Fundsの5つの問題点とリスク|安全に投資できるのか?

Fundsってやたらと評価が高いですよね?

左野くん
左野くん

どのブログやサイトを見ても評判が良いよ。

でも、良く書かれすぎていると、逆に不安になりませんか?

右田さん
右田さん

なにか意図があって、みんなでヨイショしてるみたいな…

僕も基本的にFundsは良いと判断しています。

しかし、ちょっと持ち上げ過ぎだと思うのです。

そこで、あえてFundsの問題点とリスクを指摘します。

タロウさん
タロウさん

Fundsの問題点とリスクを5つ紹介します!

Fundsでリコースローンは一部だけ

1つ目はノンリコースローンに関係する問題です。

難しい内容ですので、飛ばして次の章に行ってもらってもOKです。

Fundsのお金の流れ

Fundsでは投資家のお金は次のように流れます。

  1. 投資家がFunds経由で企業にお金を渡し
  2. その企業がグループ会社にお金を貸し
  3. グループ会社がそのお金を使って事業をする

グループ会社は事業の収益で借りたお金を返し利息を払います。

例を挙げて説明すると、

  1. 投資家がFunds経由で青空ホールディングスに10億円を渡し
  2. 青空ホールディングスが子会社の青空不動産に10億円を貸し
  3. 青空不動産がマンションを建設する

青空不動産は建設したマンションを販売し、10億円を返済し利息を支払います。

リコースローン

さて、マンション建設を始めた青空不動産ですが、完成間際に不審火でマンションが全焼し、事業が中止に追い込まれたとします。

この場合、青空不動産はマンションを販売できなくなりましたが、自社の資金なり銀行からの融資なりを使って10億円を返済しなければなりません。

このように、借りた資金で行った事業がどうなろうと絶対に返さなければならない借り入れをリコースローンと言います。

左野くん
左野くん

借りたお金を返すって当たり前のことじゃないの?

ノンリコースローン

ところがどっこい、借りたお金で行った事業の収益のみで返済を行うというタイプの借り入れもあるんです。

さきほどの例で言うと、青空不動産はマンション事業の収益でのみ返済を行うということです。

で、不審火でマンションが全焼したので、マンション事業で収益が得られなかった。

収益が得られなかったので、青空不動産は10億円を返済しません。

右田さん
右田さん

返さなくって良いってこと?

その通りです。青空不動産が業績絶好調で、金庫の中に1兆円を超える現金があったとしても、1円たりとも返済は行われません。

  • 借りたお金で行う事業の収益でのみ返済する
  • その事業で収益が出なかった場合は返済しない

このようなタイプの借り入れをノンリコースローンと言います。

ノンリコースローンは投資家に不利

ノンリコースローンでは借り手企業の事業が失敗すると、投資家が被害を受けます。

つまり、借り手企業の事業が上手くいくかのリスクを投資家が負うということです。

ですので、ノンリコースローンは投資家にとって非常に不利です。

そして、ソーシャルレンディングでは、ノンリコースローンの案件が少なくありませんでした。

左野くん
左野くん

ノンリコースローンのソシャレンとか恐怖だけだね。

ここまでの重点をまとめます。
・リコースローン:事業がどうなろうと返済しなければならない
・ノンリコースローン:事業で収益が得られなければ返済しない

Fundsはリコースローン

これに対して、Fundsはリコースローンです。

マンションが全焼しようが倒壊しようがテポドンが命中しようが、青空不動産は10億円を返さなくてはなりません。

投資家が事業のリスクを負わなくて済むので、投資家にとって有利です。

で、この点だけを強調して「だからFundsは安心♪」と書いているブログがありますが。

それはちょっとアンフェアです。

右田さん
右田さん

絶対に返すんだから安心なんじゃないの?

