不動産に不備が見つかったため取得が中止になり、案件が不成立となることもありえます。

逆に成立は応募が集まり案件を実行できるようになることです。

最低成立金額

例えば、ソーシャルレンディングで「投資家から5千万円集めて企業に貸す」という案件があるとします。

この案件を募集して10万円しか集まらなかったら、ぜんぜん足りないので貸せませんよね?

でも、不足が数百万円ならば、その分は業者が自社で資金を出して合計5千万円とし、企業への融資を実行できるかもしれません。

そこで、業者が募集の際に「4千万円以上集まれば、満額集まらなくても不足分は自社で負担して融資を実行します」と約束します。

この場合の4千万円が最低成立金額です。

つまり、最低これだけ集まれば案件を実行しますよというラインのことです。

貸付金利

ソーシャルレンディングでは投資家から集めたお金を企業などに貸し、得られた利益を投資家に分配します。

例えば、企業に7%で貸し、ソシャレン業者が利益を2%取り、5%を投資家に分配します。

ソーシャルレンディングの貸付金利の説明図

企業に貸す際の金利(上図の7%)が貸付金利です。

上場企業系

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングで「上場企業系の業者」とは、業者自身やその親会社などが上場企業である業者を指します。

上場企業は信用力が高いことから、上場企業系の業者が運営するソシャレン、不動産クラファンは信頼性、安全性が高いと多くの投資家に認識されています。

ただし、「上場企業系=100%安全」とは限らないので注意が必要です。

運用と運用期間

不動産クラウドファンディングにおいて運用とは、投資家から集めた資金で取得した不動産を、賃貸したり売却したりすることで利益を生み出すことをいいます。

運用を行う期間は案件ごとにあらかじめ決められており、これを運用期間といいます。

マスターリース契約

不動産クラウドファンディングでは投資家の資金で不動産クラファン業者が物件を取得し、入居者から家賃を得ます。

しかし、入居者が見つからなければ家賃が入らず、投資家が分配金を得られなくなります。

そこで、不動産クラファン業者が不動産業者と次のような契約を結びます。

  1. 不動産クラファン業者が不動産業者に部屋を貸す
  2. 不動産業者が入居者に部屋を貸す
  3. 入居者が見つからなくても不動産業者は毎月の家賃を不動産クラファン業者に払う

マスターリース

これがマスターリース契約です。

マスターリース契約により投資家は入居者が見つからないリスクから隔離され、投資の安全性が向上します。

部分当選

ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングの募集には、早い者勝ちの先着方式の他に、応募した人の中から投資できる人を抽選で決める抽選方式があります。

抽選方式では、50万円で応募して当選したら50万円投資できるのが基本です。

しかし、50万円の内、30万円分だけ当選する(=30万円だけ投資できる)こともあります。

これが部分当選です。

当選者の最後の1人が残額を割り当てられて部分当選になる場合の他、多くの人を当選にするために業者が全員を部分当選にする場合などがあります。

借り手企業

ソーシャルレンディングでは投資家から集めたお金を、ソシャレン業者が企業に貸します。

投資家のお金を借りるのが借り手企業です。

ソーシャルレンディングの仕組み

そして、借り手企業が支払う利息が、投資家が受け取る分配金となります。

一方で、借り手企業が倒産したり返済不能になると、投資家のお金が戻ってこないことも。

ソーシャルレンディングのリスク

ですので、ちゃんと返済できるのか?ソーシャルレンディングでは借り手企業の見極めが非常に重要です。

満室賃料

満室賃料とは、その物件が満室の場合に得られる想定賃料のことです。

全4室の1棟アパートで、各部屋の賃料が以下の場合、

  • 101号室:4.5万円
  • 102号室:4.5万円
  • 201号室:5.5万円
  • 202号室:5.5万円

満室賃料は月間20万円、年間240万円です。