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【最新】Fundsの評判・口コミとデメリット・リスク

Fundsの詳細解説記事のタイトル画像

【2024年2月6日更新】

左野くん
左野くん

Fundsで投資して大丈夫?

新しい業者を使って大丈夫か。

不安になりますよね。

 

Fundsで投資して本当に大丈夫か?

クラウドファンディングで1億9千万円以上を投資してきて損失ゼロの現役投資家が解説します。

 

結論から言うと以下の通りです。

  • 結論:安全重視の投資家におすすめ
  • 利回りは低いが安全性が高い
  • 競争率が低く投資しやすい
  • 上場企業案件に絞って投資
  • 銀行に預けるくらいならFunds

 

僕はこれまでにFundsで1千万円以上を投資しています。

経験者の本音で語りますので、ぜひ参考にしてください。

この記事であなたの不安が解消されたらうれしいです。

タロウさん
タロウさん

悪いところも紹介します!

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この記事の著者
投資家・ブロガー
タロウ

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファディング専門の投資家です。
2018年にソシャレン・クラファン投資を始め、これまで400件を超える案件に2億円以上を投資し損失ゼロ。
安全性を最重視した投資情報を発信しています。

Fundsの評判と口コミ

Fundsの評判のタイトル画像

それではまず、Fundsの評判と口コミを見てみます。

 

悪い評判と口コミ

すごく儲かるわけではない

funds良さげかなぁとは思ったんだけど
銀行に預けるよりかはマシってレベルなだけで
正直リターン少ないので微妙

低利回りへの不満が最も多いです。

 

低リスクだがリターンも低い

fundsはリスクは小さいけどリターンも弱いですよね。

 

投資したあとでキャンペーンが出ると不公平に感じる

同じファンドのシリーズなのにあとからキャンペーンが出てくるのは先行のファンドに投資した者としては納得いかんよね…

キャンペーンですが、僕も投資したあとにキャンペーンが出てガクッときたことがあります。笑

 

運用期間が長い案件もある

アマギフの誘惑に負けて50万円投資しましたw
運用期間60ヶ月か、長いなぁ~

最近は長期案件は減りました。

長くてもたまに24カ月が出る程度です。

 

利回りが低い

funds、最初のうちは利回りが良かったですが、じわじわとしょぼくなってきましたよね。
リスクが低いので投資してるけど、今後はどうかな…
Fundsに会員登録したけど、出てくる案件の利回りが2%とか低すぎて。ぶっちゃけ投資する気にならん…

僕のホンネとしてFundsは利回りで選ぶ業者ではないです。

 

条件が悪い案件もある

Fundsの新しい案件、未上場だし前回より運用期間長いのに利回りが下がってるし。どうしようかな。無担保なので上場企業の方が条件良いし…

借り手が非上場企業の案件はおすすめしません。

Fundsは安全性で選ぶ業者なので、あえて安全性で劣る非上場に手を出す理由がないです。

 

所得区分が雑所得なので税金で不利

fundsって利回りが低いのもあるけど、雑所得なんだよね。

所得区分が雑所得で総合課税なので、株などに比べて税金で不利です。

右田さん
右田さん

ソシャレンはどの業者でも雑所得だよ。

 

良い評判と口コミ

利回りは低いがAmazonギフト券で実質利回りが上がる

利回り1.5%はクソだけど、キャンペーンでアマギフ7%分は熱い。初めてfundsで投資してみた。

以前はAmazonギフト券のキャンペーンがよくありましたが、最近は少なくなっています。

 

Funds優待で商品やサービスがもらえる

Fundsの優待プレゼント、ユーグレナさんからいただきました~

借り手企業の商品などをもらえる優待は今でもあります。

 

投資しやすい

ユーグレナに投資できたけど、危なかった!
すっかり忘れてて開始から15分すぎてたけど、まだ残っててよかったー

募集額が多いため募集開始と同時でなくても投資できるのが強みです。

 

眠っているお金を有効活用できる

fundsの分配金が入ってました
眠っているお金を有効活用です!
ハラハラしないで良いから私に合ってる

「利回りは低いが銀行で寝かせておくくらいならFundsで」という投資家も多いです。

 

キャンペーンも含めると利回りは悪くない

Fundsでの投資額が増えている。利回りは低いけどキャンペーン分も含めると悪くない。

 

安全性が高そう

fundsで投資するか迷い中。良さげなんだよなぁ…ほぼほぼ元本保証だもん…
タロウさん
タロウさん

安全性が激高です!

●公式サイト:Funds

Fundsの概要

Fundsの概要のタイトル画像

それでは次にFundsの概要です。

どんな投資か?ザックリ理解しましょう!

 

基本情報

Fundsのサイトの画像

基本情報は以下の通りです。(2024年2月6日現在、利回りと運用期間は直近1年間の傾向)

サービス名 Funds(ファンズ)
運営会社 ファンズ株式会社
運営開始 2019年1月
累計調達額 549億2,910万円
利回り 1.0~3.0%
運用期間 3~36カ月
最低投資額 1円

これまでに利払いの遅れや元本割れはゼロです。

右田さん
右田さん

投資家の被害はゼロ!

累計調達額は不成立となった2案件を除きます。

 

投資の仕組み

Fundsはソーシャルレンディングです。

どんな仕組みの投資か説明します。

タロウさん
タロウさん

知っている方は次へGO!

次へGO!

 

ソーシャルレンディングとは?

ソーシャルレンディングは投資家のお金を企業に貸して利息で儲ける投資です。

ソーシャルレンディングの仕組み

  1. 投資家のお金を
  2. ソーシャルレンディング業者が企業に貸し
  3. 企業が利息を付けて返し
  4. 投資家に利益を分配し
  5. 投資家に元本を返す
左野くん
左野くん

貸したお金で利息をゲット!

