ピーチ航空のキャンセルと返金について説明します。なお、天候や航空会社の事情による運行取り止めについては、遅延と欠航のページを参照してください。
ピーチ航空では一部の運賃タイプでキャンセルが可能で、ピーチポイントで運賃だけを払戻します。
ピーチ航空には安い方から順にシンプルピーチ、バリューピーチ、プライムピーチの3つのタイプの運賃があります。それぞれのタイプでキャンセルができるかは以下の通りです。
最も安いシンプルピーチのチケットはキャンセルできず、チケット代は一切戻ってきません。最も高いプライムピーチは無料でキャンセルできます。
バリューピーチは有料でキャンセルできます。キャンセル料は1区間1人あたり1,080円です。例えば、東京-大阪の往復を2人分キャンセルすると、キャンセル料は1,080円×2区間×2人=4,320円です。
払戻しは現金ではなくピーチポイントで行われ、ピーチポイントは次にピーチ航空の予約をする際の支払いに使えます。イメージとしては、5千円の現金の代りに5千円分のピーチポイントが戻ってきて、次回のチケット購入時に5千円分をピーチポイントで支払うことができる、ということです。
ピーチポイントの有効期限は発行日から180日です。180日を過ぎると無効となります。また、換金や譲渡などもできません。詳しくはピーチポイントについてのページを参照してください。
なお、繰り返しになりますが現金での払戻しはできません。支払いに利用したクレジットカードに返金することもできません。払戻しの方法はピーチポイントだけです
払戻しの対象となるのは運賃だけです。例えば下図の支払い内容がだった場合、払戻しされるのは赤線の6,590円だけです。支払い総額の10,380円すべてが戻ってくるのではありません。
支払い項目ごとの払戻しの可否をまとめると下表の通りです。要は運賃以外ほぼ戻ってこないということです。
なお、旅客サービス施設使用料とチケットガード保険料の払戻しについては後述します。
キャンセルはピーチ航空のパソコンサイト、コンタクトセンター、空港カウンターで申請します。モバイルサイトではできません。
パソコンサイトでキャンセルを行う場合は、ホームページ上部の「予約の確認・変更」をクリックします。
次に、予約した時に送られてきたメールに書かれてある6桁の予約番号と名字を入力してログインし、次の画面でキャンセルする搭乗便を選択し確定させます。
手続き完了から1週間ほどで、チケットを予約した時のメールアドレスにピーチポイントが送られてきます。
なお、複数名をまとめて予約し、そのうちの一部の乗客だけをキャンセルする場合は、コンタクトセンターでのみ可能です。
キャンセルができるのは出発予定時刻の1時間前までです。これを過ぎるとキャンセルはできず、払い戻しを受けることはできません。交通機関が遅れた、コンタクトセンターの電話がつながらなかったなど、いかなる理由も考慮されません。
旅客サービス施設使用料(空港利用料、空港税)とは、危険物の持ち込みチェックなどで空港の施設を使用する料金です。旅行をキャンセルすると空港の施設は使用しませんので、この施設使用料は返金されます。
返金の手続きですが、ピーチ航空のコンタクトセンターにまず連絡を取り、当初の搭乗予定日から6ヶ月以内に書面で申請します。
ただし、この手続きにあたってはピーチ航空への手数料が1人1区間あたり3,240円かかります。これに対して国内の空港の施設使用料は大半が数百円で、高くても2千円足らずです。
支払い済みの以下の費用、手数料等はキャンセルできず、現金、ピーチポイントのいずれでも払い戻しを受けることはできません。ただし、天候や航空会社の事情による大幅な遅延や欠航の場合を除きます。(参考:遅延と欠航)
例えば、予約の時に座席を指定したけどやっぱり指定なしにしたいとか、カウンターで預ける荷物を2個予約したけど1個をキャンセルしたいといったことは一切できません。
以下のものはキャンセルして返金を受けることができます。具体的な方法はチケットガードのキャンセルのページを参照してください。