手荷物の破損・紛失・補償

免責事項

以下の損害については補償されません。

• ピーチ航空の過失以外の原因で生じた損害
• 手荷物の中に入れていた物品の損害
• 形状、経年劣化など手荷物自体の不具合や欠陥、性質によって生じた損害
• ハンドル、持ち手、ポケット、ストラップ、鍵、フック、キャスターなど突起物の損害
• 名札、ベルトなど付属品の損害
• 擦り傷、汚れ、へこみなど軽微な損害
• 荷物の受け取り日から7日を過ぎて申告された損害

基本的に「荷物の中身には責任は持ちませんので、中身が破損しないように乗客自身が責任を持って梱包してください」という考え方です。

また、スーツケースやカバンなどは中身を運ぶための収納容器であり、段ボール箱と同じ梱包物という扱いです。ですので、ダンボールがへこんだり一部が破れてもダンボール代を弁償しないのと同様に、スーツケースがへこんでも補償されません。

補償されない損害の具体例

具体的には以下のような損害は補償されません。

• 悪天候で機体が大きく揺れ、機内に持ち込んだリュックの中に入れていたカメラが壊れた。
• スーツケースの中に入れていたパソコンが紛失した。
• ベビーカーのハンドル部分のプラスチックが割れた。
• キャリーバッグのキャスターが外れてなくなった。
• デイバッグに付けていた名札が破れた。
• ボストンバッグに付けていた鍵が壊れて開かなくなった。
• スーツケースがへこんだ。

損害に対する対策

破損は起こるし補償されないことを前提とし、下記のような対策を取ることをおすすめします。

• 貴重品やパソコンなどの機械類、ガラス製品や美術品など、壊れて困るものは受託手荷物の中に入れない。
• 仮に入れる場合は、専用の収納ケースに入れたり、タオルなどで包むなど、受託手荷物の中に入れても絶対に破損しないような対策を取る。
• 傷が付いて困るスーツケースなどは使わない。

ピーチ航空の過失によって手荷物が損害を受けた場合、賠償の上限額は以下の通りです。（SDRは国際通貨単位）

機内持ち込み手荷物

• 国内線…乗客1人あたり15万円
• 台湾線…乗客1人あたり332SDR（約5万円）
• 台湾線以外の国際線…乗客1人あたり1,131SDR（約18万円）

受託手荷物

• 国内線…乗客1人あたり15万円
• 台湾線…受託手荷物1kgあたり17SDR（約2,500円）
• 台湾線以外の国際線…乗客1人あたり1,131SDR（約18万円）

手荷物が破損した場合、延着、紛失した場合、機内に置き忘れた場合、到着後に荷物を取り忘れた、他人の荷物を間違って取ってしまった場合、原則としてその場でピーチ航空のスタッフに申告します。

その場で申告できなかった場合、空港を離れてから気付いた場合などは、メールで下記の期限内、内容で申告、賠償請求します。

破損の場合

• 期限：荷物を受け取った日から7日以内
• メールタイトル：【受託手荷物破損申告】
• メール本文に含む内容：氏名、電話番号
• メールに添付する資料：破損箇所、手荷物引換証、予約確認書（余白に住所を記載）、以上3点の画像

延着・紛失の場合

• 期限：荷物を受け取るはずだった日から21日以内
• メールタイトル：【受託手荷物紛失届】
• メール本文に含む内容：氏名、電話番号
• メールに添付する資料：手荷物引換証、予約確認書（余白に住所を記載）、以上2点の画像

忘れ物の場合

• 期限：搭乗日から7日以内
• メールタイトル：【遺失物届】、搭乗便名、搭乗日、忘れた物の名前
• メール本文に含む内容：紛失場所などの詳細、氏名、電話番号

引き取り忘れ・間違いの場合

• 期限：荷物を受け取るはずだった日から7日以内
• メールタイトル：【受託手荷物引き取り忘れ（引き取り間違い）】
• メール本文に含む内容：氏名、電話番号
• メールに添付する資料：手荷物引換証、予約確認書（余白に住所を記載）、以上2点の画像

注意点

注意点は以下の通りです。

• メールの送信先アドレスはすべてkixcbs@flypeach.comです。
• 手荷物引換証とはカウンターで受託手荷物を預けた際に渡される、下記のような紙です。

• 機内ではなく空港内で忘れ物、落とし物をした場合は、ピーチ航空ではなく空港に問い合わせます。ピーチ航空では対応できません。

乗客が受けた損害に対するピーチ航空への損害賠償訴訟は、以下の日から2年以内に提起しなければなりません。

• 搭乗便が目的地に到着した日
• 搭乗便が目的地に到着する予定であった日
• 搭乗便が運行を中止した日