Fundsは投資家と企業の間で業務を行うソーシャルレンディング業者です。

 

銀行と同じ仕組み

「貸したお金で利息を得る」

つまり、ソーシャルレンディングの本質は貸金業です。

貸金業と聞くと不安に感じるかもしれませんが。

私たちは銀行を経由して企業にお金を貸して利息を得ています

銀行とソーシャルレンディングの比較

間接的な貸金業という点で、ソーシャルレンディングは銀行と同じ仕組みです。

右田さん
右田さん

銀行の代わりにFunds経由で。

 

運営会社と経営者

次にFundsの運営会社と経営者です。

 

運営会社はファンズ株式会社

ファンズ社のサイトの画像

運営会社はファンズ株式会社です。

会社名 ファンズ株式会社
代表者 藤田雄一郎
所在地 渋谷区恵比寿西1丁目10-11
設立 2016年11月1日
資本金 1億円
登録 第二種金融商品取引業

 

母体は日本最大のソシャレン専門メディア

ファンズはもともと日本最大のソーシャルレンディング専門メディア「CROWDPORT」を運営していました。

CROWDPORTのサイトの画像

そこで得た知識やノウハウをもとに立ち上げたのがFundsです。

 

経営者は藤田雄一郎氏

Fundsの経営者は藤田雄一郎氏です。

早稲田大学卒業後、サイバーエージェントに入社。

クラウドバンクのサイトの画像

その後、クラウドバンクの設立時に同社に転職しマーケティングを担当しました。

取締役を務めた後、2016年に独立してCROWDPORTを開設。

2019年にFundsを立ち上げました。

タロウさん
タロウさん

ソシャレンを熟知しています!

 

募集状況

Fundsの案件募集の状況を解説します。(2021年は不成立となった2案件を除く)

 

募集実績

まず、これまでの募集実績です。(2024年は1月募集分まで)

Fundsの募集額の推移

年度 案件数 募集額 調達額
2020年 34件 28億7,700万円 28億7,496万円
2021年 106件 110億5,500万円 105億4,682万円
2022年 111件 137億2,500万円 135億6,298万円
2023年 123件 237億4,000万円 229億8,267万円
2024年 10件 23億円 22億9,949万円

2020年後半から急速に成長しています。

ほとんどの案件で募集した額を調達できていることから、Fundsが多くの投資家に支持されていることが分かるでしょう。

 

募集頻度と1回あたり募集額

投資のしやすさはどうなのか?

1カ月の募集回数と1回あたり募集額を見てみます。(2024年は1月募集分まで)

Fundsの月平均募集回数と1回あたり募集額

時期 月平均募集回数 1回あたり募集額
2020年 2.8回 8,462万円
2021年 8.8回 1億630万円
2022年 9.3回 1億2,365万円
2023年 10.3回 1億9,301万円
2024年 10.0回 2億3,000万円

かつてのFundsは毎回のクリック合戦で、投資しにくい業者の代名詞でした。

しかし、現在は1カ月の平均募集回数が10回前後平均募集額は約2億円にまでなっています。

今ではFundsは最も投資しやすい業者の一つです。

左野くん
左野くん

クリック合戦になることは少ないよ。

 

償還実績

自分のお金が戻ってくるか気になりますよね。

投資家から集めたお金をちゃんと返しているか?

償還実績は以下の通りです。(2024年2月6日現在)

Fundsの償還状況

区分 金額 構成比
累計調達額 534億3,502万円 100%
内、償還済み 237億1,180万円 44.4%
内、運用中 297億2,322万円 55.6%

募集額が増え続けているため、償還済みの案件は金額ベースで全体の4割です。

ただ、2022年募集分は7割以上がすでに償還済みで、これまでに遅延は一度もありません。

右田さん
右田さん

順調に推移だね。

 

利回りと運用期間

直近1年間(2023年2月~2024年1月)に募集された案件の利回りと運用期間を見てみます。

 

利回り

利回りは最低1.0%、最高3.0%、平均2.1%でした。

Fundsの利回りの分布グラフ

利回り 案件数 構成比
1.0~1.4% 6件 4.8%
1.5~1.9% 13件 10.3%
2.0~2.4% 91件 72.2%
2.5~2.9% 12件 9.5%
3.0~3.4% 4件 3.2%

以前は半数の案件が利回り1%台でした。

しかし、2022年6月頃から2.0~2.2%の案件が中心になりつつあります。

とは言え、他社と比べるとFundsの利回りは低めです。

左野くん
左野くん

前からずっと低いの?

 

平均利回りの推移

平均利回りの推移を見てみましょう。(2024年は1月募集分まで)

Fundsの平均利回りの推移

時期 平均利回り
2020年 2.1%
2021年 1.9%
2022年 2.0%
2023年 2.1%
2024年 2.0%

実は2019年まではFundsの平均利回りは3%台でした。

案件が急増した2020年後半から利回りが急低下し、それ以降は2%前後を推移しています

2023年に入ってからは1%台の案件はかなり減っており、今後は2.0~2.2%が中心になっていくでしょう。

右田さん
右田さん

上がってくれるとうれしいなぁ。

 

運用期間

運用期間は最短3カ月、最長36カ月、平均13.1カ月でした。

Fundsの運用期間の分布グラフ

利回り 案件数 構成比
1~6カ月 18件 14.3%
7~12カ月 66件 52.4%
13~18カ月 29件 23.0%
19~24カ月 5件 4.0%
25~30カ月 4件 3.2%
31~36カ月 4件 3.2%

全体の6割が1年以内です。

運用期間が長すぎないのは安全面でプラスと言えます。

 

手数料

手数料は以下の通りです。

項目 金額
会員登録 無料
口座維持 無料
投資申込 無料
退会 無料
入金時の振込手数料 投資家負担
出金時の振込手数料 無料

投資するお金を振り込む際の手数料以外はすべて無料です。

なお、Fundsの振込先はみずほ銀行なので、みずほ銀行以外からの振込には手数料がかかります。

●公式サイト:Funds

Fundsのデメリットとリスク

Fundsのデメリットのタイトル画像

Fundsのデメリットとリスクを見ていきます。

Fundsの悪いところをしっかり理解しましょう!

 

元本と利益は保証されない

ソーシャルレンディングでは元本と利益は保証されません。

Fundsの元本保証に関するFAQ

借り手が返済不能になると分配金を受け取れず、元本が戻ってこない場合もあります。

ノーリスクの投資ではありません。

左野くん
左野くん

他の業者も同じだよ。

 

途中解約できない

いったん投資すると、運用期間が終わるまでお金は引き出せません

Fundsの途中解約に関するFAQ

運用期間が短めの案件を選ぶことでリスクを下げましょう。

タロウさん
タロウさん

これも全業者に共通です!

