機内持ち込み手荷物や機内預け受託手荷物の個数、重さ、大きさがオーバーした場合の超過料金などについて説明します。
乗客1人あたりの機内持ち込み手荷物の個数、重さ、大きさの上限は以下の通りです。
個数、重さ、大きさのいずれかが上限を超えた場合、機内への持ち込みはできず、チェックインの際に預ける受託手荷物として機内に預け入れます。例えば次のような場合が該当します。
上述の通り超過手荷物は機内には持ち込めず、受託手荷物として機内に預けることになります。このため、受託手荷物料金の支払いが必要となります。
搭乗当日に空港で支払う場合の受託手荷物料金は、路線(Zone)によって異なり以下の通りです。具体的にどの路線がどのZoneに該当するかは、このページの下部にある一覧表を参照してください。
例えば、手荷物2個の合計重量が11kgだった場合、どちらか片方を受託手荷物として預けることになり、仮に区間がZone1であれば2,280円を支払います。
注意点は以下の通りです。
通常の受託手荷物料金で乗客1人が預けられる受託手荷物の個数、重さ、大きさの上限は以下の通りです。
個数、大きさが上記の上限を超えた手荷物は、預け入れることができません。また、100kgを超える手荷物を預けることもできません。
20kgを超える手荷物を預けるには通常の受託手荷物料金とは別に、以下に示す重量超過手荷物料金が必要です。ただし、32kgを超える手荷物を預けることはできません。重量超過手荷物料金を払っても上限は32kgです。
重量超過手荷物料金は路線(Zone)によって異なり以下の通りです。具体的にどの路線がどのZoneに該当するかは、このページの下部にある一覧表を参照してください。
例えば、カウンターで預けるスーツケースの重量が20.5kgだった場合、重量上限の20kgを超えているため、仮に区間がZone1であれば2,110円を支払います。
注意点は以下の通りです。
カウンターで預ける荷物の重量などのオーバーについて、日本航空など大手の航空会社はある程度は見逃してくれます。しかし、格安航空会社は見逃してくれないことが多く、特にピーチ航空は厳格です。
オーバーした場合は追加費用を支払わなければならず、それも小さな金額ではありません。オーバーするくらいならば最初から荷物2個にしておいたほうが安く済む理由を説明します。
ピーチ航空には預ける荷物について2つの料金があります。1つは20kgまでの受託手荷物料金、もう1つは20kgを超えた場合に受託手荷物料金にプラスでかかる重量超過手荷物料金です。
そして、受託手荷物料金は事前にインターネットで申し込む場合と、搭乗当日に空港カウンターで払う場合とで金額が違います。それらをまとめたのが下の表です。(Zone1の場合)
20kgまでの受託手荷物を事前に申し込むと1,200円ですが、当日に空港で払うと2,280円です。20kgを超えるとこれにプラスで重量超過手荷物料金を支払うことになります。
さて、仮に預ける荷物が25kgだとしましょう。最初から15kgと10kgの2つの荷物に分けるつもりで、事前に受託手荷物を2個申し込んでおくと、受託手荷物料金は1,200円×2個=2,400円です。
これに対して、何とか見逃してもらえるだろうと期待して25kgのスーツケース1個で預けるとします。この場合、事前にインターネットで申し込む受託手荷物料金は1,200円で済みます。
しかし、空港に到着しオーバーだからダメだということになると、重量超過手荷物料金2,110円を請求されます。この結果、支払い総額は1,200円+2,110円=3,310円となり、事前に2個申し込むのに比べて千円近く損になるのです。
ピーチ航空は荷物のチェックが厳しく、オーバーすると余計に費用がかかります。見逃してもらえることは期待せず、最初から必要な数の受託手荷物を申し込んでおくことをおすすめします。
各Zoneごとの対象路線は以下の通りです。