リコースローンは借り手企業だけ

なぜかと言うと、Fundsのすべての段階でリコースローンなのではないからです。

リコースローンなのは青空不動産だけです。

投資家から集めた10億円を青空不動産に貸した青空ホールディングスはリコースローンではありません

ですので、実は青空不動産の金庫には1円もなく、マンション事業失敗で青空不動産が倒産した場合、青空ホールディングスには青空不動産の代わりに10億円を返済する義務はありません

ですので、投資家のお金は戻ってきません。

左野くん
左野くん

青空不動産が返せなくなっても親会社が責任とってくれるわけじゃないんだ!

青空ホールディングスが青空不動産の代わりに返済する行為は金融商品取引法に触れる恐れがあります。ですので、青空ホールディングスが代わりに返済することは法的にできません。

可能性は低いがリスクはある

すべての段階でリコースローンなのではない。これがFundsの1つ目のリスクです。

ただし、Fundsのほとんどの案件で借り手企業は上場企業のグループ会社です。

上場企業が借金を踏み倒すなど考えにくく、このリスクが現実となる可能性は極めて低いです。

ただ、可能性は低いもののリスクが存在すること自体は理解しておくべきでしょう。

Fundsが明確に示している

なお、このリスクについてはFundsが明確に示しています。

FundsサイトのFundsの仕組みの説明ページで、次のように図を使って元本が毀損されると説明しています。

Fundsはリスクの明示に非常に積極的です。

こういった姿勢はFundsをポジティブに評価できる点だと思います。

タロウさん
タロウさん

Fundsは自社に都合の悪いことも、けっこうオープンにしています!

Fundsの目利き力への不安

2つ目はFundsが借り手企業を見極める目利き力です。

Fundsの事前審査

最初に説明した通り、Fundsでは投資家がFundsを経由して企業(貸付係企業)にお金を渡し、その企業がグループ会社(借り手企業)にお金を貸します。

これに際して、Fundsを運営するファンズが、貸付係企業と借り手企業を次のような項目で事前審査しています。

  • 実在性(事業が実際に存在するか)
  • 財務状況の健全性
  • 必要な許認可の取得状況
  • 投資対象として信任に値する
    • 上場している
    • 監査法人による監査を受けている
    • ベンチャーキャピタルなどから出資を受けている

そして、この審査を通過した企業だけが、Fundsで資金を募集することができます。

むやみやたらと参加企業を増やすのではなく、参加企業を厳選することで投資の安全性を高めるということです。

右田さん
右田さん

ちゃんとした対応で安心できるね。

ファンズに審査できるのか?

ただ問題があります。それは、ファンズの目利き力です。

参加企業を審査すると言いますが、審査できるだけの目利き力がファンズにあるのでしょうか?

ファンズ社長の藤田氏はクラウドバンクの立ち上げに参加していますが、主に担当したのはマーケティング戦略です。

また、共同創業者の柴田氏はタクシー配車アプリなど問題解決系の連続起業家です。

お2人とも優秀ではありますが、企業審査は専門分野ではないでしょう。

左野くん
左野くん

企業審査の経験やノウハウはないかも?ってことか。

ファンズの審査を鵜呑みにできない

もちろん、必ずしもお2人が企業審査の実務を担当するとは限りません。

恐らく社内に企業審査を専門とするスタッフがいるはずです。

しかし、それがあくまでも推測に過ぎない以上、ファンズの審査を鵜呑みにはできません。

「ファンズの厳しい審査を通過しているから安全」といった投資判断は極めて危険です。

2020年1月28日追記

現在、Fundsでは元銀行員、公認会計士、弁護士、元株式アナリストの社員が社内の基準に基づいて、借り手企業や案件の審査を行っています。

審査部門の責任者は公認会計士の杉原真人氏です。

僕はこの記事を最初に書いた2019年1月に上述の通り判断しましたが、現在では一定の目利き力、審査力があるものと思われます。

ベンチャー企業は大丈夫なのか?