 

担保と保証がない案件が多い

Fundsは担保と保証がない案件が多いです。

2021年11月以降に募集された案件はすべて無担保無保証となっています。

借り手が返済できなくなった場合、担保の土地を売って元本を回収といったことはできません。

右田さん
右田さん

借り手がコケたらアウトか…

ただ、Fundsの借り手は上場企業が多いので、貸したお金が戻ってこない可能性は低いです。

 

利回りが低い

Fundsは他社に比べて利回りが低いです。(2024年は1月募集分まで)

Fundsの利回りの推移

時期 最低 最高 平均
2020年 1.2% 4.0% 2.1%
2021年 1.0% 3.8% 1.9%
2022年 1.0% 3.0% 2.0%
2023年 1.0% 3.0% 2.1%
2024年 1.0% 2.8% 2.0%

2021年頃が底で、1%台の案件が乱発されました。

しかし最近は平均2%前後で推移しており、1%台は全体の2割以下にまで減っています。

Fundsの利回りの分布グラフ

タロウさん
タロウさん

利回りは回復傾向です!

 

抽選方式の募集が少ない

抽選方式の募集は2022年は全体の12.6%だけで、2023年は1割足らずです。

募集方式 案件数 構成比
先着+抽選 12件 9.8%
先着だけ 111件 90.2%

かつてのFundsは毎回のクリック合戦で、募集開始時刻に応募できなければ投資は不可能でした。

その解決策として抽選方式が導入され、2021年上期には抽選方式の割合が全体の8割に達しました。

Fundsの抽選方式の案件の比率

しかし、2021年下期から案件の募集が急増し競争率が下がりました。

募集開始の翌日以降でも投資できる案件が増えたため、抽選方式の募集が減ったということです。

なので、抽選方式が少ないことは大きなデメリットではありません。

 

毎月分配ではない

Fundsは利息の分配が毎月ではありません。

2023年は9割の案件が四半期ごとでした。

Fundsの分配時期の分布

分配頻度 件数 構成比
四半期ごと 110件 89.4%
半期ごと 1件 0.8%
満期一括 12件 9.8%

分配金が毎月入ってくるわけではないので、ちょっとさみしく感じるかもしれません。

タロウさん
タロウさん

トータルで受け取る金額は同じです!

●公式サイト:Funds

Fundsのメリットと特長

Fundsのメリットのタイトル画像

次に、Fundsのメリットです。

良いところがたくさんあります!

 

借り手の大半が上場企業

ソーシャルレンディングの本質は貸金業です。

なので、ちゃんと返済できる借り手なのかが重要です。

ソーシャルレンディングの仕組み

この点、Fundsは借り手の大半が上場企業です。

2023年は借り手の8割が上場企業でした。

Fundsの借り手に占める上場企業の割合

市場 件数 構成比
プライム 42件 34.1%
スタンダード 26件 21.1%
グロース 28件 22.8%
非上場 27件 22.0%

非上場企業の比率はここ数年は2割前後です。

比率
2021年 22.5%
2022年 16.2%
2023年 22.0%

上場企業が借りたお金を踏み倒す可能性は低いので、投資の安全性が高まります

 

広告目的の利用が多い

Fundsは募集の際に借り手企業についてサイトで詳しく紹介します。

それを読むFundsの会員は10万人を超えます。

このため、多くの企業が広告目的でFundsを利用しています。

例えば、

  1. 不動産業者が資金を借りるためではなく
  2. 自社が運営するホテルの広告のために
  3. Fundsで募集を行う

ということです。

Fundsの広告目的利用の事例

必要のない資金を広告のために借りるのですから、返済できないわけがないですよね?

広告目的ゆえに安全性が高まるということです。

タロウさん
タロウさん

Fundsの最大の特長です!

 

ソーシャルレンディングのエキスパートが運営

Funds社長の藤田氏はソーシャルレンディングについて豊富な経験と知識を持っています。

  • クラウドバンクの立ち上げに参加
  • 日本最大のソーシャルレンディング専門メディアを運営

ソーシャルレンディングのエキスパートが運営しているので安全性が高まります。

 

投資しやすい

Fundsは2020年10月から募集回数と募集額を大幅に増やしました。

現在では月に10回前後の募集を行い、1回の募集額は約2億円です。

Fundsの月平均募集回数と1回あたり募集額

募集開始翌日以降でも投資できることも多く、人気業者の中で最も投資しやすいです。

タロウさん
タロウさん

クリック合戦が少ないです!

 

端数まで効率よく投資できる

Fundsは1円単位で投資できます

Fundsの最低投資単位

運用が終わって58,208円が戻ってきた場合。

最低投資単位が1万円の業者だと、5万円しか再投資できません。

これに対してFundsでは58,208円全額を再投資できます。

端数まで再投資できるので投資効率が高まります

 

入金は投資できると確定してから

事前入金制の業者では次のような問題が起こります。

  1. 投資するために20万円入金した
  2. クリック合戦で投資できなかった
  3. 20万円が業者の口座で寝る

Fundsは投資できることが決まってから入金なので、資金が寝る心配がないです。

左野くん
左野くん

振込手数料もムダにならないよ。

 

早期償還が少ない

早期償還で運用期間が予定の半分になると、受け取る分配金も半分になります。

右田さん
右田さん

ちょっと期待ハズレ…

Fundsではこれまでに償還された240案件の内、早期償還は10案件だけです。(2024年2月6日現在)

Fundsの早期償還された案件の比率

区分 案件数 構成比
満期償還 230件 95.8%
早期償還 10件 4.2%

早期償還が少ないので期待ハズレになりにくいです。

タロウさん
タロウさん

投資計画も立てやすいです!

 

出金時の振込手数料が無料

運用終了後の投資元本と分配金はFunds内のデポジット口座で保管されます。

Fundsのデポジット口座

デポジット口座から自分の銀行口座に引き出す際、多くの業者で振込手数料は投資家負担です。

Fundsの振込手数料

FundsではFundsが負担するので振込手数料は無料です。

 

手間がかからない

Fundsで投資家の作業は3つだけです。

  • 投資する案件を選ぶ
  • 応募する
  • お金を振り込む

あとはお金が戻ってくるのを待つだけ。

途中の作業がないので手間いらずです。

左野くん
左野くん

仕事がある人は助かるね。

●公式サイト:Funds

Fundsの注意点と対策

Fundsの注意点のタイトル画像

Fundsで投資する際の注意点です。

 

借り手が非上場企業の案件もある

すべてが上場企業ではない

Fundsは借り手が上場企業なので安全性が高いです。

ただし、すべての借り手が上場企業なのではありません。

2023年は22.0%の案件で借り手が非上場企業でした。

Fundsの借り手に占める上場企業の割合

 

上場企業案件に絞って投資する

Fundsの安全性の裏付けは借り手が上場企業であることです。

上場企業案件に絞って投資することをおすすめします。

 

広告目的でない案件もある

すべてが広告目的ではない

Fundsの広告目的利用の事例

Fundsの広告目的案件は安全性が高いです。

しかし、Fundsには広告目的ではない案件もあります。

また、借り手が上場企業であれば必ず安全とは限りません。

 

しっかり調べて投資する

つまり「Funds=広告=安全」とか「上場企業=安全」と決まっているわけではないのです。

広告目的案件なのか?借り手はどんな企業なのか?

面倒でもしっかり調べた上で投資しましょう。

タロウさん
タロウさん

手抜きは禁物です!

 

利回りが低い

Fundsの利回りは2%台前半が中心

Fundsの利回りは2%台前半が中心で、他社に比べて低いです。

Fundsの利回りの分布グラフ

右田さん
右田さん

代わりに優待があるじゃん?

 

Funds優待は少なく内容が微妙

確かにFundsには投資家優待付きの案件があります。

Fundsの優待付き案件の事例

しかし、2022年は全111案件中、優待付きは29案件だけでした。

優待を付けた借り手企業は12社で、同じ優待が何度も出ているものもあります。

また、下記は優待内容とサービス提供地域の例ですが、

優待内容 サービス提供地域
Amazonギフト券3,000円分
ホテル等の割引券 京都、大阪
カーリース割引券
ホテルの割引券 石垣島
健康飲料
和牛カタログギフト 抽選30名
ビール無料券+ホテル割引券 立川市
マネーフォワードクーポン
FX積立サービスポイント
カタログギフト 抽選30名
ホテルの割引券 山中湖
洋服サブスクの割引券

Amazonギフト券は良いとして、使う機会がなさそうだったり、遠くて使いにくそうだったり。

良いなと思っても抽選だったり、内容がちょっと微妙ですよね?

左野くん
左野くん

低利回りで優待も微妙…

 

安定投資先として使う

そこで対策です。

Fundsは銀行より高利な利回り2%台前半の安定投資先と割り切りましょう。

資金のすべてを高利回り(≒高リスク)の業者に投資するのはリスキー。

なので、一部はFundsのような堅い業者で安定運用するということです。

この使い方は特に安全重視のソシャレン初心者にオススメです。

 

利回りが高めの業者を併用する

Funds並みの安全性があり利回りが高めの業者を併用するのも有効です。

下記の業者は上場企業系で利回りが高めです。

右田さん
右田さん

上場系は安心だよ。

これ以外のオススメの業者はこちらの記事で紹介しています。

【2024年4月更新】ソーシャルレンディングおすすめ厳選8社
【2024年4月1日更新】「どの業者が良いか分からない!」という方へ。ソシャレンと不動産クラファンで累計投資2億円の現役投資家が信頼性、安全性など5段階評価し、初心者にオススメのソーシャルレンディング業者を紹介します。
【2024年4月更新】不動産クラウドファンディングおすすめ9社
【2024年4月1日更新】「どの業者が良いか分からない!」という方へ。累計投資額2億円の現役投資家が信頼性、安全性などを5段階で評価しオススメの不動産投資型クラウドファンディング(不動産クラファン)を紹介します。

 

こちらはすべてのソシャレン、クラファン業者のリストです。

ソーシャルレンディング・不動産クラファン全123業者の一覧
【2024年4月1日更新】全123業者(ソーシャルレンディング24社、不動産投資型クラウドファンディング90社、その他のクラファン9社)の一覧リストです。見落としがないかのチェックに活用してください。

●公式サイト:Funds

Fundsでの僕の投資実績

Fundsでの僕の投資実績のタイトル画像

Fundsでの僕の投資実績を公開します。

 

Fundsでの投資実績

これまでにFundsで投資したのは以下の案件です。(2022年以前は年間集計)

投資時期 案件 利回り 投資額
2019年 4案件 3~3.5% 150万円
2020年 2案件 3~4% 80万円
2021年 3案件 2% 70万円
2022年 4案件 1.65~2% 200万円
2023年 11案件 1.7~2% 600万円
合計 1,100万円
左野くん
左野くん

去年から再開した?

 

銀行に預けるくらいならFunds

利回りが低下し2022年2月からはキャンペーンもなくなったため、投資を見合わせていました。

しかし、何もかもが値上げでインフレ率は2%を突破

銀行に預けたままだと預金の価値が目減りする一方です。

このままではヤバいと思い、2023年に入りFundsでの投資を再開しました。

今は銀行に預けるとお金が減る時代。

銀行に預けるくらいならFundsです。

タロウさん
タロウさん

銀行ヤバいです!