2020年1月28日追記:現在Fundsでは借り手企業を上場企業に限定しており、ベンチャー企業は対象としていません。

それともう一つ気になるのは、さきほどの審査基準の4つ目です。

  • 投資対象として信任に値する
    • 上場している
    • 監査法人による監査を受けている
    • ベンチャーキャピタルなどから出資を受けている

最後の太字の部分ですが、これは具体的には「成長が期待されるベンチャー企業」を指します。

なんとなく良さ気に聞こえるのですが、成長が期待されるってことは、成長するとは限らないってことです。

また、ベンチャー企業って基本的に中小零細企業です。

つまり、「成長が期待されるベンチャー企業」とは「成長するかどうか分からない中小零細企業」のことです。

そんな企業に安心して自分のお金を貸せますか?

右田さん
右田さん

カタカナを漢字に変えてダイレクトな表現にすると、イメージが全然違ってくるね。

タロウさん
タロウさん

耳障りの良いカタカナは漢字とひらがなに変えることをオススメします!笑

Fundsの信頼性に疑問

3つ目はFundsの信頼性です。

ファンズは信頼できるのか?

Fundsはサイト上で「貸付係企業と借り手企業を厳選しているので信頼性が高まる」と説明しています。

このこと自体は間違っていません。

しかし、もう一つの関係者であるFundsを運営するファンズ株式会社(旧クラウドポート)の信頼性はどうなのでしょうか?

Fundsにおいてファンズはソシャレン業者です。

みんなのクレジット、ラッキーバンクなど数々の事件において、これまで多くの投資家がソシャレン業者の不祥事の被害に遭ってきました。

ファンズは本当に信頼できる事業者なのでしょうか?

OwnersBookの信頼性

読者諸兄姉はご存知の通り、僕はやたらとOwnersBookを推します。

それはOwnersBookが、

  • 事業者としての信頼性
  • 貸付先に対する目利き力

この2項目を十二分に満たしているからです。

運営会社であるロードスターキャピタル社(以下、ロ社)はマザーズ上場企業です。

創業以来、6期連続の増収増益で経営状態は盤石。つまり信頼性は十分です。

そして目利き力ですが、実はロ社は利益の9割以上を不動産運用業で稼ぎ出している不動産のプロです。

そのロ社がOwnersBookでお金を貸す相手は、すべて不動産業者です。

貸す相手の不動産業者に十分な返済能力があるか、不動産のプロであるロ社が見極める。

貸す相手を見極める目利き力は十二分でしょう。

信頼性と目利き力が推測ではなく事実で証明されている

だから僕はOwnersBookを推すのです。

★詳しくはこちらから → OwnersBook(公式サイト)

Fundsの潜在リスク

では、ファンズはどうなのか?

決して変な企業ではないと思いますが、上場企業ではないため経営数値などを見ることができません。

また、ファンズが監査法人による監査内容を自主的に公表するといったこともしていません。

そうである以上、少なくとも現時点で確固たる安心材料を示せていないファンズを、100%大丈夫だと評価することはできません。

信頼性がFundsの潜在リスクであることを、僕たち投資家は十分に認識すべきです。

左野くん
左野くん

経営数値のように信頼性が高いと判断できる客観的根拠が示されていない以上、安心して信頼することはできないってことか。

Fundsは利回りが低い

これはリスクというより問題点です。

Fundsの利回りは2~5%

Fundsの利回りはおおむね2~5%です。

過去には1.8%の案件が出たこともあります。

リスクとリターンは比例しますので安全性の証とも言えますが、他のソーシャルレンディング業者に比べて利回りが低いことは事実です。

ある程度の安全性を確保した上でもう少し儲けたいという方は、利回りが6~7%あるSAMURAIの保証付き案件を狙った方が良いかもしれません。

★詳しくはこちらから → SAMURAI FUND(公式サイト)