●公式サイト:Funds

Fundsの会員登録の注意点

会員登録の注意点のタイトル画像

会員登録の注意点を重点に絞って解説します。

 

会員登録のポイント

条件

  • 20歳以上75歳未満
    • 75歳以上は要審査
  • 法人名義も可

 

手続きの流れ

  • 他の業者と同じ
  • スマホで本人確認をするeKYCは非対応
  • 申請後、本人確認ハガキが届く
    • 転送不可の簡易書留
    • ハガキの受け取りで会員登録完了
    • 本人確認コード等の入力は不要

 

本人確認資料として使えるもの

  • マイナンバーカード
  • 運転免許証
  • パスポート
  • 在留カード
  • 健康保険証
  • 印鑑登録証明書

 

マイナンバーの扱い

  • マイナンバーの提出が必須
    • 会員登録後でも可
  • 有効な書類1点をオンラインで提出
    • マイナンバーカード
    • 個人番号通知カード
    • 住民票の写し

 

提携銀行

  • みずほ銀行
  • 出金手数料は無料

 

所要日数

  • ハガキ到着まで僕は1週間かかりました
  • 混んでなければ3営業日で届くそうです

 

会員登録の注意点

入金時の注意

  • 本人名義以外の口座からの入金は不可
  • 本人名義であれば会員登録時に登録した口座以外からでも可
タロウさん
タロウさん

会員登録の注意点でした!

●公式サイト:Funds

Fundsのまとめ

Fundsのまとめのタイトル画像

最後に要点をまとめます。

Fundsはどんな業者か復習です!

 

Fundsのポイント

Fundsのポイントは以下の通りです。

  • 主なデメリット
    • 元利保証がない
    • 利回りが低い
  • 主なメリット
    • 借り手の大半が上場企業
    • 広告目的 → 安全性が高まる
    • 投資しやすい
  • 注意点と対策
    • 非上場企業の案件もある
    • 広告目的でない案件もある
    • 利回りが低い
    • 上場企業案件に絞る
    • 銀行に預けるくらいならFunds

 

Fundsを活用しよう

Fundsのサイトの画像

借り手が上場企業中心で広告目的での利用のため、安全性の高さは業界屈指です。

しかも、人気業者の中で最も投資しやすい

クリック合戦とは無縁です。

右田さん
右田さん

無理せず投資できる!

 

利回りが2%台前半と低いですが。

銀行の普通預金に比べれば2千倍です!

10万円を1年預けると、

預け先 利率 利益
銀行の普通預金 0.001% 1円
Funds 2% 2,000円

銀行は1円、Fundsならば2,000円。

どちらを選びますか?

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「他の業者はどうなんだろう?」
この他のソシャレン、クラファン業者の徹底解説記事は↓コチラです!
その業者で投資して大丈夫?
リスクや悪いところも含めて現役投資家がホンネで語ります。 ソシャレン、クラファン各社の徹底解説記事です!

コメント

部分当選

ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングの募集には、早い者勝ちの先着方式の他に、応募した人の中から投資できる人を抽選で決める抽選方式があります。

抽選方式では、50万円で応募して当選したら50万円投資できるのが基本です。

しかし、50万円の内、30万円分だけ当選する(=30万円だけ投資できる)こともあります。

これが部分当選です。

当選者の最後の1人が残額を割り当てられて部分当選になる場合の他、多くの人を当選にするために業者が全員を部分当選にする場合などがあります。

デビュー案件

業者が運営を開始後、初めて募集する第1号案件のことを、このブログではデビュー案件と呼んでいます。

このブログが独自に使っている用語であり、一般用語ではありません。

デビュー案件は一般に安全性、利回りともに高いことが多いです。

また、運営開始直後で会員がまだ少ないため、競争率が低く投資しやすいです。

デビュー案件はおすすめだと僕は思っています。

軍用地案件

軍用地案件はソーシャルレンディングのPocket Fundingが扱っている案件です。

担保が投資用不動産として人気が高い軍用地であるため、元本をほぼ確実に回収できることから、安全性が非常に高い人気の案件です。

なぜ、軍用地案件で元本をほぼ確実に回収できるのかは、この狭いスペースでは説明できません。

3分で読めますので、こちらの記事を参照してください。

軍用地案件の安全性が高い理由

1棟アパート、1棟マンション

不動産クラウドファンディングで「1棟アパート、1棟マンション」という表現を使う場合、アパートやマンション丸々1棟が投資対象であることを表します。

逆に投資対象が部屋単位である場合は「区分マンション」という表現を使います。

(区分アパートというのは聞いたことがありません)

海外案件

ソーシャルレンディングでは投資家のお金を借りるのが海外の企業であったり、借り手が日本企業であっても資金使途が海外企業への出資であるなど、投資家のお金の最終的な行先が海外である案件を海外案件といいます。

不動産クラファンでは投資家のお金で取得するのが海外の不動産である案件を海外案件といいます。

一般に海外案件は利回りが高い一方、海外ゆえにリスクが高くなることが多いです。

投資においてリターンとリスクはワンセットであり、ハイリターン・ローリスクはありえません。

初心者は海外案件には手を出さないことを強くおすすめします。

分散投資

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで分散投資とは、利用する業者や投資する案件、案件のタイプなどを集中させず、複数に分ける投資手法のことです。

例えば、ソシャレンで1つの業者だけを使っている場合、その業者が倒産するとすべての資産を失うことになります。

また、不動産クラファンで東京の物件だけに投資していると、東京の地価の下落が全投資額に影響を及ぼしますよね?

分散投資をすることで大きな被害を防ぎ、万が一の場合でも被害を小さく済ませることができます。

事故

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで分配金の支払いや元本の償還が遅れたり、元本が戻ってこなくなるなどのトラブルを、このブログでは「事故」と表現しています。

業者

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングの運営会社のことを、このブログでは「業者」と呼んでいます。

FundsやCREAL、バンカーズ、いずれも業者です。

Fundsのサイトの画像

「事業者」という表現を使っているメディアもあります。

満了

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで募集額満額の応募が集まることを、このブログでは「満了」と表現しています。

募集額1億2千万円の案件で、応募が1億2千万円集まった状態が満了です。

満了のイメージ画像

「完売」という表現を使っているメディアもあります。

担保順位

1つの担保に複数の貸し手がいる場合の、貸したお金を回収する優先順位のことです。

例えば、評価額1億円の土地を担保に3者が下のように融資したとします。

担保順位 貸し手 融資額
第一順位 悪徳銀行 6千万円
第二順位 腹黒信金 2千万円
第三順位 山田さん 1千万円

借り手が返済できなくなり担保を処分するも、8千万円でしか売れなかった。

この場合、まず悪徳銀行が6千万円を回収、次に腹黒信金が2千万円を回収します。

第三順位の山田さんは1円も回収できません。

ソシャレン業者の担保順位が低い場合は注意が必要です。

源泉徴収税

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングでは、業者が20.42%の所得税を引いてから投資家に分配金を支払います。

この20.42%の所得税のことを源泉徴収税といいます。

引かれた源泉徴収税は業者が税務署に納めます。

壁芯面積

マンションの部屋の面積を測る際に、壁の中心線を基準に出した面積を壁芯面積といいます。

一方、我々が普通に使う壁の内側の線を基準に出した面積は内法面積です。

壁芯面積と内法面積の説明図

1口単位と最低口数

1口単位とは投資できる金額の単位です。

例えば1口=10万円の案件では、20万円、70万円と10万円単位で投資できます。

ですが、13万円や99万円では投資できません。

最低口数とは投資する際に最低限必要な口数です。

例えば以下の案件の場合、

  • 1口単位:1万円
  • 最低口数:2口

最低2万円から1万円単位で投資できます。

右田さん
右田さん

2万円の次は3万円だよ。

こんな感じに別ウィンドウが開き、ここで用語の解説などをします。

右下の「close」か別ウィンドウの外の部分をタップすると、別ウィンドウが閉まり記事に戻ります。

不成立

不成立とは案件の募集を行ったが、事情により案件を実行できなくなることです。

例えば、応募が最低成立金額に達しない場合、案件を実行できず不成立となります。

また、不動産クラファンで応募は順調に集まっていたものの、取得予定だった不動産に不備が見つかったため取得が中止になり、案件が不成立となることもありえます。

逆に成立は応募が集まり案件を実行できるようになることです。

最低成立金額

例えば、ソーシャルレンディングで「投資家から5千万円集めて企業に貸す」という案件があるとします。

この案件を募集して10万円しか集まらなかったら、ぜんぜん足りないので貸せませんよね?

でも、不足が数百万円ならば、その分は業者が自社で資金を出して合計5千万円とし、企業への融資を実行できるかもしれません。

そこで、業者が募集の際に「4千万円以上集まれば、満額集まらなくても不足分は自社で負担して融資を実行します」と約束します。

この場合の4千万円が最低成立金額です。

つまり、最低これだけ集まれば案件を実行しますよというラインのことです。

貸付金利

ソーシャルレンディングでは投資家から集めたお金を企業などに貸し、得られた利益を投資家に分配します。

例えば、企業に7%で貸し、ソシャレン業者が利益を2%取り、5%を投資家に分配します。

ソーシャルレンディングの貸付金利の説明図

企業に貸す際の金利(上図の7%)が貸付金利です。

上場企業系

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングで「上場企業系の業者」とは、業者自身やその親会社などが上場企業である業者を指します。

上場企業は信用力が高いことから、上場企業系の業者が運営するソシャレン、不動産クラファンは信頼性、安全性が高いと多くの投資家に認識されています。

ただし、「上場企業系=100%安全」とは限らないので注意が必要です。

運用と運用期間

不動産クラウドファンディングにおいて運用とは、投資家から集めた資金で取得した不動産を、賃貸したり売却したりすることで利益を生み出すことをいいます。

運用を行う期間は案件ごとにあらかじめ決められており、これを運用期間といいます。

マスターリース契約

不動産クラウドファンディングでは投資家の資金で不動産クラファン業者が物件を取得し、入居者から家賃を得ます。

しかし、入居者が見つからなければ家賃が入らず、投資家が分配金を得られなくなります。

そこで、不動産クラファン業者が不動産業者と次のような契約を結びます。

  1. 不動産クラファン業者が不動産業者に部屋を貸す
  2. 不動産業者が入居者に部屋を貸す
  3. 入居者が見つからなくても不動産業者は毎月の家賃を不動産クラファン業者に払う

マスターリース

これがマスターリース契約です。

マスターリース契約により投資家は入居者が見つからないリスクから隔離され、投資の安全性が向上します。

部分当選

ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングの募集には、早い者勝ちの先着方式の他に、応募した人の中から投資できる人を抽選で決める抽選方式があります。

抽選方式では、50万円で応募して当選したら50万円投資できるのが基本です。

しかし、50万円の内、30万円分だけ当選する(=30万円だけ投資できる)こともあります。

これが部分当選です。

当選者の最後の1人が残額を割り当てられて部分当選になる場合の他、多くの人を当選にするために業者が全員を部分当選にする場合などがあります。

借り手企業

ソーシャルレンディングでは投資家から集めたお金を、ソシャレン業者が企業に貸します。

投資家のお金を借りるのが借り手企業です。

ソーシャルレンディングの仕組み

そして、借り手企業が支払う利息が、投資家が受け取る分配金となります。

一方で、借り手企業が倒産したり返済不能になると、投資家のお金が戻ってこないことも。

ソーシャルレンディングのリスク

ですので、ちゃんと返済できるのか?ソーシャルレンディングでは借り手企業の見極めが非常に重要です。

満室賃料

満室賃料とは、その物件が満室の場合に得られる想定賃料のことです。

全4室の1棟アパートで、各部屋の賃料が以下の場合、

  • 101号室:4.5万円
  • 102号室:4.5万円
  • 201号室:5.5万円
  • 202号室:5.5万円

満室賃料は月間20万円、年間240万円です。

空室リスク

空室リスクとは投資対象物件に入居者がつかず、空室で家賃収入を得られなくなるリスクです。

匿名組合型と任意組合型

不動産クラウドファンディングを含む不動産特定共同事業は、主に匿名組合型と任意組合型に分かれます。

主な違いは一般に下表の通りです。

匿名組合型 タイプ 任意組合型
匿名組合契約 契約 任意組合契約
なし 物件の所有権 あり
少なめ 最低出資額 多め
短め 運用期間 長め
有限責任 責任 無限責任
雑所得 所得区分 不動産所得