Fundsは投資しにくい

一番の問題点は投資しにくいことでしょう。

常にクリック合戦

人気が高いがゆえですが、Fundsではほとんどの案件でクリック合戦になっています。

いま、最も投資しにくいソシャレン業者の一つです。

もちろんFundsも億円単位の大型案件を出すとか、抽選方式を導入するなど対策を取ってはいます。

ただ、大型案件、抽選方式ともにまだまだ少ないです。

Fundsだけを狙っているといつまでたっても投資額を増やせませんので、他の業者と併用することは必須です。

おすすめの業者

投資のしやすさで考えるならば、以下の業者をおすすめします。

Pocket Funding

Pocket Fundingは沖縄が地盤の中堅業者です。

利回りが5~6%とそこそこ高めで、軍用地案件など手堅いものが多いです。

僕はこれまでに300万円ほど投資しています。

良い業者なのですが知名度が低いため、クリック合戦はそこまで激しくありません。

2,000万円を超える案件ならば募集開始と同時に応募すれば投資できます

★公式サイト:Pocket Funding

CREAL

CREALは不動産クラファンというソーシャルレンディングと似たタイプの投資の最大手です。

運用資産300億円の不動産運用会社が運営しており、高い信頼性から人気No.1です。

1回の募集金額が数億円で応募満了まで数日から数週間かかります。

なので、早めに応募すれば確実に投資できます。

★公式サイト:CREAL

Rimple

Rimpleも不動産クラファンです。

運営会社が東証一部上場企業なので、信頼性が非常に高いです。

募集はすべて抽選方式で行われ、募集期間中に応募した人の中から投資できる人を抽選で選びます。

応募は24時間いつでもできるので、昼間は仕事で応募できないという人にオススメです。

★公式サイト:Rimple

タロウさん
タロウさん

組み合わせて使ってFundsの弱点を補ってください!

Fundsで投資して大丈夫か?

結局のところFundsで投資して大丈夫なのでしょうか?

Fundsは良い

ここまでかなり辛口のことを書きましたが、僕は基本的にFunds推しです。

Fundsサイトの全ページを読み、細かい点までFundsに問合せをした上で、安全性が高い優良業者であると判断しています。

Fundsで投資して大丈夫と思っており、今までに150万円を投資しています。

心配な点もある

ただ、ここまで見てきたようにFundsに心配な点があることも事実です。

  • リコースローンは一部だけ
  • 目利き力への不安
  • 信頼性に疑問
  • 利回りが低い
  • 投資しにくい

ですので「Fundsだから大丈夫」と、どの案件にもすべて投資するのは危険です。

案件を選んで投資しよう

どれだけ人気が高いレストランでも、ハズレのメニュー、自分に合わない料理ってあるじゃないですか?

それと同じで、Fundsも基本的にすごく良いんだけど、全部の案件がベリーグッドというわけではない。

なので、

  1. Fundsは良い業者なので、
  2. 投資できる状態にした上で、
  3. 良い案件を選んで、
  4. 投資しよう!

ということです。

僕自身が心がけていることですが、Fundsにポジティブなイメージを持った上で、案件をしっかり選んで投資することをオススメします。

以上、Fundsの問題点とリスクについてでした!

★こちらから会員登録できます → Funds(公式サイト)

タロウさん
タロウさん

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コメント

  1. 賢人 より:

    結局はハイイールドのジャンク債と似たようなもの。
    こういうもののリスクは普段は問題ないが、経済危機の際にこそ表面化する。
    目利き力が試される場面など全く来ていないし、OwnersBookの業績を持ち出しているが、リスクはほとんど投資家が負っているわけだから、案件さえあればOwnersBookは儲かる。
    最近はソーシャルレンディング系は人気が高いが、OwnersBookであろうとfundsであろうとリスクは大きいことを理解すべきだ。
    しかしながら、平時しか知らぬ投資家の多くはリスクに盲目だ。

    • タロウタロウ より:

      いきなり上から目線で一方的に自説をご開陳。
      内容の是非以前に礼儀やマナーの欠片も感じられず残念です。