物件が倒壊して隣接する建物に被害が及んだ場合、任意組合型では出資額を超えて賠償責任が発生します。

匿名組合型の場合は責任範囲は出資額が上限であり、最悪でも全損で済みます。

任意組合型は所得区分が不動産所得で有利なため、相続など節税対策に使われることが多いです。

不動産クラファンではほとんどの案件が匿名組合型です。

不動産特定共同事業

不動産特定共同事業は次のような事業です。

  1. 複数の投資家から出資を受け
  2. 集まった資金で不動産を取得、運用し
  3. 得られた利益を投資家に分配する

多くの場合、1億円の1棟マンションを100口の持ち分に分割し、1口100万円で販売するといった、不動産小口化商品の形を取ります。

不動産特定共同事業のうち、募集などをインターネットを使って行うのが不動産クラウドファンディングです。

不動産小口化商品

不動産小口化商品は不動産を小口の持分に分割して販売する不動産投資商品です。

例えば、1億円の1棟マンションを1口100万円の持分100口に分割し、1口単位で販売します。

仮にこのマンションで1,000万円の利益が出た場合、1口投資した人は10万円、5口投資した人は50万円を得るイメージです。

不動産クラファンの場合、持分には利益の分配を受ける権利が含まれますが、物件の所有権は含まれません。

 

デポジット口座

デポジット口座とは業者内で投資家ごとに設置されるお財布のようなものです。

デポジット口座方式の業者では、投資家は事前に銀行から業者にお金を振り込み、そのお金は業者内のデポジット口座で保管されます。

デポジット口座

そして、デポジット口座のお金で案件に投資します。

また、分配金や償還された元本はデポジット口座で保管され、投資家が必要なときに出金申請し、自分の銀行口座に引き出します。

デポジット口座

 

売却リスク

不動産において、物件が予定通りの価格で売却できない、もしくは、売却そのものができない可能性を売却リスクといいます。

売却リスクが現実化すると、投資家には次のような不利益が生じる場合があります。

  • 分配金が予定額を下回る
  • 分配を受けられない
  • 元本の一部が戻ってこない
  • 元本のすべてが戻ってこない

流動性

不動産において、売買のしやすさや、現金化のしやすさを流動性といいます。

都心の一等地など需要が高く売りやすい物件は「流動性が高い」、逆に農村の空き家など需要が低く売りにくい物件は「流動性が低い」です。

譲渡

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングで自分の出資持分(利益の分配や元本の償還を受ける権利)を、第三者に譲り渡すことを譲渡といいます。

例えば、〇〇FUNDINGで10万円投資し、それを第三者(〇〇FUNDINGを含む)に10万円(もしくはそれ以外の金額)で買い取ってもらうイメージです。

入金と出金

投資するお金をソシャレン、クラファン業者の銀行口座に振り込むことを入金といいます。

運用が終わったお金が業者から投資家の銀行口座に振り込まれることを出金といいます。

元本

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで、投資家が出資(投資)したお金のことを元本といいます。

リフォームとリノベーション

リフォーム、リノベーションともに、住宅の改修や改築を指します。

両者の違いはリフォームは「元の状態に戻す」ことであり、例えば壁の張替えや外壁の塗替えはリフォームです。

対して、リノベーションはリフォームよりも大がかりな改修、改築を行うことで「住宅の機能や価値を高める」ことを指します。

例えば、床暖房の新設や、壁を撤去して広々としたLDKへの間取りの変更はリノベーションです。

リフォームが老朽化で800万円に下がった物件の価値を元の1,000万円に戻すのに対し、リノベーションでは機能を付加して1,200万円に高めるイメージです。

分配と分配金

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで、運用で得られた利益を投資家に支払うことを分配といいます。

また、支払われる利益を分配金と呼びます。

案件

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで、募集される1つ1つの投資商品のことを案件と呼びます。

この用語は次のように使われます。

  • 〇〇業者から新しい案件が出た
  • 今度の案件は利回りが高い
  • 先週は△△案件に10万円投資した
  • □□業者は先月は3案件募集があった
  • ◇◇案件に応募したが抽選で落選した

すいません、上手く説明できなくて。

区分マンション

マンションを部屋単位で購入し投資する場合、「区分マンションに投資する」といった表現をします。

対して、1棟単位で購入、投資する場合は「1棟マンションに投資する」といいます。

独立した部屋1つ1つが区分マンションであり、面積や間取りを問いません。

ワンルームでも4LDKでも区分マンションです。

大島てる

大島てるは全国の事故物件情報を掲載するウェブサイト、及び、そのサイトを運営する会社の名称です。

先着方式と抽選方式

ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングの募集方式は2つあります。

一つは募集開始と同時によ~いどんで早い者勝ちで投資できる人が決まる先着方式です。

もう一つは募集期間中に応募した人の中から抽選で投資できる人を決める抽選方式です。

成立前書面

成立前書面(契約成立前書面、契約締結前交付書面)は、ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで案件に応募する前に確認する書類です。

確認することで応募できるようになります。

成立前書面の確認画面

案件の詳細情報や契約内容などが書かれており、契約書に相当するものだと考えてください。

多くの業者で募集開始前から確認が可能です。

サイトに書かれていない情報も多いので、事前に必ず確認することを強くおすすめします。

モニタリング

ソーシャルレンディングにおいてモニタリングとは、借り手が融資契約を守れるか、ソシャレン業者が監視することをいいます。

業者によって異なりますが具体的な作業としては、定期的な借り手企業の訪問、経営者などへのヒアリング、財務書類のチェックなどがあります。

定期的にモニタリングを行うことで借り手の異常などを早期に察知し、貸し倒れを防ぐことができます。

このため、業者のモニタリングの実施とその精度は投資家にとって重要です。

あと入金と事前入金

投資するお金を業者に入金する方法は2つあります。

一つは先着や抽選の結果、投資できることが決まってから業者の口座に振り込むあと入金方式です。

もう一つは募集開始前に業者のデポジット口座への入金が必要な事前入金方式です。

デポジット口座

デポジット口座のお金は応募した案件への出資に充当されます。

ただし、抽選に落選などで投資できなくなると、入金したお金がデポジット口座で寝ることになります。

さらに、このお金を自分の口座に出金する際の振込手数料が投資家負担の業者もあります。

投資家にとってはあと入金の方が有利です。

 

早期償還

ソーシャルレンディングで借り手が予定より早く返済したり、不動産クラウドファンディングで物件が予定より早く売れることがあります。

そういった理由で案件の運用が予定より短い期間で終わり、業者が元本を予定より早く投資家に返すことを早期償還といいます。

例えば、運用期間12カ月の予定が6カ月で早期償還になると、受け取る分配金は基本的に半分になります。

ネガティブに捉えられがちですが、業者が確実に返済できる借り手、売れる物件を選んで案件を組成した証でもあります。

分配原資

分配原資とは分配金の出どころのことです。

例えば、入居者から得る家賃から投資家に分配金を払う場合、分配原資は家賃です。

家賃はインカムゲインですので、分配原資はインカムゲインとも表現できます。

組成

案件を作ることを組成といいます。

  • 投資対象は緑町ハイツ102号室で
  • 利回りは4.5%で
  • 運用期間1年
  • 募集総額2,300万円の案件を作る

こうやって案件が出来上がります。

組成 → 募集 → 運用開始 → 運用終了 → 償還

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングの案件はこのような流れで運営され、その最初の段階が案件の組成です。

元本毀損

元本毀損(元本割れ)とは投資したお金の一部、または、すべてが戻ってこなくなることです。

例えば、不動産クラウドファンディングで2,000万円で取得した物件が1,500万円でしか売れなかった場合、元本の一部が戻ってこないことがあります。

また、取得した物件が地震で倒壊し売れなくなった、ソーシャルレンディングで借り手企業が倒産したなどで、元本の全額が戻ってこないこともありえます。

クラファン案件の管理手数料

不動産クラファンで区分マンションなどが投資対象になる場合、物件の入居者募集や家賃徴収といった管理業務が行われます。

これらの業務は業者または外部の不動産業者が代行し、そこでは管理手数料が発生します。

案件の利回りはこういった手数料や経費も差し引いた上で計算されたものです。

ですので、投資家が管理手数料を別途支払う必要はありません。

優先出資と劣後出資

不動産クラファンでは一般に投資家と業者が共同で出資し、物件を取得します。

例えば、投資家が2,400万円、業者が600万円出資し、3,000万円の物件を取得するといった感じです。

出資者 出資額
投資家(優先出資) 2,400万円
業者(劣後出資) 600万円
出資総額 3,000万円

この時、投資家分の出資を優先出資業者分の出資を劣後出資といいます。

なぜ、そのような言い方をするのかなど、詳しくは下記記事を参照してください。

優先劣後出資方式と劣後出資比率

キャピタルゲイン型

不動産クラファンの案件は大きくキャピタルゲイン型とインカムゲイン型に分かれます。

投資対象物件を売却した際の売却益を分配原資(分配金の出どころ)とする案件がキャピタルゲイン型です。

一方のインカムゲイン型は運用期間中の家賃収益を分配原資とします。

なお、売却益と家賃収益の両方を分配原資とする併用型の案件もあります。

自社買取

不動産クラファンでは運用期間の最後に物件を不動産投資家など第三者に売却するのが一般的です。

しかし、何らかの事情で売却できなかった場合、自社で物件を買い取ることがあります。

売却できずに元本が戻ってこないところが、業者が買い取ることで元本が戻ってくることになるので、自社買取は投資家にとってメリットです。

インカムゲイン型の案件では、最初から自社買取の予定で案件を組成することもあります。

劣後出資比率

不動産クラファンでは一般に投資家と業者が共同で出資し、物件を取得します。

例えば、投資家が2,400万円、業者が600万円出資し、3,000万円のマンションを取得するといった感じです。

このとき、出資総額に対する業者分の出資額の比率を劣後出資比率といいます。

さきほどの例では20%です。

出資者 出資額 出資比率
投資家 2,400万円 80%
業者 600万円 20%
合計 3,000万円

そして、劣後出資比率が高いほど安全性が高まります。

右田さん
右田さん

数字が大きいほど安全だよ。

なぜ高いほど安全なのか?

詳しくは下記記事を参照してください。

優先劣後出資方式と劣後出資比率

償還

案件の運用が終わり、業者が元本を投資家に返すことを償還といいます。

クリック合戦

募集が先着方式の案件では、投資できる人が決まるのは早い者勝ちです。

このため、人気の案件では募集開始と同時に応募が殺到します。

この状態をクリック合戦といいます。

信託受益権

信託受益権とは信託財産から発生する利益を受け取る権利のことです。

詳しくは↓こちらの記事を参照してください。

信託受益権とは?(別タブで開く)

信託受益権とは?(今開いているタブで開く)

抵当権と根抵当権と極度額

抵当権とは借り手が返済できなくなった時に担保を売却し、その代金から他の債権者に優先して返済を受ける権利です。

抵当権は1つの借り入れに対して設定されるため、返済時点で消滅します。

これに対し根抵当権ではあらかじめ融資の上限額を設定し、その範囲内であれば何度でも融資と返済が可能です。

その都度、抵当権の設定登記を行う必要がないため、企業への融資などでよく利用されます。

極度額は根抵当権の融資上限額のことです。

債務履行

まず、「債務」とは他人に対し何らかの行動を行う義務のことです。

そして、債務を実際に行うことを債務履行といいます。

ソーシャルレンディングの場合、借り手(債務者)が利払いや元本の返済をすることや、連帯保証人が借り手に代わってそれらを行うことが債務履行にあたります。

逆に、借り手が経営悪化などに至り、利払いや元本返済をしない(できなくなる)ことが債務不履行です。

LTV

ソーシャルレンディングで使われる用語で、担保評価額に対する融資額の割合をいいます。

例えば、1億円の土地を担保に8千万円を融資する場合、LTVは80%です。

担保が評価額通りに売れるとは限らないため、LTVの数字が小さいほど安全性が高いとされます。

資金使途

ソーシャルレンディングで業者から借りたお金を借り手が何に使うかを資金使途といいます。

延滞

ソーシャルレンディングで借り手が期限内に返済できなくなることを延滞といいます。

また、ソシャレン、不動産クラファンで分配金の支払いや元本の償還が予定より遅れている状態を延滞と呼ぶことがあります。

業者や投資家によっては「遅延」という表現が使われることもありますが、意味は同じです。